粋「家康!雨漏り雨漏り!!そこ退けそこー!!」鍋がちゃがちゃっ
家康「なんかもう 良く吹っ飛ばされるから畳とか今更感が
「Σうっせえ畳1枚いくらすると思ってんだよ!居候なんだから無駄でも何でも気い使えよ!!」うがあっ
挿音「建て直しても修理しても即ガタ来るとかやってらんねえわ」キセルすぱーっ
彬羽「荒っぽい奴が多くてすまん」やれやれっ
千様(彬羽君。 でかいし馬鹿力だから生活してるだけで頭ぶつけたり大黒柱ヒビいったりで1番壊してるのよ
言えないけど。)ふっ
テオドール「あれ?徳川組 今日はお休みに御座いますか?」座布団避難よっこらしょっ
魄哉「この大雨の中 僕が出勤すると無駄に登城しなきゃいけない人が出てきますからねえ
安全の為、江戸城住み込みの人以外は来んなって御触れ出してます」
挿音「住み込みの奴等もガキじゃねえし 城にゃ蓄えも有るし
1日くらいどうにかすんだろ」
一二三「幕府もビビる大災害なんだべな」うわ
彬羽「水は洒落にならんからな。
ドブなんかにも近寄るなよ?」
一二三「はーい。だ」挙手っ
テオドール「水と言えば」おや。
白「雨の日眠い」あくびくわっ
蒼月「うわー。だらけてるだらけてる」
粋「芝居小屋も急遽休みになったしなあ
無駄に出勤してずぶ濡れになって拗ねてんだよ」
家康「この子水嫌いだからねえ」苦笑。
石燕「雨はあっしも嫌いっすよ。体の節々が痛くなってキッツイっす」いててっ
魄哉「石燕さん。それ 確実に凝りです。
1日中籠って机に向かってんで全身バッキバキです」
千様「はい。凝りほぐしなら 殿ゴーよ。」どうぞっ
家康「はーい ちょっと痛いよー」指ばきぼきっ
石燕「Σえ。ちょ
たんまたんま! 嫌な予感が
魄哉「大丈夫ですよー。
整体って人体良く知ってないと出来ませんし
その辺殿はこんなでも色々有段者ですから 何処をどうすりゃ壊れれるかもその逆も知って 「Σ尚更怖いんすけど!
Σッギャアアアーーッ!!」
ばきぼきべきごききっ
蒼月「雨の室内でも柔軟くらい出来るもんね」いそいそっ
彬羽「血流さえ良くなりゃ凝りはほぐれるものだしな」目そらしっ
間。
石燕(スッキリしたのに なんか大技かけられた気分っす )ぐったり。
家康「いやー ほぐしがいが有った。」ふうっ
テオドール「見事な腕ひしぎ逆十字固めに御座いましたねえ」
粋「すっげー あのバキバキ石燕が。
技術勿体ねえし診療所でバイトでもしたら?」
彬羽「やめろ。病人がさらに入りにくくなる」
蒼月「つか 公務員てバイト駄目だろ」
家康「将軍って公務員?」
蒼月「さあ?」
与一「Σうっお。石燕何事だ!生きとるか!?」ひえっ
石燕「アンタが消滅してないって事は生きてるっすよ
つか 元気になったはずなんすがね」ぐたりっ
与一「Σ意味が解らん!!」
魄哉「そう言えば石燕さん
頼んでた件ですが」あのー。
石燕「それ言いに来たんすよ」はーどっこらせ
蒼月「? 何かあったの?」
シロ「ここで問題だ
この文字はなんと読む?」紙ほれっ
粋「Σば、 ばんさん?」ええっ
シロ「気持ちは解るが違う。
何故に昼から夕飯の話だ」むう
彬羽「饕餮『トウテツ 』か?」ふむ。
シロ「即答さすがだな。」おお
テオドール「画数が多い文字に御座いますねえ」うわ。
蒼月「ん?あれトウテツって確か
え?このタイミングでって事は」ちらっ
魄哉「はい。この大雨、妖が関わって居ると見て間違いなしです」
蒼月「Σあっさり言うなよ!
つかトウテツってマジ洒落になんない 珍獣中の珍獣つか最悪の奴じゃんかよ!!」
粋「あの、トウテツって何?」えーっと。
彬羽「大陸の伝説上の妖怪でな。
昔最凶最悪で名を馳せた 4匹の化け物が居たらしいんだが その1匹だ」
テオドール「Σジャパニーズあるある悪の四天王!!」おおおっ
彬羽「緊張感無くなるからその呼び方はやめろ」
家康「えーと。つまり
そのトウテツさんが この国に来てると?」
魄哉「少なくとも上空に何かは居ます。
しかし千年妖怪の僕でも何か解らないんで 石燕さんに霊視して貰ったんですが」うーん。
石燕「視えはしたんすがね。
なんせ伝説しか手がかりないんで推測っす
けど、調べて特徴が当てはまるのって言ったら トウテツなんすよねえ。」うーん。
一二三「つまりー
大陸の伝説の妖怪が この国乗っとりに来たんだべか?」えーと。
一同(Σ雨漏りで大騒ぎしてる場合じゃないんじゃ!?)はっ!
彬羽「トウテツだか何だか知らんが 少なくとも挨拶は無かったしな。
この大雨がそのせいなら 友好的では無いだろう
おい この国の魔王 出番だ
寝るな。」
白「雨の日眠い」うとうとっ
粋「まあまあ、雨の日は生き物は眠い物だし」どうどうっ
彬羽「Σその下りはさっきやったろが!!
シャキッとしろシャキッと!
手前は本来水神だろうが!!」うがあっ!
白「水に沈む時点で 俺はアレだ
えーと。とつぜんへんい?
水に嫌われてるから仕方無い ダルい。」だるーん。
彬羽「Σ100歩譲って水は良い!
ボスならボスらしく 縄張り荒らしへの対処をだな!」
白「空ならお前が行けば良いだろ 俺羽生えないし。
めんどい任せた」うだうだっ
彬羽「Σこ こんのっ」青筋びきっ
一二三「皆さん耳栓どうぞだべ。」
家康「ありがとう。鼓膜びびびってなるもんね」
彬羽「大っ概にし腐れ こんのクソ魔王があああぁーーっ!!!!」ぶちーん!
間。
粋「鼓膜痛え」耳じーん。
テオドール「Σうおわ!灰になってる間にずぶ濡れに!」なぜっ!?
白「バカラスに顔洗って来いって風呂桶に投げ込まれた」ずぶ濡れたんこぶっ
彬羽「そんだけ濡れりゃ雨くらい今更だろ」けっ。
白「風邪ひいたらどうす「馬鹿は風邪ひかん」即答っ
家康「近場にド偉いのが居るかもって話なのに 呑気だなあこの子達。」
蒼月「俺でもヤバいって解るのにね
つかマジかよ 道理で洒落になんない雨風 Σうっわ!」
風びゅごっ!
魄哉「Σうわ危なっ
一二三ちゃんは家の中に!」
粋「で、どうすんの?
そのトウテツってのと兄貴とでどうにかして話し合い?」
彬羽「そんなのやってる暇が有るか
居るだけでこれだけの風雨なんだぞ?」
粋「Σえ。 て事は」
テオドール「化物の世界は勝った物勝ち。
気にくわない事が有るなら喧嘩して決めるがルールに御座います」
粋「Σいや伝説に喧嘩売んの!?」ひええっ
石燕「伝説って点なら お宅のお兄さんも大概伝説の生物なんすけど。
ほれ 大地の支配者黄龍サマっす。」
粋「Σだらけて怒鳴られてずぶ濡れの時点で あ、そっかー。てなれねえよ!!」
テオドール「で、どうやってお空の方ぶん殴るので?」
白「そこは 足が有るし
な?」
九尾「お任せじゃ!だーりんの手足となって天を駆けるぞえーー!」こーんっ
粋(Σまた 説得力の無い伝説増えた!!)
九尾「ほほほほほ!こげな真似他のメスには真似できまいっ
好感度アップアップぞー!」おほほほほっ
家康「九尾ちゃん?何しに行くのか解ってる?」えーと
九尾「解っとるぞえ?
アレじゃろ?伝説級の縄張り荒らしをぶっころ。」こんっ
蒼月「ねえ。頼って良いの?」ひそっ
魄哉「緊張感は無いですが
あの金毛白面九尾の狐ですからねえ
その点は信用出来ますよ?」
テオドール「あの、私達もお供した方が良いのでは?」不安っ
粋「Σう。俺は変化とか出来ねえし
カラス?」ちらっ
彬羽「先に言っておく
基本、高い所に行く程 風は強まると思え」
テオドール「コウモリとカラスじゃ無理なので御座いますね。」ああうん。
粋「兄貴!俺 九尾にしがみついて行こうか!?」ひええっ
白「足場狭くなるから要らない」きっぱり。
粋「Σ断り方酷え!!」
九尾「心配性じゃのう
だーりんとわちがおれば問題ないわ」ほほほっ
粋「むしろお前が不安なんだけど」
九尾「いやわち これでも海外見てきておるぞ?
印度や其処らでも知られとるしな
あっちの妖怪の事を良く知った上で 任せろ言うておるのじゃよ」
粋「Σ言われてみれば!」おおっ
九尾「いやー懐かしいのう
だーりんが穏健派ゆえ 此処の所はおとなしゅうしとったが
あの血と肉の飛び散る 戦場の臭い
ひさびさに嗅げるかのう?」けけけっ
粋「Σえ」びくっ
九尾「ただの戦では足りぬ。
肉が飛び散り 見渡す限りが赤く染まる
ああ、あの美しい光景よ」うふふふふふっ
粋「え。あのっ ・・ええっ」後ずさりっ
白「言っとくけど
妖怪って タガ外れたら結構皆こんなだぞ」しれっ。
粋「Σうっそ!!」
彬羽「だから 外れん様に大人しくしろと 上から圧かけてんだ」
粋「Σえ?えええっ!?」混乱っ
テオドール「私等 自制しても結構漏れ出ていると思いますが?」ほらほらっ
粋「ごめん。お前が特殊なんだと思ってた」引。
蒼月「いやそいつはマジで特殊。
一緒にしないでよ」
テオドール「精神が不安定なのは確かです。
それ故漏れ出てしまうので御座いますよ」どやっ
粋「Σややこしいなあっ!!」ああもうっ
九尾「よしだーりん
共に鮮血を浴びようではないかっ!」はーはーっ
白「興奮するな
じゃ 行ってくる」よじ登りよいせっ
彬羽「手前の事だ。敗けはしないとは思うが
色んな意味でやり過ぎるなよ?」
白「国吹っ飛ばすなだな。
解った」うん。
家康(正直めっちゃ不安です。)冷や汗っ
魄哉「晴明さんに防御結界お願いしますか。」ふっ
石燕「そっちは信用してないんすね」ああうん。
九尾「では、行くぞ
お主等も死ぬなよ」
粋「Σへ!?」
九尾「参る!」くわっ!
妖気ぶわっ
ごうっ!!
蒼月「Σちょっ こっちのがエグい!飛ばされるっ!」ひえっ
与一「Σあああ霊体は飛ばされやす ぎゃあああっ!!!」びゅごっ
石燕「Σだああ毎度毎度 与一さーん!!」ひいっ
家康「Σもはや様式美!」
粋「あの 俺等も死ぬなって何?」嫌な予感っ
魄哉「成る程。なんかボケの飽和状態で頭回ってませんでしたが
居るだけでこれだけ天候荒れまくらせる化物相手に
マジ喧嘩やらかしたら 余波でそれこそ天変地異偉い事になりますよね」成る程。
家康「Σ結界の入口押し入れだね!
晴明さん 助けてえええっ!」ひええっ
挿音「とりあえずは 水の近くの住人の避難か?」キセルすぱーっ
魄哉「おやさすがの忍装束スタンバイ。
おやシロ君も」
シロ「雨であちこち決壊するであろう
場所の指示を貰えれば 凍らせ避難の時間を稼ぐ
その隙に避難だな」すたすたっ
魄哉「ですねえ。助かります
さて、やっぱ僕も出勤ですね。災害対策本部たてませんと
じゃ、後頼みます」すたすたっ
晴明「心底トラブル慣れしとるな 此処の奴等は」はーどっこらしょ。
家康「結構気軽に国が滅びかけるからね」とほほっ
ーーーーーーーーーーー
【常春の里】
朔日「と言う事で大陸には 4凶。
渾敦(こんとん)
窮奇(きゅうき)
檮杌(とうこつ)
饕餮(とうてつ)
と言う 化物が居るって伝説が有ってだね」
旭「あー。渾敦がカオス、窮奇が善きを滅ぼし悪を助ける、檮杌が暴力、
饕餮がえーと何だ 好き勝手無茶をやる?とかそんなだっけか?」えーと。
朔日「そうそう。
脳まで筋肉みたいな見た目の割に 物知りだね」にっこり。
旭「そりゃこれくらいはよ。
俺をいくつだと思ってんだよ」けっ
夕霧「別にそんなん知らなくても生きてるだろ。
つかさ、なんかそれって
僕等みたいだよねー?」さらりっ
旭「ん?
あー 大ボスがカオスか。
成る程」ふむ。
翡翠(Σえ 私どれだ!?)えええっ
朔日「あ、じゃあ1番にボコられらのはお前かな?」
夕霧「Σなんで!?」
朔日「私に隠れて好き勝手やってるからだよ 王は何でも知っている」にやりっ
旭「ん? 王サマよ
何でこのタイミングで四凶講座よ?
ひょっとして外の天候が荒れてんのと関係有ったりする?」
朔日「さあー?」すっとぼけっ
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