小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月6日

 

 

 

一二三「何だべ?この箱」あれっ

彬羽「Σこらっ!危ない触るな!」くわっ

一二三「Σひえっ!?」びくうっ

 


粋「子供相手にんな怒鳴んなくてもよー」よしよしっ

一二三「うわああんっ!」びええええっ

彬羽「Σう。すまん つい」おろおろっ

 

白「怒鳴るのも何だけどな
これ開けたら一二三が危ないからな?
ほら見ろ 俺の前にこんなの有るのに空けようとしないだろ?

そうれくらい危ない物なんだぞ」な?

一二三「うう。確かに 駄目と言われた事するのが白さんなのにっ

よっぽどおっかねえんだなあ
そりゃ怒鳴っちまうかも。」ぐすっ


テオドール「物わかりの良いレディに御座いますね。
はい、鼻ちーんで御座います」ハンカチっ

一二三「ぶびーっ!!」

テオドール「Σう゛」びくっ

 


白「助かったろ
敬ってへつらえ。」どやっ

彬羽「殴って良いか?」イラッ

 

 

小太郎「で、結局あの箱の中身って何なんだ?」わおんっ

蒼月「ん?妖怪。」

小太郎「Σええっ!あんな小さいのに!?」ぎゃいんっ

 

シロ「何でも 気体状の妖怪だそうな
下手に場所が有ると脱走しかねんので ギリギリにまで圧縮して詰め込んでおるのだとか。
俺も詳しくは解らんがな。」


小太郎「どういう状況だよ

てか、何したらそんなお仕置き受けるんだよ」ひええっ

蒼月「一言で言うと

めっさ寒い だね。」くわっ


小太郎「ごめん 蒼月が私情でブチギレててワケ解らない。
誰か解説してくれー」わおおーんっ

 

 

間。

 

 


彬羽「ーーと言う事で
つまりはこのクソ寒いのに 人に寒気を与えて喜んでた物でな。

今年は異常気象なんでさすがに放っておけんだろと捕獲したものの

 反省する気はゼロな様なんでな。」


粋「圧縮して1週間放置して
それから悔い改めるか話聞こうかって事になったんだってよ」

 

シロ「改めて妖怪の生命力はえげつないな。」うわ

小太郎「・・1週間」わおー。

 


白「たちは悪いけど やってる事自体はしょーもないイタズラだし

話して解らない悪ガキは こうでもして躾無きゃ駄目だろ」はーやれやれっ


小太郎(白って ちょいちょい保護者目線になるよな)

シロ(本人も大概悪ガキの気がするが) うーん。

 

 


彬羽「と、言う事で
くれぐれも情に訴えられたりして開けるんじゃねえぞ

蒼月に呪われるぞ」

小太郎山「Σぎゃいん!はーいっ!
」お座りぴしっ

シロ「ま、まあ お前が必要とみなしとると言う事は これも必要であろうっ!」ひきつり笑いわははっ

 

 


蒼月「・・・。」じーっ


小太郎「Σ開けないってば!」ぎゃいんっ


箱の中身「あのーどちら様か存じませんが
哀れな閉じ込められし私をお救い願えは
シロ「Σうおお空耳がっ! 疲れであろうか 良し昼寝でもするかっ!」耳栓すぽっ。

 

小太郎「えっとえーっと

あ!俺いつまで座敷犬してるんだろ!犬小屋あるのになーっ」たたっ

家康「小太郎。
今胸板厚いから犬小屋入れないと思うよ」

 


千様「お人好しな子等ねー。」はーやれやれっ


箱の中身「あのーそこの「怒られるからやーよ。」ずばりっ

 

 

間。

 

 

 

コマ『パピー お帰りなさい』カタカタカタカタカタッ

魄哉「ただいまです
あー疲れた また徹夜どころか昼帰宅ですよ」よろろっ

コマ『少しくらいサボれば良いのに』カタカタっ

魄哉「それしたら国が滅びるんですよね

ん?何です あの箱」おや。

コマ『なんでも人を寒がらせて喜んでた妖怪をお仕置きしてるらしくて
彬羽さんが触るなって』カタカタっ

魄哉「成る程」ほー。

 

箱の中身「あの、そこの御方
人に悪さをしたのは確かですが こんな所にぎゅうぎゅう詰めで1週間はちょ「でも、怒られる事したんですよね?
彬羽君がここまでやる事ってそう無いんで 妥当な罰と判断しましたが?」


箱の中身「えっと。」そのー


魄哉「おやおや いけませんねえ

先程貴方は最初に 『悪さをしたのは事実』と認めたでは有りませんか。
それで罰を不当と それでは罰の意味が有りません
良いですか? 罰とは本来 罪を犯した物が償いてして受け入れ 心身共に浄化されると言う救済の為のシステムです。
それを不服と見なす貴方では罰の意味がありません
まずは己の罪と向き合い その重さを理解する事から(長いので略)

 

コマ『パピー 疲れてる割に説法フルスロットル。』カタタッ

与一「まあ 坊主だしな」ふよふよっ

 


魄哉「償って許される事ばかりではありませんが
許されぬのも貴方の罪への正しい罰。

しかし吐き出せば少しは楽になるでしょう
よろしければ ここで己の罪を告白してはどうですか?」正座っ

箱の中身(Σ変なのに声かけちゃった!!)ひいいっ


コマ『パピー それよりご飯は?』おひつ抱えっ

魄哉「己の空腹より 人の心の飢えを癒さねば
仮にも坊主ですし。」聞きますスタンバイっ


与一「お前この前 アサルトライフルぶっ放してたよな?」えー。

 

 

 


更に間。

 

 

 

箱の中身(よっしゃ行った! ようやく満足した!
何あれ何あれ話なっが ジジイかっ!!) ぜーぜー。

 

 

コマ『お茶に1服盛って強制終了』 どやあっ

与一「Σからくりの癖に創造主になんて事を!!」

コマ『私にロボット三原則は入ってません』ふふんっ。

 

 

箱の中身(さてと、
話し声から察するに そこに居るのは化け物2匹か?

小僧の方はチョロそうだが、歯車の音のする娘はヤバそうな気がするな) うーん。

 

コマの首くるりっ!

与一「Σひいっ!?」びくっ

 

コマ『呼びました?』カタタッ。

与一「Σ呼んどらんらん!」首ぶんぶんっ

コマ『気のせいか』くるりカチッ。

与一「Σ1回転!!」

 


箱の中身(Σヤッバ勘が良い 怖っ!

しゃーない 他にチョロそうなのが単品で来た時に  ん?明るい?)おやっ

 


箱の蓋 ほんのりしんなりっ。


箱の中身(Σそうか! 人が来て火鉢に火が入ったから!
火鉢の上の茶瓶の蒸気でしんなりしたか!!

わははやったやった!紙とは言え陰陽師の封印つきなんで空かんと思っていたわ!これならっ) ひゃほうっ

 

 

 

 

魄哉「あの コマ?
なんか寝てたみたいなんですが 僕の老眼鏡知りませんかね?」寝ぼけよろろっ


箱の中身「よっしゃ出たあああ!!」どろんっ!

魄哉「へ?」ん?

 

 

家康「何の騒ぎ Σうお!天海 後ろ後ろ!!」うわああっ!

箱の中身「わはは遅いわ
そーれ 1人目っ」

 

首筋ひんやりっ


魄哉「Σっわーーっ!!」びくううっ

箱の中身「わはは驚いたろうっ!さっきの御返しだ!!」ひゃほおっ

 


粋「Σうわ!兄貴 カラスッ!
ぶるぶるが逃げてる!!」うわああっ!

彬羽「Σ何いっ!?」

 

 


コマ『てんめ パピーに何しやがりますか!!』ファイヤーランチャーずどむっ!!

ぶるぶる「Σうおお火いいっ!!!」ひいいっ

 

テオドール「Σああっ!外に逃げやがりました  御待ちなさいっ!!」しゅたっ!

 


家康「Σテオちゃん!今日は晴れっ」

テオドール「Σ日光おおおおっ!!」灰ざらああっ

 

 

白「逃げられたな

あれ。魄哉?」ん?

彬羽「Σまさかっ」はっ!

 

どたーん!!

 

粋「Σうわああ!?何で!?
ぶるぶるって 人をビビらすだけじゃねえの!?」あたふたっ


彬羽「まずいなこりゃ」脈計りっ


コマ『Σまずいとは!?』カタタッ

 


白「ぶるぶるはな。
ヒヤッとさせて脅かすだけじゃなくて

寝起きとか 風呂上がりとか、油断してる時に こう首だけいきなり冷たくさせて

びっくりして魂飛び出た瞬間に取って逃げたりもするんだ。」むう。

粋「Σ確かにすっげえビックリするけど!!」えええっ


彬羽「ちなみに 死ぬ程驚いた時に 視界がブレて見えるの
ありゃ 驚きのあまり魂が抜けかけてスポッと戻るからだそうだ」

家康「Σ魂の定着適当過ぎない!?」

 

コマ『え。じゃあ今パピーは
魂の無い脱け殻?

え?お人形さん?』あたふたカタカタっ

白「お前が言うと大事に思えないけどな」 うん。

 

 

家康「あ。千ちゃん 今の聞いて Σひいっ!?」びくっ

 

千様「おたおたしてんな!気合い入れなさい家康!!」くわっ!

家康「Σはいいっ!!」びしっ!


一同(Σ呼び捨て!?)えええっ

 


千様「将軍なら相棒の魂くらいとっとと取り返して来なさい!情けないっ

ほらアンタも 自分のキャパオーバーで常に過労だから あの程度のにやられんのよ!
それでも本陰陽師!?」襟首ひっ掴みっ!


彬羽「いや。今それ中身入ってないんだが  いやあの         すまん」

粋(Σカラスがビビってる!)ひええっ

 

 

家康「えっと。
まあうん。千ちゃんの言うとおり

捕まえて早く魂戻さないと体が持たないもんね
渇ありがとう。」ぺこっ

千様「解りゃ良いのよ解れば

じゃ 行くわよ野郎共」すたすたっ

粋「Σえ。どこに!?」

千様「知らないわよ
妖怪探すなら妖怪でしょ?
頼んだわよ」ぎろっ

粋「Σは、はいいっ!」ひええっ

 

 

白「今日の千様 めちゃめちゃ怖いな」引。

 

石燕「話は聞きやした
与一さん ちょっと間、魄哉さんの体入ってて貰えやすか?」

与一「Σ私に憑依しろと!?」えええっ

石燕「酸欠続いたら 脳とか駄目になるっしょが
手伝うんで 気張りやしょ」手持ちの御札やら呪具やらがちゃがちゃっ

 


挿音「おう。居間に誰も居なかったけど
Σうお親父どうした!?またぎっくり腰か!?」

コマ『あんの 半透明お化け
許さぬっ』内臓バズーカがしょんっ!

 


テオドール(皆さん恐ろしくて 晴明さん作の霊体用臭い袋クリーンヒットしましたの 
言う暇が御座いませんっ!!) ざらざら復活っ

 

 


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ぶるぶる「Σうおおお!一目散に追って来るううー!!!」ひいいっ

 

九尾「わははは臭う!臭うぞおおおっ!!」こーんっ!

小太郎「獣の血が騒いじゃってるな」うわあ。

 

粋「待てやゴラアアア!!」ずどどどどっ!

シロ「Σシンプルに速い!

ええい! 負けてられんっ!」冷風びゅおおおっ


ぶるぶる「お? 何だ 

はは残念!この程度のそよ風 私の方が冷た

 Σぶっ!!」べちんっ!

シロ「前見て逃げんからだ」ふっ。

そそり立つ氷の壁っ

 

小太郎「やたっ!シロ凄いっ」おおおっ

シロ「冬場は俺の独壇場よ。

さあ観念するが良いっ!」

 


ぶるぶる「くっ。鼻血が出たじゃないかっ!

寄るな!私を傷付けてみろ
腹の中のあいつの魂は取り戻せんぞ!」わははっ

 

家康「え。食ったの?」 銃じゃこっ

ぶるぶる「Σ躊躇無く銃口を向けるな お前意味解っとんのか「うん。仕留めてから腹裂いたら早いかなって。」

ぶるぶる「Σとんでもない物敵に回しちゃった!?」背筋ぞわあっ!

 

 

千様「駄目よ殿
蒼月君の話じゃ 魂ってデリケートな物らしいわよ。
魂が破損したら戻しても即死しかねないわ」ずいっ。


ぶるぶる(Σお! 弱そうな姉ちゃん
こいつならっ)おおっ

 


千様「オエッとやらせて仕留めりゃ良いのよこんなもん。」

ぶるぶる「Σえ。あのっ」

 

 

千様「あんたね

あんだけ気にかけて貰っといて うちの弟に何してくれてんのよおおおっ!!」だおりゃあああっ!!

 

シロ「Σうっお! ボディブロー!!」びくっ

テオドール「あ、色々出てます出てます。
ありゃ中身も出ちゃいましてございますねえ」ひええっ

 

 

 

粋「・・ん? 弟?」あれっ?


挿音「千の奴は 親父より数ヶ月早く作られた同僚だかんな」色々納得。

コマ『パピーも千さんも 良くできたお人形だから』筆談カタタッ

粋「Σあ。忘れてた」はっ

 

 

 

ぶるぶる「Σうっ おえええっ!

こんのアマ 覚えてろっ!!」しゅばっ!

小太郎「Σあ、また逃げる!」

 

千様「はい。ここで能力無効化」ふっ。

地面にびたんっ!

ぶるぶる「Σぶっ!!」

 

千様「からのー 解除。

はい、魂回収したしー
白君 後はやっちゃってー」おほほっ

 


●白「うん。ちょっと悪ふざけが過ぎたな」火の玉ぼっぼっぼっ

ぶるぶる「Σえ。あのそのっ」あわわっ

 

 

挿音(つか、俺来た意味ねえ。)ドン引きっ。

千様「何よ。
あ、汚れるから代わりに持って 魂。」

挿音「Σうっお投げんな!
つか何処から出た奴だこれ!!」うわっ

 

 

晴明「魂を戻す際に 術師が複数必要との事でお前を呼んだが」えーと。

大嶽丸「能力無効化って、

あの女 この広範囲をか!?」えええええっ!?

※術式効果 半径50センチの男。

 

晴明「えー何じゃ。
精神的に動揺されると こっちまでやりにくいんで落ち着けと言うか

様子見に来なんだら良かったわ」あちゃー。

 

 

 

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