小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月30日

 

 

 

白「土曜脳死?」 へ?


粋「土用の丑な 何想像してんだよ兄上」

 


白「つまりうなぎ食べたいって事か

嫌だ」そっぽ向きっ

粋「Σダメじゃなく嫌と来た!?」えええっ

 

 

白「嫌でも良いだろ
つまりは奢れだろ
たかられて嫌って言って何が悪い」

粋「Σうう。正論っ」たじっ

 

 


白「うなぎなら夏の初めに奢ってやったし
気分乗らないから今日は奢らない」すたすたっ


粋「Σあの兄貴が食い物にドライ!」えええっ

 

 


千様「あの頼み方じゃダメよねー」あーあ。

一二三「白さんはちょっと曲がったツンデレだから 正面からストレートにおねだりが1番効くんだべよ」うんうん。

テオドール「で御座いますねえ
~して欲しいなー チラッチラッは ウザがるタイプに御座います」はーやれやれっ


粋「お前はしれっと女子に混ざんな」
テオドール「失礼な 分類的には女子供に御座います」真顔っ

粋「Σお前プライド無いの!?」

 

 

家康「またどうでも良い事で揉めてるねえ」苦笑

蒼月「どうでもよくないよ
うなぎ 食べたいなー」ちぇー

 

 

テオドール「だって奢って下さるんですもん!
そこはありがたくお相伴に預かるべきで御座いましょう!!」くわっ!

粋「Σなんか怒られたけど お前まさか普段のアレ確信犯!?
え。ちょ 怖っ」ひえっ


テオドール「アレがどれかは解りませんが
私常に本気丸出しに御座います」どやっ


一二三「ある意味凄えだな」うわ。

千様「吸血鬼って 悪魔だものねえ」しみじみっ

 

 

一二三「てか粋さんもまどろっこしいだよ
今日は土用の丑の日だよなー?チラッチラッじゃなく

おにいちゃーん うなぎ食べたーい!て言えば違ったかも知れねえべ」

粋「なんで幼女に説教されてんの俺。

つかそれやったら うなぎと引き換えに大事な物失う気がする」

 

 

千様「何かを得るには対価が必要でしょー?」のほほーん。

粋「生ゴミ見る目確定までしてうなぎ食いたかねえよ!!」

 

 

蒼月「てかさアンタ

うなぎもだけど 芝居小屋いつまで見習いなの?」

粋「Σうぐっ!」ぐさっ。

 

 

蒼月「毎度毎度お兄ちゃん奢ってじゃなくてさ
そろそろいつも奢って貰ってるし今度は自分がーとかってなるべきじゃないの?

解ってんの?お兄ちゃんはお母さんじゃないんだよ?」


粋「Σあああああ!解ってる!解ってはいるんだああっ!!」うわああっ

 

 

シロ「先程自分が食らった説教そのまんま人にぶつけるとは

やはり微塵も反省しとらんな」ため息っ

家康「うん。人に奢るどころか 自分のツケを保護者に払わす小僧が良く言うよね」うんうんっ

 

 


蒼月「はー スッキリ。」すたすたっ

粋「うう。いつまでもいつまでも芽の出ないミジンコですみません」どよよーん。

 


一同(酷い。)うわー

 

 

 

テオドール「あの粋さん。

足るを知る と言う言葉を御存じに御座いますか?」えっと

粋「・・外国人より日本語知らないゴミムシで本当にごめんなさ「人の話聞きやがらないと聖書のカドで撲殺致しますよ。」

 

粋「」後ずさりっ

 

 


家康「足るを知る

えーと。 足りてない物を数えてうじうじするより
今有る物でいかに満ち足りてるかを知れ 的なのだっけ?」

テオドール「要は 『満足』って事に御座いますね


正直 生きてるのにうなぎ必要で御座いますか?」ほら。

 

粋「この前 兄貴に特上奢って貰ってた奴が言う?」えー。

テオドール「御一緒に御相伴に預かったで御座いましょうが

イーブンですのでそこは置いておきましょう」

 

 

家康「まあ うなぎで無くても美味しい物って沢山有るし
別に高い時に無理して食べる事無いんじゃない?」へらっ

粋「いやお前 高い時に食える将軍「私は切り身の皮でも満足だよ?」

粋「Σお前は少し欲出せよ 頼むから!!」

 

 


千様「まあねー

丑の日のうなぎって 気分を食べるみたいなのだしねえ
あったら美味しいし嬉しいけど」

一二三「おら 細かい骨が多くて苦手だべ」きっぱり。

家康「わお。現代っ子

 

 


テオドール「そんなこんなで貰える物を当たり前と思うべきでは御座いません

頂ける時に全力で頂けば良いのです」びしっ

粋「なんか違う気もするけど

あーまあ そうだよなあ」うん。

 

 


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【台所】

 

 

白「ーーでな。
皐月の奴に お前は弟をどう教育してるんだ
全く何も進歩してないとかグチグチグチグチ言われてな 足痺れたし気分悪い」むっすー。


彬羽「そうか。そりゃ大変だな」ほー。

 

白「まあ実際何も教えてないけどな」ふん

彬羽「そうか。そりゃ 進歩のしようがないな。」

白「・・・人に教えて貰おうってのが甘いと思う」うん。

彬羽「そうだな。」鍋ぐつぐつっ

 

 

 


石燕「あの魔王様 仕事の愚痴とか言うんすねえ」わお。

彬羽「いつもの事だぞ
でもって何なとつまみ食いして満足して去ってく」さらりっ

石燕「いや慣れてんすか。」えー。

 

 


彬羽(この分だと 今日はうなぎ出すと荒れそうだな
割烹経由で安く手に入ったんだがしばらく生け簀に入れといて 後日出すか。)ふむ。

 

石燕「で、今日の晩御飯は何っすか?」鍋覗き込みっ

彬羽「どじょうの甘辛煮だ。」ぐつぐつっ

石燕「・・リーズナブルかつ うなぎに味と食感煮てる奴っすね」さすがっ

 

 

 

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