小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月23日

 

 

 


蝉みーんみんみんみん じーじじじしっ

 

 


テオドール「あっついので御座いますけど」汗だらだらっ

粋「しゃーねえだろ 夏なんだから

つか兄貴遅くね? 何?茶屋で待ってろて言われたけど またトラブルに巻き込まれてねえだろな」汗だくだくっ

 


テオドール「あの方故心配はいらないかと
確かに気温と湿度もで御座いますが

私が言ってんのは このクソ暑いのに人前でイチャイチャイチャイチャしてるそこのバカップルがクッソウゼえって事に御座いますよ」あーダルっ

 

女「やだー 与太郎さんってばー」べったべたあっ

男「はっはっは おみつは甘えん坊だなあ」いちゃいちゃっ

 

粋「暑さで頭逝ったんじゃねえの?」けっ。

 

 


テオドール「・・普段頭お花畑の癖に この手の話には辛辣で御座いますよね」引。

粋「何だよお前が話ふってきたんだろ」えー。

 


彬羽「確かに暑苦しいな ほれ散れ。
茶屋の店員が困ってんだろ 公然ワイセツで役人呼ぶぞ」しっしっ


女「Σんなっ 誰がワイセツ「文句はお白州で存分に言え」

男「Σちょっ いきなり出てきて何だおま「あ゛?」ギロッ


男女「Σすみませんでしたああ!!!」だだっ

 

 

テオドール「さすが2メートルの黒づくめ。
見事な追っ払いに御座います」ぱちぱちっ

 

茶屋の娘「あのー助かりました。
お礼に暑いお茶とお団子でも「冷たい井戸水をくれ」

粋「俺等の数倍暑苦しくてイライラだったんだな。」ああうん。

 

 


テオドール「しかしホント皆さん元気で御座いますよね
夏の虫かってくらい あっちでもこっちでも。」

粋「発情期なんじゃねえの?
つか 人前でいちゃこく奴等って恥ってのねえのかよ」


彬羽「ああ、あの手のは一時的に無くなってるらしいな。

そもそも恥ってのは 群れで生きて行く為、コミュニケーションを取る為に必要な感覚
つまり周りと上手くやっていく為に『恥ずかしい』事をしない様に 備わってる本能みたいな物なんだが
生き物は発情すると 脳が繁殖向きに切り替わるんだそうな」水ぐびーっ

 


粋「イライラしてんのに 安定の説明長えよ。」引。

テオドール「と言うと?」えーと。

 

彬羽「脳が色恋1色でアホになる。」真顔。


粋「今の長文要る?それ」

テオドール「あー あの手のは1度発情すると繁殖しか考えられなくなると
そりゃ恥も何もあった物じゃ御座いませんね」ほー。

 

粋(つかカラス 暑さでボケてんのか
未成年のテオにとんでもねえ話してるけど 良いのかなあ。)困惑っ

 

 


テオドール「まあやるなら出会い茶屋行けって話に御座いますよ。
ホント盛った猿は嫌で御座いますねえ」はーやれやれっ

粋「Σお前 ガキの癖にちょいちょい慣れた感じやめてくんねえ!?」ひいっ


テオドール「これくらい普通で御座いましょう?
てか粋さんが精神的に幼いので御座いますよ」

粋「Σこいつに言われた!!」

 

テオドール「普段から言う事が甘っちょろいので御座いますよね
思春期ですかと。

あ。さっきのイライラもひょっとして羨ましかったとかで御座いますか?」にやっ


粋「Σはああ!? ちげえしー!」

 


彬羽(声が裏返ったな。)水ぷはーっ

 

 


テオドール「モテそうでモテないのがお悩みなのは知っておりますが
相手さえいれば誰でもよろしいタイプで?」

粋「いや。そこはしっかり愛されたい」真顔っ

 

彬羽「何の話してんだお前等」引。

 


テオドール「この手の方は 尽くす事に喜びを感じるドMが多いと聞きましたので

しかし、あー 日常が色々辛すぎて愛するより愛されたい派に」成る程っ

粋「Σうっせえよ!納得すんな!!」

 

 

彬羽(年下に此処まで言われる時点で 難しくないか?)

粋「Σ言いたい事があるなら言えよ!!」むかっ

彬羽「暑苦しいから絡むな
勘弁しろ」


テオドール「そういえば 彬羽さんはそう言う話全く御座いませんよね?
粋さんよりは数倍モテそうに御座いますが」おや。


粋「いい加減泣くぞ。」

 

 

 

彬羽「まず 俺はお前の『主様』の副官だぞ?
アレの補佐兼後始末全部やってんだぞ。

そんな物にかまけてる暇が有ると思うか?」

テオドール「マジで申し訳御座いませんでした」土下座っ

 

 

粋「お前 兄貴に懐き倒してる割に 酷いのはしっかり理解してんだよな」

テオドール「傍若無人は魔王の特権に御座いましょう?」

彬羽「そう来たか。

で、噂をすれば傍若無人なのが来たぞ 暑苦しい」

 


地獄太夫「なんでござんすか藪から棒に。」

九尾「躾のなっとらんカラスよのー」こんっ

庵「夏場なんだからベタベタやめたらアンタ等 真っ昼間から恥ずかし

 

 

ずるんっ!


べしゃっ


白「Σあいた」ごんっ


九尾「Σああだーりん!!」こーん!

地獄太夫「Σああ 誰でありんすか
道端にボロい手拭い捨てたのはっ」きいっ!

 

庵(Σ忘れた頃に貧乏神体質がっ!!)ひいっ

 

 


テオドール「相変わらずおモテになられる事で」おやまあ。

粋「・・兄弟でこの差よ」ずーん。

彬羽「いや冷静に考えてみろ
羨ましいか?あのメンツだぞ?」

 

九尾「齧るぞ こわっぱ。」むかっ

 

 


テオドール「大丈夫で御座いますか?
あれ? お探しの品は?」ん?


白「ん?あったあった。
気に入ったからって 店でそのまんま

 

一二三「ほらほら彬羽さん見てけろっ

夏のお着物これにしただっ」ぴょんっと飛び付きっ

彬羽「ん?そうか。良かったな」

一二三「可愛いべ?
皆に選んで貰っただよ」えへー。

 

 


白「・・・。」えーと。

 

九尾「買ってやったのは だーりんなのじゃがのう。」

庵「いちゃいちゃって擬音が見えそうだよね」ああうん。

地獄太夫「主さんはお子様の可愛がり方が解っておられぬ無器用な人にござんすからなあ」くすくすっ

 

 

 

 

白「この暑いのに真っ昼間からいちゃいちゃするな ロリコン」けっ。


彬羽「Σ誰がロリコンだ!!」むかっ

 

 


地獄太夫「久方振りのロリコン呼ばわり」おんやまあ。

 

粋「あー確かに。恥も外聞も無く毎度一二三肩車してるけどよ」

テオドール「まあ三角関係では御座いますねえ

いい加減暑苦しいんで帰りましょう」あっつー。

 

 

 

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