小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月31日

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【台所】



家康「あー 今年もどうにか片付いたねえ
大丈夫?」

彬羽「眠い。」きっぱり。

家康「うん。おせち作りは手伝ったらダメだと思うし ごめん頑張って」


粋「はいよ 火鉢でごまめカラッといったぞー」小魚ざららっ

彬羽「助かる じゃ次はこっちの棒ダラの水を表で捨ててきて貰えるか」

粋「Σまたデケエし冷たそうな Σうお臭っ!

九尾「おお!素敵な生臭さ 食欲をそそ

白「とってこい。」

ごまめ1匹ぽーい!

九尾「コーン!!」すたたたたっ



障子ぴしゃん

白「よし。」

晴明「あれが狐族の生きる伝説 か。」複雑。


千様「えー閉め出しはさすがに可哀想じゃない?」

粋「いや そもそも不法侵入してるストーカーなんだけど」

千様「Σ忘れてた」はっ




小太郎「テオ バレバレだぞ」わおんっ

テオドール「Σだだだって要は主を慕う下僕に御座いますよね!?」ぎくうっ

九尾「えー あ、うん。そんな感じじゃ」裏口からどっこらせ




魄哉「さて、彬羽君代わりますよ
おせちなら作り慣れてますし」ひっく。

彬羽「いやそっちで飲んでろ
一年の政務でヘトヘトだろ」栗きんとん練り練りっ


魄哉「いえ見てて寒そうで 気が引けると言うか酔いも冷めると言うか」困惑っ

白「なんでお前 夏と同じ格好なんだ」むう。

彬羽「外出る時は 一応襟巻きくらいしてるが?」

蒼月「うんあの真っ赤なペラい奴ね
アレ1枚って意味あんのか疑問だよ」


粋「筋肉で寒さ遮断?」

家康「おかえり。お前は彬羽を何だと思ってるのかな?」

シロ「お前やたら筋肉筋肉言うが こやつはさほど筋肉ダルマでは無かろうが
どっちかと言えばそのイメージは酒呑童子だろ」


千様「あら。彬羽君着痩せするタイプだから 脱いだら凄いわよ」しれっ

一同「Σなんで知ってんだ!?」



家康「悲報。栗きんとんの栗が粉砕されました」あちゃー。


彬羽「何で知ってんだ」

千様「おほほほほっ やーね。居候仲間じゃないその気になればいつでもねー?」おほほほっ

粋「姉ちゃんちょいちょい怖いよな」栗きんとん練り練り

白「からかって楽しそうな奴にしかセクハラしないから大丈夫だ。」しれっ

テオドール「成る程 絶対被害に遭わさそうに御座いますね」納得。



シロ「何とはしたない」引きっ

千様「あら、シロ君居たの?」

シロ「うむ。先程からひたすら数の子の薄皮を剥いておる」

粋「あーそれ面倒だよな」苦笑。


家康「あれ?天海は
さっき台所やる気満々だったけど 厠?」きょろっ


石燕「立ち上がろうとしたら足ツッて身動き取れなくなってるっす」

魄哉「りょ 両足こむら返りとはっ」ぐううっ

蒼月「そりゃあんな長時間正座で仕事してりゃあね」あーあ


家康「うん。お疲れ様 介助要る?」わおー。



千様「やーねジジイは
やっぱ若い子が良 Σうわちょ一二三ちゃん何なにっ!?」
一二三「おら此処座るだ」座布団ずいっ

粋「へ? いや火鉢の前来いよ そっち寒いぞ」



一二三「子供は風の子だべ。」けっ


一同(Σ台所への通路を塞いだ!!)

魄哉「保護者をセクハラ被害から護る狛犬ですか」こむら返り継続中。


彬羽「すまん一二三

狭い」きっぱり。


一二三「Σ!」がーん。


蒼月「うわ酷っ」

彬羽「は?」

テオドール「おそらく先程の千様さんの冗談を真に受けて
彬羽さんに近付けまいと頑張っておられるのだと」

彬羽「Σそうなのか!?」えええっ

一二三「鈍いだ。」きっぱり

蒼月「Σ幼女強い!!」

彬羽「そうか。こんな異常な環境でも お前はまともに育ってくれて居るか」ちょっと感動っ




石燕「いやあれ 私の男に手を出すな的なアレッすよね?」ひそひそっ

粋「うん。後10年したら落としに行くとか言ってたし」

蒼月「普通ガキの感覚なら1年でも長いだろ
あの子 なんでんな長期計画たてれんの?」ええー。


白「なんか 時々お前可哀想なのかもなって思えるな」しみじみ

彬羽「何がだ?

しかし そんな気遣いが出来るとはお前も大きくなったもんだ
その何だ ・・友達を作るのは良いが 色々と気を付けろよ」


家康「いや何の心配してるの」

千様「ストレートに彼氏出来たら連れてこい キッチリ泣かすでいいんじゃないのー?」

粋「Σ姉ちゃん しーっ!!」




一二三「かれし?」へ?

彬羽「まあそんな所だ
その 大人の意見としては 遊び人はやめとけ、真面目が一番だ
そして女は派手なものにひっかかりやすいらしいが 経済力、生活力 その他諸々 自分の為を思うなら確実な奴を選べ 今は理解出来なくてももう少し大きくなったら解
挿音「お前 推定6歳児にどんだけガチ話してんだよ」ドン引きっ



魄哉「おや お帰りなさい」まだまだこむら返りっ

挿音「おう。連れて来 何してんの?親父」

飛天「あーこむら返りか
ちょい見せてみ?」ひょこっ


小太郎「あれ?飛天呼びに行ってたのか?」わおんっ

飛天「今日の深夜には京に戻るんだけどな それまでどんちゃんしとけって言われてなー
あー ちょいこのまんまふくらはぎ温めよっか」てきぱきっ

蒼月「アンタ マジで医者だったんだね」

飛天「何だと思われてたのかな?」





一二三「さっきの話だけんど 大丈夫だべ。

条件全部クリアだ」にぱっ

彬羽「Σちょっと待て どこのどいつだっ!!」くわっ


一同(お前だ。)


シロ「落ち着かんか Σうわ かまぼこが板ごと真っ2つっ
ん?何だ?」

彬羽「いや 真面目で派手では無いが 生活力、経済力は無理が有るか」うーん。
シロ「Σ疑うな!誰が幼児に手を出すか!!」むかっ



テオドール「あの そもそもシロさんは見た目より年齢が上ですので「Σ喧しわ! まだ身長ネタを引っ張るか!!」

テオドール「Σ助け船を出したのに!」がーん。

粋「あーもうやめろよお前ら」ゴマごーりごり


テオドール「八つ当たりはやめて下さいませ!この際だから言わせて貰いますがっ
毎度白さんにカウンター貰って撃退されるの リーチが短いせいとか言い訳こいておられましたがねっ
ぶっちゃけ さほど長さ変わりません!!」くわっ



白「」 ばりんっ

千様「あら、白君の真ん前の湯呑みにヒビが」

粋「Σ兄貴いいいいっ!!」ひいいっ


テオドール「よって 言い訳が苦しゅう御座います!そもそも負けた言い訳等武士としていかがなものですかっ」うがあっ

蒼月「いかがも何も お前の主に流れ弾クリーンヒットしたよ」あーあ





石燕「白さんが今年になってどっちかと言うともちょっと欲しかった身長とか、カナヅチとかに過敏になったのって
悪気無くメンタル抉り倒すテオさんのせいじゃないっすかねえ」うーん。

家康「あー言われてみれば
ま、いいんじゃない? 毎度すぐ忘れるし」



コマ『そろそろ春一の皆さんも 忘年会に来られる時間です

という事で どうどう。』よーしよしよしカタカタっ
白「別に身長とか気にしてないし」ふんっ

鏡子「あのー でしたらお正月前に食器破壊やめましょ?火の気漏れてます漏れてます」 どろんっ


魄哉「食器なら倉庫に沢山あるんでセーフです

はー。やっと治りました」ほっ

蒼月「いや うちの倉庫のって。 高確率で国宝レベルじゃん 使えないよ」






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家康「Σ皆酔いつぶれるの早っ!!」

死屍累々っ


石燕「大晦日までお疲れだったっすからねー」あーあ。


家康「あれ?石燕ちゃんは意外と酒に強いとか?」

石燕「いやいや 何せモヤシっすからね
暴飲暴食したら即バテるんで 控え目にしてるんすよ」

家康「あーそりゃ健康的だ

で、晴明さんは?」

石燕「厠に行ったきり帰って来ないっすねえ
弱いのに飲むからっす」

家康「彬羽の話だと そもそも犬猫には酒を分解する機能が無いらしいよ?」

石燕「Σげ。 狐って犬の仲間っすよね!?」えええっ

家康「弱いんじゃなく 飲んじゃダメなんだろうなあ

さーて。 行ける?」銃じゃこんっ

石燕「はあまあ。
鼻血出ない程度にっすが」毛有毛現の筆すちゃっ


家康「うん やめてね。
無理すると鼻血どころか耳やら目やらから血吹くからね?

ほんじゃ暴れ納め行きますか」よっこいしょっ

石燕「大人しく家で除夜の鐘聞いてろってんすよ!
これだから人間は無粋で嫌いなんすよ!」
家康「Σホイホイ刺客呼び寄せてごめんね!!」


石燕「問題ないっす! 出でよガシャドクロ土蜘蛛 えーと陰陽刑部狸?」具現化バチバチ

家康「Σ大物3体同時!?」えええっ

石燕「年末大サービスっす


ひっく。」


家康「Σ大概酔っぱだよね!?

お願いだから元気で新年迎えようねっ!!」










2021年 12月31日



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