小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月2日

 

 

白「よし。

暇になったから初詣行くか」

粋「うわー。正月2日から罰当たり」苦笑。

 

 

テオドール「そもそも我が主が神様であらせられるのに
わざわざ他所に行く時点で 遊び感覚以外の何者でも御座いませんよ」手ぱんぱんっ。


粋「うん。破壊神拝むなよ」

テオドール「あ。お賽銭は どのくらいが相場に御座いますか?」財布ごそごそっ

 

小太郎「そもそもそれ 白に貰ったお年玉だろ」わんっ

 


晴明「まあ。賽銭と初詣は 神の見守りおかげで1年無事暮らせたと言う報告と
今年も1年よろしく頼むと言う祈願なので

アレでも間違っとらんと言えば間違っとらんのだがの。」


魄哉「見守られてると言うか 実質この国での保護者ですしねえ」うんうん。

 


白「そう言うの面倒いから
神社の屋台で綿菓子でも買え」な?


テオドール「いえ しかし
私は他の神を崇拝する気は

彬羽「この国は多神教だ。
と言うか 参拝した程度で信仰までは行かんから気にするな」

 


千様「あ。こうなるのが面倒いから とっとと初詣行こうとしてたのねー」あらあらっ

粋「Σあ。グダッたの俺のせいか!」はっ

 

白「今年も大凶引け」けっ。

粋「Σあああ!兄貴が言うとガチぽい!!」

 

彬羽「正月から喧嘩するな
とっとと行ってこ

一二三「おらも初詣行きたいだー!」はいっはいっ!

 


魄哉「皆で仲良く いってらっしゃい」手ふりふりっ

千様「アンタはまだダラダラしてたいのね」ああうん。


彬羽「・・今年も引率か」ずーん。

 

 

白「良し。 デカイ目印ゲットだ

これで迷子にならないぞ」どやっ

家康「うん。迷子前提で出掛けるのやめようね」

 

 

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【某神社】

 

彬羽「良いか。 正月3日はあらゆる商業関係者が 何なと金使わそうとしてくるが

極力財布の紐は絞めておけよ。

三が日に散財すると その年は1年金運が無くなると言われてるぞ」

一二三「Σうお。お年玉を死守しねえとだべ!!」ひえっ

 


テオドール「先生! 綿菓子が意外と高う御座います!」はいっ

彬羽「な?
屋台も正月は価格設定がヤバいからな?」

 


粋「人間の商魂こっえええ
ん?あれ?兄貴は?」きょろっ

 

 

白「御祓いって 此処で出来るのか?
水難と女難ってどうにかなるか?」真顔っ

神主「はいはい。ちょいと値が張りますが
詳しくは奥へどうぞ」ほくほくっ

 

粋「Σ破壊神が正月から ガチでお祓い希望してる!!」ひえっ

 

一二三「アレは無駄使いでねえだか?」

彬羽「・・あいつのは切実だからな」ああうん。

 

神主「あ、お連れさんも良かったらどうぞ」にこにこっ

テオドール「いえしかし私は既に他の神様を崇拝しております故
てか 崇拝してる方の真ん前で他所にとか 論理的にアウトでは?」

神主「は?」

 

一二三「テオさん。なんか昼ドラばりのドロドロなの想像してねえだか?」

 

粋「俺も お祓いとかする程のはなあ」うーん。

 


白「ん?良いのか?

やたらとタンスの角に小指ぶつけるのとかトゲ刺さるのとか

後 タチ悪い化物に好かれるのも祓って貰ったらどうにかなるかもしれないぞ」


テオドール・粋「「お願いします。」」

 

神主(Σ前半はともかく悪霊って!?)えええっ

 

 

白「バカラス お前も来い
去年体壊しすぎだったろお前。」

彬羽「いや 胃がやられるのは祈祷でどうにかなる物でも「それこそ気の持ちようだろ
良いから来い」


彬羽「元凶が言うか?」

一二三「あ。じゃあおらも 背丈伸びるようにお願いするだっ」

彬羽「・・それの付き添いなら良いか」ふむ。

 

神主「では、そこに草履揃えて脱いで上がって下さいね」はいはいっ

 

 

間。

 

 

一二三「なんか頭の上 鈴シャラララってされたべな?」ほー。

 

粋「あれで 悪霊退散したら良いな」ふっ

テオドール「そんなの可能なら晴明さんがとっくに何なとされておられ

おや?」あれっ


白「テオ 早く下駄履け
置いてくぞ?」


テオドール「いえそれが あのっ!」きょろきょろっ

 


彬羽「Σしまったコソ泥か!
忘れてたが この国じゃ洋装はまだまだ珍しいし高い!!」はっ

粋「Σ正月の神社で泥棒!?」ひえっ


白「あ。ホントだ 俺の下駄もない」

粋「Σ今気付いたの!?
派手なの履いてるから!!」ああもうっ

 

テオドール「くっ! 吸血鬼にとって持ち物を奪われれるのは凄まじい精神攻撃にっ!!」灰ざらあっ!

粋「Σ吸血鬼じゃなくてもキツいから!
いちいち崩れんな!!」ひいっ

 

彬羽「いや 実質吸血鬼は
普段身につけてる物を奪われると ストレスでじわじわ衰弱死するんで、ある意味正規の退治方法だ。」

粋「Σなんでこんな弱点まみれなのコイツ等!!」

 

一二三「怪我しても灰になって蘇ったら元通りの 反則生物だからでねえべか?」

白「嫌なバランスの取り方だな」へー。

 

粋「いや兄貴も呑気だけど どうすんだよ。
履き物無いと帰れねえだろ?」

白「別に 無いなら裸足で歩けばいいし
けど、取られたまんまは腹立つな


バカラスちょっと登るぞ」よいせっ

彬羽「Σおい! 人を何だと「柱。」よじよじっ

 

一二三「彬羽さんデケえだからな。

怪しいの居るべか?」見上げっ

 

 

白「居た。
俺のなんか盗んだら 妖気バリバリで人混みでもバレバレだ。馬鹿か」ふんっ

 

彬羽「今更だが
持ち物にまで そこまで妖気が移るような 腐れ化物が神社の境内にホイホイ入って良い物か?」

白「別に良いだろ
この神社が奉ってるの スサノオだぞ?」


一二三「スサノオ?」

粋「えーと。天界で大暴れして追放された アレな神様・・  Σ って魔除け感ゼロじゃね!」ひえっ

 


白「間違いない。大荷物しょってる あいつだ」きらーん!


彬羽「Σえ。ちょ おい!」

 

白「天罰食らえ!」振りかぶりっ

一二三「Σえ 白さんそれ!」ぎょっ

 

 

 


ゴッ!!


履き物泥棒「Σぶっ!?」

どしゃああっ!!

 

 

 

白「良し。」ふっ

彬羽「Σ良しじゃねえ!今投げたの俺の下駄だろ!!」

白「外に投げて良さそうなの見当たらなかったから」

彬羽「Σ下駄は投げる物じゃねえ!!」うがあっ

 

 

 


神主「あ、あのー?」えーと。


粋「お。あったあった
テオの靴と兄貴の派手な下駄」

荷物あさりっ

下駄泥棒「」白目っ

 

参拝客遠巻きざわざわっ


一二三「あ。彬羽さんの下駄 ぶっ壊れてるだ」

彬羽「Σ!?」ぎょっ


粋(俺の草履 ペラくて安くて破壊力無さそうで良かった) ひええっ

 

 

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家康「お?彬羽 下駄新調したの?
良いじゃない 御正月だもんねえ」あははっ

 

彬羽「あ、いや これは」その

千様「いつも質素倹約してるものー
やだ。シンプルだけど良い奴じゃない」へー。

 

 


白「そこらにあんま売ってないサイズって高いんだな」

粋「カラス 背丈がある分 足もデケえしなあ」苦笑。


テオドール「お正月から散財に御座いましたねえ」おやまあ。

 


一二三「この場合は 白さんが金遣い荒い事になんだべか?」

彬羽「・・ この場合は必要経費だしな。
例外 か?」うーん。

 


石燕(壊したお詫びに良いもん買って返したんすね

ありゃ マジで良い品っすよ。
充分金遣い粗いっす。)うっわ

与一「商家の出の目利きか
間違いないな」うわ。

 

 

蒼月「つまり今年も金遣い荒いんだね 魔王様」ああうん。

白「お前に言われるのか」

 

粋(今年もよく見張っとかねえとなあ) 冷や汗っ

 

 

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