小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月20日

 

 

 

白「なあなあ。今日偉く机に向かったまんまだな
瓦版のコーナーのネタ 浮かばないのか?」うろちょろっ

 

 

ひょい。

 

すたすた

襖がらっ

 

 

ぽいっ。


テオドール「書き物をしている時にお声をおかけすると怒られまして御座いますよ」しーっ。

白「だな。リアクション0で
襟首捕まれてポイされた。」むう。

粋(下手にリアクション取ると 全力でおちょくりに来るもんな 兄貴) ああうん。

 

 

千様「にしてもー

彬羽君、今日は偉く部屋にこもってるわねえ
何書いてるのかしら?」ふむ。

一二三「何でも 版元さんからお声かかって、また御本出すらしいだよ」


粋「Σえ。カラス凄え!!」おおっ

テオドール「今度は何の飼育本に御座いますか? あ。育児本とか?
それとも お料理の本に御座いましょうか!?」おおおっ

千様「そこらの所帯染みたのが確かにめちゃ売れてるけど
別にそんなのばっか書いてるワケじゃないと思うわよー?」


一二三「んだな。芝居小屋の台本も書いてるだしな」うん。

粋「何するにも引き出しの数が尋常じゃねえ」ひええっ

 


白「ん?そんな忙しいなら 面倒なのが来たぞ」

粋「へ?」

 

 

飛天「ちわーす。彬羽居る?」へらっ

一同(Σ最悪のタイミングで やる事なす事彬羽にとってマイナスにしかならない 死神イトコこと下町のブ●ックジャック!!) ひいっ

 

 

飛天「なんでこの家の奴等は俺の顔見ると顔色悪くなるのかな?」えー。

白「医者が苦手なんだろ」しれっ

飛天「えー。そんな 逃げたりしなきゃ怖い物じゃ無いって」


テオドール「普通は逃げても怖い目には遇わないので御座いますよ?」

粋「つか逃げなくても お前の毎度死ぬ程痛えじゃんかよ「それで即治るんだから我慢しなさい。」

 


テオドール「あの 今、彬羽さんは御取り込み中の様で。

私もお茶の差し入れして良いのか悩んでいるくらいで御座いまして」苦笑。

飛天「Σお!西洋茶と西洋菓子 豪勢だなー」おおっ

テオドール「彬羽さん向きに 砂糖はほぼ使わずビターに仕上げておりますが「苦い菓子って何?」えー。

 


千様「歯ごたえ重視なんじゃない?
てかホント今入らない方がいいわ

白君が大人しくしてるくらいだし。」ほらっ

粋「Σあ。確かに」はっ!


白「俺だって忙しいんなら気遣いくらいするぞ?」むっ

粋(それが激レアなんです兄上) 

 


千様「そうね。大人しくしてて早く片付いた方が遊んで貰えるものねー」のほほーん。

テオドール「我が主は何歳児に御座いますか」

 

飛天「お前等なりに気を遣ってんだなあ
ま、いいや 

おーい 入るぞー。」襖がらっ

粋「Σお前人の話聞いてた!?」ひええっ

 

 

テオドール「Σ早くごめんなさいをするのです!拳骨くらいますよ!!」うわああっ

 

彬羽「いや むしろ待ってたんで問題無い。

お前等 なんでそんなビビってんだ」困惑っ

一同「Σえ」

 

一二三「今回彬羽さんが書いてるの
家庭の医学的なのなんだべ。

で、健康関連を自分の知識だけで広めちゃうのさすがに怖えから 
お医者の飛天さんに監修頼んでるんだべよ」

粋「Σ監修付きでもんな物書けんの凄えな!!」

 


飛天「正直 家庭で出来る系なら 教える事とか無いんだよなー。
あ。苦っ」菓子ぽりぽりっ

彬羽「ある程度は この家居りゃ身に付くしな」原稿用紙がささっ

 


テオドール「あー 家康さんが屋根の修理してて落ちられた時も 三角巾でテキパキ保定されておられました。」ふむ。

粋「・・俺めちゃ止血して貰ってるわ」ああうん。


白「この前ちょろちょろしてた大嶽丸が 床板に引っ掻けて爪剥がした時も応急処置してたなそういや」うん。

飛天「あ、その後 うちに担ぎ込まれて来た来た」あーはいはいっ

 

千様「面倒見の良さが知識に繋がってんのね」成る程っ

彬羽「俺がやらんと ここの奴等満身創痍過ぎるだろ」

一二三「どんまいだべ。
なかなか真似出来ねえだよ」背中ぽんぽんっ


飛天(この幼女 言う事が逐一オッサン臭いなあ) 

 


白「で、それって何日くらい缶詰するんだ?」

彬羽「ん? いや 飛天が目を通して間違いが無ければそれで終わりだが?」

粋「Σえ。早っ!!」

テオドール「Σ1日足らずで1冊分で御座いますか!?」ひええっ

 

飛天「こいつ昔から作業速いんだよなあ

お、さすが 合ってる合ってる。
よし。検閲終わり オールクリア!」

粋「Σ1発OK!?」ひええっ

テオドール「Σ烏天狗コンビ ハイスペック過ぎで御座います!!」

 

 

飛天「あ、でも此処 誤字な。
だから ぶっ通しでやると疲れるぞって言ったのに」ほれ。

彬羽「Σあ」

 

千様「あら珍しい
キッツイ事はキツかったのね」あらあらー。

 

 

 

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石燕「そんで早速原稿持ってったんすか?」ほーっ


千様「えーとね。
それが やっぱ家庭向きだし
知識無い人が実際読んで 使えるかどうか試してみようって事になってー。」

石燕「真面目っすねえ

ん? 知識無いヒトって言うと?」はて。

 

 


彬羽「あれは水の近くに生息する芭蕉精と言う妖怪で、
繁殖期になると オスがメスの父親に勝負を挑み、勝てばメスを嫁に向かえられると言う性質がある

そんなワケで娘をかけた父と男の真剣勝負だ 確実にケガ人は出るだろう」

粋「あの。コレ見た目ほぼ植物なんだけど

家庭の医学行ける?」困惑っ

 

 


家康「いやうちの庭 なんて物が住んでんの」えー。

白「芭蕉精は ミズバショウの妖怪だから 池が有れば結構何処にでも居るらしい」うん

千様「あ。あの辺前咲いてたわね 水芭蕉」ああうん。

 

 

芭蕉精の雄「・・・」じりっ。

芭蕉精父「・・」じりじりっ

 

テオドール「あの。花の妖精的なののガチバトル
大変シュールなので御座いますが」

 


飛天「ん?

あ、コレ ケガしたとしても出るの血じゃなく樹液的な?
茨木童子でもなきゃ無理かもしんない」手ぽんっ!

粋「Σだよな!? 娘芭蕉泣きそうなんだけど!!俺にゃ荷が重いってええ!!」うわあああっ


彬羽「Σはああ!?手前が行けるって言ったんだろ!?」えええっ

飛天「ごめんごめん。2足歩行なんで行けるかなーって
よく見たら頭に花咲いてるし いや困った」わははっ

 


白「よしテオ 急ぎで茨木呼んでこい」

テオドール「かしこまりました。
どの用に伝言いたしましょう?」血液アンプルぐびーっ


白「『植木が種族存続の危機』とかそんなで」適当っ

テオドール「かしこまりまして御座います」コウモリ羽ばさあっ!

 

芭蕉「」涙目っ

粋「ごめん!植木の専門家すぐ来るから!!
こら父ちゃんもお前もっ しきたりだからって本人の前で喧嘩すんなよ!可哀想だろ!!」うがあっ!

 

一二三「お花にガチ説教出来る粋さん凄いべ」わお。

 

 

飛天「あー この家じゃそりゃ 瓦版のネタにも困らないよな

そりゃコーナー持つわ」成る程。

彬羽「・・だろ?」複雑っ

 

 

 

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