小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月26日

 

 

 

千様「あら?」ぴくっ

家康「お。」おやまあ

 


千様「・・じゃあ 今回も」ふふふっ

家康「だね。 恨みっこ無しで」メガネきらーん。

 

 


千様・家康「じゃーんけーんっ」うおおおっ

 


白「何してるんだ?」

蒼月「せんべいの最後の1枚争奪戦。」茶ずずーっ

粋「Σ毎度こんなガチバトルノリでやってたの!?」えええっ

 

 

千様「Σきいい!また負けたー!!」ああもうっ

家康「あははー。千ちゃんは読みやすいから

じゃ、遠慮無く」わーい。

千様「Σちっとは女に優しくしようと思わないの!?」きいいっ

家康「恨みっこ無しって言ったでしょ?」せんべいぱりぱりっ

 


テオドール「こう言う所で情に流されて勝ちを譲らない
その辺が天下人たる所以なのかも御座いませんねえ」ふむ。

粋「んなみみっちい天下 俺ならいらねえわ」

 

 

家康「お前達もオッサンになれば解るよ
なりふり構わないくらいがちょうど良いんだよ」ばりぼりっ


白「そうか。トシ食いたくないな」

家康「Σ真っ直ぐな目で全力拒否られた!」がーん。

 

 


テオドール「毎度の様で可哀想なので 焼き菓子差し上げます」焼きたてっ

千様「きゃー テオ君のお菓子好きー!」わーい


家康「Σうおお 良いなー」

 


テオドール「じゃあ じゃんけんで私に勝てたら家康さんにも進呈と言う事で」

家康「よっしゃ!
駆け引きなら負けないよ!!」袖まくりっ

 

 


間。

 

 


家康「30戦全敗・・・っ!?」 驚愕っ

テオドール「ふっ。」どやあっ

 

 

粋「テオ 無駄にじゃんけん強いんだよなあ」

千様「意外な特技ね」へー。

蒼月「んな物強くて何になるのって話だけどね」白い目。

 


家康「普通こんだけやったら1回くらいマグレとか無い!?」えええっ

 

テオドール「私に言われましても

普段がどんくさくて灰になりまくってる分、 
勝利の女神が見かねて力を貸してくれてるとかそんなでは御座いませんかね?」

家康「Σいや女神様 普段から守護したげてよ!!」

 

 


粋「まあ、そのテオより 更に上なのが兄貴なんだけど。」

 

白「お。ちょうど良い所に
バカラス ほらじゃーんけーん」

彬羽「ん?」通りすがりっ

 

白「ぽいっ!」パー。

彬羽「Σへ !?」つられてグー!

 

 

蒼月「若干後出しになったのに何で負けんのお前。」

彬羽「Σい、今のは いきなりで何か解らんかっただけで!」そのっ

 


白「ちなみにバカラスは 常に何処かに力入ってるから

いきなりだと絶対グーを出す」キラーン。


家康「お前 こう言うしょーもない事だと いきなりIQ上がるよね」ああうん。

蒼月(コレで上がってる扱い 俺なら嫌だな。) 

 

 

彬羽「くっそ!何か知らんが
もう1戦だ!!」くわっ

蒼月「お前もいちいち熱くなんなよ。
毎度毎度それで負けてんじゃんバカなの?学習しろよカラスの癖に」

 


千様「あっちも毎度ああなのね」ああうん。

粋「カラス マジで兄貴にじゃんけん勝った事ねえもんなあ」

家康「定期的にじゃんけんガチバトルやってるの?

お宅の魔王と副官」わお。

 

 


テオドール「私が見る限り

力んでグーを出すのを指摘された彬羽さんに対し 常にリラックスの我が主はパー出しがち。

そしてその流れに逆らい 深読みに深読みを重ねた彬羽さんがやたらとチョキを出したがり

最終的に煮詰まってやっぱグーで負け越しがいつものパターンに御座います」


千様「テオ君 毎度観察してるのね」

テオドール「格闘技観戦は趣味に御座います故」

 

 

蒼月「やっぱバカだろお前」真顔。

彬羽「Σ喧しい!
そんなら手前 勝ってみろ!!」むかっ

 

 

白「やるか?」ふふんっ

蒼月「んー。

勝ったら勝ったでしつこそうだしなあ。この人」

 

粋「うわ。察しが良い」ぼそっ

蒼月「Σ勝っても負けても面倒なのかよ!
うっわやんない!絶対やんない!」ひえっ

 

 

家康「こう言うシンプルなのって性格が出るからねえ」苦笑。

千様「そう言うもん?」

家康「そだよー
だから私も千ちゃんの性格考えて手を読んで いつも勝ってるし」


粋「せんべい1枚の為に毎度そんなのやってんのかよ」引。

テオドール「ある意味 性格丸出しに御座いますねえ」

 

 

蒼月「とかやってる間に

こっち あいこでしょ 連発ゾーンに入ったよ」


白「今日は頑張るな バカラス」にやりっ

彬羽「ふっ。涼しくなって頭冴えてるからな」どやっ

 

 

千様「つまり白君が熱くなって来てんのね

また表情筋仕事してないから解りにくいけど」

粋「兄貴も大概 頭に血上りやすいもんなあ」あーあ。

 

 

 


【その頃 床下】

 


刺客A(おい。本当に此処が あの天海の自宅で間違いないんだよな?) こそっ

刺客B(そのはずなんだが) うーん。

刺客C(見事にアホしかおらんぞ。
つーか何だ 頭から何か生えてるし、あのじゃんけん白髪) こそっ。

 

刺客A(頭から?

Σはっ!さては天海め あの噂は本当だったか!)

 

刺客B(Σあれか!

奴は本来僧侶などでは無く胡散臭い陰陽師であると言うっ!)はっ!

刺客C「Σえ。じゃあアレは いやコイツ等は式神


ぬぐあああっ!!!?」

ドゴメシャアアッ!!

 

刺客AB「Σわーーっ!!」びくううっ

 

 

 

彬羽「グーばかり出して何が悪い!!
ほれ見ろ拳が1番だろうが!!」くわっ


千様「落ち着いてー
青筋立てて主張する事じゃ無いわよー」どうどうっ

 

粋「Σうお!床下何か居たの!?」ひえっ

テオドール「じゃんけんに負けたくらいで床破壊せずともと思いましたが
曲者だったので御座いますか」おやまあっ

彬羽「Σ俺はアホか!!」

 

蒼月「充分アホだと思うよ」きっぱり。

 

 

刺客A「ひいいいっ ど、同胞っ」あわあわっ

刺客C「」白目っ

刺客B「Σ顔面ひしゃげてるうう!!
うわああやっぱ来るんじゃなかった!!」ひええっ

 


家康「あのー

ビビってる所ごめんね
大人しく投降するなら 手足の腱破壊しないで済むけど」銃じゃこっ!


刺客A「Σコイツもヤバイ!」背筋ぞわっ

刺客B「なんの!煙幕!!」


どむっ!!

 

 

粋「Σどわっ!?」けほっ


刺客B「よっしゃ!今の内に

 


びすっ。

 

 


白「別に グー最強じゃないし」チョキ。


刺客B「Σ目がああああ!!!」ごろごろごろごろっ!

刺客A「Σ目潰し!?
モロ目潰しした!?」ひええっ

 

 


テオドール「あのー。 チョキだとグーに負けてしまうので御座いますが」

白「破壊力で言うならって話だ」どやっ

千様「まーた屁理屈を。」

 

 

刺客A「Σまだじゃんけんの話してんの!?

え。嘘嫌だコイツ等頭おかしい!
やってられるか!!」しゅばっ!

 

粋「Σあ!こら 仲間見捨ててやんなよ!」げほっ

 

 

 

 

すぱーん!!

 


魄哉「何 人の家煙まみれにしてんですか。」

 

刺客A「」壁にめり込みっ

 


白「パーだ。」うわ。

蒼月「力士の張り手のが マシなパーだね」うん。

 

 

家康「あ。おかえりー天海」

魄哉「おかえりーじゃないですよ
毎度毎度

Σうわ 床また酷い !」ぎょっ


彬羽「Σう。すまん」

 


魄哉「いえ 下で何か伸びてますし
しゃーなかったとは思うんですが 
また何で此処まで大破を?」ええー。

テオドール「じゃんけんバトルが白熱致しまして」
魄哉「は?」

 

 

家康「まあ。は?ってなるよね」うん。

千様「ね。発端アタシたちだけどねー。」

 


魄哉「えーと。よく解りませんが じゃんけんが元でこうなったんですか?
最近の子にはついてけませんねえ。

今日早く帰れたんで お土産買って来たんですけど
それなら端数はじゃんけんで とかやめた方が

 

 


千様「力むタイプはグー出しがちなのよね?」

白「って言って チョキとか出させる手も有るぞ」

テオドール「と、見せかけ 実はパー出す布石パターンも御座いますよね?」

家康「いやいや。
とか何とか色々言って力ませて グー出させる作戦かもよー?」にやりっ

 

 


粋「Σまだやんの!?」刺客縛り上げっ

 


蒼月「お前は参戦しなくて良いの?」

彬羽「次は家壊しかねないしな。」遠い目

 

 

魄哉「いえあの

平和的にくじ引きとかにしませんか? ねえ。」

 

 

 

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