小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月11日

 

 

 


蒼月「何だよクソジジイ!っとにムカつくなあっ!」 

 


千様「今度は何で怒られたの?」

家康「ヒント。こちらの請求書の数々」ほれ

小太郎「なんで怒られないと思えるのかなあ」わおんっ

 


蒼月「は? 怒られるとは理解してたよ?けど金無いけど遊びたい
なら仕方無いじゃん?

全部理解した上で ムカつく物はムカつくんだよ」けっ。

家康「ここまでくるともう清々しいなあ」うーん。

 

 

魄哉「いい加減躾になんないんで今回は僕払いませんから

売り飛ばされるなり何なり 御自由にどうぞ」けっ


蒼月「Σは!?」ええっ

 

一同(いやもう とっくに躾大失敗だって)遅っ

 

 

魄哉「じゃ頑張って返済して下さいね。
死ぬ気でバイトすりゃどうにかなる額ですよ」


蒼月「Σはああちょっ 今まで仕事とかマトモにした事無いのに いきなりそんな
「じゃあ生皮で財布でも作れば売れるんじゃないですか!?蛇で良かったですねえ!!」くわっ

蒼月「Σなんで発想が尽く物騒なんだよ!
じゃ政務の手伝いバイト

魄哉「嫌です。」きっっぱりぷいっ

 

 

千様「させません。とか 頼みません。じゃなく
嫌です って」うわー。

家康「天海は 1度キゲンそこねると長いよ?」あーあ。


小太郎「これを機に マトモな蛇になろうな?」わおんっ

 

 

 


白「仕事 紹介要るか?」 蕎麦ずずーっ


蒼月「・・お願いします
顔の広い魔王様」ううっ

 

 

 

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【割烹春一】

 

 

蒼月「何だよ バイトってお前の所かよ

俺高いからね」ふんぞりっ


朱禅「他所様の迷惑にならない様に気を遣っただけなんだけどなあ?」出刃包丁しゃきーん。

庵「店長どうどうっ」

 

 

ひな「ここの所 ちょうど近くの剣術道場の師範さんが食あたりで

前に道場破りしたシロさんが そのよしみで代打とか何とかで雑用が居なかったんですよ」

蒼月「いやそれ 道場の奴等すんごい複雑じゃない?
ガキだよ?」ええー。

 


朱禅「ともかく 仕事しなきゃ給料は出さねえ。適当に時間潰してりゃオッケーとか思うな
そこは肝に銘じろよ」

蒼月「さすが兄弟 バレたか」ちっ。

 

 

粋「あの、アレ大丈夫かな」冷や汗っ

白「なんなら回収しに来よう
さて、俺らも仕事だ」すたすたっ

テオドール「で、御座いますねえ

ではもう少ししたら彬羽さんが出勤しますので 頑張ってシゴかれて下さいませ」すたすたっ


蒼月「Σげ
あいつ今日出なの!?」ぎょっ

ひな「じゃなきゃ蒼月さんなんて 危なくて引き受けられません」きっぱり。

 

朱禅「俺が育て方間違ったからっ」ううっ

庵「いやー お宅の弟さんは生まれる前から性根腐ってたと思うよ?
ん?兄?弟?」あれっ


蒼月「蛇だからどっちが兄とか無いよ

て事で いおりん。仕事後暇「店長、早速雑用がサボってまーす。」はいはーい。

 


ひな「前途多難」ため息っ

 

 

 

間。

 

 


白「やっぱダメか。」ありゃ

彬羽「庵とひなへのセクハラ発言各種。
しまいにゃ酔っぱらい客と一緒になって 店内で猥談始めやがった」

 

 

粋「で、カラスに怒られたのかよ」うわ。

蒼月「バカラスになんか殴られたら頭吹っ飛んでるよ
これはいおりんに鉄拳制裁を
テオドール「どこ触ったんで御座いますか」引。

 


庵「こう言う言い方はしたくないんだけど

トドメ刺す前に 撤去お願いします。」殺意ズゴゴゴゴゴッ!

 

 

白「よし。邪魔したな」すたすたっ

蒼月「Σえ。給料は!?」えええっ

粋「むしろお前が払う方だろ」

 

テオドール「業務内容 芋の皮剥きだけ。
求人あるあるの誇張無し、本当に簡単なお仕事に御座いましたのに」あーあ。

 


朱禅「まあでも 少しだけだけど皮剥いてるの有ったし
少しだけど 後で渡しといてくれよ」金一封。


テオドール「その甘さが更に腐らせる」ぼそっ

朱禅「Σう゛っ」

 

 

庵「蒼月は もっと世間の荒波に揉まれるべきじゃないかなあ。」やれやれっ


彬羽「言って蛇だしな
人間の感覚についてけん面はあると思うが
ひな「でも女遊びと 店のお姉さんに貢ぐのはするんですよね?」

彬羽「蛇だからな
欲望に忠実と言うか 生物的にはそんな物と言うか」うーん。

 

 

ひな・庵「ひょっとしてこっちの蛇がおかしい?」あれっ

朱禅「Σマトモなのにおかしいの俺!?」えええっ

 

 

 

 

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鞍馬山 烏天狗の里】

 

酒呑童子「確かに農夫バイトの増援欲しいって言ったけどよー

あいつマジで ちょっと動いては休憩でほとんど何もしてねえんだけど 殴って良いか?」イライラっ

粋「Σうおおやる気ゼロ!
無理言ってごめん!」ひえっ

 


茨木童子「マトモに働いてくれるなら休憩取っても良いんだけどなあ。」ため息っ


テオドール「ほっかむり 絶妙にお似合いに御座いますね」えーと。

茨木童子「いや、無理にキゲン取らなくて良いから」

 

 

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【妖怪横丁 某居酒屋】

 


店長「あのー お預かりしてた方なんですが
店の酒を勝手に」そのー。

白「ごめん。シバき上げとく。」

 


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【芝居小屋】


皐月・つつじ「シメてええ?」指ばきぼきっ。


粋「Σ土下座しろ馬鹿野郎おおおお!!!」ひいいっ

 

 

 

 

 


 白「なんで どれも真面目にやろうとしないんだ?」火の玉ぼぼぼんっ!

蒼月「あの大将。 火気が漏れて「質問に答えろ。次違う事言ったら燃やす」

 


粋「うっわ、兄貴怒ってる怒ってる」

テオドール「お昼もそこそこに 御自分のお仕事終わられてからもあちこち手配しておられましたからねえ」あーあ。

 

 

蒼月「えーと 強いて言うなら

俺って裏方向いてないんだよね
ほら華やかだから」ふっ。


白「よし。燃やす」ぼぼっ

蒼月「Σ真面目に答えたのに!?」ひええっ


粋「世間一般ではふざけてるって言うんだよそれ」冷ややかっ

 

 

蒼月「人の目の届かない所で ちまちま地味な作業するのが合わないんだよ。モチベーション無くなるって言うかさ。


あんなん俺の能力の無駄遣いじゃない?

だからいっその事 表舞台にどーんと

白「お前みたいなの舞台に上げたら 俺がつつじに斬られるだろ」真顔っ


テオドール「うわ凄い。
我が主が至って一般的な意見を申されておられます」うっわー。

 


白「あと、ちまちまごときも出来ない奴が
いきなりドーンで上手く行く程 世の中甘くないぞ」

粋「ヤベえ! 兄貴がホントにまともだ!!」ひえっ

 

蒼月「えーでも
政務とか出来ちゃう系だよ?俺

やっぱ頭使う奴のがー

テオドール「人格に問題大有り過ぎて求人が御座いません」きっぱり。

蒼月「マジかよ 世の中見る目無くない?」はあ?

 

 

白「やっぱ生皮剥がして財布にして売るか ほら蛇になれ」

粋「おう。財布加工代はツケにしといてやらあ おら。とっとと皮寄越せよ」カミソリすちゃっ


蒼月「Σぎゃああ兄弟揃ってキレたあっ!!」ひいいっ


白・粋「当たり前だ」

 

 

 

テオドール「(せっかく知能はお高いのに
怠惰な性格だと 結局身の破滅に繋がるので御座いますねえ) しみじみっ


ん?」

 

晴明「お?なんじゃ蛇小僧。
 あっちもこっちもたらい回しにされとると聞いたが

もはや次の受け皿も無いか?」ぷーくすくすっ

蒼月「は? 誰に聞いたんだよ」イラッ

 

晴明「お主の言うクソジジイにぞ。
思う存分冷やかしてやれと許可が出たので ここぞとばかりに虐めに来たぞ」どやっ

蒼月「Σあんのジジイ  どんだけ陰湿なキレ方してんだよ!!」むかあっ

 


晴明「はっはっは。本気でキレたらこんな物ではないぞ」

テオドール「本気でキレさせた事が有るので御座いますね」納得。

 

 

蒼月「ったく何だよ

人がクビにされまくりで苦労してるのまで見抜いてて
更に嫌がらせ送るとか 本気であの家出てやろうか」ぶつくさっ


一同(それそこ生きてけないだろ。)いやいやっ

 

 

晴明「ん? なんじゃ
あれだけ世話になっておいて あやつと縁を切りたいのか?」

蒼月「そりゃあね!
今回のも 無駄に意地悪って言うか 煽って来るし 余計イラつかせて何がしたいんだよあのジジイっ」ぷんすかっ

 

晴明「ほうほう

ならばお前にこれをやろう」がさっ。

 

蒼月「何これ? 紙人形?」ん?

 


晴明「私が出す物がただの紙人形なはずなかろ?

そやつは縁を遠ざける紙人形。
疎遠になりたくば相手の名を書き 川に流すが良い」ふふんっ


粋「Σえ。ちょっとそれって」


晴明「お主の事ぞ。いきなりあそこを飛び出して生きては行けなかろ
それなら 出くわす事、関わる機会を減らせばストレスも減ろうぞ。

あやつは普段から政務に忙しいでな
それを使えば 居候をしておっても顔を合わす事が少なくなるであろ」


蒼月「え。いやそこまで考えてなかったけど」えーと。

 


晴明「まあ良い くれてやるで持っておけ

稀代の陰陽師 安倍晴明の作品ぞ
利き目は確かじゃ。使う時は慎重にの」すたすたっ

 

 


テオドール「? 縁切り人形置いて帰られましたね?」おや。

粋「ひょっとして こっちがメイン?」ええー。

 

白「で、使うのか?」

蒼月「Σへ!?

あ、いや そこまで考えてなかったし とりあえず保留?」えーと。


テオドール「ここで勢いに任せて使ってしまわないのが 蒼月さんに御座いますよね」あーはいはいっ

 

 

 

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白「で、結局 使わないでいるらしい」

彬羽「成る程な
いつでも無くせる縁だからこそ そう簡単に切れんと言う
やるな晴明。」ほう

白「何だそれ?」はて?

 

 


魄哉「まあ、少しでも自力で稼いだのなら 労働がいかに大変な事か理解できたと思いますし」朱禅の金一封返しっ


蒼月「なんで面白く無さそうなんだよ 偏屈ジジイ」けっ。

 

 

 


晴明「恨みつらみが強く 呪いを使ってしまえば 
呪う程相手を憎んだと 自分の中での『事実』になり 更に恨みつらみは増す。

しかし、使えるのに使わんでおれば
それは確かに『使う程ではない』と自分で納得した物となる。

ゆえに手段を与え判断を委ねれば本心が見えるのだよ」

白「まどろっこしいな」むう。

 

 


晴明「私の様な呪術者はの
本来こうして 人の背中を押す為に有るのだ。
呪術に頼り 全てをそれで解決しようとするのは 言わば邪道よ」くくくっ


テオドール「呪術で色々すっ飛ばす かの安倍晴明様が言われると説得力が。」うーん。

 

晴明「何を言う 私はまだ大人しい方ぞ」

彬羽「辞書要るか?」

晴明「Σ最近の若い者は!!」むかっ

 

 

 


魄哉「まあ 良いでしょう

今回の残りは払っておきますよ。
今後は軽い気持ちで散財、ツケ等にしないで下さいね」ため息っ

蒼月「Σえ。やたっ!」おおっ

 

一同(Σだから甘いっての!) ああもうっ

 

 


晴明「ほれ。片付きおったろ?」にやりっ

彬羽「亀の甲より年の功か」ほー。

 


家康「とうとう蒼月も真面目になるかな?」おっ

小太郎「んー。変わったのが想像できない」わんっ

千様「それは無いと思うわー」うんうんっ

 

 

 

 

蒼月「あ、じゃあさ 今後はって事で

実は隠してた請求書 まだこんだけ有ったりするんだけど
これは 今回のって事でセーフだよね?
肩代わりしてくれるよね?」請求書こんもりっどさっ

 

 

 

魄哉「すみません。縁切り人形 1つ下さい」

晴明「判断が早いな。」

 


蒼月「Σえ。ちょっとジジイっ!?」えええっ

 

 

 

粋「あいつさ。根本的な事が解ってなくねえ?」

テオドール「許すとか許さないで無く
人にたかるな。アテにするな。を教えるべきに御座いますねえ」うっわー

 

 

 

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