魄哉「と！言う事で あけましておめでとう御座いまーす！！」
一同「・・うーす。」ぐたっ。
小太郎「律儀に年が変わった途端にだな」わおんっ
蒼月「柱時計が0時お知らせした途端だよね」げんなりっ
魄哉「よし。除夜の鐘で煩悩リセット
さあて。本気で飲みますか！」
家康「Σあ、その為に ちみちみ飲んでたの！？」
挿音「親父、微塵も煩悩飛んでねえよ」ひっく。
千様「新年も生臭ねー」
白「皆酒弱いな
ほら、あけおめだぞ。飲め飲め」とぽぽっ
魄哉「あ。これはすみません
では 今年もよろしくお願いします」きゅっ
ぱたり。
魄哉「すやっ」すぴーっ
粋「Σおお凄っ！
悪酔い無しで素直に寝た！！」おおおっ
白「新年の夜中から絡まれたら嫌だし」ふっ
焔「お。爺ちゃんの持ってきた酒使ったか
ありゃあ 大江山の鬼でもキッツイぞー」わははっ
挿音「さーて。新年の挨拶も済んだし 寝るか」すたすたっ
家康「今の 挨拶したって言えるのかなあ？」苦笑
粋「ガキんちょ軍団も寝ちまってるし 寝て良くね？
ん？ガキんちょ」あれっ
千様「彬羽くーん？
台所で寝てると風邪ひくわよー？」ぺちぺちっ
一同(Σ一番デカいのが おせち作りで力尽きてる！！)ひいっ
白「あいつにもお年玉やるべきかな？」真顔っ
石燕「・・朝になってから考えやしょ」うん。
間。
魄哉「あけましておめで
白「それもう夜中にやったぞ？」
魄哉「あけましておめでとうとありがとうは 何回言っても良い言葉なんですよ？
言われて嫌な気はしないでしょう？」
白「・・そうだな。」うん。
粋(あ。嫌じゃないけど面倒臭いって言いかけて 飲み込んだ)
小太郎(たまに大人だよなあ)わおんっ。
テオドール「Σおお！おられました！
あけましておめでとう御座います！そしておはよう御座いますっ
ふつつかな下僕に御座いますが 新年も何卒よろしくお願い致します」ぺこりっ
白「・・うん。」えーと
千様「お正月あるある
生粋のジャパニーズより外国の子のがキッチリしてて 勢いに負けるのよねー」あくびっ
テオドール「あ。皆さんも
あけましておめでとう御座います」
粋「あ。うん 俺らは十把一絡げなんだ
ちょっと安心した」
魄哉「さーて。では 皆さん起きてきたらおせちを囲みましょうかね
はい。ひなさん庵さん
お正月から床で雑魚寝は良くありませんよー？」
ひな「あれ？もう新年ですか
あああ大晦日で居たかった」
庵「もちょい寝かせてえええ」うーん。
魄哉「新年からだらしないですねえ」
白「で、また 皆起きたらあけましておめでとう なのか？」
彬羽「だろうな。」
一二三「今日１日で何回言うんだろなあ」うーん。
間。
鏡子「初詣とかは行かなくて良いんですかー？」どろんっ
魄哉「いやー
ぶっちゃけ正月って ダラダラするものですしねえ
元旦朝から押し掛けられたら 神様方も迷惑って物じゃないですか？」ごろーん。
鏡子「へ？
あー、確かに」ふむ。
魄哉「初詣は2日とか3日の そろそろさすがに暇だなー 少し外出たいなーってなった時の暇潰し感覚で良いんですよ
後 何より大晦日まで激務だったんでダルいです」ふっ
シロ「正月から生臭いな 聖職者。」うーん。
千様「1年お堅く生きなきゃいけないから
お正月はその分ユルく過ごすらしいわ」
家康「昔から やる事が極端なんだよねえ」苦笑。
晴明「おお、あけおめ
なんだお前 正月からダラダラと」うわ。
魄哉「晴明さんにだけは言われたく無いんですけど
あ、おせち狙いなら其処らの適当にどうぞ」ほれ。
晴明「いつも以上に 私の扱いが酷くないか？」おい。
挿音「あ？もてなせってか？
しゃーねえなあ
ほれ。飲めや」ひっく
晴明「Σすまん。お構い無く！」びくっ
白「一二三 暇なら凧揚げでもするか？」
一二三「Σやるだやるだ！」わーい。
白「正月子供は暇だよな
あ、お年玉な。」ほれ。
一二三「わーい！ ありがとうだべっ」きゃっきゃっ
座敷わらし「おい。あの魔王のがマトモに見えるぞ。」
魄哉「僕も仕事始めにはシャッキッとするんで 問題ありません」だらだらごろごろっ
晴明「器用よな お前。」
大嶽丸「あの、俺までお年玉貰ってしまったんだが」えーと。
千様「あら。良かったじゃない」
大嶽丸「いやあの。
確かに背丈はそんな無いが 別に子供ってわけでもな。
年齢的には あの副官カラスのイトコの方がまだ下
ん？ あいつは来てないな そう言えば」きょろっ
家康「あー飛天はね。
診療所のお医者だから
正月ほど 待機してないと駄目だからねえ」苦笑。
大嶽丸「餅か。」真顔。
家康「餅です。」大真面目っ
白「後でおせち持ってってやるか」ふむ。
彬羽「いや それなら大晦日に届けてある」
粋「さすがだけど おせち二件分で力尽きてたのかよ」わお。
彬羽「甘いな 。
割烹の方で 何件分受注生産してきたか」遠い目っ
一二三「大人は 去年の疲れが抜けてねえだなあ」しみじみっ
座敷わらし「確かに 1日には人混みには行きたくないだろな。これは」うむ。
魄哉「まあ。今日はのんびりしてましょう
下手に家から出たら危険ですし」
白「ん？危険って何だ？」
魄哉「ほら、妖怪は人間以上にお祭り好きでしょう？
ぶっちゃけ暇を持て余した妖怪の皆さんが 君の所に朝から顔出ししない様に
晴明さんに結界張って貰ってるんですよ
強行突破しようとしたら と大ケガします」
家康「全力で1年分ゴロゴロしたいんだね」ああうん。
彬羽「居候の身で言うのも何だが
そう言うのは事前に言ってくれんか？」むう。
魄哉「すみません 年末ギリッギリまで仕事で言う暇ありませんでした」
テオドール「ん？どうされました？」
粋「あ、いやその。
その、飛天に 正月から働き詰めも何だし、昼からでもチラッと遊びに来たら？って言っちゃった
かも？」冷や汗っ
一同「」
一二三「・・お日様 結構真上だべな」
家康「Σ晴明さん 急いで結界解除して！
新年から怪我人出ちゃう！！」
座敷わらし「すまん。酔い潰された」
挿音「根性ねーなあ。」ちっ
晴明「」ぐたりっ
家康「Σせいめいさーんんんっ！！！」うわああっ
魄哉「あ。これヤバいですね」うわ。
彬羽「石燕の補助付きでも 結界の解除は無理か？」
魄哉「それに関しては この人 僕の師匠ですし
何より僕は攻撃型です」うーん。
テオドール「と言う事は」ふむ。
粋「Σあ！兄貴なら本気出せば晴明の結界叩き割れるんじゃ無かったっけ！？」はっ
白「飛天が来る前に壊せば良いんだな」だっ！
彬羽「Σ間違ってないが 待てこら！
結界内を炎で満たすなよ！頼むから！！」
蒼月「もう聞こえてないよね
ほら、あの人足速っやいから 見事に凧上がってるよ。
今あの辺だよ」指差しっ
千様「ねえ、普通に考えて 山の裾とか目指してると思うんだけど」あれっ
テオドール「あさっての方向に向かわれておりますね
ちょい私も行って参ります」血液アンプルぐびっ！
魄哉「Σちょテオ君！
あんま高く飛んだら危険です！」
テオドール「Σへ！？」コウモリ羽ばさっ！
魄哉「高さがどれくらいの結界か解らないんですよ！
何せ年末打ち合わせしないんで適当に
ん？」目細めっ
粋「え？何？」
魄哉「石燕さん」手招きちょいちょいっ
石燕「ほいほい。何しょ？」
魄哉「あの。ちょっと 上。
見えます？」
蒼月「え？見えるて 何事？」
ーーーーーーーーー
飛天「へ？結界？
めんどいから上から来たら そのまんま入れたけど？」きょとんっ
一同「Σまさかの天井ガラ空きっ！！！」えええっ
晴明「そらな。
防衛向けでないのに 蓋までしてしもうたら 色々不便じゃろが。」うぷっ
座敷わらし「お。起きたか」
晴明「桶をくれ」よろろっ
焔「つか、うちの孫
戻って来ねえんだけど？」酒ぷはーっ
シロ「新年早々探索隊か。
行くぞ 小太郎」ため息っ
小太郎「わんっ！！」
千様「結局ダラダラできなかったわねー」あらあらっ
魄哉「ま、それが僕の宿命なんでしょ
今年も1年 気合い入れてきますかねえ」苦笑。
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