小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月18日








焔「よう孫共! 今日も元気そうだな」わははっ

白「ちょうど良かった
年寄りなら涼しくなる方法知らないか?」

焔「まーたあのカラス暑さに負けてるのか」ああうん。



千様「さっすがお祖父ちゃん
理解が早いわー」あらあらっ

家康「何だかんだで似た者爺孫だからねえ」うんうん

白「俺は婆ちゃん似らしいけどな」



焔「涼しくなりたいなら怪談でもすりゃいいだろ?」

蒼月「あーそれダメ
俺がそっちの才能有りすぎてマジモン呼び寄せまくって偉い事になるんだよねー」


小太郎「家康と粋が夜中厠に行けなくなるから怪談禁止されてるんだぞ」わんっ

焔「マジか
うっわ そりゃ悪い事したな

手っ取り早く 本物呼び寄せちまったわ」あちゃー。


ひゅーどろどろどろどろっ

家康「Σぎっやあああああ!!!」ひいいっ





間。





蒼月「先代魔王の人脈こっわ」うわー。



家康「Σ今そこで今川さんの生首がっ」びくっ

千様「幻覚よー落ち着いてー」どうどうっ


白「誰だ今川さん」はて?

小太郎「誰か解らないけど
家康の場合戦国のあれやこれやあるからややこしいなあ」わおんっ


焔「苦手とは聞いてたが此処までか
悪い事したな」あちゃー

小太郎「家康筋金入りのビビりだから」わんっ

白「ん?もっと凄いビビりなら


粋『ぎっやあああああああーーっ!!』


蒼月「夜中に厠着いてきてって言われそうだね お兄ちゃん」あーあ。

白「よし。テオに任せよう」きっぱり

家康「Σ下僕の使い方が酷い!」


千様「ん? あら
そのテオ君は?
いつもなら主様の半径5メートル以内には居るのに」

焔「大概暑苦しいなそれ」



白「そこに居るぞ」

灰っ。


蒼月「5メートル以内だね」ああうん。

焔「この家怖がり多かねえか?」ええー



間。






シロ「ふむ。俺がバイトの日は毎度偉い事になっとるな」

冷風びゅおおおおっ


彬羽「すまん。もうちょい温度を下げて「断る。充分低いわ蒼月が冬眠する」きっぱり


焔「お前もデリケートだな
ホントにアレの甥っ子かよ」ため息っ

小太郎「あ、そっか
彬羽の叔父さんって 白の爺ちゃんのダチだったんだよな」わんっ

焔「おうよ。 あいつは暑さ寒さなんざ諸ともしない馬鹿だった」遠い目。

白「それ馬鹿だから暑さ寒さ解ってなかったんじゃ「否定出来ねーのが辛いんだよなあ」しみじみっ



千様「え?それってつまり飛天君のお父さんよね?
パッパラな人だったの?」


彬羽「飛天の奴は父親似だ。」きっぱり

蒼月「あ。相当だったんだね」ああうん。



家康「飛天似って事は学問的には頭が良いんだけど それ以外が色々酷いって事かあ」ふむ。

彬羽「早くに亡くなったんでな ガキの頃の記憶だが
いろんな意味で能力は高いし奇抜で話は面白かったな
奇行が目立つんであまり関わるなとは言われていたな」懐かしみっ



白「へー。 面白いおっちゃんだったんだな」ふーん

彬羽「・・そうだな」ああうん。


粋(そのおっちゃん。なんか兄貴とカブるんだけど) うわあ



テオドール「成る程!幼い頃よりそういう方と気が合う体質だったので御座いますね」ざらざら復活っ


焔「つーか あいつの適当さ見て 俺ももっと緩く生きるかとか思ったんだよな」遠い目っ

粋「Σ飛天の父ちゃん諸悪の根元過ぎねえ!?」えええっ




白「ん? なんか俺も悪口言われてる感じか?」えーと?

千様「悪口というか 縁って不思議ねって話ねー」

白「? そうなのか」ふむ。





飛天「あっれ 先代殿お久しぶりでーす」ぺこっ

シロ「む?噂をすれば影か」

飛天「医療ミスした事は無いぞ?」

家康「うん。疑ってないから
自分から言うと怖いからね」



飛天「?

なんか顔色悪いな あー殿様トシ?ちょっと血圧見る?」荷物よいせっ

千様「あら?飛天君 用事有ったんじゃ?「あー倒れる前に飯食いに来いって彬羽に言われてただけだし
ほれ腕出して」ほれほれっ


粋「お前 自分が暑さでへばってるくせに」

彬羽「うるさい。医者がぶっ倒れたら この辺の年寄りもバタバタ行くだろ」よれっ


家康「あのー 私は思わぬ肝試しで心臓バクバクしてるだけだし
お宅のイトコの暑さで体調不良診てあげた方がよくない?」苦笑

飛天「ん? あーまた血液ドロッドロだろうな」わははっ



テオドール「顔見て解るので御座いますか?」ええー。

粋「まあ 腕だけなら名医だし」



飛天「お前暑い暑いって思ってるから余計暑いんだよなあ
何か精神的にヒンヤリする事が有ればいいんだけどな」

彬羽「おい。怪談はやめろよ
既に2人・・ 3人夜中に厠行けなくなってんだぞ」

テオドール「Σわ、私は頑張れば行けます!!」

粋「Σおおお俺だって!」
白「なら袖放せ」むう。



千様「・・殿?」

家康「あの 天海に頼むと蹴っ飛ばされるから
千ちゃんその 厠の前までで良いから「お金貰ってもイヤ。」




石燕「目には目を オバケにはオバケを
何なら与一さん貸すっすよー」すたすたっ

与一「Σえ ちょ 私は嫌だぞ!?」えええっ


千様「あら石燕さん何処に「厠っす」

家康「Σこの流れで厠って さすが過ぎるっ!!」ひいっ

石燕「厠って湿気多いんで普段から沢山居るっすし 今更っすよー」
粋・家康・テオドール(Σ聞かなきゃ良かった!!)ひいいっ




白「また変なの寄ってくるんじゃないか?」きょろっ

焔「だな
よし、怪談はやめようや」うん。



飛天「よし。じゃ俺からヒンヤリする話を1つ」

彬羽「今の話聞いてたか?お前」

飛天「いや怪談じゃねーから」


シロ「ん? それでヒンヤリとは」



飛天「実はさ

医者仲間から聞いた話なんだけど、隣町にすっげーモテる婆さんが居るんだと」

蒼月「ん? いくつになっても元気で良いじゃん」

飛天「だな。俺もそう思うよ
で、その婆さん この前白無垢着ててさ」

シロ「Σへ」

千様「え! お婆さんになっても白無垢!? やだ素敵っ」きゃー!

飛天「だよな その時はそんな出来るとか いい旦那見つけたよなーって思ったんだよ だけどさ」

白「何か問題有るのか?」





飛天「なんか ここ数十年、一年から三年の間に1度は白無垢着てるぽいんだよ。その婆さん」ぼそりっ

一同「Σえ」

千様「え?それって」嫌な予感っ



飛天「なんか その婆さんと一緒になると 相手が即あの世に逝っちゃうんだよな
何でだろうな」遠い目。




焔「役人の出番じゃねえのか それ」うわー。

彬羽「・・肝が冷えた」ひんやりっ

飛天「お! よっしゃミッションコンプリート!!」おおっ

彬羽「Σは 手前まさか今の作り話「いんや ごっりごりの実話。医者として本気で泣きそう」

小太郎「Σ魔性の婆さんこっわあああ!!」ぎゃいいんっ

粋「やっぱ生きてる人間が一番怖えええっ!」ひいいっ








白「なあ、どういう意味だ?」えーと。

テオドール「あの
大概灰になりそうなので御座いますが、解説せねばいけませんか?」ひええっ







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