小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月28日

 

 

 


白「じゃ ちょっと北?の方まで行ってくる」

粋「へー。カラス連れて?
また西洋の奴等と何か話 ・・って西洋のボスこの前旅行土産渡しに来てたような」 あれっ?

 

彬羽「いやそっちでなく
向こうで カムイと呼ばれてる古い神々と 最近移住した人間共のイザコザと言うか
下手すりゃドンパチなるんじゃないかって状態でな」

白「出雲の奴等に お前らの所の人間の躾どうなってんだって苦情来てるらしくて」えーと。

 

家康「誠に申し訳ない」土下座っ。

 

 

粋「んな揉めてる所に兄貴投入とかますますヤバくねえ?」ひええっ

彬羽「いや こういう争いはな
どこで折り合いをつけるかが大事だ。

争いを続けるメリットが無い むしろデメリットだらけで有る事を教えた上で
振り上げた拳を下げるタイミングを与えてやれば良い」

テオドール「と、申しますと?」

 

 

白「まだイガイガ続けるな
らまとめて燃やす。」きっぱり。

彬羽「実質龍脈を人質に取ってる様な物だからな
護る大地や住んでる大地もろとも無くなるくらいなら 喧嘩なんぞ続ける理由がないだろ」な?

 

粋「Σいやそれ脅迫脅迫!!」ひええっ

彬羽「不毛な争いに終止符を打つ口実与えてやるんだ
むしろありがたく思えだな」しれっ

 

粋「Σ今日のカラスなんか怖いんだけど!?」ひええっ

 

白「ヒント。
蝦夷は涼しいんだ」

テオドール「一刻も早く早く避暑したいので御座いますね。」成る程っ

 

 

家康「また物騒な事しにいくのに 行楽感覚なんだねえ」苦笑


テオドール「で、御座いますね
北に御座いますか。
えーと 夏でも寒いので御座いますかね? 防寒具とか」荷造りごそごそっ

 


白「あ。今回お前留守番な」

テオドール「Σえ。」

 


粋「うん。俺も言われたし
つかそんなんなら そこそこ危なそうだしなあ」

テオドール「え。あのっ
お供としてそこは」あのっ

 

彬羽「お前は相手が少しでも高圧的、反抗的だと 主優先過ぎて攻撃的になるだろうが。

可能な限り騒ぎにはしたくない
下手すりゃ国に等しい物が1つ無くなるし
何より暑苦しい。」


白「お前 最後のが本音だろ」


テオドール「Σあああ否定できない!!
けど置いてきぼりは嫌で御座いますっ!」うわああっ

 


白「テオ。」

テオドール「Σは、はいっ!」びくっ

 

白「待て。」地面指差しっ

テオドール「Σううっ! か、かしこまりまして御座いますっ!!」断腸の思いっ

 

 


蒼月「ちょっと留守番だけでこれかよ」うわ。

小太郎「俺でも留守番くらい出来るのになあ。
コウモリってめちゃ懐くんだなあ」わおんっ

 

 


白「日帰りなんだけどな
仕事有るし」はーやれやれっ

粋「暑すぎて芝居小屋も営業するか解らねえけどな
兄貴、くれぐれも水には気をつけてな」

白「うん。近寄らない近寄らない」うんうんっ

 

家康「一般的な水に気をつけてとは違うんだね」ああうん。

 

 


間。

 

 

 

与一「おい。

この部屋湿度がえっぐいぞ」目そらしっ


テオドール「・・・。」じとじめーっ

 

 


家康「留守番そんな辛い?」

テオドール「特に何も仰せつからず 留守番のみと言う事は
それだけ私が使えぬ下僕と言う事で」じめじめぐちぐちどんよりっ


粋「あのー。留守番俺もなんだけど」ほれほれっ

テオドール「・・・・」ちらっ。

 

 

 

千様「あら。おっきなため息。」

粋「Σどういう意味!?」えええっ

 

 

テオドール「この方と同じ扱い」どよよーん。

粋「Σしまいにゃ泣かすぞこのガキャ!!」むかっ

 

 

家康「いつもなら留守番でも何やかんややっといてって言われるもんねえ
ただ大人しく待ってなさい は色々難儀なこの子にはキッツイのかも」うーん。

 


テオドール「一日千秋に御座いますね」どよーん。

千様「まだお昼にもなってないんだけど」

テオドール「Σうぐっ!」

 

 

挿音「なんでえ 陰陰滅滅とうっぜえなあ

じっとしてて鬱るんなら ちっと使い頼むわ」巻物ぽいっ

テオドール「はい? Σあいた」がいんっ!


挿音「いや受け止めろよ
速さが売りの吸血鬼。」

 

家康「ん?何?
忍軍人手不足?」


挿音「いや 人手はどうにかなんだけどよ。

ちっと昨日ので 親父から大人敷くしとけって言われててよ
下の奴等に頼むにも 俺が動けない理由は話せねえあれやこれやがあってよ」はーやれやれっ

千様「左頬のでっかい絆創膏何?

確実に鉄拳制裁されたわよね?
あんたいったい何やらかしたの?」怪訝っ

 

粋(あ。 鉄拳で済んだんだ
良かった) ほっ。

 

 


テオドール「気晴らしに忍の任務を片付けろと?
まあその方が時間の流れが早く感じるかもしれませんが

・・責任は取りませんがよろしゅう御座いますか?」どよんっ

挿音「どんだけ陰鬱なんだよ
引き受けるからにゃ責任持てや。
能力的には向いてんだからよ」困惑っ

 


家康「何?忍者の王道 密書運び?
身体能力的にはテオちゃん向いてると思うけど

色々不安じゃない?」

挿音「おう。だから今回コンビでどうよ

相方なら捕まえといたしよ。」


粋「ん?相方捕まえるって何だよ

つか何なら俺組むけど?暇だし」

 

挿音「お前はドタバタうっせえから 忍の任務任すにゃ抵抗がなあ」うーん。

粋「Σ否定できねえ悪かったな!」どちくしょおおおっ

 

 

 

与一「まあ任務とやらをこなして 体動かしてスッキリするのだな

生物は体を動かすとストレスが軽減される物らしいぞ
石燕が言っておったわ」わははっ

テオドール「体の無い与一さんに言われましても」えー。
 
与一「Σう"」※霊体。

 

テオドール「後、石燕さんが言っていたって
あの方慢性運動不足で夜中に起きて怖い絵描いてる人なので お前が言うか感が半端ないと言うか
解ってるなら動けばよろしゅう御座いますのにとか ツッコミ所がこれでもかと

 

蒼月「ごちゃごちゃしつこいねちっこい!ウザいからとっとと行けよ 頭から食うよ!!」イラッ

 

 

 

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テオドール「で、お届け物は良いのですが」チラッ。

 


大嶽丸(Σこの陰険吸血鬼と組んで 物運べとか聞いてないいい!!!)ふにゃああっ!!

 

テオドール「かつお節とねこまんま。どちらで買収されたので御座いますか?化け猫さん」ジト目っ

大嶽丸「Σそんな程度で簡単に買収されるか!
アジの干物も着いてるわい!!」むかっ

 

 

テオドール「巻物破棄して全部こいつのせいに致しましょう」くるり

大嶽丸「Σうおお待て待て!
良いのか! 主の留守中なんだろ

留守中に 人の仕事任された癖にあっさり失敗したとか知られたら それこそ戻った時ガッカリされるんじゃないのか!?」

 

 

 

テオドール「何をしてるので御座いますか。
さっさと行きますよニャン公」きりっ。

大嶽丸「Σやる気になったらなったでムカつく!」ああもうっ!

 

 


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【某 山中】

 

 


テオドール「意外と何も出てこないので御座いますね

密書を寄越せーとか 襲撃が有るのかと思っておりましたが」てくてくっ


大嶽丸「そ、そうだな」汗だらだらっ


テオドール「?
猫も暑さに弱いので御座いますか?
まあ今年は暑う御座いますからねー

お。良い所に土産物屋が」


大嶽丸(なんだ?やけにキゲンがいいな?

てっきりいつものパターンで 何かにつけて絡んでくるか 攻撃してくるかだとおもったんだが?) びくびくっ

 

 

テオドール「Σこの扇子 確実に我が主のお好みに御座います!
お土産に買って参りましょう!」おおおっ

大嶽丸「いや お前の主の扇子ってアレ もう武器だろ。

んな土産物屋の使ったら即ひしゃげて折れて終わりだろ」

 


テオドール「確かに。
この節操無く派手っ派手な柄
あの方を置いて誰が使うのかと思ったので御座いますがねえ」ちぇー。

大嶽丸(派手過ぎて引かれてシーズン終わりまで売れ残って割引されてるタイプだな) うん。

 

 

店員「おや外人さん お土産をお探しで?
えっとそちらは」

 


大嶽丸「えー、ジャパニーズ狐のお面スバラシー
気に入ったので カブッテイキマース」売り物のお面かぽっ。

店員「へいまいど。
前見づらいからコケないようにね」

 

テオドール(見慣れて忘れておりましたが
顔面にゃんこ寄りに御座いましたね この方。) ああうん

 

 

 

大嶽君「さて。さっさと届けて終わるぞ
この暑い中 面装備とか地獄でしか
Σあ。足元悪っ」蹴躓きっ

テオドール「もう山道に御座いますし外してよろしいのでは?」


大嶽丸「・・・?」あれっ

テオドール「何で御座いますか?」

 

大嶽丸(いつもなら 頭の弱いニャン公に御座いますねーとか 
どんくさいのは自由で御座いますがくれぐれも邪魔はしないで下さいませ家畜 とか猛毒吐いてくるのに。)冷や汗っ

 


テオドール「何か解りませんが
なんとなくムカつくので顔面にグーパンよろしゅう御座いますか?」

大嶽丸「Σうおおいつものコイツだやっぱ!」うわああっ


テオドール「さっきから何を

ん?」ぴくっ

 


大嶽丸「む?

ああ。他に人間がおらん道だとやっぱり来るんだな」ほう

 

 

がさっ!


豊臣忍軍団「密書を渡せええええ!!!」うおおおっ

 


テオドール「はい。私 格闘向きでは御座いませんのでよろしくお願い致します」

大嶽丸「Σそれで何で引き受けたお前!!」


テオドール「メンタルヘルスは大事だからで御座います」真顔っ

大嶽丸「Σ何の話!?

だああお前等鬱陶しいわああ!!!」フシャアアッ!

 

豊臣忍「Σうおお化け猫!?」ひいいっ

 


テオドール「あ。チャンスに御座いますね

えーと。傘は邪魔なので持ってきた風呂敷でほっかむりして
さっきの狐面お貸りしますね」かぽっ。

大嶽丸「Σ良いけど完全に見た目が不審者!!」ひいっ

 


テオドール「良し。

 

後は任せまして御座います!」すたこらっ

大嶽丸「Σこらあああ!!!」

 

 

テオドール「申し訳ありませーん!

吸血鬼は気軽に蘇生致しますが
スピード特化で格闘向きでは無い為 密書優先とさせて頂きまーす!」すたたたっ

 

豊臣忍「Σしまった何だあいつ うお速あっ!!」ひええっ


大嶽丸「Σ確かに任務遂行第一だけど!
だああ 有能な相方ってこう言う事か あんのヤクザ忍!!」ちくしょおおおっ!

 

 

 

間。

 

 

 

テオドール「あー あっつ。

しかし良い汗かきまして御座いますねえ」伸びっ

大嶽丸(こいつホントに全力で置いてった!  猫科に持久走は辛いっ)ぜーぜー。

 


テオドール「さーて。 無事ミッションコンプリートに御座いますし」くるり

大嶽丸「Σに"ゃっ!?」びくっ

 

 

テオドール「ちょっと聞いて下さいませ!
最近新参の いえ何かこの国の古い妖らしいですがあの山本とか言うゴツいのっ
我が主は何故にあの様なのを式として選んだのかっ 私はほっといても常に着いてってるからとかいわれましても やはりこうモヤッとするので御座います!

解りますか!? 私忠誠心なら誰にも負けぬ自信は有るので御座いますよ 
故にこう いつでも全力でお役に立ちたいと だいたいあの木偶の坊はご飯時に呼び出されたくらいでギャーギャー煩いそうに御座いますし いやそれ呼ばれてよろこべって話で下僕がいっちょ前に文句言うなと


大嶽丸「Σ愚痴が長い!!」

 

 

テオドール「う、ちょっと溜め込んでた物で失礼を。

まあそんなで ここの所イライラと

私思ったより お役にたてて居ないのでは?と言う不安がモヤモヤしておりまして」ため息っ

大嶽丸「ああ、それで背負った闇がいつもよりどんより深かったと。」成る程っ

 

テオドール「ま、確かに全力疾走したらラクになる物に御座いますねえ
引き受けて良う御座いました」ふう。

大嶽丸「俺からは全っ然ラクになってる様に見えんが
まあ良いか。

で、その 気になってたんだがその」おそるおそるっ


テオドール「はい?」

 


大嶽丸「その。お前 毎度俺に対して攻撃的と言うか
ぶっちゃけ嫌いだったよな?

安心させて罠に嵌めようとしているとかなら もういっそ一思いにやって貰えんか?」がくぶるっ

 

テオドール「うわ。ストレス耐性無しに御座いますか」

大嶽丸「Σ猫科は大概そうだ!!俺は悪くない!」

 

 


テオドール「あー、確かにムカつくニャン公と思っておりますが

今はそれよりムカつくのが出来たので どうでも良う御座います」しれっ

大嶽丸「Σへ?」

 


テオドール「ですから

山本の存在に比べたら この世の全ての最悪は些事って事に御座いますよ」ふふふっ

大嶽丸「Σ呼び捨て!?
て、しまった!再び黒いオーラがああっ!!」ひええっ

 

 


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白「思ったより早く片付いた」はーやれやれっ

粋(何をどんだけ泣かしてきたんだろう) 一抹の不安っ

 

 


千様「あら?彬羽君は?」

白「幸せそうだから置いてきた

朧車にも水やっといてくれ。」


粋「まあ。暑がりだもんな あいつ」ああうん。

 

 

白「で、早く片付いたから土産買ってきたけど
皆で適当に  

あ。大嶽丸 鈴いるか?」ちりんっ。

大嶽丸「なんで蝦夷土産に鈴だ いらん。」むかっ

 


白「そうか。なら良いや」

 


粋「何処で土産買ったんだよ
つかこれ何?マリモ?」

家康「あ、ちょっと欲しいかも

こう言う現地でしか手に入らない謎グッズって良いよ

 Σひいっ!?」

 

テオドール「やっぱ クソ猫滅びて下さいませ」くわっ

大嶽丸「Σ何でだあああ!!」ふぎゃああっ

テオドール「喧しい!
鈴とか 明らかに指名でお土産買って頂いてるでしょう!獣ごときが生意気な!!」うがあっ!

 

 

 

 


白「俺の猫の鈴の予備 多めに買ったからなんだけどな」

猫「にゃんっ」ちりんっ

千様「あらあら可愛い これ蝦夷の細工?」あらー。

 


粋「Σいや説明したげて 大嶽えええーーーっ!!」うわああっ!

 

 

 

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