小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月25日






小太郎「きゅーん。」お座り耳へたっ


粋「あれ?今日の餌当番誰だよ」

テオドール「Σぎゃ 申し訳御座いません
私で御座いましたっ!」はっ

小太郎「腹減ったー!」きゃいんきゃいんっ

テオドール「はいはいはい!今すぐに!
えっと台所に用意されてるはず Σうわ」

つるんどしゃー!!



家康「餌ひっくり返すから 落ち着こうね」あーあ。

千様「小太郎君 結構人と同じの食べれるのにねえ
そいや何でご飯別なの?」

家康「食べれても基本犬だから健康には良くないらしいよ?」


粋「つーか コレ当番制なのに兄貴はやんねえよな?
やっぱ忘れるから?」


小太郎「白はこの前 俺の餌にサービスでネギトッピングしてくれたからな
命に関わるから 当番任せらんないってなったんだってさ」わんっ

家康「うん。下手すりゃあの世行きだね」うわあ。


千様「Σえ 犬ってネギ駄目なの!?」えええっ

小太郎「だから 指定の意外与えるなって言われてるだろ?」わおんっ

千様「てっきり 彬羽君が栄養バランス考えてご飯作ってるからだと思ってたわ」うわー。



白「ニンニクとかなら良かったのかな?」はて。

粋「それはテオもアウトだからやめとこ
つか、見るからに玉ねぎだし無理じゃね?」







間。






テオドール「と言う事で
本日ペットのご飯当番に御座います」

人魚(※一時的に池に間借り中)「この家ではペットがペットに餌やるんですか?」へー。

テオドール「Σ誰がペットで御座いますか!?」

人魚「Σ違うんですか!?」えええっ


テオドール「何故にそう思われたので?」えええっ

人魚「えー。だってほら ここの人達って人間含めてめちゃめちゃ強いヒトばかりでしょ?

貴方ケンカ出来ます?」真顔。

テオドール「Σストレートに!!」ぐはっ



人魚「あら。灰になっちゃった。
ほらメンタルも鰯の稚魚並じゃ無いですか
だからペット枠かなーって」あははっ

テオドール「Σ『も』って何で御座いますか!『メンタルも』って!!」必死で復活っ

人魚「戦闘力も鰯の稚魚並くらいじゃ?」

テオドール「Σちりめんじゃこ扱いっ!!」がーん!



粋「Σうおう!戻って来ないと思ったら
テオおい生きてるかー!」ひいいっ

灰さらさらっ



人魚「残念ながら ちりめんじゃこは稚魚の群れなんですよね
これくらいで灰になっちゃうとか せいぜい5匹分?」あーあ。

粋「Σ何の話!?」



テオドール「くっ!せ、せめて二桁にっ」またまた気合い復活っ

人魚「あら。意外と根性有る
じゃオマケで じゃこ15匹分って事で」

テオドール「Σ匙1すくい分も無いので御座いますけどそれ!!」


粋「いやマジで何の話?

つーか 人魚の姉ちゃん
海に帰す日取り決まったってよ 言ってた海域の漁船が休みになる日にしようってさ」

人魚「わあ!それは助かります!
帰ってすぐに網にかかったらシャレになりませんしっ」わーい。

粋「かかんねえようにしような。頼むから」一抹の不安っ




人魚「しかし思ったより早かったですねー

それならもう少し遊んでても良かったかも。」苦笑。

テオドール「? 遊ぶとは?」

人魚「そうですね
せっかく陸に来たんだから 人の食べ物食べたり とか?」うーん。

粋「ん?人魚は普通にメシ食えんの?」

人魚「見ての通り上半身人間ですし
胃袋も人と変わり有りませんよー?」

粋「Σマジか! カラスの奴わざわざ魚類向けにアンタのメシ作ってたのに!!」えええっ


テオドール「あの。魚向けのご飯とは?」おそるおそるっ

粋「聞かねえ方が良いぞ。」きっぱり

人間「あーでも腸辺りからは魚類なんで別にそちらでも良いっちゃ良い と言うか消化には良いですねー」

粋「Σ人魚ってそんな物なの!?」えええっ




テオドール(仮に原料が魚釣りの餌的な物だとしますと
それをこの様に美味しそうに作り上げる彬羽さんっていったい) 人魚のご飯ガン見っ

人魚「板前さんって凄いですよねー」

粋「いや アンタが言ったら駄目じゃね?それ」

人魚「へ?」

テオドール「あの方 3枚おろしお上手に御座いますからね」ああうん。




人魚「じゃこちらにお邪魔するのももう少しなんですねー
何だか寂しいですね」ちゃぷんっ

粋「んーまあ
あんま長く居ると危険っちゃ危険だし」


人魚「蛇の方なら既に数回夜中に声かけられましたが?」

粋「Σ蒼月マジで見境ねえ!!」ひいっ

テオドール「Σだだだ大丈夫だったので御座いますか!?」えええっ


人魚「まあ 魚相手に何をどうする気だって話ですよね」ふっ

粋・テオドール(Σ強い!!)




人魚「で、爬虫類は生理的にムリですって言ったら 翌日から来なくなりましたね」あははっ

粋「ああうん。それは もう無理だわ」うっわ

テオドール「そっち系のお店に行ったっきり帰って来られないの そのせいに御座いますか。」

粋「相当ショックだったな。あの自称タラシ」あーあ


人魚「私は自分の身を護っただけです」つーん。




テオドール「しかし それならもっと早く聞いてれば良う御座いましたね」ふむ。

粋「ん?蒼月なら放っておいても撃破されて「そちらでは御座いません」

人魚「その前何の話してましたっけ?ちりめんじゃこ?」

テオドール「Σ蒸し返さないで下さいませ!
食べ物の話に御座います!!

あ。確か割烹に納品した焼き菓子の残りがあったはずに御座いますが。そう言うのは
人魚「Σめちゃ食べたいです!!」きゃああっ


テオドール「それは良かった すぐ持って参ります」たたっ

粋「お前 どん臭いけど何気に器用だよな」

人魚「ですねー ペット枠発言撤回します。」にこにこっ

粋「・・俺が来る前どんだけ暴言吐かれてたのあいつ」引。





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白「で、人魚と出かける事になったのか?」きょとんっ

テオドール「はい。尾びれ乾かせば1日くらいなら人の足になって歩けるそうに御座いますので
陸のお土産に食い倒れしたいそうに御座います」にこにこっ



家康「なんでそんな事になったの?」ひそっ

粋「餌付け?」えーと。

小太郎「皆当番であげてたんじゃなかったか?」わおんっ




千様「はあーい。人魚ちゃんの着付け終わったわよー

ほら可愛い アタシの見立てどおりっ」よしゃっ

人魚「着物って意外と動きやすいですね」へー。



テオドール「と言う事で ガイド指名されましたので町を案内して参ります
夕方までには戻りますので」

白「うん。別に良いけどな
良いんだけどな」ちらっ

人魚「?」



テオドール「あ、灰にならない様に重々気を付けます
では。行って参りまーす。」



千様「行ってらっしゃーい 楽しんで来てねー。」手ふりふりっ


一同「・・・。」




千様「・・ふう。」ため息


白「なあ。これって」

千様「デートよね。」ふっ

一同( Σですよねーっ!!)




千様「晴明さんが言ってたわ
人魚はびっくりする程惚れっぽいから気を付けろって。

だから皆 可哀想だけど結構ドライに扱ってたのよねー」あーあ。

小太郎「テオは仲間外れとか敏感だから その辺説明して無かったしなあ」わおんっ

家康「まあ。ギスギスするよりは良いんじゃないかな?」冷や汗っ




白「色恋沙汰で拗れると相手を水に引きずり込むのが人魚だけどな」ぶるっ

粋「あー 水駄目な兄貴には想像だけでキツイ奴だ」うわ

家康「鬼の撹乱だねえ」わお





千様「ま、テオ君は危害を加えて来ない相手にはかなり温厚だしー。
拗れ無い様願いましょ
海に帰らなきゃいけない人魚ちゃんには可哀想だけど」

粋「いやもう精神的攻撃受けまくった後みたいなんだけど」

小太郎「なんでそれで親切に出来るんだ」わおんっ




石燕「あーアレっすかね
人魚さん 海に帰っても昔の知り合いちゃんと居るかなー
皆網にかかって狩つくされてたらボッチだー とか言ってたからっすかねえ?」

一同(Σ熟練のぼっちにはスルー無理な奴っ!!)



小太郎「そもそもお前 いつから聞いてたんだ?」わおんっ

石燕「色々と細かい事は良いじゃないっすか

青春っすよ青春」遠い目。

家康「石燕ちゃん オッサン臭いよ」

石燕「三十路前はもうオッサンすよ」

与一「お前は夜更かしと猫背直せばもうちょい若返るとは思うがな

どれ少し背骨を伸ばしてやろう ふんっ!!」



めきゃっ。




シロ「おい 今変な音が

Σうおお!与一と石燕!! 何だ 誰にやられたっ!?」ひいいっ



粋「いや与一の自爆」あーあ。

シロ「Σは!?」



千様「石燕さんが受けたダメージは取り憑いてる与一さんにも行くのよね」あらあら

家康「Σんな冷静に!!
ちょ 背骨大丈夫!?」ひいいっ



白「前に俺がやろうとして止められた奴だ」

小太郎「与一って お前と同じくらい馬鹿なのかあ」うっわあ





与一「ば、馬鹿で思い出したがっ」かはっ

家康「Σよく喋れるよね!?」ひいっ

与一「鎌倉武者をなめるな

それよりあの頭ユルユル吸血鬼 この国の金の価値覚えたのか?」

一同「Σあ」


石燕「そもそもあの人の手持ちで 人に奢る程の金有るんすかね。」けほっ

粋「Σあ。ヤベえかも」




白「小遣い渡してやるべきだったか。」真顔っ

小太郎「デートにか?」ええー



蒼月「へ? デート? 誰がー?」ひょこっ

粋「Σうおおおタイミング最悪で帰ってくんな!!やややこしくなるっ!」

蒼月「へ?」

家康「よし!もっかい遊びに行っといで
ツケとかその辺天海にお願いしとくから!!」ほらほらっ

蒼月「Σいや怖い怖い!何っ 何の風の吹きまわしっ!?」えええっ





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テオドール「いやー焦りました
金額とかよく解らないの忘れておりました」苦笑。

人魚「ちょうどカラスさんが通りかかって駄菓子屋さんって所教えてくれたんですよねー」にこにこっ


一同(Σリーズナブルかつめっちゃ楽しい所!
さすが気遣いのカラス!!)おおおっ




家康「あれ? でも彬羽って甘いの苦手なのに駄菓子屋?」

白「一二三の為にチェックはしてるんだと思う」

千様「彬羽君のパパ力凄いわー」わお。





人魚「今日は楽しかったですー
人の世界も美味しい物いっぱいですね」満足っ

粋「あー んじゃ夕飯も普通に皆と食う?
席なら机と座布団足せば良いしさ」

人魚「Σ良いんですか!」わーい




千様「粋君急に距離感近くなってない?」

家康「少なくとも自分が引きずり込まれる心配ないと判断したからでしょ?」




人魚「て事で 海の底で暮らしません?」

テオドール「Σはいっ!?エラ呼吸出来ないので死にますが!!」ひいっ

人魚「ですよねー」ちっ



千様「あ、拗れて無くてもお持ち帰りしようとはしてるわ」

家康「Σ事前に許可取る系の子で良かった!!」ひいいっ



人魚「ちぇー フラれました。」ため息っ

白「無理な物は無理だからな
夕飯食べて忘れろ」しれっ

人魚「ですねー。仕方ありませ

あの、海の底で暮らす気は

粋「Σ待てこら!今の何処がツボに入った!!」ひいいっ



千様「あら 白君窓から逃げたわ」あらあらっ

家康「ごめん。あの子カナヅチだから水NG」手でバッテン。

人魚「Σうわ そりゃ無理!」がーん。



テオドール「あのひょっとして
お仲間が居ないかもしれなくて寂しいから 誰か連れて帰ろうとしてるとか そんな感じに御座いましょうか?」

石燕「んー まあだいたいそんなで良いんじゃないすか?
あ、コマさん もちょい右っす」

コマ『この辺ですか?』背中に湿布貼りっ




家康「えーと。皆、フラグ立てない様に気を付けながら 陸の思い出作りお手伝いしようねー!」ひゃほうっ

石燕(ヤバそうな人が数人居るっすねえ) 背中いててっ






小太郎「あの、それ俺の犬小屋だから 出てくれないかな?」きゅーん。

蒼月「・・やだ。」ふてくされっ







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