小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月25日

 

 

 


【幕府公営診療所】

 

 

飛天「何処置いたかなー」うーん。

 


粋「Σどこも何も有るか!何だこれ部屋汚ねっ!!」ひいっ

テオドール「Σあああ何か踏んづけましたあっ見たくない!確認したくないいっ!!」ぬちゃー。

 

 

白「医者の家なのに めちゃめちゃ汚いな」うわ。

飛天「患者が入る所は綺麗にしてるんだから良いだろ」

白「別にいいけど


べちゃ。

 

 


白「今すぐ片付けろ」くるり


粋・テオドール(Σ何か踏んだ!)

 

 

彬羽「ったく少し目を離すとこれか
捜し物するにもまずは片付けてからにしねえと無理だろこんなの」
てきぱき片付けっ


テオドール「そうやって彬羽さんが甘やかすから 自分で何もしないのでは?」えー。

彬羽「甘いな。
コイツは放置しておいたらおいたで そのまま気にせず生活してゴミの山を築くタイプだ」

粋「お前等 心底正反対のイトコだよな」引。

 

 

テオドール「片付けられないお医者に御座いますか

衛生面どうなので御座いますか」ほんとにもー。

飛天「まあ ゴミの山築いてたら
昔からイラついたあいつが勝手に片付けてくれるし そんな気にしなくても

彬羽「よし。俺が許可する
まとめて燃やせ」

白「捜し物も燃えるけど良いのか?」えー

 

 


粋「Σそこ!ゴミ屋敷に魔王けしかけんな!」ひえっ

テオドール「そうで御座いますよ 飛天さんは燃やしたらこう 有毒な何かを出しそうに御座います!!」

 

飛天「え。ゴミ屋敷 てか俺そこまで酷い?」
白「うん。」即答っ

 

 


千様「ねえー。 患者さんが待ってんじゃないのー?」ちょっとー

 

 

 


間。

 

 

 

白「で、何捜してるんだっけ?」

粋「うん。言うと思った」汗だくっ


彬羽「ほれそこ!きりきり雑巾かけろ!!」くわっ

飛天「この暑いのに大掃除って「Σ喧しい!!こんな汚い部屋に薬なんて保存するな大馬鹿野郎が!!!」

 

 

 

白「そうか 薬だっけ」ふむ。

テオドール「で御座いますよ
河童の妙薬に御座います

いわゆる万能薬で御座いますね っとにホコリ凄い!」窓おりゃっ


彬羽「そっち南だぞ」

 

テオドール「」灰ざらあっ!

 

 


千様「梅雨明けたから良い天気ねー」あらあらっ


粋「ホコリと灰混ざっちゃって大丈夫かコレ」あーあ。

彬羽「どう掃除すりゃ良いんだ」困惑っ

 

 

飛天「ま、万能薬と言っても 普通より良く効くってくらいなんだけどな。
ホントに万能薬なんてのが有ったら 俺等医者は要らなくなるし」へらっ

白「良く効くってどれくらいだ?」

 

飛天「取れた手足も縫い付けたらまた動くようになる くらいかなあ。」うーん。

白「それ お前普段からやってないか?」

 

飛天「あれ単に縫い付けてんじゃないから
神経も筋肉もキッチリピッタリ接いでるから めちゃ気力と体力要るんだよ
凄い綱渡りなんだよ」

白「ふーん。 妖怪なら結構バラバラになっても生きてるけどな」

飛天「妖怪でも大方のはバラバラになったら絶命だけどな

お宅の吸血鬼みたいに 即散る癖に即復活するのも居るから千差万別だけど
河童の妙薬は人間を妖怪並の回復力にする物って所かな。」本で日除けよいせっ

 

テオドール「あー。やっと蘇生できまして御座います」灰からざららっ

 


飛天「Σあ。」つるっ

本どしゃっ

テオドール「Σまた日光ーーっ!!!」ひいいざらあっ!!

 

白「こんなんなって意味有るのか?」怪訝っ

 

 


彬羽「人間は脆いからな
いくらでも復活するこの生命力が欲しい患者は居るだろ」 雨戸ぱたんっ。

粋「だな。

ほれ患者が待ってるんだろ
ちゃっちゃと捜してやれよ先生。」ほれほれっ


飛天「うーん。何処に置いたか全く記憶が」頭かかえっ


彬羽「片付けられない上に適当過ぎるだろ
それでも医者か」ぷんすかっ

 

 


小太郎「呼んだか?」わんっ

白「呼んだ呼んだ
河童の薬 匂いで捜してくれ」

小太郎「Σえ。此処で薬を!?」

ホコリもうもうっ

 

 

千様「えー。難しくない?
小太郎君 その薬のにおい知らないしー。

此処診療所だから薬だらけでしょ?
それにー

 

小太郎「Σぶえーっくし!!」べくしょいっ!

粋「ホコリに負けてんな」ああうん。

 


白「やっぱ、掃除しながら捜すしか無いか」ふむ。

粋「マジかよ。
部屋いっぱいごちゃごちゃだぞ」ええー。

 


飛天「そもそもこの部屋に有るって確証は無いんだよなあ」襖がらっ。

隣の部屋もごちゃっ


彬羽「Σこの前掃除した所なのに なんで此処まで酷く出来るんだ!!」だあくそっ

飛天「ほっといたらお前高いとこまでピカピカにしてくれんだもん」しれっ

 

白「バカラス 絶対お前が甘やかすからだぞこれ」きっぱり。

 

 

 


更に間。

 

 

 

千様「見つかった事は見つかったけどー」あらー。

 

テオドール「何で御座いますか?この萎びた梅干しの種みたいなの」

しぼっ。


飛天「河童の持ち物だから ある程度の水分は必要だったかも?」

粋「Σ暑さで干からびたのかよ!!」ひえっ

 

 

彬羽「薬は冷暗所で保存が基本だろうが!患者にトドメ刺す気かこんのヤブがああっ!!」ぎりぎりぎりぎりっ

飛天「Σあだだだだ!潰れる潰れるっ!!」ひいいっ

 


テオドール「あの、これ患者さんの命に関わるのでは?」冷や汗っ

白「だな。よし。」

飛天「Σお。河童に口効いてくれるの 魔王サマ」おおっ!

 

白「俺が水の奴等に?

話す前にうっかり落ちて溺れるだろカナヅチなめるな」どやっ

 

千様「さすがにパターン読めてんのね」ああうん。

 

 

彬羽「なんだ? 俺にでも代わりに行けってのか?
今屋外に出たら熱中症になる自信があるぞ」

粋「こっちもこっちでパターン読めてるし」苦笑。

 

白「此処は薬ダメにした飛天が行くべきだろ。
河童もそんな何回もただで薬くれないだろけど」

飛天「Σえ。あの 貯蓄無いんだけど「知ってる。」

 

 


彬羽「ああ そうか
河童と言えば調度そういえば」ふむ。

粋「ん?何か言ってきてんの?」

 

白「とにかく行け

金無くてもどうにかなる」うん。

 

飛天「へ? あ。金じゃなくキュウリとか?」家庭菜園よっこらせ

キュウリ「ギイイイイ!」じたばたっ


粋「Σまた何育ててんのそれ!!」ひいっ!

飛天「キュウリの枝をマンドラゴラに接ぎ木して
粋「Σその内バイオハザード起きるからホントやめろ頼むから!!」

 


千様「アタシが河童なら 絶対かじりたくないわね」引。

白「良いからとっとと行け
手ぶらで良いから。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

 

 

 

テオドール「へー。河童って お相撲が好きなので御座いますか」ほー。

彬羽「だな。
でもって種族の長を決めるのも相撲で決める 国技みたいな物だ」

 


粋「へー。

そりゃ 相撲にかける情熱が違うよなあ」ああうん。


飛天「いよっしゃあ! 30人抜きっ!!」ぜーぜーっ!

 

 

千様「さすがカラス天狗。

お相撲ガチ勢の河童の人達ガンガンぶん投げてるわー」あらあらっ

 

 

白「全員に勝ったらタダで薬くれる。
負けたら尻子玉抜かれるらしいぞ 頑張れ。」

飛天「ふっ。カラス天狗一族の族長の意地見せてやる」よしゃあっ!

 


粋「つか兄貴 結局来るんだな。」

テオドール「大丈夫で御座います
リードつけられて御座いますから」はいっ

粋「Σなんで命綱を俺に渡すの!?」

テオドール「私が持ってると死亡フラグビンビンに御座いましょうが!!」

 


白「バカラス 案の定暑さで帰ったしな」うん。


千様「あーもう 2人共 水辺で喧嘩すると危ないわよー」

 


泥ずるんっ!!


粋・テオドール「Σあ」ずるっ

白「Σ!?」ぐいっ

 

 

 

 


飛天「すんませーん

一時タイムで 河童の皆さん救助お願いしまーす」あちゃー。

 



くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る