小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月19日

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家康「ふんふんふーん」鼻唄っ



小太郎「ん?何集めてるんだ?」わおんっ

家康「Σぎゃっ ちょ持ってかないでよ!お前の玩具じゃないからっ」びくっ

小太郎「ん?なんだこれガラクタ?
あー人間もコレクションするんだなあ」わんっ

家康「いやあの、私のはコレクションじゃなくてね」



小太郎「俺は縁側の下に皆の下駄片方ずつ埋めてるんだー 取らないからお前も泥棒するなよ?」わおんっ

家康「Σやたら片っ方無くなると思ったら!!」


挿音「没収。」掘り返しっ

小太郎「Σぎゃいんっ!しまったああ!!」


シロ「まーたアホな真似をしおって」

家康「いや私は違うよ?
私はあんな真似してないよ?」

挿音「ん?じゃ何してたんだよ殿」


家康「団子屋で 期間中に串100本集めると店オリジナルのお皿が貰えるんだよ」串ストック箱っ

挿音「シンプルに汚え。」きっぱり。


家康「えー。洗ってるし汚く無いって
なんかね 期間限定品ってのに弱くってさあ
ほら、お皿なら使えるし天海にも怒られないでしょ?」

挿音「100皿食って皿1枚って 元取れてねーだろ」


家康「大丈夫。買って食べてるのは私じゃないから。」真顔っ

挿音「人の食った後のゴミをくれくれしてんのかようちの殿」引。


千様「まあ、ほっといたら1日100本くらいいけんじゃない?って子が居るものねー」納得。

家康「おかげでこれで10枚目です。」きらーん。

小太郎「トータル1000本か」うわあ。




粋「兄貴 あんま食うと成人病になんぞ?」真顔。

白「よく俺だと解ったな」しれっ

粋「んな化け物胃袋他に居ねーわ」




家康「って事で、自分の財布も胃も痛まない
合理的なコレクションでしょ」どやっ

千様「論理的というか立場的?に問題有るけどねー」

小太郎「やっぱガラクタ集めだろ?」わおんっ

挿音「違えねーわ。」キセルすぱーっ





襖がらっ


魄哉「コレクション ですか?」じろっ

家康「Σはいっ!お皿だから問題有りません!!」しゃきっ


襖ガラッ すたすたすた!!

小太郎「Σうお速い!」ぎゃいん!!

千様「Σえ!何!? 何の地雷踏んだの!?」


家康「くっ!さすがは天海! 読みが早い!!」だだっ







【家康の部屋】



期間限定雑貨の山っ


魄哉「毎度毎度毎度いらない物溜め込むなと言ってるでしょうがああ!!」

家康「Σぎゃーごめんなさいごめんなさいっ!
春ってそういう催し多いんだもんっ!!」ひいいっ


千様「そいや殿 収集癖あったわねえ」うわあ。

挿音「集めてどうすんだって物がほとんどじゃねーか
なんだこの巨大王将「それは去年の夏祭りでお前が射的にムキになった挙げ句、私に押し付けたのです」

千様「殿のせいだけじゃなさそうね」うん。



小太郎「やっぱガラクタコレクションじゃないか」むー。

家康「お前 自分だけコレクション没収されたの根に持ってるね?」

小太郎「うん。」即答



魄哉「全く 最近自分の部屋は自分で掃除するとか言うから何かと思ってたんですよ

まずは整頓!その上で要らないものはきっちり捨てて下さい
出来ないなら全部僕が捨てます」

小太郎「整頓できなくて全部捨てられちゃえ」やーい。

家康「Σお前 確実に私を下に見てるよね!?」




魄哉「そりゃ犬に下にも見られますって
ん?何ですかこの臭い」くんっ

家康「Σあ、そういえば八百屋の何個か以上で花の苗オマケ付き。 貰ったは良いけど忘れてた」

魄哉「Σ苗虐待すんじゃありません!要らないなら僕が育てますからっ
どこっ どこですか!?」ひいいっ



挿音「異臭放ってる時点でもうダメじゃね?」

千様「あいつはあいつで園芸マニアだものね」




粋「Σうげ!なんだこのゴミ屋敷!」

白「思ってたより酷いな。ネギの腐ったみたいな臭いがする」くんっ

家康「Σ確かにそうだけど傷つく!」がーん。



挿音「あー。今年はあんま気温高くねえからな
それでバレ無かったか?」ふむ。

小太郎「まさか家の中の臭いとか思わないぞこんなの。」わおんっ


一二三「何してるべかー?Σぎゃっ」

家康「ぎゃって そんな酷い?」えええ。

彬羽「酷いだろこれは」きっぱり。

コマ「カタタッ?」


小太郎「皆寄ってきたな」わんっ

千様「そりゃ家の中にゴミ屋敷だものねー」



魄哉「苗何処ですかねー
Σうわああっなんかビチャってした! 何?なんか汁出てます!?」ひいいっ

家康「あ、苗から出てるかも? その辺かな?」

魄哉「Σアンタよくこの部屋で暮らせますね!!」鳥肌っ

家康「だから主に居間で転がってるでしょ!」やけくそっ

魄哉「だから掃除をしろおおおお!!」



一二三「何があったかよく解ったべ。」うわー。

千様「そうね。お片付け大事よねー」うんうん



彬羽「しかし苗? 何溜め込んでんだあいつは」怪訝っ

白「だな。真横の部屋じゃなくて良かった」うんうん。


魄哉「ああもう無理ですっ
自分でどうにかして下さいっ」足ずぼっ

挿音「なんで室内なのに雪の中歩いてるみたいな音すんだよ」




白「ん?」ぴくっ

粋「兄貴?」





白「シロは多分強度足りない。 蒼月って防御結界的なの張れたっけ?」 真顔。

粋「Σえ?何事!?」


彬羽「おい。まさかっ」冷や汗っ


白「うん。

カサッていった」

魄哉「Σうわっ 何か落ちてきた
殿 天井にも何かぶら下げて
家康「Σあ!それダメええええ!!」ひいいっ




一同(Σあ。無理)





間。





千様「よっしゃああ 能力無力化 ギリセーフ
さすがの機転よ彬羽くん」ぜーぜー。

彬羽「そうか。生きてるか」心臓ばくばく



コマ『彬羽さんは一二三さんが近くに居ると 思考が護りに30%寄るのでとても便利です。』筆談っ

粋「Σ言われてみれば!」

コマ『尚、単品では 理屈っぽい雑学野郎の癖に基本筋肉で解決しようとする脳筋です。』書き書きっ

彬羽「終いにゃ解体するぞ手前。」



小太郎「で!向こうどうなった!?」わおんっ





石燕(与一)「Σどっわああああ!!!!」

ズドドドドドドッ!!



千様「あ、与一さんもG苦手なのね」

粋「あれ本能的に来るんだよなあ」うん。

挿音「ともあれ駆除完了ぽいな」キセルふー。






家康「あのー 天海 生きてる?」

魄哉「」きゅうっ



小太郎「Σあ 静かだと思ったらのびてる!」ぎゃおんっ

石燕(与一)「すまん。 黒い家庭内害虫に驚いてだな

一発手元が滑って鳩時計を撃ち落としてしまい それが脳天直撃と言うか何と言うかその」おずおずっ

小太郎「Σ頭ポッポー!?」ぎゃいいんっ!!





家康「ごめんなさい。全部処分します
なんかもう全部げっちょげちょだし」反省。

挿音「だな。春は虫出てくるからよー」



白「起きたらうまい事記憶飛んでないかな?」

粋「それはそれで脳ミソヤバくね?」


千様「てか 男の癖に虫怖いって情けないわねー」ほんとにもー。




一同(アレは何でかビビるんだよなあ。)うん。





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