小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月25日

 

 

 

シロ「と言う事で 家主命令で全員参加だそうだ。」

 

テオドール「なぜにジャパニーズは 1番寒い時に水に入ったり わざわざ寒い所行ったりが好きなので御座いますか!!」ひええっ

粋「Σ知らねえよ!
んな事好きなの 日本でも年寄りくらいだしよ!!」がたぶるっ

 

 

町内会長「はいはーい。
寒中みそぎ大会に参加希望の方は こちらの受付までどうぞー。

あ、心臓弱い人は御遠慮下さいよー」 手ふりふりっ

 

 

 

シロ「そう言うな 鍛練だ鍛練。
1年に1度くらい気を引き締めてもバチは当たらんぞ

どれか1つこなせば それで良しとの事だ。
嫌ならさっさと終わらせて来い

単純に時間の短いのなら ほれ滝行とか

粋「Σ出来るかああ!!!」

 

シロ「気のせいで御座いますか!?
説明書が真っ赤なので御座いますけど!!」ひいっ

シロ「うむ。滝行はオーソドックスだが 注意事項をしっかり守らねば命を落とすでな。

万一くたばっても 自己責任と
粋「Σ注意事項そっち!?」

 

 

白「バカラスはその滝行に行ったけどな」

粋・テオドール「Σさすが過ぎる!!」ひいっ

 

シロ「あやつの場合
水圧にもビクともせん筋力に加え、異常なくらいの暑がりだしな
果たして鍛練になるのかどうか。」うーん。

 

白「言っとくけど
バカラスでも寒いのは寒いらしいぞ。
あんなんでもナマモノだしな」

シロ「そうなのか?」へ?

 


粋「うん。シロの気持ちも解んなくないけど

兄貴 何してんの?」怪訝っ

白「今回俺は 運営側だ
町内会に頼まれた」ふっ

 


粋「Σずっりいい!!
俺等今からクッソ寒い思いすんのに!
兄貴だけ 火鉢付き席あって熱い茶と茶菓子付きってズルすぎんだろ!!」えええっ

 


白「文句が有るなら 運営に呼ばれるくらいになってから言え」

粋「Σぐ」

 

 

テオドール「なぜ寒中我慢大会に お役者が?」えー。

シロ「年寄りばかりが参加するのも、と言う事では無いのか?
いわゆる客寄せパンダであろう」

 


白「去年 此処等のかわら版に載った件数ナンバーワンだって呼ばれたぞ」どやっ

粋「・・うん あちこち壊して暴れてすっぱ抜かれまくったもんなあ」ああうん。

 

シロ(あまりに堂々と暴れすぎて 
逆に人外だとは思われんのだろうな。)成る程

 

 


白「で、 あんま危なくないの探してるのか?


向こうで受付してる フンドシ1丁でひたすら川に浸かるってのなら そうそう怪我しな

粋「Σ寄りによって何て物オススメしてくれてんだよ!!」

 

 

 

白「まあ 水は膝まであったら溺れられるから
ふざけたら危ないけどな」ふっ

テオドール「ああ。からかいにまで おカナヅチの哀愁が」苦笑。

白「やるなら足元気をつけ「絶対嫌で御座います」

 

 

白「安全なのが良いのか?

じゃあ向こうの
せいやせいやって掛け声しながら ひたすら桶で水かぶるって
粋「Σ見てるだけで心臓止まる!!」ひいっ


白「じゃあ いっそ泳げ。

水にしっかり入っちゃうと逆に冷たくないらしいぞ
向こうで鮭みたいに川登ってくのが
粋「Σ自分がカナヅチの癖になんてもの勧めてくれてんだあっ!!」

 

 

 

白「・・・

 

俺は 暖かい所で見下ろしてるだけだからな
せいぜい凍えろ下民共」どやあっ

粋「Σ兄貴の鬼ー!!!」

 

テオドール「人の多い所で でかい声でカナヅチ暴露するからに御座いますよ」あーもう

 

シロ「うむ。では俺は
さっきのひたすら桶で水かぶる奴でも行くとするか」すたすたっ

粋・テオドール「Σえ」


シロ「最初は滝行をと思っておったのだがな
何でも滝の方は 滝の中で読経せねばならんらしい。
経など知らんわ 仕方ない」すたすたっ

 

テオドール「Σえ。あのっ」えええっ

 


粋「氷属性つっええええ」感心っ

白「あいつ冷え性だぞ。」


テオドール「滝なんて 凍らせても余計寒くなるだけに御座いますし

ガッツに御座いますねえ」引。

 

 

白「お前等そんな寒いの駄目か。

それなら 向こうで焼けた炭の上を裸足で走って渡るってのが
粋「うん。火傷するよな?」

白「根性有れば火傷しない


らしい?」首かしげっ

粋「Σ根性論の上 あやふや!!」

 


テオドール「(普段火をばんばん出されてる この御兄弟でこの反応。

それをこなす日本人 怖すぎや致しませんか)


ん? 家主命令で全員強制?」あれっ

 

 


白「安心しろ。
石燕は 1番マシそうって町内マラソン行こうとして
ガリガリは本気で命に関わるからやめとけって 
さっき保護されてた」ほら。


石燕「あー 暖まる」火鉢でほこほこっ

テオドール「Σ既に救護小屋の中!」

 


飛天「お前ら  ちゃんと準備運動しとこうな?

こっちはもう 朝から6人心肺蘇生でヘトヘトだよ」あくびっ


粋「Σめちゃ倒れてる!
救護班お疲れっ」ひええっ

 


テオドール「ん?マラソン
それなら 比較的マシでは?」おや

粋「えー 長距離走るのダリいよ

でもまあ。めちゃ冷たかったり 火傷とかよりマシかな?
それ行く?」

 

 

テオドール「よしゃ!1人だと心折れる所で御座いました!
一緒に走り抜きましょう!!」がしっ

粋「言っとくけど『一緒に走ろうね』は裏切りフラグだぞ」おい

テオドール「何を仰います
私の体力で 粋さんを置いてきぼりに出来るとでも!?」


粋「へ? あー

そう言われれば そう?
なのかな」うーん。

 

 

テオドール「そうと決まれば 

すみませーん。マラソン2人希望で御座います!」はいはーい!

粋「Σうお早!」えええっ


係員「はいはいもうすぐ開始だよ
それまで準備運動しててね」

 

テオドール「こう言うのは勢いに御座います!」どやっ

粋「まあマシそうだから良いけどよ

長距離か、
普段から兄貴のパシリで走り慣れてるし大丈夫そうだな

よし!楽勝楽勝っ」わははっ

 

 

係員「はい。用意

ふん!」スタート紐ぶちっ

 

 

ひゅんっ!!


粋「Σあああ吸血鬼の高速移動忘れてた!!
裏切り者おおおー!!!!」うわああっ

 

 

 

千様「あの子達 何処居ても解るわねー」

一二三「いつも賑やかだべな。
Σあ。つめたっ!」


係員「はいはい。よく我慢出来ました
手と足のお清め終わりましたよ

ちゃんと拭いてね しもやけになるよー」


一二三「ふー。
隅っこには キツくねえのもあるんだどもな?」

千様「あの子達だもの。
多分 周り見てないわよ」手拭き拭きっ

 

 


間。

 

 

 

粋「うん。 瞬発力は有っても 持久力無かったな
そういや」けっ。


灰さらさらっ

 


粋「今回は回収してやんねえ!
そこで冷えてろバーカ!」たったったっ

 

参加者A(あの人 誰と話してんの?)

参加者B(寒さでおかしくなったんかのー)

 

 

粋「あーさむさむさむっ

動いててもやっぱ寒っ!
耳とか鼻とかもげそ

ん?」

 


参加者C「おら兄ちゃんちんたら走ってんじゃねえぞ!」どんっ

粋「Σうおっ!」


参加者C「ったく
道狭いってのに  だらだら真ん中塞ぎやがっ

Σうごはっ!!」


粋「言えば解んだろ
何どさまぎで殴ってんだコラおっさん」ああんっ

ぎりぎりぎりっ

 

 


参加者A「Σあああ 意外と強い!」

参加者B「あんたもほら!
イライラすんならこんな大会出るんじゃねえよ!」

 

参加者C「うっせえ! うちの母ちゃんが男ならこんくらいこなして来いって

参加者A「Σだから!
寒い中で精神面も鍛える為の催しだからこれ!
イラついて人に当たったりしちゃ意味ないんだよ!!」ああもうっ

 

粋「へ?そなの?」ぎりぎりぎりっ

参加者C「Σあだだだだだ!!」ひいっ

 

参加者B「兄ちゃん なんで参加したん?」えー。


参加者A「毎年居るんだよなあ
こうやって問題起こす奴」あーあ。

粋「マジかよ 傍迷惑だな

ん? なんぼかマシなマラソンでこれって事は」あれっ?

 

 

 


ーーーーーーーーーー

 

 

【滝行組】

 

 

参加者D「Σてめっ!飛沫がこっち飛ぶだろ
もっとそっち寄れや!」しっしっ

参加者D「ああ?こっちは岩があんだよ!
今更ちっとばかり濡れたって大差ねえだろ!」むかっ

 

参加者E「あのすんません
滝行でケンカはどうかと」

参加者D「爺さんは引っ込んでろ!!」

どんっ!


参加者F「ああ!何すんだアンタ!危な 

Σひいっ!!」

 


彬羽「どこまで読経したか 解らん様になったろが」くわっ!

参加者一同「Σすんませんした!!」ひええっ

 


彬羽「全く 滝行した所で何も鍛練になってねえな」ちいっ

 


ーーーーーーーーーー

 

 

【掛け声桶組】

 


シロ「未熟者共め。」ふんっ

 

係員「Σうお!何事ですかこれ!」ひいっ


氷ぱきーん!!


シロ「今日は冷えるのでな」

係員「Σ限度が有るでしょう!
え、ちょ 皆これ生きてんですか!?」ひええっ

 

 

 

 

家康「うーん。 今年も乱闘が多いねえ」苦笑

 


千様「あ 居ないと思ったら!」

 

一二三「おらもお餅食べたいだー!」ぶー!


家康「はいはいごめんね
はい、お餅焼けたよー。

私今回は町内会の役員当てられちゃってたもんでね。暇そうだから」

千様「ああ、それで白君呼べたのね

あの子 お仕事の上客でも そうそう呼び出し応じないから おかしいと思ったわー」


家康「へ?焼きたて餡ころ餅3つで快諾してくれたよ? 」

一二三「案外安いだな」ああうん。

 

 


家康「けど来てくれてよかったよ

ほら、この町 基本ガラ悪いからさあ

人集まると 毎度何なと物騒な事になるんだよね」

千様「待って
ひょっとして あの子呼んだのって
客寄せパンダじゃなく」

 

 

 

白「どれだけ言われても大人しくしないのは 
吹っ飛ばしていいんだったな」扇子ちゃきっ

町内会長「ですね。お願いします」ぺこっ

 

荒ぶる参加者一同(Σあれはっ!!)はっ

 

 

 

白「ごめんなさいする奴は脇に退け」くわっ!

 

 

 


千様「Σ白君 人間相手に容赦ない!!」ひええっ

家康「ま、離れた会場のも 皆がそれぞれバラけてくれてて良かったよ」


一二三「Σあ!まさか
全員参加ってそう言う事だべか!?」

家康「毎年怪我人凄いからねえ」うん。

 

 


飛天(いやむしろ 今年のが多いんですけど。)


参加者GHIJK以下略「うーんうーん。」

 


彬羽「おい。向こうで暴れてる奴が居たんで 
ちょっと診てくれ やり過ぎた」ひょいっ


負傷参加者一同「Σ!?」びくっ

 

飛天「もう。今年で終わるべきだろ この催し」げんなりっ

 

 

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