小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月16日

 

 

【某 牢前】

 

 

石燕「いっやー。シャバの空気はうまいっすねー!」スッキリっ


挿音「おう。二度と帰って来んじゃねえぞ」あーはいはい。

 

 


テオドール「居ないと思ったら
昨日の件で牢にぶち込まれてたので御座いましたね」成る程っ

粋「マジで翌日釈放されてるし
権力怖え。」ちらっ


挿音「ん? 今回はちいっとな。
確かに親父からの圧はあったけどよ

3日くらいは反省の為 ぶち込んどく予定だったんだがなあ」キセルふーっ

粋「Σ意外と容赦なかった!!」ひいっ

 


石燕「そんなんされたら全身バキバキになるっすよ
独房って狭いんすから。」ほんとにもー。

テオドール「そりゃ牢屋が居心地良かったら問題有りに御座いますからねえ」

 


挿音「ま、今回は元の犯人に流されたって事と
犯人の方も 家吹っ飛んだ時に人質に取ってた家族助けようと頑張ってたって事で 説教されて放免よ」キセルすっぱーっ

 

粋(Σすんません! 他所の家吹っ飛ばしたのうちの兄貴です!!)ひええっ

 

 


白「よかったな
お前布団で寝ても此処が痛いあっちが痛いって煩いもんな」しれっ

石燕「そっすねー。
ガリガリなんで即骨なもんで」はっはっは

挿音「二人まとめてしばくぞ凶悪犯共。」

 


魄哉「まあ結果オーライちゃオーライですがね

1個片付きましたし」はーやれやれっ

 


粋「Σえ。お前も来てたの?」

魄哉「権力の横暴やっちゃうなら僕が来た方が早いでしょう?」しれっ

テオドール「Σ天海様直々に圧かけに御座いますか!?」ひええっ

 

魄哉「いえ圧まではかけてませんよ
ちょっとこの辺担当の役人さんに

『先日の立てこもり事件の爆破は
実は僕の手の物に寄る物で。人質を安全に確保する為に 特殊部隊があえての誘導爆発を行いました』

とか何かそんな感じで適当に」しれっ。

 

粋「Σ確かに爆発起こした犯人 お宅の居候だけど!」えええっ

テオドール「まあ間違ってはおられま
粋「Σお前は兄貴のやらかしだけ尽くポジティブに改編すんな!!」

 

挿音「つか その言い方だと
また俺等忍軍が火薬使いすぎたとか思われるからやめてくんね?」

 

 

 

彬羽「で、1つ片付いたってのは?」

与一「暑い中 お前まで迎えに来てたのか。なんかすまん

牢の中は予想の数倍 魑魅魍魎が蠢いとったわ」げんなりっ

 

粋「Σえ゛」


魄哉「人の負のオーラの煮こごりみたいな所ですからねえ

どうしてもそう言うの好むのが寄って来ちゃって 更にその負のオーラにやられて囚人さん達が病むと言うか、悪い方向に行きがちで。」苦笑

 

白「まあ、俺等居るしな
妖怪が居たらそんなの寄ってくるし」うん。

挿音「何気にお前戦犯過ぎねえ?」

 

 

彬羽「しかし 目の届く所にまとめとかんと 結局単品でも多少は下級のを呼び寄せちまうしな。

ならエサをぶら下げてまとめて処理出来る今のは理想的とも言えるだろ。
結果論だが」


魄哉(とか言ってる彬羽君も 白君の副官なんて叩き上げでやってるから大概規格外ですし
そもそも政務のトップの僕も大概呼び寄せてるんですよね )ふっ。

 

 


テオドール「私 おちこぼれでよう御座いました。」へー。

彬羽・魄哉・白(いや大概だ サタン王の息子。)

 

 


粋「どしたの?」

挿音「さあ?
ともかく 国の中枢もその周りも妖怪まみれの時点で 牢みたいな所はそう言う物だと諦めた方が良いのかもな
入る方が悪いわ。」キセルぷっはー。

 

 

石燕「ま。全員シメて来たっすけどね。」すたすたっ

与一「牢におる様なのは血の気が多いからなあ」うんうんっ


粋「Σさらっと凄え!!」ひえっ

 

 

魄哉「おかげで 今、餓鬼やら低級霊が牢内の掃除までしてくれてますよ
雑巾がけで ピッカピカで囚人の心までクリーンです。」

テオドール「Σ何をどう躾直したらそんななるので御座いますか!?」えええっ

 

 

白「ん? そういえば与一

昨日石燕がやらかしてた時何処に行ってたんだ?
お前 石燕の分身みたいな物だし あんま離れてると消えちゃうんだよな?」あれっ

与一「ん?おったぞ。と言うか

こんの阿呆が トチ狂うのに邪魔になると思ったのか 
強制的に憑依させられた上、表に出ん様体の奥底に封印されてたと言うか」ジト目っ

石燕「いやー 内側から出せや何や喧しかったっすねえ」しみじみ。

 

 

彬羽「手際が良いな。

ひょっとしてさほど錯乱して無かったんじゃないか?お前」

石燕「Σな 何の事っしょ!?」ぎくりっ

 

挿音「おーい。やっぱもっぺん牢入るか?」

魄哉「今のクリーンさが持続するなら 幕府的には入ってて欲しいんですけど
石燕「Σマジですんませんしたああっ!!」ひええっ

 

 

 


白「よし。反省したな」うん。

彬羽「改心しないなら 牢から出す意味ねえからな」ふむ。

 

テオドール「あ。そう言う企みで」成る程。

粋「Σホンットこう言う時は阿吽の呼吸だよな!」ひええっ

 

 

 


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蒼月「お。 前科1犯 おかえりー」


石燕「別に人間の価値観で裁かれてもどって事ねえっすから」しれっ

 


千様「魔王の白君も呆れてたけどねー」あらあらっ

 

石燕「マジっすか。
まああんま蒸し返すと怖いんで それは置いといて

あーやっぱ我が家が一番っすねえ」ほっ。


家康(石燕ちゃんにとって生まれ育った家より こっちが自宅なんだねやっぱ。)しみじみっ

 


石燕「あーこの妖気漂う感じ最高っす。

気配もひいふうみい  あー 5つ
皆元気そうでって そりゃ1日留守にしただけっすからねー」あっはっは。


蒼月「お前 妖怪でもしない様な点呼の取り方すんなよ。
気配って」引。

石燕「こっちのが慣れてるから良いじゃねえっすか」しれっ


家康「まあ石燕ちゃんだからねえ

ともあれお疲れ。ゆっくり休みなよ」

石燕「そっすね。体バキバキなんでのんびり風呂入って寝るとするっす」すたすたっ

 


一同(思ってた数倍 前科ついても反省してないなコレ。)ああうん。

 

 

蒼月「・・あいつ。妖怪に生まれりゃ幸せだったろうにさ」ドン引きっ

家康「お前が引いてる時点でそれもどう?」

蒼月「いや妖怪は我が強くてなんぼだし 腕があれば多少人格おかしくても

って 千ちゃんどしたの?」あれっ

 


千様「んー。さっきね

石燕さん 気配5つって言ってたわよね?

他の皆 今日お仕事でいないんだけど。」

家康・蒼月「・・・。」

 


家康「・・一二三ちゃんとか コマちゃんとか
あ、ほら鏡子ちゃんとか居るし」ほらほらっ

千様「一二三ちゃんはー
町外れの神社が早めのお盆祭りするから 
彬羽君のバイト帰りに連れてって貰うって 一緒に出勤したわよ?」

 

蒼月「何その当たり前みたいな子連れ出勤。」えー。

千様「アットホームで良いじゃない。

でもってコマちゃんは からくりだから妖気は無いしー。
鏡子ちゃんは 表に出てこない時は近くの他の鏡に居たりするから 多分今此処に居ないわ

 

仮に その辺ふわふわしてる与一さん入れても4人よね?」

 

 

蒼月「じゃ普通に いつもの其処らに居るお化けでもカウントしたんじゃないの?」しれっ

家康「Σそれもホントは大概おかしいんだけどねえっ!」背筋ぞわっ

 


千様「それも無いと思うわー

石燕さんの霊感だと 家の中みっちりオバケで暑苦しいから あえて焦点ずらしてるって言ってたしー
オバケなら 1匹2匹の誤差じゃないと思うわよー?」うーん。


家康「Σん? て事はひょっとして」はっ

 

 

 

コマ『センサーに異常あり。

侵入者 人間です。 
パピーの指導に基づき 排除します』


一同「Σ普通に曲者!?」ひえっ

 

 

 

コマ『ふぁいや。』

ランチャーどむっ!!

 

曲者「Σどっわああああ!!!!」ひええっ

 

 


蒼月「Σあのモヤシ霊感 コマちゃんのセンサーより高性能なのかよ!!」怖っ!

家康「Σうわ戦国武将なのに 気配の探知で負けたああ!」うわああっ

 

 

 


コマ『そりゃ これでは人の世には馴染めますまい。』カタタッ

与一「あいつは からくりにまで納得されてしまうのか。」うーん。

 

 

 

蒼月「つか、お前 化け物の気配しか解らなかったんじゃないの?」けほっ

石燕「殺意と悪意しか無い人間なんざ 妖怪と変わらんすよ

むしろ 妖怪のが純粋っす」風呂上がりほこほこっ

 

千様「あーこれは 犯罪者側行っちゃうわ」成る程ねー

 

 

 

 

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