小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月29日

 

 

 


どだだだだっ


襖すぱーん!

魄哉「緊急事態です! 妖怪組 安全な所で伏せて下さいっ!!」


一同「へ?」

 

 

晴明「よし時間がないでの 参る!!」くわっ

 


ずんっ!!

 

蒼月「Σうっわ!?」べしゃっ!

 

石燕「Σこれは 千様さんの能力無効化の強化版すか!?


いきなりあっぶね与一さん消滅するとこだったしょが!!」うがあっ

晴明「お主の事じゃ とっさに己に憑依させるじゃろ」しれっ

石燕(与一)「Σ当たり前だ!!」

 

晴明「第一私に無効化は無理ぞ
ありゃあの女の専売特許じゃ。

これはあくまで 『もののけ』の力を力で押さえ付けるだけの物でしかない

ま、範囲はこの国全てだがの」ふっ

石燕「負けず嫌いっすか」

 

 


魄哉「立ってられなくなりますんで 伏せないと危ないんです。」這いつくばりっ
蒼月「Σそっち先言えよ!うおお重いいいっ」あだだっ

 


粋「Σあの俺普段妖怪成分ゼロなんだけど!?」地面にべたしっ

晴明「いかに妖怪としてショボくても 血の半分はもののけであろ?」

粋「Σショボいまで言う!?」

 

魄哉(記憶飛ばして勾陣で暴れてるの知ったら それはそれで凹むでしょうしねえ。)

 

 

家康「あの 無理して立ってなくても
つか立てなくて当たり前なはずだけどどうなってんのお前」ひええっ


白「強制土下座とかなめるな。」ぐぐぐぐっ

石燕「こういう所魔王っすね」わお。

 

晴明「強いもののけ程体が重くなるはずなのだが」

粋「うちの兄貴の富士山より高いプライドなめんなよ」這いつくばりっ

 

 


彬羽「そうか。 確かに大人しく這いつくばってるのもムカつくな」立ち上がりぐぐぐっ

粋「Σさすが筋肉は正義!!」ひいっ

 

魄哉「いえあの
大人しくしてた方が。
僕らだけ重力エグい事になってるみたいな物なんで血管切れますよ」ええー。

 

 

 

 

白「で、 何でこんななってるんだ」

晴明「御主も大概負けず嫌いよの

ちとな 最近たちの悪い人間多いであろ?
地蔵倒すわ何やかんやの」

 

魄哉「あれで1回晴明さんの結界が部分的に崩壊したじゃ無いですか
あれに目をつけられたらしく」

 

彬羽「何だ 戦国の残りカス共があえて呪いの媒介を破壊。
魑魅魍魎を野放しにてこの国ごと徳川潰して天下でも取ろうってのか」ぐきぎぎっ

魄哉「当たりです
だから意地はんなくて良いですから。」怖っ

 

 

蒼月「いや戦って 利を得る為にやるんじゃないの?
んな 餓鬼跋扈する屍だらけの地なんかの王様になって何が楽しいんだよ」えー。

魄哉「意地じゃないんですか?」けっ

蒼月「俺にイラつかないでくれる?」

 

粋「つか 大人しくしてるだけで兄貴って魔王が居るし
そんな世界になっても王様にも、なれねえんだよなあ?

ん?あれ?そいやテオ?」

 

 


灰っ。


粋「Σ自重に耐えかねてサラサラしてる!!」ひいっ

蒼月「Σあいつ妖怪単体としちゃ大した事無いだろ!!
どんだけメンタル弱いんだよ!」えええっ

 


白・彬羽(そういや ルシファーの隠し子だった。)ああうん

 

 


魄哉「べしゃっとなった時に打ち所悪かったんですかねえ」あーあ。

晴明「と言う事で 今回は私が妖まとめて無理くり押さえ付けとる間に人間共で鎮圧、結界張り直すでの

大人しく寝とれ 青筋立っとるぞ」


白「嫌だ。」ゴゴゴゴゴッ

 


石燕「あの 魔王サマ龍脈からエネルギー吸い上げてねえっすか?」うわ。


魄哉「定期的に吸い上げて貰わないと 溢れ出して火山とか爆発しちゃうんで助かるっちゃ助かります」

粋「Σまさかの兄貴世の為になってた!!」

 

 

コマ『妖怪の皆さんは大変です』カタタッ

シロ「うむ、ほれ 向こうに転がっておったぞ。
無理して捜しに行かずとも良い」

一二三「体重いだ。」おぶられっ

 

彬羽「Σ無事だったか!」おおっ

晴明「お前その為だけに、龍脈使った魔王と同レベルの力出しとったんかい」うわ。


一同(Σ未婚の癖にすんげーパパ!!) 

 

 

白「お前は平気なのか?」ゴゴゴゴゴッ

シロ「変なオーラ出とるぞ

言って俺はあやかしモノノケの類いではなく 神の末裔とか何とかって一族だしな」


千様「って事はー。」ほふく前進ずりずりっ

粋「つつじと皐月、庵も平気か

つか、姉ちゃんはアウトなのかよ」

千様「アタシと魄哉は呪術で生まれたホムンクルスだから しゃーないわね」はーだるっ

 


コマ『私はからくり。

しかし 同じ人形のヒルデちゃんは無理みたいです。』筆談っ

呪い人形ブリュンヒルデ桃子「」くたりっ

 

家康「私から見たら大差ないけどなあ」うーん。

 

 

晴明「よし。では
徳川の軍勢に 元気な神の子孫等追加して暴れて貰うかの?」

 

魄哉「ですね。
今回僕まともに動けないんで 

殿 指示お願いします」

家康「Σ私 ずっと『家康』は影武者に投げっぱなんだけど!?
天海様の親戚のただの遊び人で通ってんすけど!?」


魄哉「だから僕代打して下さいってんですよ

ほら。天海が手の回らん事は一任しますって一筆書いてますから」

家康「Σうおう 戦のブランク長いのに逃げらんない!」

魄哉「逃げんな将軍。

てか今回向こうも妖怪を傭兵に出来ないんですから 普通にすれば勝てますよ」っとにもー。

 

 

蒼月「大概緊急事態だってのにユルいなアンタ等。」


晴明「まあ 豊臣残党その他の連合軍が 結界の1部ぶっ壊してそこに陣取り かつ、次のパーツ壊しに回っとる

つまり何処に出てくるか解っとるでな。やりようはいくらでも有るわ」

 

魄哉「と言う事でよろしく。
晩御飯食べたかったらなる早でお願いします」

家康「Σホントゆるい!!」ああもうっ

 

 

 

白「Σあっ」

畳につまづきべしゃっ!

 

魄哉「君でもさすがに起きらんないと思いますよ?」

 

じたばたっ

粋「兄貴、今回は大人しくしとこう?」な?

 

蒼月「緊張感無いなあ」

 

 


ーーーーーーーーーーー

 

 

 


【出雲 某所】

 

 

皐月「言うて私は か弱い商人娘なんやけどなあ」薙刀すちゃっ

庵「いや 薙刀真っ赤なんだけど。

か弱いって何?」えー

皐月「拳が血塗れのお嬢さんに言われたないわ」うっわー

庵「Σいや殴ってないよ!?さすがに殴り倒してないよ!?
数多いから手まで返り血かかるだけで!!」

皐月「じゃ、エモノはどしたん?」


庵「折れたり血の脂ですぐ斬れなくなるなから 相手どついて奪い取りながら」えーと。

 

 

シロ(我が一族の女共は逞しいな。) どん引きっ

 

皐月「ほらシロ ぼさっとしとらんで 次の団体さん来るで
ある程度は散らしてくれとるからパニクっとるのからどつきゃええ。」どっこらせ

シロ「散らす とは

さっきから気になっておったのだが、つつじの奴は何処行った
あいつが一番この手の事には向いてそうだが」きょろっ

 

皐月「あいつはアサシンから足洗ったしな。
今はお役者やから お客はんの笑顔にすんのがお仕事や。
それが泣き顔つくってどうするんどすーとかって言ってなあ」めんどくさっ

庵「ん?じゃあ今回居ないの?」

 

皐月「いんや。そこまで毒気無うなってないわ。」

庵「へ?」

 

 

 

 

豊臣残党「なんだあの部隊は! 女子供 しかも少数で全く歯が立たんとは情けないっ

寄れんなら遠くから仕留めてやるわ   火縄隊 前へっ!」びしっ

 

すぱぱんっ!

火縄隊「ははっ! Σん!?」

 

 

銃身ずるりっ

 

ごとんっ。

火縄隊「Σえ。ちょっ!?」えええっ

 


つつじ「首がのうなったら2度と笑われへん。そんなん今の世に合わへんわ

せやけど、

手足の腱なら無くしても死にゃあせんどっしゃろ?」

 

 

火縄隊一同「Σうぎゃあああっ!!」 悶絶っ

 

豊臣残党「Σあ、アサシンか!?」ひええっ!

つつじ「元や元。

そっちは廃業したんで命は取らへんわ。
けんど無駄に戦すんなら そげな腐った武士の魂は無くしてな?」にこっ


豊臣残党「Σこっち来んなあああ!!」うわああっ

 

 

 

庵・シロ(Σ普通に斬られた方がまだマシ!!)ひええっ

 

皐月「ほんま 難儀な男やで」はーやれやれっ

庵「いやめっちゃ 向こうの人等泣いてるよね?」えええっ

皐月「戦場であいつに出くわして 命有るだけで儲けもんや。」

 

シロ「う、うむ
戦場とは本来そう言う場所よな。
俺も今は氷が使えんので 条件的には相手側と同じ

ぬるい事を言ってはおれんな」刀ちゃきっ。

 

 

庵「条件同じ?」

皐月「魔王と愉快な仲間達に揉まれて生きとる奴は充分特殊やろ」

 


シロ「命は取らん! そこで寝ていろ!!」うおおおっ


庵「Σあ。手足の腱取りに行った」

皐月「影響受けやすいやっちゃなー。

まあ そっちのが平和的か
腱斬られんのごっつ痛いらしいけど」

 

庵・皐月「痛いの嫌なら喧嘩売るなよな」薙刀 刀ちゃきっ。

 

 

 


徳川軍A「Σおお! あれが天海殿が授けられた特殊部隊
何と言う一騎当千!」おおおっ

徳川軍B「軍師代理殿!
第2から第4地点

各地の大名が迅速に兵を動かし
相手側より先に部隊が到着したとの事です。」


家康「了解。そのまま迎え撃って
拠点を死守してくれてたら 順次背後から挟み撃ちで助けに行くよって伝えといて」

徳川軍B「かしこまりました!」びしっ!

 


家康「さて、やっぱ結界5ヵ所の中でも 既に取った所を取り返されまいと此処が1番面倒だよね

あの子等が居るとは言え 多勢に無勢。
うーん。やっぱ速攻か」ふむふむ

 


徳川軍A(なんか手慣れてるけど 結局誰なんだろ この人。)困惑っ

徳川軍C(表舞台には立ってないけど戦国では密かに名を馳せた 的な?
いや年齢的に無いか)えーと。

 

 

 

庵「しっかし多いなあ
家康と人間の兵の人等も頑張ってくれてるけど

Σうお危なっ 刺さったらどうすんじゃあっ!!」だおりゃあっ

豊臣兵「Σぐはああっ!!」

 

皐月「そら 1ヵ所ちゃうから全兵投入出来ん言われても ええ加減集中切れるな

おら退けやまとめて首飛ばすぞおりゃあああっー!」薙刀ぶんぶんっ

 

シロ「Σやめんか味方も危ないわ!!

だああ腕はたっても実戦慣れしてないこやつ等では限界がっ

Σん? 何だあの土煙 」

 

 

 


杜和「おほほほほ!皆さんお疲れ様ですわー!

めっちゃ遠いので遅くなりましたわ
当藩も助勢致します!!」

赤兎「ぶひひーん!」ぶるるるっ

 

シロ「Σまた面倒なのが来た!!」ひいっ

 

 

皐月「杜和ちゃん何しに来てん!女子供が来る所ちゃうで!!」うがあっ

杜和「だったら皐月さんは何ですの?
御安心なされて。私はあくまで旗印
戦うのは 我が藩の勇敢なサムライ達ですわ」ほほほっ

 

 

豊臣軍「援軍だああ!よく解らんが あの女が大将ぽいぞ 射ろ射ろーーっ!!」

杜和「Σっぎゃーー!!」ひいいっ

 

 


ガキキンッ!


つつじ「あんさん戦なめてますやろ?」すたっ。

杜和「つつじさん。ナイス撃ち落としですわ」ぜーぜー。

 


庵「悪い事言わないから帰んなさいお嬢様。」ジト目

杜和「Σううっ! 皆して氷河期の様な目で見ますのねっ

しかし!読みが甘くてよ!

私達は囮ですわ!!」びしっ

シロ「Σ何の!?」

 


つつじ「あ、成る程。

偉い度胸のある妹さんどすわ」おやまあ。

皐月「Σん?ちゅー事は」はっ

 

 

 

 

 

豊臣残党頭目「おおお お前等何者だ っ」たじっ

 

 

挿音「文句有るか完徹明けの公務員じゃグルアアアッ!!」血塗れうがああっ!


徳川忍A「Σおおおお頭落ち着いて!」びくびくっ

徳川忍B「Σダメだ!国全力疾走で縦断して伝令しまくったからドーパミンドッバドバだ!」ひええっ

 

豊臣軍死屍累々っ。

 


豊臣残党頭目(Σこんなん目を合わせたら殺られるっ!!!)戦意喪失っ

 

 

 

 

杜和「何の為に こんな目立ち倒す赤兎にのって高笑いで登場したと思いますの」どやっ

庵「いやアンタ いつもそう。」

 


シロ「Σお。白旗上がったぞ」おおっ

つつじ「どんな残虐行為されたんやろなあ。お気の毒にどす」南無

皐月「アンタが言うか。」

 

 

 

家康「お? 片付いたみたいだね

いやー 人ってさ。
はい。今から勝負しまーすとかより
助走つけて勢いつけてのが 即座に全力出せるんよね 
当たり前だけど。」へらっ


徳川軍A(Σその為に 伝書鳩じゃなく忍に足で伝令させてたの!?)えええっ

徳川軍C(Σ有能だけど 酷っでえええ!!!)ひええっ

 

 

 

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魄哉「殿はああ見えて 僕よか戦上手なんですよね。
人間なんで人間てのを良く理解してるって言うか

あー肩こった」肩とんとんっ。


蒼月「Σはああ!?じゃなんでジジイ軍師なんてしてたの!?」


魄哉「僕はどっちかと言えば 精神的補佐です。
あの人メンタルは弱いんで」

千様「そうね。アンタ 神経太いものねー。」

 

 

白「夕飯 家康の好きなアジの開きってのが効いたんじゃ無いのか?」

彬羽「いや、仮にも将軍がそれは

・・いや、家康だしな」うーん。

 

 

晴明「私の分のアジはとっておけよ

さて、これから一仕事か。結界貼り直しはしんどいのう」やれやれっ

 


コマ『アジの開きで国救える男共。』カタタッ

一二三「鯛とかじゃねえのが この人達らしいべ」うん。

 

 

 

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