小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月5日

 

 

 

鏡子「良い天気

外の皆さんは もうすぐお花見の時期なんでしょうねえ」ほう。

 

 

がたたっ


鏡子「ん?」

 

晴明「あー。ったく なんで出入口が押し入れなんじゃい 
腰に来るわ」どっこらせ


鏡子「晴明さんいらっしゃい
普通に玄関も有りますよ?」


晴明「面倒なんじゃい。
せっかく私の家から直で繋げるんじゃ 極力歩きたくないわ」


鏡子(かといって 何処でも繋げる様にしてたらこの人。
其処らの壁や廊下に入り口作りますからねえ)

 


晴明「全く 客の扱いのなっとらん家よ」

鏡子「そもそも誰も呼んでませんし。」きっぱり

晴明「・・お主 意外とキツイよな」

 

 

 

間。

 

 

晴明「と言う事でだ
此処は色々と勉強になるので
泰澄を来させてはおるが、 好き放題と言うのも困る。
先程も知らずと禁呪に手を出しかけておってのう

危険物は危険と教えてやるのが大人の努め と言う物では無

 

魄哉「じゃ、押し入れ 封印しますかね。」はーどこっらしょ

晴明「Σ待て待て待て!それは困「お黙んなさい 張っ倒しますよ

手前のガキは手前で躾なさい」くわっ。

 

 

小太郎「うわ。怖ー」きゅーん。

粋「鳳凰なのに ちょいちょい眼光猛禽類だよなあ」ひええっ

 

家康「それは甘え過ぎだよ晴明さん。
うちも遊びに来るのは結構だけど 陰陽師の教育しますって施設じゃ無いんだし」苦笑。

 

魄哉「教育を希望でしたら それなりの授業料をガッポリ頂きますが?」

晴明「Σお前っ
私な陰陽師としては お前の師だぞ!
師匠から金取るのか!? 」えええっ


魄哉「嫌なら自分でやんなさい。
物事には対価が必要。
陰陽道の基本でしょうが 『お師匠様。』」ふんっ

 


テオドール「魄哉さんが申されますと 
陰陽道と言うより 
悪魔との契約に御座いますねえ」おやまあ。

粋「うわ。本場の太鼓判押された」

 

 

晴明「ふん。ならばもうええわい
見よ 泰澄作のこのワケ解らん符を。

何処で使うんじゃこんなもの
確かに私が教える方が早いわな」けっ。


魄哉「何ですかコレ?
ん? 催眠フダ?」はて

晴明「それ1枚では何の効果も出ん
何故に そんな物を作ろうと思ったのやら」やれやれっ

 

挿音「あ。ひょっとして
昨日親父が ちいっと政治的にヤバい現場見られて

目撃者の記憶を 蒼月に吹っ飛ばさせてたのが原因じゃね?」

 


晴明「おい。」

魄哉「綺麗事だけで 世の中回りゃしませんからねえ」ふっ

 

白「あ、昨日の絶叫 アレそうだったんだ」成る程っ


魄哉「と言う事で 蒼月君。
今日もまたお願いします

バイト代出しますから」ね?

蒼月「んー?
稼げるなら良いけど」だらーん。

 

小太郎「な?ちゃんと対価払ってるぞ」わんっ

晴明「払えば良いって物でも無いかと思うがのう」うーん。

 

 

 

間。

 

 

 

男「うわあああ!命ばかりはご勘弁を!!」ひいいっ


魄哉「ですから ちょっと記憶無くなるだけですって
はーい。怖くない怖くない」ずーるずるっ

男「Σ記憶って 

うわあああ嫌だああ!!やめろおおおっ」うわああじたばたっ

 

 

千様「ただの見ちゃっただけの人相手に ちょっと酷くない?」うわ

挿音「良いんだよ
目撃者 兼 犯罪者 だからよ。

自業自得だっつんだ」キセルすぱーっ

 

粋「うん。真面目に生きよう」

 

 

彬羽「ちなみに 何をやったんだ コイツは。」

魄哉「押し込みの現行犯です。

調度 帰宅途中にオラオラしてるのに出くわしましてねえ」


小太郎「一味揃って ボッコボコか。」うわあ

晴明「生きとるのかそれ。
しかし そう言う事なら妥当か」ふむ。

 

魄哉「調度 くしゃみした拍子に 尾羽ヒョコっと出ちゃった所でしてね
いや 変な所で運の無い」やれやれっ

晴明「お前それ 高齢による尿漏れ的な「一緒にしないで下さい」


晴明「Σ誰がか!
お前のが歳上じゃから心配してやっとんのだろが!」むかっ

 


蒼月「何でも良いけど 気分悪いなあ
なんでこんなオッサンと目合わせなきゃいけないんだよ

ほら。こっち向けよ 気色悪いなあ」ちっ。

 


粋「あ、そっか
蒼月の幻術って」

テオドール「目を通し、視神経から 脳に直接、幻を叩き込むので御座いましたね」

 


小太郎「なあなあ質問

なんで目を合わせてない俺等まで 時々微妙に幻見えるんだ?」わんっ


晴明「えー。それはアレだ。
叩き込むのは『呪』じゃからの
多少は周りに漏れると言うか

言うなれば 大声で催眠術かけとるので 周りの奴等にまで催眠がかかる みたいな物だな」

 

粋「Σえ。皆 見えてんの!?」えええっ

小太郎「あ、霊感無いとやっぱ見えないんだ

呪い漏れかあ 成る程」わんっ。

 

 

千様「見えなくて良いと思うけどねー
逐一エグいから」

家康「うん。私もなーんも見えないタイプで良かった

あれ? どしたの?」


蒼月「へ?

あー いや。改めて聞くとさあ
ちょっと仮説がね」ふむ。


挿音「まーた、ろくでもねえ事考えてんのかよ

ほれもう1人頼むわ」ずるずるっ


蒼月「今回はろくでもあるもーん
つかジジイ どんだけ本性見られてんだよ 情けないなあ」

 

男B「Σ今だ!!」ぶちっ!


千様「Σあ。ちょっ」

 

挿音「縛りが甘かったか!
おい そっち行ったぞ!!」クナイじゃききんっ

 


一二三「何の騒ぎだべか?」ひょこっ

鏡子(手鏡)「あのー。大人のお話かもしれないんで
向こうでおままごとしてた方が」


粋「Σうおお危ない危ない!!」ひえっ

 

 


蒼月「Σあ!鏡子ちゃん 調度良いところに!!」

鏡子「はい?」え?

 

晴明「Σん!?それはさっきの泰澄の符っ
いつの間に!?」ぎょっ

蒼月「天下の安倍晴明様でも使い方解らないんでしょ
じゃあ貰ってあげる

よっしゃ!久々蛇眼フル稼働!!」くわっ!!

 

 

ふわりっ

 

 

めしゃ!


男B「Σぐは!?」べしょっ

 


一二三「Σえ? 鏡子ちゃん!?」ひえっ


鏡子「え?え?
Σえええええ外おおおおおーーっ!?」あわわわっ

 

 

蒼月「やたっ!成功!!」わーい!


白「あれ? 鏡子って
鏡の付喪神だから 鏡から出られないんじゃ?」

彬羽「その筈だが
これはどういう」困惑っ

 

 

魄哉「Σあ!これ幻覚ですか!?」はっ

蒼月「当たりー。

でもただの幻覚じゃないよ。
いつもの記憶の書き換えと違って、

脳が『現在進行形』で、実在してるのと同じように認識しちゃう
つまりは 現実とほぼ同じ

粋「ごめん。兄貴の頭がショートした」

テオドール「Σ無理に理解なさろうとされるからっ!」うわああああっ

白「」ぷすぷすっ

 

 

晴明「成る程。
五感の全ては 結局脳によって処理され感じておる物。
それを限りなくリアルにする事で 嘘を誠にする術と」ほう。

 

挿音「いや 意味解んねえよ」えーと。

魄哉「つまりは 触れるくらいリアルな幻覚って事です
ちょっと失礼。」

鏡子「Σうわ! ホントに触れますっ」ひえっ

 

蒼月「良し これなら
今年は 鏡子ちゃんも皆で花見出来るね
春が楽しみだねー。」にこっ

鏡子「蒼月さんっ」じーん!

 

 

小太郎「なんか。良い雰囲気になってるけど
鏡子 盗人踏んづけたまんまなんだよな。」わおんっ

千様「ほっといてあげましょ。
珍しく 上手く行きそうなんだし」うん。

 


晴明「たいした物じゃの あの蛇小僧。

こげな使い方は私でも思いつかなんだわ」ほー。

彬羽「あいつは女が絡むと 急に有能になるからな」


一二三「全然意味解んねえだども 
鏡子ちゃん 良かったべな!」おおおっ

鏡子「はいっ!
外の世界嬉しいですっ

蒼月さん 本当にありが

 

鈴鹿御前「すまん。大嶽丸は来ていないか?

部屋を勝手に掃除したら 怒って家出してしまったんだが。」

蒼月「あ! 鈴鹿さんだー
うわ、相変わらず 子供1人産んだとか思えないねー」手握りっ。

 

 

鈴鹿御前「なんだお前 
人妻も行けるのか?」ん?

蒼月「えー。実質今は旦那さん居ないんでしょ?

そんなら 問題な

Σぶっ!!?」

 

一二三(Σぶん投げた!?)ひえっ

家康(盗人 背負い投げした!?)ひええっ

 

 

 

鏡子「やっぱり 絶対

大っ嫌い 」けっ。

 

蒼月「Σえ。ちょ鏡子ちゃん!?」


鏡子「帰ります」どっこらせっ


小太郎「Σああ!自ら鏡の中に!」

彬羽「なんでそんな自由自在なんだ」おい。

 

 

粋「お前 俺でも見えるくらいの高クオリティ幻術使っといて」ええー。


蒼月「Σなんで!何が駄目だったの!?」えええっ

白「蒼月がダメダメだったな」うん。

蒼月「Σ存在事態が駄目なの!?」

 

 

晴明「能力はあるのにのう」うわー。

魄哉「僕があの子を育成出来ないのは こういう事です」ふっ。

 

 

鈴鹿御前「ん? まずい時に来てしまったか?」えっと

家康「うん。それより 年頃の息子の部屋を勝手に掃除しないでやって

最悪 グレるからね?」

 

 

 

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