小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月13日

 

 

 

 

千様「ごめんなさいねー。

お盆なのに 軒先にちょうちん下げるの忘れててー。」のほほーん

山本五郎左衛門「Σお前 なんちゅー事で呼び出してくれてるんだ!!」ちょうちんよっこらせっ

 


白「俺じゃ届かないからだ。」

山本五郎左衛門「・・・・まあ んなめちゃめちゃチビい訳でもねえし
良いんじゃないのか」えっと。

 

 

粋「なんやかんやで文句言いながらやってくれるから助かるよなー」うんうんっ

テオドール「身長ネタでからかって 我が主の必殺頭突きで頭部粉砕されかけたからでは?」けっ。

 

 

山本五郎左衛門「つーかお前
そんな気軽に呼び出さないからって契約時に言ってたよな?」怪訝っ

 

白「ブラック企業って知ってるか?」にやりっ

山本五郎左衛門「Σうおお契約したが最後!?」ひえっ

 

 

粋「あー また玩具認定されたの増えた」あーあ。

千様「完全に遊んでるわねー」のほほーん。

 

 

家康「まあまあ
あんま気にしなくて良いよー あの子がからかうのは良い人だけだから。
せっかくだから山本さんもご飯食べてきなよ 御昼だよ 」ご飯てんこもりっ

山本五郎左衛門「前も気になったけど これ人間だろ。
どういう状況だこれ」困惑っ

 

白「俺もそいつもここの居候だ
説明終わり。」めんどくさっ

山本五郎左衛門「Σ魔王が人間と一緒に居候!?」えええっ

 

 


千様「山本さん良い人そうだからバラすけどー

その人 この国の将軍よー」のほほーん。

山本五郎左衛門「Σいやどういう状況だそれ
てか待て何を持って良い奴認定した!?」ええええっ

 


千様「ちょうちんぶら下げてくれた辺り?」

山本五郎左衛門「Σ良い奴のハードルひっく!!」

 

 

粋(醸し出すオーラがもう ただの苦労人なんだよなあ。)

 

 

 

テオドール「で、ご飯のトッピングは何に致しますか?」

うぞうぞっ。

山本五郎左衛門「Σ!?」びくっ


家康「テオちゃん。毛虫とダンゴムシ持ってくるのやめなさいって

主様が下僕増やす度に嫉妬するのやめようね?」

 

 

白「食べ物粗末にするとバカラスに怒られるぞ」

テオドール「Σうおお!皆森にお帰りで御座いますっ!」ばらばらっ


粋「カラスが今日バイトで良かったなあ」苦笑。

 

 

 

家康「あのー。ご飯カピカピになるよ?」

山本五郎左衛門「いや普通に家で食うんで と言うか食ってきたんでちょっと「Σえ。家!?」


粋「Σお前家有んの!?
つい最近まで封印されてたのに!?」えええっ

 

 

白「普通に野良妖怪してるのかと思ってた」へー。

テオドール「Σあ。ひょっとして それで気を使われて頻繁に呼び出されておりましたので「単にこき使ってるだけだ。」

 

千様「なんかー

数百年封印されてたし 寝る所食べる物に困ってるだろうと心配して理由付けて呼び出してたらしいわー
あの子意外と面倒見いいからー」あらあらっ

山本五郎左衛門「Σ出会い頭に番傘で人殴り倒してトドメに頭突きかましてくる奴がか!?」ええっ

 

白「それはお前がいきなり失礼だったからだろう。」ふんっ

粋(身長ネタ どんだけNGなんすか兄上。)

 

 

山本五郎左衛門「え、えっとだな。
その 我もガキではないのでな。
要らん気は使わんでいいので その 用も無いのにポンポン呼び出すのはちょっと」きまずっ

白「いやそこは呼び出すし使い倒す。
初対面で喧嘩売ったお前が悪い」きっぱり。


千様「相当地雷だったのねえ」あらあらっ

 

 

テオドール「ふむ。そういう事で御座いましたか
さすがは我が主 慈悲深き御方に御座います」うんうんっ

粋「あ。キゲン直った」

家康「難解な子だねえ

ん?テオちゃん どしたの?」おや。

 


テオドール「腐りかけの肉の臭い

アンデットの気配に御座います!!」ずざっ!

家康「Σなんで盆に入るなり寄りによってアンデット!?」

 

 

テオドール「お盆待ちわびてヒャッホウした方が どこぞの墓地の半生御遺体に取り憑いたのでは?」

家康「Σ解りやすいけど色々酷い!!」ひえっ

 


粋「Σ要するにゾンビかよ!
えええちょっ 絶対グロいし怖

Σうおお来たああ!!」

死人「アアァア゛」ずるぅり。

 

家康「Σうおおさすがに仏様は撃ちづらい!
なんで毎度うちに来るの!!」銃かまえっ

 

白「化物は より強い化物に向かう習性が有るからかな?」えーと。

千様「あ、山本さんも 古の魔王なのよね?」

 

家康「Σ今の魔王が古の魔王式神にしてるって無茶苦茶じゃない!?」ひええっ

粋「まあ兄貴だしなあ」

 

 

白「細かい事気にするな

よし行け ヤマモト」指差しびしっ

山本五郎左衛門「Σさんもと!!

毎度毎度わざとだろお前!!」

 

 

びしゃあっ!!


家康「Σぎゃー色々飛び散った!!」ひええっ

粋「Σバチ当たりー!!」うぎゃああっ

山本五郎左衛門「Σうっさ!!どうすりゃ満足なんだ!」ああもうっ

 

 


死人「ヴァアアァアアッ」くるり


粋・家康「Σえ。」

 

 


ずしゃっ。


ざかざかざかざかっ!!


粋「Σうおおお四つん這いで来たああ!!」ひええっ!

家康「Σ色々落としながら突進してくるっ!
あああもっと自分を大切にしてえええー!!」ぎゃああっ!

 


山本五郎左衛門「何やっても文句言われるなら もう我は何もせん」ふんっ

千様「あら。拗ねたわ」

 

白「燃やすにしても あれだけ走り回られると火事になって怒られるしな。」うーん。

 

 

 


テオドール「だから前にも
くたばらないなら 動かなくなるまでブッ壊せば問題なしと申しましたでしょう」

聖書のカドでゴッ!!

死人「Σンブッ!?」 

 


家康「Σあのテオちゃん!?その体には何も罪は無 「存じません。赤の他人に乗っ取られて四つん這いでハラワタ落としながら走り回る方が万倍嫌で御座いましょう。」


ガスッ!ドゴッ!!

亡者「Σヴッ! ゴハッ!」びくんっ

 


粋「Σこっちのが酷く見えるのは俺だけかなあ!?」ひええっ


山本五郎左衛門(我がやった方がまだマシだよな?これ) ドン引きっ

 

 

 

石燕「この暑いのに何騒いでんすかー?
あ、白さん 後ろにもう1体。」ほれ。


白「うん。」


頭突きゴスッ!!

ぐしゃっ。

 

家康「Σいや音!!」ひええっ

 


白「・・?

ヤマモトじゃないとこんな 簡単に潰れるのか」へー。


粋「Σ真っ赤に染まりながら怖い事言ってる!!」ひええっ

 

 


テオドール「ふふふ。はたして貴方は 好き放題爆走する我が主に着いて来れますでしょうか?」にやりっ。

山本五郎左衛門「Σ着いてけんで良い!置いてけ頼むから!!」ひええっ

 


石燕「テオさん。またやってんすか」ほんとにもー。

 

 

 

家康「えっと。
このまんまじゃ何だし

・・火葬しよっか?」

千様「さっきのご飯 ちょうどお供えに出来るわねー

はいはい火属性ブラザーズ 準備お願いねー。」のほほーん。

 

 

山本五郎左衛門「Σいい加減バチ当たるぞお前ら!!」

テオドール「我が主が手ずから火葬にして差し上げるのですよ?

御自分も大概破壊しておいて 何がご不満なのですか?」むっ

 

山本五郎左衛門「Σえ。あのっ

 

論理的に色々おかしいだろ!?」えええっ

 

 

 

 

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山本五郎左衛門「あー・・ 疲れた。」脱力っ


座敷わらし「お。帰ったか
何だ 飯の途中で離席とは行儀の悪い。」

 

山本五郎左衛門「我のせいではないわい」げんなりっ

座敷わらし「落ち着きの無い奴め
良いからとっとと食べてしまえ。虫が集るぞ」すたすたっ

 

 


山本五郎左衛門「ガキの姿の癖に 大年増が偉そう 

Σうごはっ!!」脳天がいんっ!

 


晴明「おお。また綺麗に神棚が落ちたのう」ほー。

座敷わらし「躾だ。

お前最近 やたらとでかい式神拾ってくるな」茶ずずー。

 

 

 

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