小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月14日

 

 

 

 

【西洋 某所】

 


白「九尾ってこんな所まで飛んで来れるんだな」へー。

 

粋「つか、何でわざわざ西洋まで?
Σうお!めっさ目立ってる 悪魔っぽいの達に見られてる見られてるっ!」

 

 

テオドール「申し訳御座いません
ジルケのあん畜生が 日本に来た際に下着を忘れて行きやがりましてっ!」ぐぬぬ

 

粋「あーうん。あれそうだったんだ。
そりゃ保管するのも 気が引ける」引。

 

 

彬羽(それを男共に届けられるのもどうかと思ったが) うーん。

白「むしろ持っとけって ケタケタ笑われるとは思わなかったな」うん。

 


粋「Σお前のイトコ 羞恥心どうなってんの!?」ひええっ

テオドール「サキュバスに御座いますからねえ
ホントに頭どうなってんのやら」けっ。

 


九尾「なんじゃ 吸血鬼の小僧、生意気に淫魔に言い寄られておるのかえ?」くすくすっ

テオドール「そんな良い物では無いと思われますが」はあ?

 


九尾「ふふふ。女心の解らぬ童よの
メスと言うのは本命にはこう 解りやすい態度は取れぬ物

粋「めちゃストレートに兄貴のストーカーしてるお前が言う?」

 

九尾「個体差はあるのう」ふっ

 


白「けど折角来たのに もう帰るの勿体ないな」見渡しっ

 

彬羽「まあ、そうそう来る所じゃ

待て何処に行く迷子常習犯。」がしっ

白「あの変な塔に上りた「Σ行っとくが此処は海外だぞ!
此処で迷子になったら帰れねえだろ 頼むから自重しろ!!」うがあっ

 


テオドール「あー。あの塔は 行っても面白く御座いませんよ?

中が赤黒く染まっては御座いますが。」

粋「Σいや何の建物!?」ひいっ


テオドール「此処は 人間の居住地では御座いません故。

そういう事で御座います」すたすたっ

 

彬羽「成る程 悪魔の類いは 血を好むからな」

粋「Σ成る程じゃねえよ!西洋怖あっ!!」ひええっ

 

 


テオドール「さて、サタン様より 観光の許可は頂いておりますし
安全な所で 魔法学校でも見学されますか?」

 


白「まほう?」へ?

テオドール「魔法使い達の学校に御座います
面白アイテムも多数御座いますよー

多分」

 


九尾「お主 なんじゃその小さい本は」お?

 

彬羽(ガイドブックの受け売りか)ふむ。

粋(考えたら
コイツ 母国じゃ引きこもりだったもんなあ) ああうん。

 


テオドール「細かい事はお気になさらず!

さあ!学校内を見れるのは激レアに御座いますよっ
ジルケのパンツに感謝して 皆でゴーで御座います!!」すたすたっ


九尾「いや 感謝しとうないわ」こんっ

 

 

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【魔法学校内】

 

白「あのヒゲ凄いな。
此処の奴等の言葉が普通に解る」おおっ。

 


学生A「見学の方ですか?」

粋「Σえ、えっと!
あいきゃん すぴーく えっとあの
いんぐりっしゅ!!!」あわあわっ


テオドール「それだと英語のみ喋れます。になるので御座いますが」

粋「Σえええ!?」パニック!

 

彬羽「落ち着け 意味解ったろ。
日本語に聞こえてるだろうが」

粋「Σあっ」はっ


白「言葉なんて通じても通じなくても 結構どうにでもなるぞ?」

彬羽「そりゃお前はな
ん?」

 


学生一同「新しい先生ですか?」興味津々っ

彬羽「Σ何故に!?」

 

 

粋「まあ、デケエし黒いし」うん。

テオドール「すんごい魔法教えてくれそうなオーラは御座いますよね」うんうん

 

 

学生B「あっちの人達は新入生かな?」ひそひそっ

学生C「かな?
あっちの白いの とんでもない魔力      ・・ん?魔力?何だこれ」えーと

 

 

白「お。
鹿の生首が喋ってる」

鹿の剥製「Σ 驚かない だと!?」えええっ


彬羽「そりゃ日本にも 飛び回る晒し首とか居るしな」

粋「一緒にしても良いの?あれ」ええー。

 

 

九尾「だーりん ほらほら見て見てっ
西洋の小娘に化けてみたぞいっ」じゃんっ

生徒一同(Σ誰!?)

 

 


九尾「だーりんも その黒い風呂敷似合うのう。
今にも黒ミサ始めそうじゃ」きゃー

白「制服だから着てけって言われたけど。良いのかこれ?」

 

 

テオドール「皆様楽しんでおられる様で何よりに御座います」にこにこっ

九尾「・・・。」


テオドール「何で御座いましょう」ん?

 


九尾「お主だけ 目新しさがないのう

いつもと大差ない」つまらんっ

テオドール「Σ悪う御座いましたね!!」むかっ

 


粋「つかカラス

このローブての?
よくサイズあったよな」

彬羽「西洋の奴等がデカくて助かった」すたすたっ

 

 

 

間。

 

 


白「なんだこの部屋?」

テオドール「魔法実験室 と書いて御座いますね。
見て行かれますか?」

粋「ええー。部外者が入って大丈夫なのかよ」

 


九尾「ぶっちゃけ お前等の家主の『おーばーてくろのじー』や『ばいおなんちゃら』のが 怖いと思うぞよ?」

粋「Σ確かに!」

 

 

テオドール「確かに魄哉さんのアレコレ見てたら こんな物かと思うやも御座いませんね。

あ、火気厳禁と書いておりますので お気をつけて」ドアがらっ

彬羽「Σおい!本当に大丈夫か!?

Σう 甘臭っ!」うぷっ

 

 

 

白「ん?火ダメなのに煙凄いぞ?」あれっ


煙もくもくもくもくっ

 

 


学生D「これは大丈夫ですよ
薬の調合してるだけですから」あははっ

粋「調合って 何の?」恐る恐るっ

 

学生D「惚れ薬です。」にこっ

粋「Σなんて物を良い笑顔で精製してんの!?」ひえっ

 

九尾「ほほほほ惚れ薬と言うとアレかえ!?
王道の!!」あわわっ

学生D「ええまあ。バレンタインなんで」にこっ

 

粋「Σなに!?西洋ってそんな感じなの!?」えええっ

テオドール「落ち着いて下さいませ
こんな物多用するのは 魔法使いとジルケくらいの物に御座います」

 


学生D「ジルケ?
あー 前に魔法学校を襲撃して惚れ薬強奪しようとしたサキュバスが 確かそんな名前だったような?」

テオドール「Σマジで前科有りに御座いましたあっ!」ひえっ

 


粋「思った数倍酷えよ。あの姉ちゃん」うわー。

彬羽「テオの奴が嫌がるのも無理はないか」色々納得。

 

 

九尾「で?で?どうやって使うのじゃ?」わくわくっ


生徒D「えーと。 まずは原液を食べ物に混ぜるなり気化させるなりして 相手の体内に取り込ませてー

で、次に目が合った相手と

九尾「よっしゃああっ!!」


大鍋がしゃーん!!!

 

粋・テオドール「Σやると思った!!」

 

 

蒸気ぶわっ!!

 

生徒一同「Σぎゃーっ!!」ひええっ

 

彬羽「部屋が煙で満ちてたのが救いか。
おい、これの解毒剤は!」セルフ目隠しすちゃっ。

生徒D「Σうおこの人対応早!!
え、えっと 魔法薬は熱に弱いので」あわあわっ

 

彬羽「だそうだ!
おい阿保 お前の出番」

 


白「目が見えなくても 生き物ってその内『心眼』ての開くってシロが言ってたな」ぎゅーっと目瞑りっ

九尾「Σそんなにわちとラブラブになるのが嫌け!?
見ろ!わちを見ろおおお!!」こーん!

 

彬羽「音から察するに それどころじゃないか。」うーん。

 


白「良いのか? それで惚れられても良いのかお前。
そもそも今の姿も化けた姿だろ
全部が全部偽物で本当に良いのか?」

九尾「Σうおお!こう言う時ばっか饒舌!!」たじっ

 


粋「よっしゃあ!そのまま ゴリ押せ兄貴!!」けほっ

テオドール「てか 火なら粋さんでも行け
粋「この校舎木造だろ!
兄貴がやるならともかく 俺がやったら国際犯罪とかそんなんなるだろ!!」


テオドール「いえ普通に 我が主のが悲惨な事に

Σはっ!!」けほっ

 

 

 

教師A「なんだ 何事だ!!」入り口ばんっ!

教師B「皆さん 無事ですかー!!」


生徒D「Σぎゃああ先生来ちゃダメえええーーっ!」ひいいっ

 

 


白・九尾「Σあ」はっ!

 

 

 

 

 

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テオドール「ーーで、厳格そうなオッサン2人が教室前でいちゃこき出されまして」青ざめっ

家康・千様「うっわあ」

 

 

九尾「さすがにの、
本人の意思で そういう嗜好というか この相手でエエわなら構わんが

さすがにこれはいかんじゃろと思い
わちも全力で狐火出したわ」遠い目。


家康「うん。思ったより良識有って良かったよ」

 

千様「Σえ。じゃあ生徒さんも炙ったの!?」ぎょっ

白「魔法使いなんだから
丸焦げにならない様 自力でどうにかしろって言ったら
結構皆どうにかなったぞ」うん。

家康「魔法使い凄っ!」おおっ

 

 

蒼月「つかさ。
熱に弱い薬なら 始めからこの人には効いてなかったんじゃない?」

九尾「Σあっ!」

 

彬羽「なんだ。意外と食いつかんな?」

蒼月「そう言うのは 自力で惚れさせてナンボでしょ?」ははんっ

テオドール「あの、その頬の手形はいったい
千様「昨日 夜中に厚着して 夜の町に遊びに言ってたものねー」

お茶ずずー。

 

 

白「けどそっか。
イベント有ったんだな

パッパと行って帰るつもりだったけど サタンにも怒られて長くなったし、
イベントすっぽかしたってなったら 皐月にめちゃめちゃ怒られるな」むう。

 

 


蒼月「ん?すっぽかす?
バレンタインは 今日だよ?」頬っぺたひりひりっ

白「へ?」あれっ

 

 

テオドール「あ、えーと
日付変更線と言うのが御座いまして」えーと。

 


一二三「んだべ
はーい。今日がハッピーバレンタインだべー!」包みがさっ

彬羽「・・そうか」

 

一二三「甘いのダメな彬羽さんでも大丈夫なように 中身おかきだよ」にへっ

彬羽「そうか。」ほっ

 

 


白「日付? なんだそれ?」きょとん。

 

彬羽「お前には理解出来ん

日にちが巻き戻る呪いとでも考えとけ」ふっ

粋「うん、お前は一瞬時止まってたよな」

 

 


千様「て、事で良かったわねー。

芝居小屋の看板が バレンタイン欠席はまずいものねー」のほほーん。

家康「だねえ。
今年も無事帰ってきてね

くれぐれも ヤバいファンの人に一服盛られたりしないでね」へらっ


白「・・・。」ええー。

九尾「だーりん 
んな、目見開かんでも」あのー。


粋「うん。ナタ持った皐月に追い回されるよりマシ

ん?」

 

 

地獄太夫「おこんにちはー。
主さんおられんすかー?」


小太郎「Σぎゃいいん! 髪がもう補食モードでウネウネしてるぞおお!!」ぎゃんぎゃんっ

 

 

 

 

地獄太夫「おや? 主さんは?」あら?

九尾「えーと。

夜逃げしたわ」

地獄太夫「Σはあ!?」


テオドール「旅の疲れが出られた様で」そのー。

 

 

サタンのお付きのスケープ「あのー。テオドール様はおられますか?
ジルケ様が 昨日渡し忘れたと」ピンクの包みがさっ

粋「Σうおお!絶対何か入ってる奴!!」ひいいっ

 


テオドール「Σお待ち下さいませ!
私も連れてって下さいませええ!!!」うわああっ

 

 

 

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