小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月7日

 

 

 


つつじ「おんや、珍しい組み合わせどすなあ」

一二三「えへへー、今日は白さんと一緒にお使いだべ。」手つなぎっ

白「お前 ほぼ座長なのに 芝居小屋前の掃除とかしてたのか」へー。

つつじ「そらな。お客はんの入りはる所やし
休みの日でも綺麗にしとかんと。」ホウキざっざっ

 


テオドール「せっかくのお休みですし、皐月さんにお声掛けしてお出掛けとかは「ダルいとかって断られるに決まっとるやろ」けっ。


白・一二三(今日もフラれたのか。)察し。


つつじ「ん?あんさんは何ですのん?
かいらしおデートのお邪魔虫どすか?」けっ

テオドール「荷物持ちに御座いますが
お邪魔にならない様 距離を取っております。」きっぱり。

つつじ「・・ホンマ 律儀どすな」うわ。

 


一二三「けんど、ホント珍しいべ
白さんお仕事忙しいだしなあ

お手々繋げるの嬉しいべ
彬羽さんだと おらが届かねえからいつも肩に乗っけて貰うんだべ」きゃっきゃっ

白「・・そうか」うん。

 


テオドール「ああやって 無邪気に我が主のメンタルがゴリゴリ擦り潰されておりますので
離れてでも見守っておかねば不安でしゃーないので御座います」ため息っ

つつじ(微妙にちっさいの気にしとるからなあ。

幼女 強いわ)うわあ

 

白「そう言う事で 今日買い出し多いから。
何処から行くか」すたすたっ

一二三「えーと。お菓子屋さん!」はいっ

白「有り金全部菓子になりそうだから最後にしよう」うん。

 

テオドール「では。お掃除頑張って下さいませ」ぺこりっ

つつじ「ああうん。
しっかり見守っといてやってやー。」手ふりっ

 

 

 


皐月「なあ、あのトリオ。
お使いって この国の金の計算出来るの1人でもおるん?」

つつじ「Σはっ!!」


皐月「なんで今日は粋おらんねん。
大丈夫なんかなー」あーあ。

 

 

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一二三「良いだか?

この1両の半分が2分金。

つまり2分金が2つで1両になるべ。」

白「ややこしいな」むう。

テオドール「あの先生
この銀は?」


一二三「それは1分銀。 
2つで2分金と同じになるべ」

白「ん?じゃあこれ何個で1両になるんだ?」こんがらがりっ

一二三「で、こっちが1朱銀、
4つで1分銀1個と同じでー」

テオドール「Σうおおちょっと待って下さいませっ!」えーとえーとっ

 


八百屋の親父「あの お客さん?」苦笑い。

一二三「ごめんなさいだ。
今お金払って貰うだよ」にこっ

 


テオドール(え?え? 今のお分かりになられました?)ひそっ

白「任せろ。


親父 釣りはいらないぞ。」1両っ!

八百屋の親父「Σいや兄ちゃん 受け取れねえよ!!」ひいっ

 

 

 

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【寺の境内】

 

 

一二三「んーとだな

一気に説明するとややこしいから 図にしただよ」棒で地面にがりがりっ


白(漢字読めないんだけどな。)うーん


一二三「ありゃ?

あ。テオさんはどうだべ?
日本語ペラペラだし ってあれ?」きょろっ

 

白「多分これだな」

灰こんもりっ。

一二三「Σ灰になるくらいムズいべか!?」えええっ

 


白「そもそもテオは 喋れるけど日本語読み書きは出来ないぞ」

一二三「えー。

2つの国の言葉知ってるなら 白さんよりは賢いんでねえかと思ったのになあ」あちゃー

白「Σ ・・そうだな。」うん

 

テオドール「Σうおお 不甲斐なくて申し訳御座いません!
ちょっとうっかり日光に当たっただけに御座います!!

しばしお待ちを 母国の言葉でまとめ直します故っ」気合いの高速復活っ! 


一二三「ありゃ ドジっ子だべなあ」あははっ


テオドール「えっと 1両の半分がこの小さい金2つ

ん? ではこの紐に通した小銭は?」あれっ


一二三「一文銭だべな

1朱銀1個と同じのだべ」

テオドール「何故に同じ価値のが複数有るので御座いますか?」困惑っ

一二三「なんでだろなー?」さあ?

 


白「・・えっと
2分が4個で     あれ?」えっと

一二三「違う違う
2分が2つで1両」地面にがりがりっ


テオドール「あの かぶりつき過ぎて 髪の毛が地べたに着かれておられますが」苦笑。


白「うーん。」悩み中っ

一二三「ありゃホントだべ
なんか括る物は」巾着ひっくり返しっ

 


ちんぴら「おうおう兄ちゃん達
さっきから偉くじゃりんじゃりん言わせてんじゃねえか
価値も解らんなら 俺らにちいっと

 

 

白「あ。2個で1両だから 2分金か!」はっ!

一二三「んだべ。

けんど その下は 更に半分で1分金と1分銀なんだべよ」

白「何でだ?」えー

 


ちんぴらこんがりっ。

 

テオドール「我が主の思考の邪魔をするからに御座います」あーあ。

 

 


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家康「Σうわ凄い荷物
今日は大変だったんだねえ」うわっ


一二三「んだべ。
よく働いただよ」ふう。

家康「へ?」

 


テオドール「先生! 日本の通貨の数え方と価値一覧 ドイツ語で作成頂けないでしょうか!!」くわっ

彬羽「Σは!?
なんだ帰るなり」バイト帰りっ

 

千様「ん? Σちょっと お金どうやって払ってきたの!?
まさか毎回お財布ごと!?」ひいっ

白「一二三が全部頑張った

て事でバカラス。俺にも解るように説明しろ」ふんぞりっ

彬羽「Σお前が勉強!?頭大丈  

Σいや何だその頭は!!」

 


テオドール「あ。地べたに引きずられておりましたので 適当に結わせて頂きました」

千様「よく見たら あら可愛い」あらまあ。

テオドール「良い紐状の物が御座いませんでしたので私のリボンタイを
彬羽「もうちょい他に無かったのか」引。

 

 

 

粋「やっぱ 多少無理しても俺が行くべきだったかなあ」

コマ『勉強する気になったなら良かったのでは?』筆談っ

粋「本気で勉強しようとすると脳ミソオーバーヒートすんだぞ兄貴は」あーあ。

 

コマ『あー

お兄ちゃんの脳ミソ保護のためにも
今後は 私の頭踏んで転ばない様にしましょうね?』筆談っ

粋「Σそもそもあんな所に頭外して転がしてんじゃねえよ!!」 足包帯ぐるぐる巻きっ

 


飛天「暴れると捻挫治らないぞー。」

 

 

千様「え。でもコレ可愛いー
今度からリボンタイで髪の毛結ばない?」きゃっきゃっ

白「さすがにそれは嫌だ」むう


テオドール「Σえ 申し訳御座いませんっ 
結構お似合いではと思っておりましたっ!!」ひいっ

粋「いや お前、ご主人様をラッピングすんなよ」

 

一二三「えー それ可愛いべよ?」うんうんっ

白「・・ちょっと考えるか」ふむ。


粋「Σ流されないで兄上!!」ひいっ


白「一二三の言ってる事って 結構間違ってないし」真顔。

粋「Σ今日1日どんだけ幼児頼りだったの!?」

 

 


皐月「なんやろ。今日舞台は休みやのに
白の出るのいつやて問い合わせ多いんやけど。」あれ?

つつじ「あん人 買い出しで何やらかしたんやろなあ。」一抹の不安っ

 

 

 

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