小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月3日

 

 


晴明「縁切り?」はあ?

家康「んな生ゴミ見る目で見なくても」ひええっ

 

晴明「将軍 お主、切れる程密接な縁等あったのか?」怪訝っ

家康「Σ真っ正面から酷い事言われてる!!」えええっ

 

 


座敷わらし「甘いな晴明。
徳川の将軍は 人妻が好みと聞く
後は言わずとも解るだろう」


晴明「あー ・・

いったいどこの誰に手を出し Σぶっ!!」

 

魄哉「人の家で 子供の前でなんちゅー話をしてるんですか。」

晴明「Σその子供が率先して言っていやアレ子供なのは見た目だけぞ!」いだだっ

魄哉「はいはいはい。
次はウエスタンラリアットかましますよ」

 

 

蒼月「陰陽師って 思ったより体育会系だよねー」

千様「晴明さんは結構もやしよ?」のほほーん。


晴明「Σ悪かったな!」

 

 

 


間。

 

 


晴明「ほー 成る程。

このお嬢がのう」ふーん。

 


お嬢様の付き人「あの、私共は幕府の紹介で此方に来たのですがその」えっと。

魄哉「あ、こんなんですが腕は確かなんで大丈夫ですよ

ちゃんのその辺天海坊から言い使っておりますので御安心を」にっこり。

 


一同(天海お前だろ。)物陰こそっ。

 

 

魄哉「では、詳しいお話をお聞かせ願えますか?」

お嬢様「あ、はい えーと。」ちらっ


晴明「・・・。」むっすー。

 

 


 白「それ。」

 

謎のいきもの「アァアァァア゛ッ!」ずぞぞっ

お嬢様・付き人「Σギャああああ!!」ひええっ

 

 

晴明「また変な物を」ひょいっ


襖がらっ

ぽいっ。


ぴしゃん!!

 

お嬢様・付き人「Σ強い!!」おおおおっ

 

 

 

石燕「あっしの毛有毛現の筆 勝手に持ち出すのやめてくれねえっすか」ほんとにもー。

白「変なのって失礼だな
和ませようと猫描いたのに」むう。


粋「Σ猫なの?これ猫なの!? Σうおおおこっちくんなああ!!」ひえええっ

 


テオドール「あ、でも今のでお客様 警戒を解かれた様に御座います!」おおっ

家康「Σおお!白の下手くそ落書き 破壊力さすがっ!!」

 

白「泣くぞ。」

 

 

 

 

晴明「ほーー。すると何か
別れた元カレがしつこく復縁を迫ってくると」へー

お嬢様「ええ、何度も貴方とはもう終わったとお話ししてるんですけど」


晴明「ほう それは難儀な
よし。話は聞いた
帰って良いな?」よっこらしょ

魄哉「最後まで聞きなさい」


足ばらいパシッ!

 

晴明「Σうおおっ!?」

どがしゃーーん!

 


家康「Σあああ体力の差で偉い事に!」ひええっ

 

お嬢様「Σえ。ちょ お坊様!?」えええっ

魄哉「すみません 畳の目でツルーンっと」

お付き「Σあ!滑ったんで「はい。滑りました。失礼しました」

 

 

テオドール「ごり押されました」わお。

 

 


晴明「お、お前な。」あだだっ


魄哉「最後まで聞きなさいっての

これだから待ての出来ない狐は」ため息っ

晴明「Σそれが頼み事をする態度か!?」

 


付き人「あのー」おそるおそるっ

魄哉「あ。続きどうぞ」しれっ


晴明「いや、そのしつこい元カレとの縁を切れと言うのだろ?

やってられるか アホらしい」けっ

 

お嬢様「あーいえ

縁切りと言えば縁切りなんですが」

 


お付き「ぶっちゃけ 最近化けて出るようになりまして。」


元カレの生き霊「おさとさーん。」ひゅーどろどろどろどろっ

 

 

お嬢様「Σぎゃー!また出た!!」ひええっ

 


魄哉「本体が生きてるぽいだけに
殴っても殴っても しばらく経つと復活するんですよねえ」あーもう。

晴明「いや本体今頃ボコボコじゃろ

そろそろ本気で霊になるぞ」引。

 

 


魄哉「と言う事で さすがに一般人葬るの嫌なんで
さっさと縁切って解決してくれませんか?」

晴明「お前なあ」


魄哉「すみません
ドロドロした色恋沙汰めちゃ嫌いなんです
坊主なんで。」南無。

晴明「都合の良い時だけ坊主になりよって 生臭が。

しかしコレはまず」ふむ。

 


生き霊「おさとさーん」 どろどろどろどろっ

お嬢様「Σぎゃー!こっち来たああ!!」ひええっ

 


粋「行け!兄貴のキモ猫!!」だおりゃああっ!


具現化落書き「アアアァァァア゛ッ!」

べしょっ


生き霊「Σひいっ!?」びくっ

具現化落書き「ァア゛ァアア!!」すぞぞぞっ

 

 


家康「Σ何この嫌な式神バトル!!」ひえっ


粋「よっしゃ さすが兄貴作!
生き霊がビビってる!!」よしっ

白「なあ。ホントに泣くぞ?」


テオドール「あなた様の感性を凡人が理解出来ないだけに御座います

お気になさる事は御座いません」どうどうっ

 

 

生き霊「あああ!おさとさーん!!!」どろどろどろどろっ!

具現化落書き「アァアアァ!」ずぞぞぞぞ

 

お嬢様「Σぎゃああ2匹合わせて来たああ!いっやあああーーっ!!」ひいいっ

 

 


白「もういい。」

バキャスッ!!


具現化落書き「Σア」ぽんっ

生き霊「Σぐはあ!!」げふっ

 


どろんっ!!


お嬢様「Σ消えた!」

お付き「Σお嬢様ご無事ですか!!」ひええっ

 


晴明「ほう 大した物よ。

まずは一回撃退せんと何も出来ん所でな

いや言う前に動いてくれて助かったわ」おおっ

白「ムカついたからな」けっ。

 

 


魄哉「何でも元から 付き合ってるって言っても家の都合上しゃーないと言いますか
生き霊の持ち主が駄々こねて無理矢理って感じだったみたいですし

色々酷すぎてフラれても 相手が露骨に嫌がってるってのに、この粘着っぷりですからねえ」

 

晴明「成る程な

と、なれば自力でどうにかするのも無理 か。」

 

 

お付き「Σと、言う事は!」おおっ


晴明「任せい。
かったるいが その悪縁スパッと切ってやろう」

お嬢様「Σ本当ですか 陰陽師様!」おおおっ

 

 

 

お嬢様・お付き「で、そのツノの人はいったい。」えーと。


晴明・白「式神。」しれっ

お嬢様「Σ成る程!」

 

 


粋「兄上 プライドは?」

魄哉「今プライド地に落ちちゃってるんで細かい事はどうでも良いのかと」苦笑。

粋「へ?何で?」きょとん。

テオドール「案外 素で酷い方に御座いますねえ」うわあ。

 

 

 


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彬羽「ほう。俺がバイトに行ってる間にそんな事が。

縁切りは高度な技と聞いたが その辺大丈夫だったのか?」

 


晴明「大丈夫じゃないから寝込んどるのだろ」けっ。

魄哉「まさかここまでダメージを受けるとは」

晴明「Σ喧しい!
お前それでも元陰陽師か!」

魄哉「すみません忘れました」

晴明「Σこんの腐れ政治家めが!!」

 


千様「え? そんな大変なの? 縁切り。

結構その辺の神社で気軽にやってるけど」えー?

蒼月「切るだけならね。

けど、縁とかそう言うのって 誰かが気軽に手を加えちゃいけないらしいよ

 

その手の物事って元に戻ろうとする力が有るらしくて 
下手に弄ると 更に変な奴に絡まれたり、気の乱れが起きて体調崩すとか何とかってさ。」


家康「お前 何気にちゃんと知ってるよね」

蒼月「俺が適当なのは金払いだけだよ」ふっ

彬羽「最低じゃねえか。」

 

 


テオドール「ん?それで何で晴明さんが体壊すので御座いますか?」はて。

晴明「プロだからな。

依頼されて引き受けた以上。そこらの適当な祓い屋の如く 切って終わりに出来んわ

キッチリ後の災いまで肩代わり前提でやるので やりたくなかったんじゃい」けっ


千様「Σえ。じゃあ そのお嬢様の受けるはずだった縁切りの反動が晴明さんに!?

やだ優しいっ!」じーん。


晴明「人の話聞いとったか?」おい。

 

 

 


小太郎「それはそれとして
なんで
自分ちじゃなく この家で寝込んでるんだろうな」わんっ。

座敷わらし「すまんな。
年よりは寂しがりでな」


晴明「聞こえとるぞ ロリババァ
座敷わらし「合法ロリと言え。小僧」

 

小太郎(Σ怖っ!)ぎゃいんっ

 

 

テオドール「えーと。仲のよろしい事で」冷や汗っ


座敷わらし「嫌な言い方をするな
私は目のぱっちりした年下が好きだ

例えばあんなの」指差しっ

与一「Σえ」びくっ

 

座敷わらし「お前も結構好みだぞ
合法だがどうだ?」ん?

白「子供に興味ない」きっぱり。


魄哉「その子はぱっちりと言うか
常に眠そうな気だるげ目してますけどねえ」苦笑。

座敷わらし「解っておらんな

細目だとな 気だるげにしとると目が開いとるか開いとらんか解らん事に

晴明「さりげに私をけなすな。」おい

 

 

 

家康「まあ 仲は良いんだろね。」うん

彬羽「それは良いが

今日これ 夕飯何人前作れば良いんだ?」


家康「・・・ さっきから晴明さんの式神ぽいのもウロウロしてるし。
何人だろ」うわ

 


座敷わらし「家の奴等が気になるので呼んでも良いか?
あと犬神。」

彬羽「Σまだ増えるのか!?」ぎょっ

 

 

晴明「食費は幕府持ちな」ふっ

魄哉「Σうっ!
こ、今回はしゃーないですね」くううっ

 

 

 

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