小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月4日

 

 

 

魄哉「はー。三が日も終ってしまいましたねえ」


家康「今日から仕事始めかあ。
本年も色々とお願いね」苦笑。


魄哉「まあ、毎年初日はゆるっとした物ですし
今日は体ならしですね。

3日間ひたすらダラけてたんでキッツイですが」はーやれやれっ

 


粋「天下の天海様も 仕事モードに入らねえとあんな感じなんだな」へー。


蒼月「お宅の兄ちゃんと同じじゃん」

 

テオドール「失礼な。
我が主は常にゆるっゆるに御座いますよ」


白「俺等は仕事はじめ いつだっけ?」あれ?

粋「うん。兄貴も今日だからな
舞台自体は無いけど 芝居小屋の2回から餅撒く奴な

ぜっっったい 投げ付けんなよ死人出るから」

 


蒼月「ユル過ぎて ほぼ兵器じゃんかよ」引。

 

 

千様「彬羽君はまだ休みよね?」

彬羽「だな。
7日までは休みだな」

蒼月「マジかよ
長期休暇じゃん。」えー

彬羽「年末何連勤だったと思ってんだ」

 

魄哉「飲食は大変ですねえ

じゃ そろそろ出勤しますか。」どっこらせっ

 


千様「そっかー もう4日なのねえ

おせちも飽きたし 何か変わった物食べたいわー」

テオドール「我が主のお菓子の残りなら御座いますか?」焼き菓子っ


千様「Σきゃー!こう言うのこう言うのっ!
テオ君こう言うのパパッと作れちゃうの良いわねー
もうお姉さんと結婚する?」ごきげんっ

テオドール「嫌で御座います。」にっこり

 


彬羽「どんな会話だお前等。」

蒼月「まあ、おせちって 2日くらいで飽きるからね」

彬羽「・・・。」


白「毎年苦労しておせち作ってる奴に それ言うのどうかと思う」ぼりぼりっ

蒼月「元旦から隠れて西洋の洋菓子食べてた人は そりゃ良いかもしれないけど「しーっ」

 

 

魄哉「じゃ、行ってきまーす
喧嘩すんじゃありませんよー」すたすたっ

 


ーーーーーーーーー

 

 

江戸城

 


魄哉「初日って ほぼ挨拶だけなんで
これはこれでタッルいんですねえ」あくびっ

 

挿音「いきなりフルスロットルで書類の片付けのが良いのかよ?」

魄哉「あー。そっちのが早く1日終りそうで「マジか」引。

 

 

魄哉「ともあれ もう4日だと言うのに
毎度毎度あけましておめでとう御座いますは飽き
あ、ノド乾きますね」茶ずずっ

挿音(のんびり散歩出来ねえで 競歩になるせっかちなオッサンみたいな物か。) ふむ。

 


家老「おお。天海様
お疲れの様で
ご挨拶の方は 先程の方で最後に御座いますな」

魄哉「お。やっと終わりですか」ほっ


家老「それと、なんでも書類をお忘れだとかで」

 


白「どう見て城のだろうから 暇なら届けろってバカラスが」書類がさっ

魄哉「ありがとう御座います。

てか、着替えもせずに届ける程の物では
白「単に正月明けで 着替えるの面倒だった。」衣装フル装備っ

 

家老「相変わらず 目立つ方ですなー

今回のアレ、ひょっとして干支にちなまれましたかな?」はっはっは。

粋「うちの兄貴素で派手なんで 色々と遣り甲斐が」苦笑。

家老「おお!兄上の衣装担当が弟御と

良いタッグですな」ほー

 


テオドール「もはや顔パスの顔馴染みに御座いますねえ」

粋・家老「今年もよろしくお願いします」ぺこりっ

 

 


魄哉「さて、では挨拶も終わりましたし」伸びっ

白「ん?
ひょっとしてもう仕事終わりか? 
届け物しなくて良かったなもな」ありゃ

魄哉「あーいえいえ。まだ半分有りますよ

では後半 参りますかねえ」肩ごきっ

家老「ちぇすとおおお!!!」どどどどっ!

 

粋「Σえ。家老のじっちゃん!?」ひえっ

 

 

魄哉「せやっ!」


襟掴みぶんっ!!

 


家老「Σぐはあ!!」


 がらがしゃーん!

 

 

テオドール「Σえ!えええ
家老さん!

まさか下克上と言う奴で!?」ひええっ


挿音「あー 違う違う
心配ねえよ。通常運転だから」

テオドール「Σすみません 意味が解りません!!」

 


魄哉「いえね。
この城、今日はこんなでユルユルですが

明日からは また通常運転なんですよね」


家老「故に 毎年、年始めは
準備運動がてら 天海様の百人組手から始まると言う」げほっ

粋「Σいや去年もチラッと聞いたけどこんなんなの!?
年寄りが無理すんなよ!!」ひええっ

 

魄哉「もちろん強制ではなく 希望者のみですよ?」

家老「ふふふ。ワシとて まだまだ若い者には負け
たくありませんからなっ」ごほっ

 

 

挿音「ちなみにだ。
万が一 親父に勝った奴には『お年玉』が出るってんで皆ノリノリよ。

相手が相手だから 徒党も組むの有りだしよ」

 

徳川家臣軍団「天海様! 1試合 お願い致します!!」襖すぱーん!


魄哉「おやおやこれはまた。

よい肩慣らしになりそうですねえ」メガネきらーん。

 

 

 

 

テオドール「うわ 徳川の方々が続々空飛んでおられます。」ひええっ

粋「Σあああ ゴッ!とかドスッとか鈍い音してる! マジでこれ大丈夫!?
毎年こんなやってんの!?」ひええっ

 

 

白「こうでもして体に渇入れないと出来ないのか?
徳川の仕事。」

家老「まあ、相当気合い入れんとキッツイでしょうなあ」うむ。

 

 

魄哉「よっしゃあ!三が日で鈍った体が目覚めた気分です!

明日から頑張りますよー!」しゃきっ

 


白「良し、帰るか」くるりっ。

 


テオドール「あ。この件に関わる事を拒否られまして御座います」

白「返り血まみれの坊主とか 絶対関わりたくないない」すたすたっ

 

粋「つかこれ
皆明日仕事出来んの?」

家老「御安心めされよ
皆、毎年の事ゆえ 慣れております。」

粋「あ。うん

そうなんだ。」冷や汗っ

 

テオドール「人間として 行動不能になっとけって感じに御座いますがねえ」 

 

挿音「おう。公務員なめんなよ」ふっ。

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る