小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月2日

 

 

 


粋「おは Σうお兄貴が先に起きてる!」びくっ

 

テオドール「何故に御自分も妖怪の血混ざりなのに毎度なーんも感じないので御座いますか」

 

粋「へ? ああ
兄貴なんか髪黒いけどどしたの?」へ?

白「あんないきなりズンッて来るみたいなの有ったら寝てらんないしな」むすーっ

粋「ズンッ?」はいっ

 

 

家康「人間には解んない奴だよ
ほら 千ちゃんの能力無効化。」

粋「あーそんで色変わってんだ

何?朝からタチの悪い妖怪でも暴れたとか?」

 

 

千様「ごめんなさいねー。
朝からちょっとお腹痛くてー」

彬羽「・・・・・・温い味噌汁でも飲め。」味噌汁ぐつぐつっ

 


粋(Σあ。そう言う事っ!?)はっ

家康「そういう事 あんま騒がないでやって。
女の人は大変だよねえ」苦笑。

 

 

 

白「なんか凄く具合悪いみたいで
今此処等一帯 朝から無効化食らったまんまだ」

テオドール「髪色戻られませんしねえ」うーん。

 

白「ま、いっか。
今日はこのまんま仕事行くか」

家康「Σえ。いいの?
芝居小屋ってそんなユルいの!?」


粋「まあ。兄貴のファン層なら
あ、髪染めたんだなとか ヅラかぶりたい気分だったんだな。で済むだろけどさ」うーん。


彬羽「心底好き勝手やってるなお前」

白「役者なんてスキャンダル起こして瓦版屋にネタくれてやってナンボだ。」どやっ

テオドール「とことん上から目線

さすがに御座います」おおー。

 

 

 

間。

 

 

 

テオドール「成る程 お化けの類いも今はその辺漂ってないので御座いますねえ。」へー。

粋「Σマジで!?」

テオドール「はい。力抜けてるのか地面にベッタリと
あ。踏んで御座います」

粋「Σ嘘おおおっ!」ひええっ

 

白「能力無効化って存在までは消えないみたいだからな
晴明のは 弱い化物までなら消えちゃうから注意要るらしいけど」すたすたっ

粋「確か 姉ちゃんのはその状態のまんま特殊能力消えるとかなんだっけ?」爪先歩きっ


テオドール「ん?では我が主は何故に御姿が変わるので?」

白「さあ?」首かしげっ

 


粋「兄貴だし なんでも有りなんだろなあ」ああうん。

 

 


テオドール「さて、遅刻致しませんでしたのサインしてと。

ともあれ今日も1日お仕事がんばで御座います
私も雑用頑張りま

粋「Σえ。ちょ 何あの雲 雷雲にしてはおかしくね?」

 

 

雲から光の柱ズドンっ!!

 

 

粋「Σめちゃデカイ落雷!?」ひいいっ

 

テオドール「ちょっと表を見て参ります!」たたっ

 

 

岡っ引き「てえへんだ親分!
そこの古い石碑に雷が直撃して バラッバラだあっ!!」

同心「Σ何い!? あそこにゃ昔々えらーいお坊さんか封じたって とんでもねえ化物の体が埋まってるとか何とかっ
悪い事が起きなきゃ良いがっ!」

 

テオドール(Σうお 解りやすっ!!) 

 

 


粋「声でけてよ丸聞こえ

えっと。多分偶然 じゃねえよな?」冷や汗っ


白「あ。ひょっとして
能力無効化で 封印無効化されたのか?普通ならそんな偉いのの封印なら物理効かないだろし」

粋「Σそんなのまで無効化されんの!?」ええっ

 

白「解らないけど
確か『化物系全部が人間と変わらなくなる物』だとか言ってたような?」えーと。

粋「Σあ。だから兄貴も黒髪に

んじゃあの雷は!? やっぱ超常現象!?」

 

 


皐月「はいアンタ等

今の雷さんで大火事起きたんで今日は営業出来へん
消火活動手伝ってやー」ったくもー。

つつじ「超常現象?何言うてますのん

梅雨前線言う言葉を知らんのどすか?」桶担ぎどっこらせっ

 

 

粋「Σ普通にただの特大雷!?」えええっ

 

テオドール「あの粋さん
あの雲普通じゃないとか「Σごめんよ霊感ねえんだよ!
俺だってちょっと解る感じ出したかったの!!」畜生おおおっ

 


白「めちゃめちゃピンポイントに落ちたぽいしな

物凄い運が良いんだな封印されてた奴。
テオ 傘借りるぞ」よっこらせっ


テオドール「え? あ、 めちゃ雨降ってるのでよろしゅう御座いますが

あの、まさか 無力化された状態でその封印されてた何かとドンパチやられる気で?」冷や汗っ

 

白「長い事封印食らってた奴って 例外無しで起き抜けに其処らの人間襲うしな」うん。

粋「確かにそうだけど! Σあ、ちょっとコラ
兄貴待てって! うお足はやっ!!」

 

テオドール「いざとなったら加勢致しましょう

粋さん かつお節削るアレと糸ノコギリどちが良 「Σ地味かつ痛いだけでさしてダメージ与えらんねえのはいらねえ!」

テオドール「何をおっしゃられます
相手のやる気を削ぐのも立派な戦術に御座いま あ、削ぐ 
カミソリも良う御座いますね」ふむ。

 


つつじ「エエから行くなら早よ行ったりや。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 


番傘めしゃっ

ばきどがしゃーん!!!

 

白「なんだ。寝すぎてなまったのか?」ふんっ。

山本五郎左衛門(5分の1覚醒)「寝ボケとる所フルスイングで殴る奴に言われたかないわっ!」げほっ

 

 

粋・テオドール(あ。加勢要らなさそう) うわー。

 

 


白「今此処等辺 妖怪ぽい事出来なくなってるからな
普通に殴る蹴るとかしか出来ないぞ」

山本五郎左衛門「Σ何い!道理で体が重いとっ」

 

白「条件同じだ 俺も重い。

って事で遠慮なく殴るぞ」番傘すちゃっ

 

 

粋「いや 番傘装備の時点で条件同じじゃねえよ」

テオドール「魄哉さんの特殊コーティングで クソ硬に御座いますからねえ」

 

 

山本五郎左衛門「くっ!運良く雷が落ちて封印が解けたと言うのにっ

まあ良い!此処等一帯と言うなら 此処等から離れれば良いと言うこと
何も問題はない そこのちっさいの命惜しくばそこを退 Σぐっ!?」


アゴ叩き上げドゴシャッ!!

 

白「誰がちっさいんだ?」あ?

番傘でぐりっ。

 


粋「Σ地雷踏んだーーっ!!」ひええっ

 


テオドール「おおお落ち着いて下さいませ!
黒は物を引き締めて見せる効果が御座いますっ
でもって雨でびしょ濡れなんで どうしてもいつもより小柄に見えてしまいます故そのっ」あたふたっ

 


白「言ってお前もそんなでかくないだろ
人の事言えるか鏡見ろ」ぐーりぐりっ

粋「Σうおお聞いてない!
思いの外ご立腹だ!」ひええっ

 


山本五郎左衛門「Σちょ痛っ!何コイツ沸点低すぎないか!

甘いわ糞餓鬼!

我はあくまで5分の1!
残り全部の封印が解ければ 背丈も5倍になるわい!!」くわっ

粋「Σ何メートル!? 着物確実にオーダーメイドじゃねえかよ!」

 

 

白「へー。」ぐーりぐりぐりっ

山本五郎左衛門「Σあだだだだだっ!」

 

テオドール「ああ。火に油をっ」

 


山本五郎左衛門「ちょ 痛いって! 

だああいつもみたいに周りの人間共の生命を吸い取る事が出来ればこんな物っ!」くううぅ

白「ん?なんだそれ

結局1人じゃデカくもなれないのか?」ほー。


山本五郎左衛門「Σデカさは関係無いわ!
だいたいお前! お前もアレだろ!
他からエネルギー吸い上げて糧にするタイプだろ
同じタイプくらい解るぞこの野郎!!」あだだだっ

 


粋「Σうお凄え。見て解るもんなの!?」ええっ

テオドール「確かに 我が主は龍脈のエネルギーを吸い上げ 己の力と致しますが。

その辺はさすが古の魔王 山本五郎左衛門に御座いますか」ふむ。

 


粋「Σえ?魔王?
どんだけ要んの!?」

テオドール「何故にジャパニーズなのに知らないので御座いますか。

んな物 他から王と認められるくらい強けりゃ皆王と呼ばれる物に御座いますよ」

 

 


山本五郎左衛門「ちょっと待て
まさかお前も魔王?」えーと。


白「一応な」うん。

 


山本五郎左衛門「そう言う事か!ただ者ではないと思ったわ!!
ならばお前を倒せば此処等の王は我となろうっ

さあ!今度は油断せんぞっ
同じ魔王として 全力で勝負を


Σあ。ちょっ」


襟首がしっ!

 

白「一緒にするな。」

 

 

 


ゴッ!!

 

 

 

テオドール「Σ音にぶっ!」ひえっ

 

 

 


彬羽「・・あの石頭
アレをやるから アホなんだ。」あーあ。

粋「うん。今のは痛い。
頭突きクリーンヒット」うわー。

 


テオドール「Σうお彬羽さん いつの間に!」

彬羽「あっちで火消しの手伝いをしててな。

安心しろ
起き抜けに番傘で殴り飛ばされたせいで 人間共はここの乱闘に気がついてないだろ」


粋「いやどんだけ飛ばしたの兄貴。

無効化食らっててそれってどんな筋力?」ええー。

 

 

 

白「良し。勝った」どやっ。

山本五郎左衛門「・・あのっ
そんな背丈弄りムカつい「当たり前だ
タイマンで負けたんだから お前下僕な」

山本五郎左衛門「Σいやあの 後4つの封印解けてから再戦「嫌だ。面倒だから残りの燃やすぞ」

山本五郎左衛門「Σなんだこの暴君!!」ひえっ

 


彬羽「やめとけ。そんな物 素手で勝てんならどうあがいても無理だ。
無効化解除されたら即 本気でお前の体燃やすぞコイツは。」

山本五郎左衛門「Σこの時代ではそんなのが主流!?」カルチャーショック!


粋「こんなクソ我が儘そう居ねえよ」

 

 


テオドール「というかあのー、

勝たれたのはおめでたいので御座いますが。

その、めっさ血垂れて御座います」

白「ん?

あ。1日でくっつくかな。コレ」額ぱっくり血ぼたぼたっ

 

粋「無効化状態じゃ無理じゃね?
やべ明日も芝居小屋出だよな?
飛天に血止めでも貰って 白粉でどうにか埋めて」うーん。

白「Σ!?」ぎょっ。

 

 

山本五郎左衛門「あの。飛天と言うのは 他の魔王か何かで?」おそるおそるっ

彬羽「いや医者だ。」


山本五郎左衛門「つまり、我は医者に負けたのか」ええー。

 

 

テオドール「あれ、真顔でどうされました?」おや。

粋「あ、いや 今は無効化食らってるから良いっちゃいいんだけどさ。

 

兄貴のツノ、酒呑童子茨木童子みたいに額についてんじゃなくて良かったなあって」背筋ぞわっ


テオドール「あ、そのタイプだったら下手すりゃ脳ミソ串刺しに御座いますねえ」あははっ

彬羽(問題なしでやりかねねえから怖いな)うーん。

 


山本五郎左衛門「すまん。下僕で良いや」背筋ぞわっ

 

 

 

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