小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月7日






酒呑童子「なあなあ この名前書いてるのはマジで何なんだよ?」

粋「あーそれは 織姫と彦星の名前「だから何でんな物書いてわざわざぶら下げんだよ?」


粋「カラス パス。」

彬羽「そう言う伝統だ」きっぱり

家康「Σまさかの彬羽にも答えられない事が!!」ひいっ


茨木童子「笹用意した礼にって お呼ばれしたけどさ
前もコイツ等に聞かれたけど 俺も七夕解らないんだよなあ」苦笑。

彬羽「安心しろ 人間共も何でこんな真似してるか解らんまんまやってるはずだ。」


ダミアン「どんな伝統なのだ」えー。

千様「実際 名前書かれて飾られて嬉しいかって言うと微妙よねー?

ひょっとして織姫と彦星って承認欲求の塊なのかしら?」はて?

テオドール「私は何となく理解出来ますが?」謎飾りがさごそっ


酒呑童子「コレをか?
何が楽しいんだよ」

テオドール「いわゆる推しの名前をデカデカと書いたウチワみたいな物に御座いましょう!」くわっ

粋「うん、言うと思った」はいはいっ


テオドール「めっちゃ応援してます!ファンで御座いますアピされたら気分良く御座いませんか!?

七夕は願いを叶えて貰うのがメインイベント故 織姫と彦星には気分良くなって頂かないといけない。
その為の お名前短冊なのでは御座いませんか!」どやあっ



彬羽「嬉しい物か?」

白「やられてもどう反応して良いのか解らない。」真顔っ

茨木童子「あ。表の顔はお役者様か」成る程。


テオドール「残念ながら 皐月さんに見付かってしまい使う前にゴミ箱行きとなりまして御座いますがっ」くううっ

酒呑童子「つーか 周りの客が迷惑だろそれ」

テオドール「Σこの方に言われてしまったあ!」ぐはあ ざらああっ

酒呑童子「Σ灰になる程ショックか!?
どういう意味だコラヘタレ吸血鬼!!」うがあっ






ダミアン「して、願いを叶えるとは?
金色に輝く笹でも7つ集めるのか?」まじっ

彬羽「どんだけ本気で願い叶える気だ手前は。」


千様「もしそれで何か出てきても
出てくるの白君達のおじいちゃんじゃない?」

ダミアン「Σうおおそう言えば龍神殿であったか!?」はっ

白「俺等混ざり物だけどな」うん。

粋「苦労して出てきたのが爺だったら キレる自身あるわ俺」うん。




茨木童子「よし。じゃ平和に子供の手伝いでもするか
ちっさい嬢ちゃんは何を願い事書いて Σびっしり!!」ひいっ

一二三「沢山書きすぎると欲張りだから お願い短冊は1枚にしとけって言われただよ。」 どやっ


彬羽「一二三、意味が違う。」





どたたたっ!


石燕「Σ大変っす! ここの所の雨でそこの川が増水してまた人魚さんが流されてるっす!!」

粋「Σ来てたの!?」えええっ

酒呑童子「あ。来たけりゃ自力で来いとか言ったかも」はっ


白「前も京から川上って来てたよな 人魚」へー。


挿音「安心しろや
こんな事もあろうかと そこにデケえ網仕掛けてっからよ。
もうしばらくすりゃかかるだろ」キセルぷはーっ

茨木童子「お!さすが徳川忍っ」おおっ


挿音「て事でよ
夜勤明けで眠いからこの短冊頼むわ」短冊ぺろんっ

粋「書いたんだ。願い事」ああうん。



挿音「じゃ頼んだぞー。あ、限度を超えて騒いだら爆破すっからな」すたすたっ

家康「七夕くらい大目に見たげなさいっての」苦笑。


白「あれ?家康 なんだそれ」

家康「願い事の短冊。」キリッ

粋「Σそれ全部!?」えええっ



魄哉「欲の塊の浄化お願いします。」

白「ん。」

炎ぼぼっ!!

家康「Σあああ頑張って書いたのに!!」ひいっ


魄哉「古来より欲張りは身を滅ぼします
1つにしなさい1つに。」

家康「あーもう解ったよ!
天海お仕事お疲れ様っ!」どちくしょおおおっ





酒呑童子「沢山書くと燃やされるらしいぞ」ひそっ

一二三「んだべ。」こくこくこくっ

ダミアン「見よこの輪っか飾り!
私 才能が有るのでは無いか!?」わははっ


千様「楽しそうで良かったわー」のほほーん。






コマ『人魚獲ったどー。』カタカタっ

人魚「コマさん引きずらないで
網から出してー」ぴちぴちっ

テオドール「こんばんは。
書かれますか?願い事。」短冊っ

人魚「書きます書きます!恋愛成就!!」きゃー!


酒呑童子「Σ成就させんな!俺等が困んだろが!!」

茨木童子「勝手にさせとけって
そもそも子供の遊びだろ」苦笑。



蒼月「俺は去年 コレで富くじ当てたけど?」

酒呑童子茨木童子・ダミアン「短冊と筆くれ。」きらーん。


粋「お前等 煩悩の塊かよ」うわ。

魄哉「まあ鬼ですし」苦笑。



家康「天海は書かないの?
こう言うの好きだと思ったのに」あれ?

魄哉「いやー僕の場合
どこどこの誰々が反乱起こさない様にとか、どこそこの工事が無事終わります様にとか、出来たら徹夜は連チャン3日までにしたいとか

笹竹に背負わすには重すぎると言いますか」うーん。



シロ「そもそも神頼みする内容ではないな」うむ。

千様「あら シロ君は何て書いたの?」

シロ「健康第一だ。
健康で無ければ鍛練も出来ぬのでな」どやっ

蒼月「可愛げのないガキだな」えー

シロ「喧しい
だいたいお前 富くじ当たった事なかろが」

酒呑、茨木・ダミアン「Σえ」

テオドール「この人の言う事いちいち真に受けてたら毛根死滅致しますよ」


蒼月「古今東西 蛇の言う事信じたらろくな事になんないのは常識でしょ」にやりっ

酒呑童子「Σ騙された!!」がーん。


シロ(惨い。)うわ





粋「そう言うお前は何書いてんの?」

テオドール「読み上げましょうか?」えーと。

粋「うん。がっつりドイツ語だったけどウルトラ長文だったし良いや」ああうん。

テオドール「これで叶うとは思っておりませんが、万一叶ったらラッキーかな?と」ふっ
粋「読めなかったけど 読めなくて良かった感しかねえわ」うん。




家康「主様のお役にたてますように的なのびっしりと見た」

シロ「あやつはそれしか無いからな」うむ。


千様「あらー。粘着質・・ ホント懐かれてるわねえ
ねえ愛され主様 ってどしたの?」あらっ

一二三「白さん?」ありゃ?



白「これ。雨になるんじゃないかな?」空見上げっ

一同「Σえ」


白「急にザッて来ると思う
遠くでゴロゴロ言ってたし」うーん。
彬羽「手前が水舞台嫌すぎて雨雲呼んだからだろうが。」

白「呼んでない、偶然だ偶然


多分。」



家康「え?え? 笹竹家に入れなきゃダメ!? Σうわ飾りがっ」わぷっ


魄哉「あー玄関からは無理ですね
縁側全部開けます」たたっ



与一「Σうお何事だ!?」びくっ

家康「与一ちゃんそこ退いて危ない危ないっ」あわあわっ


一二三「ええー!雨降るんだか!?
花火買っただのにー!!」

彬羽「仕方ねえだろ
花火はまた晴れた日にな」

一二三「えええー!」ぶーっ

千様「はいはい。織姫と彦星のが悲しいのよ
だから 一二三ちゃんまでぶーしないの」よしよしっ





ダミアン「Σうお!あそこの空光ったぞ!」ひいっ

人魚「あらー。雷ですか
これは絶対降りますねえ」



白「あれ?」

テオドール「どうされまし Σうおおおわ!?」

ビュゴオオオオッ!!


家康「Σぎゃー短冊飛ぶ飛ぶ Σあいたぁ!」どしゃっ

石燕「Σだああまた与一さん飛ばされたっす!!」ひいいっ




魄哉「何事ですか!?」伏せっ

白「何だろ 何か居たけどな」伏せっ



焔「いよっしゃあ!晴れたっ!!」どやあっ

粋「Σじじい!?」えええっ

焔「よう孫共 七夕祭りやるなら爺ちゃんも呼べよ寂しいなー。」


一二三「白さん達のおじーちゃん!!」おおっ

焔「よう嬢ちゃん
雨になったら嬢ちゃん泣いちまうわーって事でな
知り合いに頼んで 此処等の雲吹っ飛ばして貰ったわ」わははっ

粋「Σどんな人脈!?」えええっ

焔「年寄りなめんなよ
舎弟は作っとくもんだって」ふっ。

シロ「いまいち手放しで喜べん言葉が出たな」うわ。


ダミアン「金笹を7本集めんでも出るのか」ほうっ

焔「は?」




白「ま、良いか
今回は助かっ
焔「よし!んじゃ精一杯遊ぶぞー!」花火の山っ

一二三「わーい!!」ひゃほうっ

千様「おじいちゃん 自分が遊びたかっただけよね?」




白「ま、いっか。」うん。


茨木童子「いや 軽く屋根飛んだけど 良いのアレ?」

白「修理するの俺じゃないし。」

小太郎「挿音が起きたらどやされるな。
ほら 花火するなら水だぞ」水汲みわんっ

焔「お。賢いなワンコロ」おおっ






千様「そう言えばー
笹無事だったならあいつの短冊飾らなきゃ
どこ行ったかしら?」きょろっ

粋「あ、俺持ったまんまだった」がさっ


酒呑童子「しかし、あのスカした忍者が願い事ねえ
何書いてんだろな」ちらっ

茨木童子「こら 人の願い事勝手に見るもんじゃないだろ。」




白「言わなきゃバレないバレない」がさっと開きっ

一同「Σ酷い!!」ひいっ


白「あ。漢字読めない バカラスパス。」

彬羽「Σ俺を共犯にするな!!」

焔「今更今更。
何て書いてんだよ 読み上げろよー?」にやにやっ



彬羽「Σ非常識爺孫が
この流れじゃ どうせ誰かが読み上げるんだろが ったく


・・・・。」

蒼月「ん?どしたの?」


彬羽「『有給取らせろ。』

だと。」きまずっ


一同(Σ一気に現実的な話に!!!)






石燕「世知辛いっすね」うわ。


家康「天海」ちらっ

魄哉「・・嫌がっても休ませます」ずーん。





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