小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月20日

 

 

 


【割烹春一】

 


粋「でよー。
昼休みまで出待ちかよと思ったら 
まさかの子供抱っこお願いしますでさあ」わははっ

テオドール「子供の扱いが苦手な御方に御座いますのでヒヤヒヤに御座いました」苦笑

 

庵「へー。親御さんがファンとか?」

白「それも有るけど 強い子に育つように。
らしい」むう

シロ「それは本来 役者では無く力士に頼む物では無いか?」


テオドール「・・去年の年末 押し込んできた強盗の顎割られておられましたね」しみじみっ

粋「日常的に絡んできたチンピラ蹴り倒してるしな」ああうん。


朱禅「この町治安悪いよなー」

彬羽「化け物が多いと どうしても物騒な物を引き付けるからな」鍋ぐつぐつっ

 

テオドール「今日はフルメンバーに御座いますか?」

庵「閉店後に年末のメニュー会議有るから」うん。

粋「あー 忘年会とかのか。
もうそんな時期か」へー

 

白「そうだ。さっきの子供ので思い出した

よいせっと。」


子供の玩具系カタログどんっ!

テオドール「一二三ちゃんのクリスマスプレゼントに御座いますか。」成る程

 

白「勝手に色々やるとバカラス怒るし」

彬羽「当たり前だ。教育に悪い」真顔っ


粋「毎年この時は息ピッタシだよなあ。」うわあ

 


朱禅「あれ?確かお前の刀って」ふと。

シロ「言うな。」

庵「クリスマスに妖刀プレゼントする師匠て凄いよね」ああうん。


シロ「子供扱いしおって
毎年要らんと言ってもお年玉寄越そうとしおるし!
受けとらんかったら 寝とる間に枕元に置かれておるし!!」ぷんすかっ


粋「いやお前 寝てても気配で曲者ー!とか飛び起きんだろ。
わざわざ気配消して置きにいってんの?兄貴」


庵「何気に可愛がられてるよね」けっ

 


白「だって 正月もクリスマスも子供に物やる行事だろ?」きょとん。

朱禅「まあ、合ってるっちゃ合ってるな」

 


彬羽「そこから説明が必要だったか。」ずーん。

テオドール「がんばで御座います。副官殿」

 

シロ「と言う事で 今年からは要らん
ガキ扱いするでないわ」ふんっ

白「実際ガキだろ」

 

テオドール「あ。私もお年玉貰いましたので 背丈は関係御座いませんよ 御安心下さい」にこっ

シロ「Σ喧嘩売っとんのか!!」くわっ

 

 

朱禅「あー。一定の年齢までは子供扱いって奴か。」成る程っ

 

粋(ごめんなさい。俺も貰ってます)目そらしっ

 

 


白「そういや お前らって子供とかは?」真顔。


鍋がしゃーん!!

朱禅「Σあづああああ!!!」

 

シロ「Σうおおお冷却冷却っ!」ブリザードびゅおおっ

 

 

 

間。

 

 


白「そんな驚かなくても。」たんこぶっ

彬羽「他所の家の事に口出すな。」

 


ひな「休憩行ってる間に店が」あーあ。

店内氷漬けっ

シロ「すまん。」

ひな「保護者さん 修理費払って下さいね」にこっ

粋「この姉ちゃん毎度強え。」ひええっ

 


白「そっか。確か人間と妖怪だと子供出来にくいんだっけ 忘れてた」手ぽんっ

彬羽「Σだからホイホイ口に出すな!」

ひな「あ、それでこう言う事に」成る程っ

朱禅「・・おうよ」火傷冷やしっ

 


白「別に嫌味とか冷やかしじゃ無いんだけどな
単に 人と化け物の子供とか

正体バレると 色々大変だしと思っただけだし。」

※その辺バレてたせいで 一家離散、父母死亡の半妖怪当事者。

 

一同(Σどう反応して良いのか解らない!!)

 


しーん。

 

 

白「? あれ?」きょろっ


テオドール「・・おいたわしい」だばーっ

粋「静かに号泣やめろ 怖えから。」

 


ひな「成る程 心配してくれたと
大丈夫ですよー。ほらこの人

素で所帯染み過ぎて妖怪感ゼロですから」にこっ

朱禅「うん。結果オーライだけどちょっと悲しい」ふっ

 


白「そうか。さすが じじつこん で、ないえんのつま だな。」ほうほうっ

ひな「覚えたての言葉無理やり使わないで下さいねー」


庵「この言葉選びは蒼月かな?」

彬羽「家康じゃねえのか」げんなりっ

シロ「成る程 色ボケ蛇と人妻好きか「子供がそう言う言葉を口にするな。」

 

ひな「さて、すみません
私ちょっと具合が悪いので 休ませて貰いますね」

庵「Σえ。大丈夫!?」

ひな「んー。お昼に揚げ物食べ過ぎただけかも?
もしくは風邪ですかね ホントすみません」よろろっ

庵「え。ちょっとホント大丈夫?
布団敷こうか?」わたわたっ

 

 

粋「・・・ん?」

テオドール「揚げ物。つまり胃がムカムカ?」

 


庵「あの、ひな なんか気持ちワルくなって おええって」冷や汗っ

一同「」

 

 

白「バカラス 赤飯皆に奢りで」きらーん。

彬羽「Σ待て待て待て待て! 判断が早すぎる!」

 

朱禅「えーとえーと えーっと


Σはっ!安産祈願っ お前一応神様だよな!?」手ぱんぱんっ

粋「Σ落ち着け兄貴は破壊神だ!」

 


テオドール「えーと。お祝いにまずはホールケーキでもお焼きしましょうか?」うきうきっ

庵「つわりだとしたら嫌がらせになんないかな?」えーと。

シロ(水でも持っていった方が?
いやこう言うのは夫の役目なのか?)困惑っ

 

 

入り口がららっ。


九尾(人型)「ほ? だーりんおったおった

外は寒いのー 凍えるかと思ったわい。ほれ前足がこげに冷たく
白「うん。今忙しいから
コイツにきつねうどんな。」

九尾「わーい。お揚げじゃー」席にすちゃっ


シロ「飼い慣らされとるな。」うわ。

 

九尾「お揚げは好きじゃ
血のしたたる生肉とはまた違った趣がの」ほほほっ

彬羽「その手の話は 今は特にやめてくれんか」きつねうどん一丁っ。

九尾「おお早いの。なんでいかんじゃ?

しかしここの奴等は元気そうじゃの
だーりんが困るでな くれぐれも風邪ひくでないぞ」箸すちゃっ

朱禅「だなあ

元気で稼がねえと」遠い目っ

九尾「どうしたこの蛇」ん?

庵「ちょっと色々あって」

 

九尾「ふーん。どうでもええがの

あ、そうそう風邪もじゃが
さっきだーりん達の家に回覧板が来ておっての

えーと。『のろ』とやらが流行っておるで気を付けろと書いておったぞ」ずぞぞっ

一同「Σえ」

九尾「のろ じゃ。
変な名前じゃな」こんっ

 

 

 

彬羽「Σお前等料理に手をつけんじゃねええ!!!」

庵「Σひなあああ!!」だだっ!


朱禅「Σそっちかよ!
表に休業中の張り紙っ!」どちくしょおおおっ

シロ「う、うむ!」だだっ

 

 

 


テオドール「流れ的に ベビー誕生かと思ったので御座いますが」あーあ。

白「のろ って何だ?」はて?


九尾「つか、 よう考えたら ここの奴等ほとんど人間でなかったわ
そんなんかからんわな」お揚げはむはむっ

 


粋「Σん? ひょっとして俺ヤバい流れじゃ!?」はっ

彬羽「そのまんま診療所に行くと問題が有るか
仕方無い 飛天に往診頼むか」うーん。

 

 

白「ガッカリだけど お手柄だ。
そこのかつぶし買うから九尾にやってくれ。」ため息っ

シロ「丸ごとか?」

九尾「わーい。なんか知らんが だーりん好きじゃー」こんっ!

 

 

 

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