小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月16日

 

 

 


家康「いやー。送って貰っちゃって悪いね

朧車の中って 意外と広いねー」へらっ

 

白「帰るついでだし。」うん


粋「しっかし 何か起こる度に前線にガンガン出てく殿様って良いのかよ」

 

家康「普段仕事してないから 一兵卒にくらいなろうかと思って」真顔っ

彬羽「周りが迷惑なんでやめろ

しかし、よく反乱起こされる幕府だな」暇潰しに本読みっ

 

家康「・・あと10年もすれば もちょい落ち着くとは思うよ?」

粋「マジでまだまだガタガタなんだな」ああうん。

 


家康「まあしゃーないしゃーない。
長い事乱世だったんだし 皆そう簡単に慣れないよ
おお。良い眺めっ」ひゃほうっ


テオドール「あ。気を付けて下さいませ
朧車さんは基本牛舎ですので
前も後ろも御簾

Σって 家康さん!?」あれっ

彬羽「Σえ」


粋「Σ言ってる間にポロッと言ったあ!!」ひえっ

 

 

 

白「何処に落ちた?」よいせっ

朧車「身を乗り出すと危険です。」ガタゴトっ

粋「Σ喋った!」びくっ

 

彬羽「しまった。まさかこんな幼児みたいな事故を!
今から拾いに行ったところで」

テオドール「とっくに地べたにばーんに御座いますよね!?」ひええっ

 

朧車「回収に参りますが この辺ちょい危険地帯です
お気をつけて。」がたたっ

白「危険?」

 

粋「Σ保護じゃなく回収!?回収なの!?」ひええっ

彬羽「途中で何処かにひっかかってりゃいいがな」うーん。

 

 

 


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家康「いやー こんな事もあろうかと五接地転回法をマスターしといて良かった。」葉っぱまみれっ

粋「Σすっげえ無傷!!」おおおっ

 


彬羽「一歩間違ったら大事故だがなそれ」

家康「生きてるから結果オーライ
いやー 木の枝にバッシバシ当たってたのもクッション代わりになったんだろね」あっはっは

 


白「将軍って運よくないとなれないらしいし」うん。

粋「そう言う問題?
無事で良かったけどさ

つかカラス顔色すっげえ悪いけど大丈夫かよ さすがにビビった?」

 


彬羽「ビビりはしたが それ以上にひたすら気分が悪い」冷や汗だらだらっ

粋「Σえ」


白「朧車も 車なのに酷い車酔いみたいだって言ってるし
これが危険って奴なのかな」ふむ


家康「え?私何とも無いけど

Σはっ!テオちゃんは!?」きょろっ

 


白「朧車の中でサラサラしてる」

灰っ。


一同(降りる事すらままならなかったか!!) ひえっ

 

 


白「家康も平気か。
妖怪だけ具合悪くなるのかな
俺等何とも無いけどな?」はて?

粋「あ、そういや俺も何ともない」あれっ?

 

彬羽「気分悪いと言うか
これじゃ 弱い妖怪はこの一帯に近寄れないだろ。
無理に入りゃ消滅するぞこんなの」

家康「Σそんな大事なの!?」ええっ


白「そういえば晴明が前に
何もしなくても勝手に浄化してる地域があって そこやらなくて済むから楽とか何とか」えーと。

彬羽「長い戦乱でこの国の地は血を吸い過ぎ呪われて 結界張っとらんと餓鬼がうろつく魔界になるはずだが。
どういう事だ?」ふむ。

 

粋「え?じゃあ此処かなりおかしくね?
朧車お前何か知ってねえ?
ん?何 声ちっさいって」

 

 

白「朧車 車酔い状態酷くておええってなりそうだから 近寄るなって」

粋「Σうっぎゃあああーーっ!!!」ひええっ

 

 


家康「朧車さんこれじゃ どっちにしろ歩かないと帰れなくない?

とりあえず散策する?」

彬羽「だな。
けど手前は留守番だ
仮にも将軍がこんな明らかにヤバい所うろつくべきじゃないだろ」

家康「Σ今さら!?」ええっ

 

白「じゃ家康は朧車とテオの番な
妖怪が出ないなら ヤバいのは動物か
クマとか出たら空に銃ばんってして知らせろ」

 

家康「Σ私の記憶が確かなら この辺のクマってヒグマなんだけど!?」

彬羽「だな、組み合うな近寄るな走って逃げようとするな 死んだフリはもっての他だ」

家康「Σどうしろと!?」

 

粋「まあまあ。とりあえずカラス達が気分悪くなるのが何処までか調べなきゃ 下手に動けねえし」な?

家康「うっかり落っこちなきゃ良かった。」ううっ

 

 


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粋「なんつーか 偉くのどか?」

彬羽「不自然にな」よろっ


白「そんな気分悪いのか?
家康達と一緒に居て良かっ「黙れ方向音痴。
お前らだけで行かせたら2度と帰ってこれねえだろ」

ごそごそ目印の木の枝結びっ

 

粋「さすがカラス天狗、
きっちりしてるなあ」へー。

彬羽(山歩きの常識なんだが
やっぱ着いてきて正解か) げんなりっ

 


白「車酔いってのが解らないし 気分悪いってどんななんだ?
俺等何とも無いけどな」はて?

彬羽「めまい、吐き気、ふらつき、頭痛、胃のムカつきその他諸々
風邪初期と二日酔いの不快な症状詰め合わせって所か」ため息っ


粋「Σよくそんなで歩けるな!」ひえっ

彬羽「慣れてるからな
この程度 手前等が甘いもの広げてる時の甘臭いの嗅いだ時と大差ない 」


白「極端すぎるだろお前

ん?」

粋「お。何かあった?」

 

 


白「湧き水じゃなく 酒が沸いてる」ほれ。

酒じょぼぼぼぼっ

 

彬羽「どこの極楽浄土だ。」困惑っ

 

 


粋「Σうお。しかもこれ高いのじゃねえ? 大吟醸!?」ごくっ

彬羽「Σ沸いてる酒を飲むなそこ!!」

粋「いやだって 湧き水は飲むだろ?
じゃあ湧き酒も飲んで良くね「Σどうやってどこから沸いてるか解らん物を飲むな!!」

 

白「なんだろ。酒もだけど此処空気が違うよな

やたら鳥が飛んでるし、 こうキラキラしてる?」ふむ。

 

 

粋「あの、俺等実は朧車の事故とかで まとめてあの世に来たとかじゃないよな?」冷や汗っ


彬羽「それなら 極楽前に閻魔に会ってると思うが?」

粋「Σ成る程!うおおじゃあ生きてる!!」ほっ

 


彬羽(晴明の浄化が必要無い辺りで思ったが
ひょっとしてこの辺は既に浄化済み もしくは呪いと真逆の地域って事か?

と考えれば 魔の物である妖怪が具合悪くなるのも合点が行くが) ふむ。

 

粋「Σうおすっげ! こっちの木に成ってるの宝玉の類いじゃねえの!?」

白「成っても鳥も食べないし 何がしたいんだそれ?」

粋「Σえ。

なんかこう 豪華?」えーと。

 


彬羽(この兄弟は そもそも魔だけでなく正反対のの血も入ってる可能性も出てきた所だし無視するか)

しかしまた解りやすい聖っぷりと言うか」うーん。

 

白「あ。クマ」

粋「Σえ」ぎょっ

 

 

白「クマと鹿が仲良く連れだって空いてる。」ほら

彬羽「平和過ぎて違和感半端ないな」

 

 

 

鳥ばささっ!!


パンっ!パーン!!

 

粋「Σ家康の銃!?」はっ!

白「クマも平和なのにか?」


彬は「平和なのはその個体だけなんじゃないのか!?
しまった!あまりにユルいんで油断してた」だだっ

 

 

 

 

 

家康「あの 森の動物達が慈愛に満ちた目で やたらと果物やら何やら持ってきてくれるんだけど

え?どしたら良いの?何ここ 私太らせて食べられちゃう?」困惑っ

粋「Σうっおメルヘンっ!」


果物こんもりっ。

 


テオドール「かなり癒されまして御座います」リスや小鳥に囲まれきらきらっ

彬羽「小動物のアニマルセラピーでテオも復活してるしな

なんなんだ この森の聖人君子っぷりは。」

 

 


白「Σあ」はっ

彬羽「今度は何だ。」

 


白「岩に やたらキラキラした西洋の剣ぽいの刺さってる」

粋「Σうおお兄貴ストップストップ!
それ抜いたら何か物語が始まる奴それ!!」ひいいっ

 

 

 


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魄哉「帰りが遅すぎるので迎えを寄越したら また難儀な事に」苦笑。

挿音「忍軍総出で捜索してたら 彬羽が朧車背負って森から出てきてビビり倒したわ」キセルふー。

 


彬羽「あれが1番てっとり早かったんだ
あれ以上あそこに居たら頭おかしくなる気がしたしな」うちわぱたぱたっ

 


テオドール「で、あの剣 ひょっとしてで御座いますが」 水晶玉通信っ

サタン『 Σ何故日本に聖剣エクスカリバーが!?』ええっ

 

テオドール「あーやっぱりに御座いますか
前に勇者一行を撃退された時に
 『エクスカリバーさえ 失われていなければ!』とか何とか負け惜しみを言われたと小耳に挟んで居たので御座いますよ」あーはいはい

 


蒼月「いや 勇者って何?」ええー。

 

魄哉「西洋の魔族は =悪って認識されがちですからね。
国に寄っては天災なんかを魔の者のせいにして討伐しちゃえとか有り得ますよ」

 

千様「で、ちなみにその勇者さん達ってどうなったのー?」


サタン『売られた喧嘩は買うけど 子供相手に大人げないのもね。
適当に転がしといたけど 何度も何度も挑んできて
しまいにゃだんだん顔見知りみたいになってきて 

 

真の悪は 望まざる物全てを他者のせいにする王だ。とかって 
最後は国を改革、新しい国の王になってたねえ』遠い目っ

 

蒼月「何その それだけで1本物語に出来そうなエピソード」引。

 

 

白「で、なんでそのエクスカリバー? があんな所にあったんだ?」

サタン『さあ?
天から落ちる時にパクって来たんだけど 
なんか無くしたなー?とかって思ってたらそのまま存在忘れてたよ』しれっ

粋「聖剣の扱い酷え」うわ。

 

サタン『まあ私もトシだし
物忘れは仕方無いって。

あ、害が無いならそのまんまでも良いと思うよ?
良い術者にかかれば使い道は色々有ると思うし』適当っ

彬羽「心底扱い軽いな」

 

魄哉「それだけの神器なら 晴明さんにお願いすれば 
国の結界を楽に張れるようになるかもしれませんね」ふむ。

家康「あー 大型の術にはそれなりの媒体が要るもんねえ」

 

サタン『そうそう。そういうのに使って貰えたら

・・ん?』

テオドール「どうされました?」

 

 

サタン『あ。いや

ひょっとして 失くなったのってあの時

私、泥酔してたしなあ。』ぼそっ


千様「酔っぱらって勇者が使う様な神器無くしたの? この魔王様」うっわー。

 

 

 

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【常春の里】


朔日(飲み会でべろんべろんで

この高そうな剣隠したらどんなリアクション取るかなー?とかやらかしてたの綺麗さっぱり忘れてた) ずーん。

 

 


夕霧「また王サマ、千里眼で何か覗いて 勝手に凹んでるよ?」

旭「いつもの事じゃねえかよ」きっぱり。

 


翡翠「あのー  長?大丈夫ですか?」恐る恐るっ


朔日「・・若い頃の酒の過ちは1生ものだよね」ふっ。

翡翠「Σ今度はいったい何をやらかしてたんですか!?」ひええっ

 

 

 

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