小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月3日

 

 

 

 

座敷わらし「晴明 何だこの本は
読めんぞ」

晴明「ん?
あーこの前の 吸血鬼小僧が持っておった星座占いの本じゃの
間違えて持って帰ったか」ふむ。


座敷わらし「ほう。

占星術は呪いに応用出来る
故にこの様な何回な呪文で書かれて
晴明「いやただのドイツ語じゃい。」

 


座敷わらし「・・世の中は広いものだな」ぼそっ


晴明(相変わらず 見た目童女の癖に 何考えとるか解らんのー
何処ぞの魔王と良い勝負よ)

 

座敷わらし「で、お前誕生日は?」

晴明「いやお前 たった今占星術は呪いにとか言うたよな?

何だ 居候の癖に何が気に入ら「部屋の掃除をしているのは誰だ 片付けられない年寄り。」

 


晴明「お前絶対呪う気じゃろ
誰が教えるか馬鹿者が。

だいたいお主 それ読めぬのだろう
ほれ詰みじゃ 残念だったのう!」ふふんっ

 

座敷わらし「吸血鬼に直で中身教えてもらう」すたすたっ

晴明「Σその手があったか!
ちょ待てこら Σああこら犬神遊んでおるのではな うおおお重っ!」


ずしっ。

 


座敷わらし「食って良し。」

犬神「おんっ!」

晴明「Σこんの若作りがああ!!」ひええっ

 

 

 

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座敷わらし「と言う事で 晴明の誕生日を聞きたい」ずいっ

魄哉「Σへ!?

あ、いえ 言われてみれば知りませんね」困惑っ


座敷わらし「何故だ。
お前は平安京で晴明とコンビを組んでおったんだろう」むすーっ


魄哉「それはそうなんですが
女子じゃ有るまいし いい歳こいた野郎が2人でお誕生日とかキャッキャしてたら嫌でしょうに。」苦笑。

 

蒼月「嫌すぎんだろ」うげ。

家康「言い方の問題じゃない?」えー。

 

座敷わらし「・・そうか

確かにキモいな。邪魔をした」すたすたっ

 

家康「てか誕生日って
え? 呪いなの?」えー。

魄哉「生まれた時の星の位置やら何やらの関係でアレコレ有るんですよ
長くなるんではしょりますがね」

蒼月「あの人なら大概跳ね返せそうだけどね。」ふーん。

 


千様「晴明さん いったいあの子に呪われる様な 何をしたのかしら」ボソッ。

魄哉「Σなんか不穏なんでその言い方やめてくれます!?」ひいっ

 


蒼月「あ。でも座敷わらしって見た目幼いけどそういう種族なだけで 
中身は大人って可能性も あ、俺いけるや」ほう。

家康「Σお前は黙ってて犯罪ぽくなる!
ちょっ 犯罪者予備軍が居まーす!!」ひええっ

 

 

挿音「発言が不穏って事でしょっぴくか?」キセルすぱーっ。

魄哉「そろそろその方が良さそうですねえ」うーん。

 

 

 


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【台所】

 

彬羽「は?晴明についてならお前の方が詳しいんじゃないか?」鍋ぐつぐつっ

一二三「わらしの姐様 晴明さんとラブラブなんだべか?」おおっ


座敷わらし「何故そうなる。

そしてまたワケの解らん呼び方されたな。」うわ。

 


一二三「歳の差は関係ねえだ!
おらもおっきくなったら勝負に出るだよっ」

座敷わらし「うむ。ぐつぐつ音で聞こえとらんで良かったなカラス

邪魔をした」すたすたっ

 

 


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粋「え?いやー そんなの他所の爺さんのなんてなあ。
うちの爺さんのも知らねえし」


焔「お前等なあ。
もうちょい爺ちゃんを構ってもバチ当たらねえだろ」

粋「Σうおお生えた!!」ひいっ

 

座敷わらし「ちょうど良い でかい爺さん
昔は晴明の式神しておったのだったな
お主は知らんか?」

 


焔「いやー 普通に職場の上司のそんなの知りてえと思わねえしなあ。
んなアットホームな職場でもなかったしよ

平安京って化物だらけだったのも有るだろけど むしろどっちかと言えばブラック寄りか?」えーと。


座敷わらし「なんか すまん。」

 

 

 

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白「なあ
お前 晴明の星座とか調べてるのか?」

座敷わらし「ん?
お前は知ってても 絶対記憶もたんだろ」

 

白「うん。どうせ忘れるけどな
そもそも知らない

なあ、それでひょっとしてなんだけど

 

座敷わらし「必殺『うわーん。こんな家出ていってやるー』」
たたっ


白「へ?」

 

 

家の梁どしゃあっ!!


粋「Σ兄貴いいいーーっ!!」ひええっ

千様「白君なら大丈夫!あれくらいでくたばんないわっ!」どうどうっ

 

 

彬羽「Σしまった!座敷わらしが出ていった家は没落する!
あの野郎 それを故意にやりやがったか!!」

家康「Σすみません 意味が解りません!!」ひええっ

 

蒼月「Σ没落ってか 物理的に崩れてんだけど!?」

魄哉「Σ今年何回目ですか我が家壊れるの!!」ああもうっ!

 

 

 


テオドール「な、 何事に御座いますかこれ」よれれっ


家康「あ、テオちゃん無事で

Σ汗びっしょりでどうしたの!?」ひええっ

 

テオドール「春一の方で 夏場でも持ちの良い洋菓子をと頼まれまして
窯の方であれやこれやを

いや 日本の夏なめておりましたっ」ふーらふらっ


彬羽「Σ水を飲め水を!」ひえっ

 

 


白「なあ。お前の所にも座敷わらし行ったか?」ずぼっ。


一同(Σやっぱ無傷!)おおっ

 


テオドール「はい?

あーいらっしゃいましたが 皆さんの所にも?」水飲みふらふらっ

 

 

白「お前 変な事頼まれたりとかしなかったか?」

テオドール「よくご存知で」おや。

 

粋「へ?へ?

何?」困惑っ


蒼月「いや 解んない。」首ふるふるっ

家康「エロ男爵の蒼月で解らないのに あの子解るんだ」おおー。

魄哉「無表情仲間だから

ですかねえ?」うーん。

 

 

 

 

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座敷わらし「なあ犬神。

これが何か解るか?」絵本指差しっ

犬神「わおんっ?」尻尾ぱたぱたっ

 

座敷わらし「一二三の絵本なんだがな。
これは西洋のケーキ と言って
向こうでは誕生日に これに歳の数だけ蝋燭を立てて祝うそうだ

居候しっぱなしと言うのも何だし
祝うくらいは良いかと ケーキの作れそうな吸血鬼に相談したのだかな」ため息っ

 

犬神「おんっ?」きゅーん。

 

座敷わらし「あいつの誕生日を知ってそうな奴等に聞いて回る内

あ、これ 蝋燭100本は堅いわ。
あいつ超高齢者だったわとなってな

ケーキが松明みたいなる未来しか見えんので諦めた」はーやれやれっ

犬神「・・わおん。」

 


座敷わらし「らしくない事はすべきではないな」ふんっ

 

 

 

 

蒼月「で?お前何頼まれたの?
家倒壊してんだけど」ジト目っ

テオドール「Σこれ喋ったら 私が没落させられるパターンで御座いますよね!?」ひええっ

白「多分やられると思う」うん。

焔「やっぱお前は解ってんのかよ
なんだよ 爺ちゃん。にだけコッソリと「デリカシー無さすぎて言えない」きっぱり

 

 


家康「・・Σあ」はっ。

千様「え?何々っ?」

 

 

 

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