白「盆って何時だっけ?」
彬羽「今月 13日からだな。」
白「じゃ後5日か。道理で待ちきれないのが早めに脱走して来てると思った」
幽霊「Σうおおお!燃える焦げる!」ちりちりっ
彬羽「引き算は出来る様になったのか。
安心しろ 幽霊はそれ以上死なん」ふん縛りっ
シロ「困った物だな
閻魔に見つかれば それこそ盆休みも取り消しであろうに」やれやれっ
石燕「まあ、一年地獄の責め苦を食らい続けてやっとの息抜きっすし
待ちきれないのも解らんじゃないっすがねえ」
家康「あ。庭の方終わった?」こわごわっ
シロ「うむ。沸いて出るので一纏めにしておいた。」
石燕「捕まえたのどうすりゃ良いのか解らんので 晴明さんに貰った簡易結界札で閉じこめてるっす
後よろしく」
千様「Σぎゃっ!何これ嫌なオブジェ!!」ひえっ
小太郎「亡者の氷漬けと
亡者の生け簀かあ。」わおんっ。
家康「あの、あれ どうやって回収するの?」ひええっ
白「大丈夫だ。」
鬼門ぱかっ。
小太郎「Σ地面にも入り口開くのか!?」えええっ
白「落ちろ。」蹴りっ
亡者軍団「Σわーーっ!!」
生け簀ごとどしゃーー!
彬羽「鬼門内に放り込めば 後は閻魔の方でどうにかするだろ」
亡者入り氷ぽいっ。
家康「それ丸投げって言うんじゃ
彬羽「そもそもコイツ等の確保は本来閻魔の仕事だが?」
家康「Σ確かに」
白「手伝ってやってるんだ
ちょっとくらい荒くても文句言うなだ」うんうんっ
千様「この子にとってのちょっとって、何かしらねえ」うわあ。
粋「兄貴は基本何でもどんぶり勘定だから」こそっ
小太郎「あれ? お前居たのか?」わんっ
テオドール「粋さん 肩に亡者憑いております。」おやおやっ
粋「Σっぎゃー!!取って取って取ってえええ!!!」うわああっ!
テオドール「はいはい。直だと噛まれそうなのでお箸でお取りしますね」
すちゃっ。
粋「Σお前箸使い いつの間にそんな旨くなったの!?」おおっ
家康「皆にとって亡者って 毛虫的な何かなの?」困惑っ
千様「どうなのかしらねー。」あらあらっ
間。
白「盆までは大変だな
あ。亡者」
パンッ。
亡者「Σうぐっ!」
家康「Σ今度は蚊!?」ひえっ
彬羽「暑さ寒さも亡者も彼岸までだ。
もう少しの辛抱・・
おい、この掛け軸 石燕作だったか?」
石燕「はははあっしが描いたらんな爽やかな絵柄のワケないっしょが」へらっ
粋「Σえ。石燕の絵と間違うってそれ」
掛け軸の目玉ぎょろっ!
粋・家康「Σっぎゃああああ!!!!」ひええっ
白「ガン付けられた。
ムカつくから逆さに掛けてやろう」がさごそっ
石燕「また地味に嫌な事を」苦笑。
小太郎「あ。キョドってるキョドってる」わははっ
粋「Σよく皆平気だよな!?」えええっ
白「別に目玉動くだけで害無いしな」うん。
石燕「そっすよー。
つか絵が動くのなら あっしので慣れてるっしょ?」さらさら具現化どろんっ
粋「Σ言いながら量産すんな!!」
家康「Σうおおこっち向けないで! 具現化やめてええ!!!」ひええっ
魄哉「おやおやまた大騒ぎですねえ。
おや?」虚空をじっと見。
家康「あ、天海
魄哉「てい。」
数珠びしっ!!
亡者「Σあだっ!」どろんべしゃっ!!
魄哉「一応坊主ですんで
姿消してもバレバレですよ。」南無
石燕「今年多いっすよねー」うんうんっ
家康「Σ坊主の癖に死者に対する こう何か慈悲的な物は無いの!?」ひええっ
魄哉「死者だろうが生者だろうが
此処僕の持ち家なんで。
地獄から脱走してきた罪人匿うかは僕が決めます」真顔っ
蒼月「生臭通り越して ドライ過ぎて怖いよジジイ」引。
魄哉「政務で疲れてるのに 自宅でカサカサされてたら寛げないじゃないですか
じゃ。仮眠しますので
近く来たら蚊取り線香で強制成仏させますよ」すたすたっ
亡者一同「Σ!!」びくっ
粋「やっぱ 認識虫なんだな」うわ。
家康「てか 蚊取り線香って線香じゃないって天海だし行けるねきっと うん。」ドン引きっ
ーーーーーーーーーー
千様「うわ、汗ベッタベタ
このまんまだと汗臭くなんのよねー。」うええ
一二三「着替えた方がいいだよ
べちゃべちゃだべ。」
千様「んー。洗濯物多いってまた文句言われるけどー
ま、いっか 風邪ひくよりましって事でー」のほほーん。
一二三(それ、自分でお洗濯したら言われないんだべよ)
千様「あら、何かしら この掛け軸」ん?
一二三「ありゃ なんで逆さまなんだべか?」
千様「何かのおまじないかしらー?
ほら下の歯が抜けたら屋根に投げる的な?」
一二三「かも知れねえだな。
誰かが何か封印とかしてたらヤバイだ
ほっとくだよ」うんうんっ
千様「あー。あり得る
えーと。着替えあったあった
良し 誰も居ないわねー」よっこら脱ぎっ
掛け軸の目 くわっ!!!
テオドール「害虫駆除に御座います。」
ハエたたきびたんっ!!
掛け軸「Σぶっ!!」
一二三「Σうお!テオさん なんだべか!?」ひえっ
テオドール「覗きに御座います。
この掛け軸 亡者が取り憑いて居るのでガン見されておりましたよ」
ハエたたきぎししっ。
千様「Σんなハエたたきを乗馬鞭みたいに扱いながら!」ひえっ
一二三「千様さん そこじゃねえべ。」どうどうっ
粋「Σ何々どしたの!?
姉ちゃん何か有った!?」どたばたっ
千様「あ。大丈夫よー
掛け軸の覗きが居るの知らなくてー
着替えようとしたら テオ君がぶっ叩いてくれただけー。」
粋「Σえ。 お前
着替え中に乱入したの?」
テオドール「御安心下さい
ボンキュッボンには興味が御座いません。」真顔っ
粋「Σいやいやいやいや! 年齢的に1番興味有る時期だろ!
強がんなよ!!」えええっ
白「そうだとしても本人の前で言うな」
かかと落としっ。
粋「」きゅうっ
千様「えーーーっと。
その大丈夫よ? 気を遣ってくれたのは嬉しいけど
お姉さん気にしてないから その、ね?」えっと
テオドール「御安心下さい。
本気で全く興味御座いませんので」
千様「Σそれはそれでムカつくんだけど!?」むかあっ
テオドール「申し訳御座いません。
あのにっくきダミアンの野郎が 元カノはド偉いボンキュッボンでブロンドのロリカワフェイスだったとか
聞いても無いのにこれでもかとノロケてきて つか話しかけんな。
とにかくクッソウザかったので 以来ボンキュッボンに興味無くなりまして御座います」けっ!
千様「隻を切ったいにまたつらつらと。」うわ
白「ダミアンって その元カノのせいで吸血鬼達から絶縁されて無かったか?」あれっ
テオドール「で、御座いますね。
アホで御座います」きっぱり。
粋「いや ボンキュッボンに罪無くね?」えー。
一二三「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い だべな。」うわー。
テオドール「そんなわけで
どっちかと言えば
女性は平坦な方の方が安心出来
彬羽「よし。一二三 スイカを切ってやろう」ひょいすたすたっ
白「バカラス落ち着け。ロリコンだとは言ってないぞ」
粋「・・そうなんだ」ああうん。
テオドール「何か問題でも」
粋「うん。 強いて言うなら
そこまで暴露しなくて良いんだけど。かなあ?」困惑っ
白「で、コイツどうする?
もう燃やすか?」
掛け軸「Σ!!!」
千様「そうねー。てか亡者になってもそう言う煩悩ってあんのねー」うーん。
挿音「ほー。うちの敷地内で覗きなあ
んだテメコラ 仏画になるか?
眉間にチャクラこさえてやろうか?ああん?」
粋「Σうおお根性焼きストップストップ!!普通に燃えるーっ!!」ひええっ
テオドール「Σこの方に要らん告げ口したの誰に御座いますか! 水みずーっ!!」どたばたっ
家康「いや忍だから
普通に粋と一緒に来てたよ?」
粋「Σうっそ気が付かなかった!!」
白「どうどう落ち着け
凄いなお前 亡者より気配薄いぞ」へー。
挿音「喧嘩売ってんのか?」ああんっ?
コマ『え? あの御二人の関係性?
姉弟の様な物と聞いてますが。
亡者になっても そう言うのに興味が有るんですか?』カタタッ
火の玉ふわふわっ。
魄哉「あのコマ?
気配が気になって眠れないんで あんま手懐けないで下さいね」寝癖っ。
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