小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月13日







一二三「なあなあ魄哉さん
いい尼寺とか知らねえだか?」

魄哉「Σはい!?」



一二三「尼寺がダメなら 子供が住み込みで働ける所とか
おらお家のお手伝いくらいできるだよ」にこっ


魄哉「え?え?ちょっと待って下さいっ
殿!ちょ ヘルプですっ!」ひいいっ

家康「Σお前の手に余る事が私にどうにかなるワケ無いでしょ!!」えええっ

千様「Σちょっとこっち見ないでよ!! アタシに子供の扱い期待すんじゃないわよっ!」いやああっ




蒼月「え? マジで何事?」きょとんっ






間。






粋「えっと。その
オブラート無しでその とにかく要点だけ言うと」


白「この家から出たいのか 一二三」ふむ。

粋「Σいやオブラート1枚くらい残せよ!!」

白「ん?無しじゃなかったのか オブラート」あれ?

粋「そこは無しって言いつつ密かに包むのが人情だろ!!」ああもうっ




テオドール「彬羽さん メンタル大丈夫に御座いますか?」オロオロッ

彬羽「煩い」ずーん。



千様「家出たいって 何がそんなに気に入らなかったのかしらー
彬羽君 あんなに頑張って保護者してるのに 可哀想に」あらまあ。

蒼月「過干渉でウザいとかじゃないの?
あいつ躾に煩いしさあ あのおチビさんもストレス貯めてたんじゃない?」




石燕「その辺子供の意見としてどうなんすか?」

与一「Σ私は子供ではなーい!!」カチンっ
シロ「Σ誰がガキかあっ!!」むかっ



白「確かにうざいけどそこまでか?」

テオドール「えーと。面倒見の良い方だとは思います
私はむしろ構って頂けてありがたいですが」※上2人と同年代。

家康「この子の意見はあんま参考にならないかもねえ」うーん。


彬羽「俺はそんなにウザいか?」真顔っ

魄哉「落ち着いてください。常に肩に力入ってお堅いのは確かです」どうどうっ



シロ「そこは そうでもないと言ってやるべき所では無いのか?」

魄哉「Σあっ」

家康「ごめん。天海徹夜明けだから 頭の回転が今ちょっとね」


蒼月「頭回んないなら寝ろよ 」

魄哉「Σこの状態でどんな神経してたら寝れるんですか!!」




粋「まあなー。
幼女が1人働くから家出たいとか
そりゃ呑気に寝てらんねえわな」うーん。


白「あれ? その一二三は?」

テオドール「小太郎さんが離れで御相手されておられます。」

千様「さすがだわ 癒しのわんわん」



彬羽「やはり此処はしっかり本人に理由を聞くべきか
なんだ 実の親じゃねえから嫌だとか言われたらどうにもならねえぞ」頭かかえっ

蒼月「お前 流れで保護者になった割に全力でパパしてるよねー」




白「血の繋がりか」ちらっ

挿音「その手の話しはよ どんだけ達観してても一度は悩むんじゃね?
押さえ付けても反感買うだけだっつの、ガキの好きにさせてやれよ」キセルすぱーっ


家康「お前が言うと説得力凄いね」わお。

挿音「おう。更に言えばある程度のトシになりゃー 結構どうでも良くね?ってなんだよ
ほっといても案外なるようになるってもんよ」

千様「どうでも良くなる前に めちゃ暴れたアンタが言う?」えー


白「凄かったのか?」

魄哉「ハリケーン並に荒れてた分 今じゃ頼れる長男ですがねえ」苦笑。



テオドール「そもそも挿音さんは 何処でどのように養子縁組されたので?」

挿音「ゴミ捨て場みてえな所で 野良犬よろしく拾われたわ」キセルふーっ

テオドール「Σえ」

魄哉「Σゴミ捨て場って! 戦場跡です 戦場跡!!」

挿音「似たようなもんだろ」適当っ





石燕「えっと。確か一二三ちゃんは?」

彬羽「山で拾った。」


与一「この家の面子には そういう呪いでもかかっておるのか」うーん。




白「さて、どうする
そもそも血の繋がりが気に入らないかも解らないし 解らないままポイッと出すわけにも行かないし
何がそんな気に入らないのか俺が聞いてこようか?」


一同「絶対やめろ。」

白「何でだ」むっ

粋「子供はデリケートなんだよ! 兄貴の性格だと土足で踏み込むどころか精神蹴破りかねねえんだよ!!」


魄哉「ハッキリ言います! 気を使って話せと言うなら出来ますが 僕も嫌です!聞きたくありません!!」

家康「Σ唯一話せそうな奴が なんでこの流れで駄々こねてんの!!」えええっ

魄哉「だって!出たい理由が 逐一細かい年寄りがウザいとかだったら立ち直れる気がしないでしょう!?」くわっ

蒼月「うん。ちょっと落ち着けよクソジジイ」どうどうっ





シロ「政治家から魔王まで 大人が揃って大騒ぎか」やれやれ。

蒼月「しゃーないっちゃしゃーないけどね
一二三ちゃんはこの家のアイドルだし」あーはいはい

石燕「アンタはやたら冷静っすよね?」

蒼月「俺は年頃の女の子相手でなきゃ色んな意味で冷静「微妙に下品すね」


シロ「あれだけ悟っとるガキもそうおらんしな。
故に 皆余計に混乱しておるのだろ ん?おい与一は何処いった?」きょろっ




石燕「ああ。与一さんなら
面倒いからさっさと話聞いてくる
自分ならさほど接点無いので何言われても痛くも痒くも無い とかって一二三ちゃん所に

シロ「Σ心底デリカシーの欠片も無い奴等めがああっ!!」ひいいっ




魄哉「Σあ でも確かにその方が良いかも
一二三ちゃんも 遠慮無く本音言いやすいかもしれませんっ」はっ!

家康「Σまさかの結果オーライ!?」



石燕「あっし今まで人付き合いして来なかったから この手のって正解解んないんすよねえ」苦笑いっ

白「今回は与一があんま考えてなくて正解だと思う」うん。

石燕「あー 白さんが認めるレベルなんすね あの人」






テオドール「だそうで御座います。
与一さんのお戻りを待ちましょう」

彬羽「すまん。水をくれ」胃薬っ

粋「お前 ホント大丈夫かよ」うっわー。





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与一「えー その
お前等おまちかねの 出たい発言の理由なのだが」困惑っ

コマ『幼かったあの子が数年ぶりに! 何と大きく麗しくギャップ萌えー

を狙った作戦だった様です』筆談カタタッ


粋「何それ」引。

与一「解らなさ過ぎてコマにまとめて貰ったのだが 更に解らん」うん。


千様「あーはいはい そういう事」はいはいっ


彬羽「すまん。どういう事だ?」

魄哉「・・僕が何処まで説明して良いのやら」苦笑。



蒼月「コイツは娘としてしか見てないのに 向こうは後10年したらマジで落としに来る気で居るのが凄いよね」

家康「しーっ 声が大きいって
幼児の発想じゃないのが一二三ちゃんだよねえ」わおー。





テオドール「つまり、10年後に確実に彬羽さんを落とす為のテクに御座いますか?」ひええっ

白「みたいだな。一二三根性有るな」うん。





挿音「良かったじゃねえの
愛娘に嫌われる所かめちゃ好かれてるわ」キセルすぱーっ

彬羽「Σ何がなんだか解らんっ!!」



蒼月「真面目過ぎて正解だよお前」うん。






魄哉「しかし そうなるとどう説得したら良いですかねえ」うーん。

千様「10年経っても皆が皆 綺麗な蝶々になれるとは限らないって言っちゃう?」
魄哉「幼児の夢をブっ壊す気ですか。」



家康「とりあえず皆で様子見に行ってみよっか?
ほら誰も嫌われて無いなら何も怖くないでしょ」ほらほらっ










小太郎「Σえ!10年後!?
いやいや お前1年ってどれくらい有るのか知ってるのか!? 俺なんて寿命迎えちゃうぞ!!」ぎゃいんっ

一二三「Σええええ! 居ない間に小太郎さん死んじゃうの嫌だあああっ!!おら此処に居るっ死なないでーー!」うぎゃああっ




与一「おい。何か解決したぽいぞ」

一同「Σはやっ!!」




挿音「な?ほっときゃ収まる所に収まんだろ?」

粋「早すぎるっての」うわあ。






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