焔「ほー。
こりゃまた派手にやったなあ」関心っ
晴明「ほーではないわっ
とっさに防御結界を何重にも張りそのタイミングで カラスめが後頭部ひっ掴んでだ 床にゴンッとだな！」ぷんすかっ
千様「彬羽君大丈夫ー？」あらあらっ
彬羽「軽く焦げた程度だ。問題ない」指曲げぐぐっ
テオドール「あの火炎爆発寸前を。 さすがは我が主の副官殿」おおっ
焔「で、うちの上の孫は なんでまたその辺吹っ飛ばしかけたんだよ？」
晴明「大嶽丸をからかおうと用意しておったマタタビを吸って酔った」真顔っ
焔「何処から突っ込みゃ良いんだ」
彬羽「猫がマタタビに酔うのは
酒とは違い 神経に直で効く成分がなんとかと聞いた事がある。
つまりは 猫と同じ成分に反応する特異体質なら 酔っぱらっても不思議じゃねえんだが」包帯まきまきっ
粋「爺、ひょっとして 俺らの先祖に猫系居る？」真顔っ
焔「孫よ。自分の血筋に疑い持つな」
粋「だってよ！ 考えてみたら兄貴ってやたら野良猫にモテるしっ
冬場とか何処行ったかな？と思ったら猫ハーレムつか猫団子に埋もれてたりとか
それ意外でも変な隙間とか高い所好きだし！」ほらほらっ
テオドール「解説致しますと、つい最近大嶽丸さんの正体が化け猫と判明しましたので ひょっとしたら自分達も？と疑惑がムクムクの様で
焔「ムクムクすんな。それだと俺も化け猫になんだろが
ほれ、可愛いにゃんこに見えるか？」ほれっ
粋「・・・あえて動物で言うなら コモドオオトカゲ？」えーと。
焔「あんなショボい物と爺ちゃん一緒にすんじゃねえ」ふんぞりっ
小太郎(Σあ 竜神様だった。 そういや)
蒼月(Σ最近ただの視覚的聴覚的に煩いおっさんだと思ってた！)はっ
焔「ん？どした そこの狼と蛇。」
小太郎「Σなななな何も！？」きゃいんっ
蒼月「・・そっか。俺の上位種なんだよなあ」しみじみ。
焔「残念そうに言うなよ」
千様「で、そのマタタビで酔っちゃった白君は？」
テオドール「ベロンベロンノーガードな所に彬羽さんの一撃食らいました故、軽く脳震盪を起こされた様に御座います。
そろそろ起きられるかとは思うので御座いますが 見て参ります」よいしょっと
家康「ともあれ ナイス副官。
白が何かやらかした時に自分を止められるのはお前くらいって見込んでたの。あれ確かだったわけだねー。」ぱちぱちっ
彬羽「マタタビ泥酔でそこら吹っ飛ばしかけた時用副官とかやってらんねえがな。」けっ。
焔「で、その時お前は？」
粋「初手 爆風でふっ飛ばされてた」ふっ。
小太郎「ちなみにテオも吹っ飛ばされて灰になって飛び散って回収大変だったぞ」わんっ
焔(そりゃこのカラスしか頼れねえ。)成る程。
彬羽「・・なあ、気になったんだが」
焔「ん？言っとくが化け猫と浮気した覚えはねえぞ
そんなんしたらうちの嫁に「だな。昔散々聞かされたな
そんな真似したら 今頃五体満足でウロウロしてねえだろな」
家康「あ。そっか
焔さんって 最愛の奥さん亡くしてメンタルブレイクしてた時 友達のカラス天狗の里にお世話になってたんだっけ」はいはいっ
彬羽「だな。よく取っ捕まって 長話聞かされたもんだ」むすっ
焔「だってコイツ ガキだったのに律儀にしっかり全部聞いてくれてたしよー。」へらっ
小太郎「彬羽 ホント昔からそんなんなんだな」ああうん。
彬羽「で、思ったと言うか 当時から思ってたんだが
何故に 息子夫婦の死亡が確認されてて 当時まだガキの孫の生存が確認されてるのに アンタは全く手出しをしようとしなかったんだ？」ジト目っ
焔「Σいやそれは 俺にも色々となあ
」ぎくりっ
彬羽「散々愚痴聞いてて思ったが アンタの性格を踏まえると 嫁も1人息子も亡くして 孫が生きてるとなりゃまずは捕獲するだろ
本人が居る所で言うのも何かと黙ってたが、 くたばりかけた手前の孫を放置してた意味が解らん」ふんっ
粋「あのー。ごめん
俺もその ワケ解らん爺の孫 なんだけど。
蚊帳の外？」おそるおそる挙手っ
彬羽「Σあ”」 はっ！
千様「彬羽君 言っても『白君の』副官だものねー」ああうん。
家康「１点見ると 結構周り見えなくなっちゃう系だよね」あーあ。
生き「あーでも確かに。
俺はスラムの姉ちゃん達になんやかんや育てて貰えたから良いけどよ
兄貴はツノ有るから誰にも助けて貰えねえし
むしろ常に命狙われながらマジで山奥で1人で生き抜いて来たんだし
爺の性格考えたら『生き残った孫よ 爺ちゃんと仲良く暮らそうな！』とかウザがられるまで軽く想像つくんだけど」ジト目っ
焔「ウザがられんのは確定なのか」ちょっと複雑っ
粋「そりゃあな」うん。
家康「まあまあ。そのくらいで
焔さんにも色々あったんだし、メンタル屍で子育て出来る状態じゃなかったのかもよ？」ね？
焔「へ？いや結構復活してたけど」きょとんっ
家康「Σ人が助け船出してんのに！
こういう所は爺孫共通！？」ああもうっ
焔「Σあ」やべっ
千様「ん？じゃあ何で Σあ」
白「別に助けてくれとか言ってないから良いけどな」ジト目っ
焔「おう。またさわやかなお目覚め「うん。くたばりかけてるの知ってたとか 初めて聞いたけどな
誰も助けてくれなくて当たり前だから強くなれたし 別に良いけどな。」すたすたっ
テオドール「タイミング最悪に御座いましたねえ
にしても、あの方が寝起きに3行以上話されるとは」驚愕っ
焔「・・爺ちゃんまた嫌われたか」ふっ。
小太郎「えっと。
どんまいっ」わんっ
焔「何も思いつかねえなら 無理に慰めなくて良いんだぞ 犬。」遠い目っ
彬羽「(騒ぎの後で感情的になっちまったが、ワケ有りか？この感じ。
その当時で既に手に負えるガキじゃなかった？野に置いておかねえといけない理由が有った？
いや、本人が言うには当時の火力は本当に鬼火程度の物だったと
つか何で頑なに語らねえんだ この爺は。)
ん？ テオお前確か」
テオドール「はい？」きょとんっ
彬羽(コイツも表向きは吸血鬼だが
実際は 吸血鬼と墜ちた天界の者こと堕天使ルシファーの息子だろ
つまりは半バンパイアだか 吸血鬼で通っている。
となると！) はっ
焔「お。やっべ！大陸の白澤と将棋の約束がっ」ばっ！
彬羽「Σこら待てそもそも白澤は約束の時間に来るような妖怪じゃねえだろ！！」
焔「いやいや それでも俺あ約束厳守の男だから
じゃまた来らぁ」しゅばっ！！
白「？ なんだ急に」はて。
粋「さあ？」
彬羽(あ、こりゃ間違いねえな。
となると 確かにあの爺さんもその嫁も、もちろんその息子も純潔種の竜神だが) ちらっ
白・粋「？」
彬羽(息子の嫁は 人間と聞いてたが違ったのか！？
よくよく考えたら 異種族間で子が生まれるのは稀のはずなのに2匹！しかも黄竜と勾陣だぞおい！ レアケースだからレア物が生まれるとか 考えたら無茶過ぎないか！？
コイツ等本当はいったい何なんだ！？)頭抱えっ
白「ひょっとして、酔っぱらってた時 コイツ殴ったりしたのか俺？」えーと。
粋「いや多分ねえと思う けど？」うーん。
彬羽「Σいやそもそもマタタビだ！
そもそも何故にマタタビが効いた！？」
家康「Σまだそこで悩んでたの！？」えええっ
彬羽「Σ違う！一周回って来ただけだ！！」くわっ
白「大丈夫か。お前」
シロ「おい！ギャーギャー煩いぞ何事だっ！」
粋「いや、なんかカラスが錯乱してて」困惑っ
シロ「はあ？ またお前等が何ぞやったのだ Σうおわっ！？」つるすてーん！！
小太郎「Σぎゃっ！アレ さっき白が酔っぱらい倒したマタタビの残り！！」ぎゃいんっ
千様「Σきゃー白君吸わないで！！
袖！袖でガードしてっ」ひいっ
シロ「・・・ひっく。」目が虚ろっ
一同「Σえ。」
白「へ？」あれっ
テオドール「あの、彬羽さん？
これはいったい
Σうおおまた胃に穴で御座いますかあっ！？」ひいいっ
白「Σ！？」びくっ
家康「Σ誰か飛天呼んでー！彬羽の胃がまた逝ったーーっ！！！」うわああっ
彬羽(まさかの古の神の末裔 かっ！！) 吐血どっぱー。
粋「Σよく解んないけど少し落ち着け！」どうどうっ
彬羽「Σむしろお前等が落ち着 Σぐはっ」げほおっ
粋「Σお前よりは落ち着いてますけど！？」
彬羽「そりゃ駆け落ちもするか」ふっ。吐血だっぱだばっ
千様「Σえ。誰が！？」ひえええっ
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