小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月10日

 

 

 


【町中】

 


てくてくてくてく。

 


八百屋「お。からくり娘ちゃん
買い出しかい?」


コマ『』ぺこりっ。

 

 

子供「Σうわ!人形が1人で歩いてる!」ぎょっ

 

お客「この子は特別製らしいよ。
ほら町外れの あの鳥居まみれの向こうの家。
あそこの家主さんが作ったらしいよ 凄いねえ」

 

子供「いや母ちゃん。
それ凄え胡散臭くねえ?」ええー

母親「あそこの居候の人等は変わり者ばっかだからねえ

凄いからくりくらい作れても驚かないわ
からくり娘ちゃん アンタよりよっぽど利口だしねえ」あははっ

 

 

コマ(さりげに皆さん変なの扱いされてますね
間違ってませんが。)メモ渡しっ


八百屋「はいはい。こちらのお品ね
あー。生姜や何や 香辛料アレコレね ちっと待ちな」ごそごそっ

 


子供「つかよ母ちゃん なんか怖くねえ?変なのばっかって ヤバい奴等がたむろしてるって事だろ?」

母親「なんだい失礼な。

確かにあの家の人等は変わってるけど

ん?」

 


めりめりめりっ

 


ばきゃっ!

がんっ!ガラガラガラッ!!

 

通行人A「Σうおお真っ昼間から妖怪!!」ひいっ

通行人B「Σ暴れ火車だああ!!」ひええっ

 

 

八百屋「Σうおおこっちくんな!!

Σからくり娘ちゃん!? ちょ危ねえ危ねえ!」ひえっ

 

コマ『お下がり下さい』カタタッ

八百屋「Σごめん!おいちゃん嬢ちゃんの言葉解んねえから!」

 


コマ『人に仇なすのはおやめ下さい
白さんに焼かれますよ』カタタッ

 

ガンゴロゴロゴロロッ!

 

 

子供「Σぎゃーぎゃー!こっち来る!!」うわああっ

八百屋「嬢ちゃん逃げろおおお!」うわああっ

 


コマ『やむを得ません。

忠告はしました』くわっ

 


ビームカカッ!!


火車「Σ!?」じゅっ!

 

 

 

 

コマ『ふむ。パピーにねだって着けてもらったレーザー

撃ってる間 前が見えなくて危険です』カタタッ

 


八百屋・親子(Σ目からビーム出たっ!?) ひええっ

 

 

子供「あ、あの母ちゃん?

あんなの其処ら歩いてるって 怖くない?」びくびくっ

母親「ま、まあ あそこの家の人は
蔵の壁くらい卵みたいに割ったりするし」冷や汗っ


八百屋「ああ、あの
夏場に そこの坊っちゃんが土蔵でかくれんぼしてて うっかり中から錠かけちまった奴な

即助けられて良かったよなあ」ああうん。

 

コマ『詳細聞かずとも彬羽さん。
さすがですが ええ加減正体バレそうです』カタタッ

 

 

八百屋「ともあれ助かったよ

あ、お礼に ミョウガもつけといたからな
あの豪腕板さんにもよろしくよ」わははっ


コマ『立ち直り早い。 さすがこの町の住人』カタタッ

 


子供(何言ってるか解らないけど
オロカナニンゲンドモメ とか言ってない  よな?)びくびくっ

 

 


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【芝居小屋】

 

白「そっか。
手間かけさせたな」ありゃ

コマ『うっかり消し炭にしてしまったので 一応魔王様には御報告をと「多分燃えカスから復活するからほっといて良いぞ」

 

 

粋「何?吸血鬼の話?」

テオドール「いえ 私達でも多分蘇生無理に御座います

てか何故に我が主はコマさんの御言葉が解るので御座いましょうね?」はて?


粋「あれ?お前も時々会話出来てねえ?」

テオドール「雰囲気で適当に相づち打ってるだけに御座います。 

 

コマさんは筆談もされますが  私は日本語の読み書きも無理に御座いますし」

 


コマ『最新のアップデートでドイツ語同時翻訳が可能になりました』 筆談さらさらっ

テオドール「Σうおお読めまして御座いますっ!」凄っ

 


白「からくりって凄いな」へー。

粋「Σ毎度の事だけど 木製からくり人形としてスペックおかしくね!?」えええっ

 

コマ『そんなこんなで 報告でした。
ではお使いに戻りま

あ、受け付けに不審者』

ビームじゅおっ!


こそ泥「Σうぎゃああっ!!」

 

白「もちょい威力抑えないと ナマモノは危な

コマ『はい?』くるり


チュインッ!

粋・テオドール「Σぎゃあああ!!!」ひいいっ


皐月「Σうおおコマちゃんこら動く時はビーム仕舞えええ!!」ひええっ

 

 

 

 

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【大通り】

 


コマ(白さんが炎ガードしてくれなきゃ 皆まとめて消し炭でした。

加減を覚えなさいね。とまたパピーの長い話が始まってしまいます)てくてくっ

 


丁稚「Σうお!凄え 
からくりが1人で歩いてる!」おおおっ

コマ『今の私は危険ですよー
声かけちゃダメですよー。』どんよりてくてくっ

 


丁稚「なあなあなあなあ からくりの姉ちゃん 
ロケットパンチ出る?」わくわくっ

コマ(思考がパピーと同じ

もちろん出来ますっての。) ため息っ


丁稚「Σ凄え!からくりなのにため息ついた!!」おおっ

コマ( 解りやすくウザがられてるんだから あっち行って) げんなりっ

 

 

店主「こら!仕事サボって何してんだ!」

丁稚「Σうおヤバッ

またな。今度遊ぼうな からくりの姉ちゃん!」たたっ

 

コマ(初手でロケットパンチの有無確認するよな相手と 何して遊ぶ気なんすか。


あれ? この建物 )カタタッ

 

 


店主「ったく お得意さんに頼まれたから 仕方無く雇ってやったってのに遊んでばっかで

叩き出すぞ お前はよー」ぶつくさっ

丁稚「すみませーん。
凄いのが居たんで」

 

店主「ああ あのからくり娘な

ありゃ凄えよ。うちの下請けの大工もベタ褒めしてたよ
まあ、大工ってよりからくり技師の領分  

って  からくり嬢ちゃんどしたよ」

コマ『お邪魔します』ずかずかカタカタっ


丁稚「へ?あの」きょとんっ

 


ぴたりっ

 

コマ『やはり。』見上げっ

店主「ん? 天井がどうし

Σげっ!!」

 

丁稚「ん?梁がどうし「Σこの前の雨漏りで腐ってやがんだ!騒ぐな揺するな 刺激すると崩れるぞ!!」ひええっ

 


コマ『なんか建物傾いてるなーと思ったら 微妙に崩れかけてたんですね。

色々物騒なこの町で これは危険』がしゃんっ


丁稚「何の音?」へ?

 

 

コマ『店主。』

 筆談ぺらりっ

 


店主「へ? Σうおお頼んだ!!」丁稚抱えダッシュ

丁稚「Σえ。ちょっ!?」

 

 

 


コマ『ロケットパンチじゃ無理が有るので

事故る前に一気に吹っ飛ばします』

内臓ランチャーがこんっ!

 

 

 

 

 

 


蒼月「毎度思うんだけどさ。

からくりの護衛にこっそり将軍着いてくるっておかしくない?」こそっ

 

家康「いやーそれは解ってんどけどね

ほら天海の愛娘なわけだし
万が一って事が 「材木問屋の屋根吹っ飛ばす大砲娘じゃ マメ鉄砲しか使えないアンタの護衛程度無駄だっつってんだよ。」

 


家康「そうでもないよ?

さっきもほら 芝居小屋のコソドロへのビーム。

あれ 後ろの人にも当たりそうだったから 咄嗟に立て掛けてた看板撃って倒して盾にしたし」へー。

蒼月「Σそっちの護衛!?」

 

家康「もちろんそだよ?

てか 不服な癖になんで 毎度お前も来るの?」


蒼月「俺はほらフェミニストだから

不器用な女の子が1人歩きするとか危ないし 「お前コマちゃんもストライクゾーンなんだね」ほう


蒼月「真顔で銃向けないでくれる?」

 

 

 

 

 
丁稚「からくり姉ちゃん すっげええええ!!!」おおおっ

 

店主「・・ まあ、命さえありゃどうにかなるか
材木問屋だし」 屋根の大穴見上げっ

 

コマ『破壊力が有って良かった』御満悦カタタッ

 

 

 

主婦A「ちょっと奥さん 今度は向こうで喧嘩だよ喧嘩!

発砲騒ぎらしいよー!」

 

主婦B「ええ!? ホントに治安悪いね此処等へんは」ほんとにもー。

 

 


丁稚「え!こわっ
からくり姉ちゃん 頼んで良い?」ひええっ


コマ『お任せあれ!』ビームスタンバイっ

 

 

 

 

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