小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月13日

 

 

 

 

白「すやー。」すよすよ

 


千様「白君って 
龍脈と繋がってるから 体に負担かかって眠いぽいのは解ったけどー。

別に夜は早寝なワケでも無いのよねー」

テオドール「そう言えば
毎度私のが早く眠気が来ている様な」ふむ。

 


家康「テオちゃん。吸血鬼なのに 夜寝るのが当たり前になったねえ」しみじみっ

吸血鬼「人間にも朝型と夜型が御座いますし
それと似たような物かと」


粋「お前はそれで 灰になりまくりだけどな
そいや 意外と夜更かしだよな兄貴。

何してんのか知らねえけど」ふむ。

 

千様「毎年の事だけどー
この時期特に夜更かしなのよねー」

テオドール「へ?時期的な物に御座いますか?」

 


一同(ホントに 夜更かしして何してるんだろう) じーっ

白「すやー。」すぴー

 


テオドール「・・まあその、
突然 Jr.を連れて来られても
全力で子守りを致します所存ではありますが」

家康「テオちゃん?
えらく話が飛躍してない?」

粋「つーか。人の身内を 発情期の動物扱いやめてくんね?」

 


千様「無いと思うわ
花より団子な子だし。
何より、そんななら さっさと周りの女の子達とくっつくなりしてると思うわー」

粋「いや。俺が兄貴でもあのメンツはちょっと」

 


九尾「どういう意味じゃい こわっぱ」ずるるっ

粋「床下から出てくる辺りがだよ
変態ストーカー狐。」

 

 

テオドール「今ちょい ややこしいんで引っ込んどいて下さいませ
1足先にサマーカットに致しますよ」ほれっ

呪い人形ブリュンヒルデ桃子「グガッ!」
ハサミしゃきんしゃきんしゃきんしゃきんっ


九尾「Σうおおもはや完全に使い魔!!」ひえっ

テオドール「失礼な
お友達に御座います。」

 

 

家康「九尾ちゃんは置いといて

色恋沙汰じゃないと思うよ?
ああいう子は いざ転ぶと解りやすいから」ねっ

粋「いや、解りやすい兄貴もそれはそれで嫌なんだけど」

 


千様「じゃ ためしに

はいはい。白君起きてー
風邪ひくわよー」ゆさゆさぺちぺちっ

白「んー。馬鹿だからひかないって」目こすりっ

 


千様「先手必勝。
それっ」

裾ちらりっ。


粋・家康「Σぶっ!!」

 

 


白「・・・・発情期か?」うわ


千様「オッケー 違うみたいよ。
てめえ何してんだと言わんばかりの眉間の皺よっ」ふっ

 

粋「Σそこまで嫌がらなくても!!」

千様「そうよね。
お姉さん 今のはちょっと泣きそうだわ」

家康「Σ傷つくくらいならやんないの!!」ああもうっ

 

テオドール「と言うか
どんなであれ、オスなら多少は嬉しく思うと思うのですがね
本能的に」

ブリュンヒルデ桃子「ぐがっ?」

テオドール「そう言う物なので御座いますよ」焼き菓子ぽしぽしっ

 

 

九尾「お主も年頃の割に 全く動じとらんような」

テオドール「千様さんは 普段からあちこちはみ出そうな格好に御座いますし

そもそも 私、子供時代の居候先がサキュバスの家に御座いましたからねえ」遠い目っ

 


家康「まさかのテオちゃん
色々と慣れてた」わお。

 

粋「俺も 人間だけどそんな感じの姉ちゃん等に育てられたから 結構慣れてるけど?」

千様「Σうっおそう言えば 意外!!」ひえっ

 

 

蒼月「ひょっとして 魔王サマが下僕達より純情オチ?」ぷぷーっ

白「何の話しか知らないけど
燃やすぞ。」

 

 


ーーーーーーーーー

 

 

 

【夜】

 


千様「やっぱ こう言うのは実際この目で確かめるのが1番なのよねー
聞いて教えてくれる子じゃないし。」こそっ

九尾「おのれ どこの女じゃ!わちのだーりんをっ」くううっ


蒼月「つか 九尾ちゃん。
ストーカーしてんのに 解んないの?」

九尾「わち、日の入りと共に寝る良い狐じゃもん」
こんっ

 

粋「狐って 夜行性じゃねえの?」

家康「人の世に紛れて生きてる時が長過ぎたんじゃない?

Σあ。ほら 白出て来た!」

 

 

粋「どこ行くんだろ」じーっ

テオドール「万一変なのに引っ掛かっておられるなら
私 悪役になってでも」ぐぐっ

家康「うん。五寸釘やめよう。
事案だから」ね?

 

蒼月「あ。ほら行っちゃうよ?」

粋「Σうお。ぴょーんて早っ!

俺らも急

 

 

ぶらんっ。


粋「へ?

Σひっぎゃあああああーーっ!!!」ひいいっ

 


千様「Σちょ 何!?」

蒼月「変なお面つけてる!
何こいつ!」

九尾「おい!小僧失神したぞえ!」


テオドール「いつもの事に御座います

はっ!まさか我が主は 毎夜コイツと!」


能面ぴょーん!

 

 

テオドール「ド偉いマニアックな逢い引きに御座いますねえ」うわ。

白「凄い嫌な誤解してないか?」

 

テオドール「Σうお バレまして御座います!!」

白「なんでバレないと思った」

 


千様「てか何!アレいったい何!?」あわわっ

 

白「さあ?何なんだろ」はて。

テオドール「ワケのわからん物を毎夜追いかけてるので御座いますか!?」

白「ワケが解らないから 捕まえて、正体突き止めようとしてるんだぞ」

テオドール「Σそう言う事だったので御座いますか!」成る程っ

 

 

家康「ん?ちょい待って
毎年? 春に出るの?

でもって この家の周りって晴明さんの結界張られてなかった?」

 


石燕「晴明さんの結界は 人間が寄り付きにくくする為のもんっす

妖怪も基本は鳥居の下通って普通に入れば 問題なく行動出来るっすよ」

白「じゃなきゃ 俺等も困るだろ」むう。


家康「色々と成る程。
てか石燕ちゃんも お手伝いしてたの?」

石燕「年単位で魔王から逃げ続けてんのが どんな妖怪か知りたいっすからね

久々具現化! がしゃどくろ!!」

紙からずもももっ!

 

白「桜散るから程ほどにな。」

 

 

蒼月「ダメじゃん
がしゃどくろデカくてトロいから ひょいひょい逃げられてるし」

石燕「追い込み漁っすよ
白さん!」

 


白「また逃げられ あ。足が滑った」


どむっ!!

 

千様「Σ桜ーーっ!!」ひええっ

 


家康(嘘でしょ

妖怪で 白が本気で年単位で捕まらないって)えええっ

 

白「やっぱ 燃やすか」ぼぼっ

石燕「はい。イライラしねえす。

ここでやったら 家も山ごと丸焦げっすよー。」どうどうっ

 

家康(前言撤回。
本気出すに出せないのか) 

 

 

テオドール「加勢致します!
スピード勝負ならお任せ下さい!」血液アンプルぐびっ

千様「Σあ。ちょっとテオ君!?」

 

コウモリ羽ばさあっ

ひゅんっ。

 

 

能面「・・。」ひょいっ

テオドール「Σのわー!!」どしゃあああ!

 


蒼月「うわ。桜に突っ込んだ。」

石燕「この山 マジではげ山になりそうっすねえ」うわー。

 

 

白「何なんだろうな
毎年毎年。

悪気はないぽいし、魄哉もほっとけって言うし」むう。

家康「へ?そうなの?」

 

白「うん。バカラスもガン無視だしな
それで余計気になって 追いかけてるけど 捕まらないし」むう。

千様「それは気になるわねえ
何なのかしら」ふむ

 

 

蒼月(ん?さっきから あの能面。)おや

 

石燕「ん?どしたんすか?」

蒼月「いやーなんかさ

捕まりそうになると 避けるって言うより」

石燕「ん?」

 

 

粋「あれ。 
なんか 空気でひらって押し戻されてね?」

蒼月「Σうお 起きてた!」びくっ


粋「怖えから 倒れたまんまのフリして見てたんだけど

ひょっとして あれって」

 

 


魄哉「おや、意外な子が気がつきました?

白君も石燕さんも 単体の何かの化生なら 簡単に見抜けるんでしょうがね。」

石燕「つまり 何かの集合体。

 

春のみで この山っすし
桜っすか アレ」わお

一同「Σえ」

 

 

 

魄哉「お。さすが正解です。

桜の花も遊びたいみたいでして」にこにこっ

千様「アンタねえ。
年単位って 教えてあげなさいよおー。」ほんとにもー

 

魄哉「だって白君
正体解ったら興味なくしそうじゃないですか」

 

 

 

能面ぴょーい。


白「ひらひら面倒臭い奴だな」イラッ

テオドール「おのれチョロチョロとっ!」ボロッ


家康「確かに 意地になってるから 全力で遊んでくれてるけど」ああうん

 


白「やっぱ燃やすか」炎ぼぼぼっ

 

千様「そろそろネタバラシしないと 遊ぶどころじゃ無くなると思うの」

魄哉「ですね!

白君ストップ!ストーップ!!」ひええっ


粋「つか よく年単位持ったよな兄貴。」

蒼月「変な所 根気あるよね あの人」うん。

 

 

 

彬羽「煩いぞ。
夜は静かにしろ」すたすたっ

 

 

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