小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月27日

 

 

 

粋「おーい石燕起きてっかー?
そろそろ昼だぞ おーい?」襖がらっ

 

石燕 「うーんうーん。」ぴくぴくっ

粋「Σうおおどした!?具合悪いの!?」

石燕「いんや。毎朝こうなんで
あーずっと夜なら良いのに」ぐったり。

粋「Σまた吸血鬼みたいな事を!!」

 

テオドール「お呼びですか?」ひょこっ

粋「Σあ。吸血鬼でも朝から元気だった」はっ

 

白「なんだ。ていけつあつ って奴か?」ぺしぺしっ

石唾「頭ぺっちんぺっちんやめて欲しいんすけど
マジで朝弱いんすよ」ため息っ

 

与一「ここの所毎朝こうだ
貧弱な上 夏の疲れも来とる様でな」ため息っ

 

白「栄養満点 齧るか?」マンドラゴラびちびちっ

石燕「生はちょっと。
つか何処から引っこ抜いて来たんすかそれ」うわあ。

 


間。

 

 

石燕「あー・・寝起きつらっ」ぼーっ


家康「朝弱いと大変そうだねえ」苦笑。

石燕「毎朝が金縛りを気合いで振り払うノリっすねえ」ため息っ

家康「うん。一般人はそんな金縛りならないから解んないね」

 


彬羽「困った物だな
夏の疲れと言うから栄養有る物を出せば 量は食えんわ下すわだしな」うーん。

粋「お前が献立で困るって相当じゃねえかよ」うええっ

 

白「脂っこいのがダメなのか?
山芋とかなら芋なのに栄養満点って茨城童子が言ってたぞ」

石燕「これでもかと腹下して地獄見たっすね」遠い目っ

 

千様「お芋ってお通じ良くなるからー」あらあらっ

テオドール「極端な方に御座いますねえ」うーん。

 

家康「石燕ちゃん 商家の出だよね? ホントそれで良かったよ
武家なら毒に体慣らしましょうって 普通に食事に毒混入してるもん。」

石燕「そりゃ厠の主じゃ済まないっすねえ」うわ。

 

テオドール「Σ日本ではそれが普通なので御座いますか!?」ひいっ

彬羽「身分にも寄るが こいつの場合は軍師がな」

家康「まあ、毒に慣れてたおかけで何回か命拾いしたけどね」けろっ

白「お前 もう血の代わりに毒流れてるんじゃないのか?」

 

 

 


家康「・・・どうだろう?」ええー。

テオドール「私に言われましても」困惑っ

家康「ちょっと舐めてみる?「万一毒でしたら私絶命すると思うのですが!?」ひいいっ


彬羽「吸血鬼の本能が拒絶するレベルでは有る様だな」ふむ。

粋「家康まさかの毒体質かよ」

 


千様「じゃあー。万一暴れん坊のおっきい妖怪が出たら 口に殿を放り込めば退治できるのねー」のほほーん。

家康「Σ何処から突っ込んでも酷い!!」ひいっ


白「あ、そう言う使い方も出来「Σやめて!お前が言うと本気ぽいからホントやめて!!」ひいいっ

 

彬羽「吸血系の妖怪なら 家康を囮にすれば自滅させられる

か。」ふむ。

家康「Σお前まで!?」がーん。

彬羽「いやせっかくの特異体質だしな
どうにか使い道は無いかと「役立たずで良いからほっといて下さい!!」涙目っ

 


白「冗談だったんだけどな」

彬羽「本気にするな」

家康「Σお前達こう言う時ばっか意気投合しないでよ!!」

 


粋「あれ? お前大丈夫?」

石燕「家康さんの声で頭くわんくわんするっす」くてっ

家康「Σあ。ごめんっ」


彬羽「脳が起きてねえんだろ
ほれ、味噌汁だけでも飲め」ほれっ

石燕「うう。味噌の香りでちょびっと胃袋が  ん?」

千様「ん? キツそうなの入ってないわよ?」

 

粋「あ、今日のってレンコン入ってたよな?珍しい」

彬羽「味噌汁ってのは入れようと思えば何でも入れられる
粘りが有る物は疲労回復に良いしな」


石燕「すんません。
あっし体調いまいちだとレンコンの繊維に腸が負けるんで「良し。飲み干してさっさと厠に住め」

家康「Σまさかの彬羽がお怒りだ!!」ひいいっ

 


彬羽「あれもダメこれもダメと何だったら食えるんだお前は!!」

白「バカラス落ち着け
ちゃぶ台はひっくり返す物で投げる物じゃない」どうどうっ

テオドール「Σひっくり返すのも勿体無う御座いますよ!!」ひいいっ


石燕「Σだだだってしゃーないじゃないっすか!
あっしだって好きで貧弱なわけじゃ「だいたい日頃気軽に飯抜くから胃袋が弱くなるんだ1日3食きっちり食え!」うがあっ


粋「ブチ切れても正論な所がコイツだな」うわあ。


石燕「いや食えと言われても
仕事とか有るっすし」


彬羽「よし。コイツの部屋の襖外して来い」

白「解った」てくてくっ

千様「あらあら 彬羽君が怖いからお手伝い素直だわー」にこにこっ

 

石燕「Σ今から冬ーーっ!!」ひいいっ

 


彬羽「手前はまず部屋から出る習慣を身に付けろ」ゴゴゴゴゴッ

石燕「Σいやでも「喧しい! 籠り過ぎてこの前部屋にキノコ生えてたろが!!」

 

石燕「・・くっ!」


与一「アレはなあ」うん。

粋「言い返せねえよな」ああうん。

テオドール「むしろキノコの胞子で体やられておられるのではと思うので御座いますがね」ぼそっ

 

一同「・・・。」

 

 

 

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【幕府公営診療所】

 


飛天「季節の変わり目あるあるの肺炎です」真顔っ

石燕「Σマジっすか!!」えええっ

 

 

飛天「違和感は有ったはずなんだけどなあ。
体ダルかったり 熱っぽかったり食欲無かったりとかしなかったのかよ?」

石燕「常にそんなんだから気が付かなかったっす」きっぱり。

飛天「それはそれで問題だなあ」カルテ書き書きっ

 


白「あの飛天が引いてるぞ」おおっ

粋「石燕の不健康ぷりスッゲエええっ」ひいっ

テオドール「そもそも肺炎って相当苦しいのでは?」

与一「あいつは貧弱な分 元から省エネなだしな
異常が起きる程動いていないと言うか」うーん。

 

 

 

 


魄哉「Σえ。石燕さん それで寝込んでるんですか!?」えええっ

家康「そうそう、
体弱い分 悪化したら怖いからしっかり寝かせとこうねって話だつまたよ」

魄哉「うわ。それは恐ろしい」ひええっ


千様「しっかし良かったわねー
ちゃんと診て貰って
あ、アンタ しばらくキセルはやめなさいよ ゲホゴホなるでしょ」

挿音「ちっ 解ってるっつの。

ん?親父? どしたよ」


魄哉「あ、いえ

治ったら 石燕さんも少しは基礎体力着けた方が良いですよね。と」

家康「うん。お前のシゴキは体力が平均有っても耐えられないからね?」

挿音「マジでやめとけ 俺も何回かくたばりかけたぞ「生きたければ耐えるしか無いと言う極限まで持って行けば「その前にくたばるっつの。」

 

 

 


与一「自力で鍛えた方が良さそうだな」地獄耳っ

石燕「・・涼しくなって来たっすし 走り込み再開するっすかねえ
あ、寒気」

与一「ん?どっちのだ?」

石燕「どっちのっしょ?」はて?

 

 

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