小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月24日

 

 

 


千様「やーね。汗で髪の毛べたべただわー」むすーっ

白「さっき食べてたスイカの汁じゃないのか?」


千様「へ?

あらー 言われてみれば
やあねー そりゃべたべただわー」ほほほっ

白「どんだけがっついたんだ

ん?」

 

 


魄哉「」ぐったり。

 


白「廊下に鳳凰落ちてる」うわ

千様「Σちょっと何があったの!?誰に襲われたの!
てかなんで半鳥形体!?」ひっぱり起こしっ

 

魄哉「いえ・・ 夏のライブに向けて 曲の練習してたら寝不足と蒸し暑さで 限界突破を」目が虚ろっ

 

 

千様「寝なさい。」手離しっ

魄哉「Σあうっ!?」後頭部がいんっ!!

 


白「人形態保ってらんなくなるまで歌うな」 むう。

千時「鳥だから歌が好きなのはしゃーないけど。」ほんとにもー

白「こいつの歌ってド演歌だけどな。」うん。

 

 

魄哉「」きゅうっ。

 

 


間。

 

 

 

家康「あーアレだね
徳川名物 天海様のライブ。
財政ヤバいと開催されるんだよねえ」苦笑


蒼月「政務クソ忙しい時期で 盆前で僧侶としてもてんやわんやの癖に何してんだよ このジジイ」ため息っ

シロ「そんだけ財政が厳しいのだろうな
今年は災害が多く あちこちの治水工事やら何やら大変だと聞いたぞ」

 

粋「つーかそれ いくら歌うまでも 政治家の単独ライヴで賄えるもん?」ええー。

 


挿音「お前はうちの親父なめすぎなんだよ」キセルすっぱー。

粋「て いうと?」へ?

 

 

家康「昨日発売の前売り 既に完売です。」

粋「Σ規模解んねえけど凄え!!」ひえっ


蒼月「えー。そう言うのって
結局江戸城の下っ端とかが配ってたり
ほら上司に恥かかせない様にノルマとかそんなの有るんじゃないのー?」

 

挿音「甘えな。
歌えるレア坊主だぞ
城勤めの女中はともかく 外の奴等は見たくても見らんねえ。

このライヴの時しか一般人は見れねえってなると そりゃ前売りも当日も完売よ」

蒼月「確かに珍獣だけどさ」ええー。

 


家康「珍獣扱いってより 天海普通に武家の奥様や娘さんのアイドルだからねえ。

内面枯れてるから 女性から見りゃ紳士だし 
偉い坊さんとなりゃ安全だし、そもそも其処らの娘さんが手の届く肩書きの人じゃないし

でもって人外だから見てくれは日本人にない金髪で整ってるし まあウケるよね」うん。


蒼月「マジかよ ムカつくなクソジジイ」

 

 


千様「内面知ったら皆引くんじゃない?」怪訝っ

挿音「いやバレてんな。

ワーカーホリックなのも 大概沸点低いのも足癖悪いのも ギャップ萌えとかって何でかウケてんだわ」

千様「何でバレんのよんな物。」

 

 


テオドール「へー。ファンの方々、 まるでお役者様にハマってる方々の様ので御座いますねえ」ほう。

家康「だねえ。
グッズ売れるし」

蒼月「グッズまで出てんのかよ」引。

 

 

白「ふーん。


つまり 商売敵か」ほう。

 

 

 

 


魄哉「あのコマ?
隣の部屋から襖越しに 何かの殺気と言うか闘気を感じるんですけどっ」

コマ『プロの意地です。
ライバルを闇討ちする人ではないんで パピーは大人しく寝てて』カタタッ

 

 


粋「つか前売りもう売っちゃったってどうすんだよ

座り仕事ならともかく あんな廊下で行き倒れるような状態でんな事出来んのかよ?」

テオドール「人前で尾羽ポロリくらいやるのでは御座いませんか?」


魄哉「Σわざわざ寝てる枕元来て言いますか!?」ひえっ


テオドール「いえ。何となく 我が主のライバルは潰して置こうかと
魄哉「Σ君ホント主様以外どうでも良いんですね!!」

 

粋「Σ俺はホントにお宅のパピーの体心配してだから!!
銃口向けんなあああ!!」ひいいっ

コマ『ならば良し。』内蔵ガトリング銃ガコンッ

 

 

 


彬羽「さて。此処で案なんだが」

白「ん?」

 

シロ「今回のは読めた」うむ。

千様「てか彬羽君居たのね
静かだから気がつかなかったわー」あら。


家康「天海より先に回収されて シロに冷却されてたんだよ」

千様「・・まあ。今日は朝から蒸し暑かったものね」ああうん。

 

挿音「またぶっ倒れてたのかよ暑がり」キセルふーっ

彬羽「Σこんな異常気象 俺でなくても参るわ!!」うがあっ

 

蒼月「はいはい。で?案って何だよ
見当つくけどさあ。」

 

 


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白「よし。

新規客層ゲットだ」どやあっ。


家康「Σうおお凄い!ゲスト出演で天海の負担を減らしつつ グッズ売上いきなり五分だ!!」

売上グラフどーん。

 


挿音「マジかよ

プロ凄えな」びっくり。

 


粋「まあ珍しい物って点なら

兄貴 無表情で歌唱力ヤベえし」苦笑。

蒼月「うん。上手い分怖いんだよ あの人」

 


テオドール「他所のシマに殴り込みでこの結果っ
さすがで御座います!!」感激っ


白「ふっ」どやあっ。

 

 


彬羽「結果は出せる奴だからな。
そもそも強い化け物ってのは その場に居るだけで人間を惹き付ける物だ

そしてこの流れなら さほど出演料かからん」

挿音「いや さすがに出演料くらい行けんだろけど
こっちの財布事情まで気遣いマジ助かるわ」うん。

 

 


家康「良かったねー
白のおかげでちょいちょい休憩挟めて

ん? どしたの? やっぱかなりお疲れ?」ありゃ

 

 


白「あ。それ

最前列に滝夜叉姫居たんだ」


一同「Σ最前列に過激派捻くれストーカー!!!」ひえええっ

 

 

魄哉「色々ぶち壊される いえ観客の皆さんの命があぶぶぶぶ」がくぶるっ

家康「Σやるよね!?あの娘なら
天海に構って貰う為なら大量虐殺くらいしちゃうよね!?」ひいっ

 

 

挿音「その時の為に 俺等が警備してんだろが」


テオドール「大丈夫で御座います

挿音さんにお知らせ頂いて 外に陰陽師軍団配備の上、
私滝夜叉さんの真後ろで毒針構えておりました故」 にこっ。

家康「Σそりゃ咄嗟の吸血鬼の速さにゃ対応出来ないだろけど!!」ひえっ

粋「Σお前居ないと思ったらそんなしてたの!?」えええっ

 


挿音「これで根性ありゃ忍軍に欲しいんだけどよー」キセルすぱーっ

テオドール「体育会系は嫌で御座います」きっぱり。

 

 

彬羽「まあ、ビビりながらも出番こなしてる苦悩っぷり見て 満足して帰ってったがな」困惑っ

千様「下手に刺激すると 観客危ないし結果オーライねえ」うっわー。

 

 


蒼月「何日か休暇とって休めよマジで。ぶっ壊れたら 仕事出来なくなるよ」ほんとにもー


魄哉「・・明日 休みます」がくぶるっ

千様「あ。相当ね コレ
お疲れ様。」

 

 

 

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