小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月14日

 

 

 

 


焔「つーかよ、うちの孫が柴田勝家役は無理がねえ?」

彬羽「俺に言うな。モンスター爺が」

 

焔「いや昨日芝居小屋言ったんだけどよ
台本お前が書いてんだろ?

柴田はどうよ柴田は。
あんなハデハデな柴田居るかよ」ため息っ

彬羽「事実を元にした娯楽だ。んな物史実通りにやってたら面白くも何とも無いだろ」


焔「いや 実物知ってる身からすると、もうちょい本物リスペクト欲しいっつか」真顔っ

彬羽「ちょっと待て 何をやらかした」

焔「そこらの妖怪共と夜通しどんちゃんやってたら 煩せえとマジで退治に来られたわ」ふっ。

 

彬羽(まさかの騒音問題。)引っ

 

 

焔「まあ 最終的に一緒に飲んでどんちゃんしたけどよ」

彬羽「手前も大概だが柴田もどうなってんだ。」

 


粋「あれ?やっぱ兄貴適役じゃね?」

白「どういう意味だ?」ん?

 

千様「白君なら喧しくても爆睡してると思うわよー?」


焔「てか 台本書きもやってるならネタ要らねえ?
隠れた史実ネタ山程あんぞ?」

彬羽「Σ何っ」ぴくっ

粋「お。調度良いんじゃね?
また1本新作頼まれてたろ お前」

 

家康「彬羽 ホント多才だよねえ」しみじみっ

 

 

 

間。

 

 


焔「ーーーて事で 二代目の片倉小十郎の前に 逃げてきた真田の姫さんが来てよ あ、まだちっせえのな」

彬羽「ふむふむ。」メモ取りっ

 

 


家康(Σ何それ そんなエピソード有ったの!?)えええっ

千様「あ、コレ殿の知り合いの話よね?」あらまあっ

 

焔「んで、敵軍の姫君だろ?
まあ普通は偉い目に遇わされて斬り捨てて終わりよな。
しかしその二代目小十郎は そのちっせえ姫さんを丁重に つかどう扱って良いんだってギクシャクしながらもてなしてよ」

彬羽「ほうほう」興味しんしんっ

 

焔「で、片倉の所に逃げろって言った父ちゃんの真田は 安心して敵軍に突撃して果てて
姫様は片倉に護られて無事逃げ延びたってよ

ほれ、こう言うのって芝居向きじゃねえ?」

彬羽「・・その話 詳しく」きらーん。

焔「お。食いついたな」にやっ

 

 

家康「あの、なんでそんな詳しいの?」

焔「調度あの時は 人間共の喧嘩が大詰めだって事で見物に行ってたからなあ」わははっ

千様「基本野次馬なのね」

 


白「あれ?バカラ
瓦版の方の記事は良いのか?」

彬羽「時間が足りん
今日の分は 夕飯の献立案ので埋める」

粋「お前 ホント忙しいよな」ああうん。

 

 

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【芝居小屋】

 

 

つつじ「すんまへん。ボツどす」

彬羽「Σ何いいいっ!!」がーん。

 

つつじ「いやそもそも 誰が幼女役やりますのん?」

彬羽「Σあ」


皐月「他所の芝居小屋なら この姫さんの年齢上げてやりそうやけどなあ。
うちは派手が売りやから こう言う癒し系つか しっとりしたんはムズいんちゃうやろか」うーん。

彬羽「エンタメ全降り小屋だったか そう言えば」くっ


つつじ「けんど、ホンマ出来はええで?
ただボツにするんも勿体無いし
あ、他所の小屋に持ち込みしたら

皐月「は?商売敵に得させてどうすんねん」ああんっ?

つつじ「Σ皐月はん 怖い怖い」ひいっ

 


皐月「けど、勿体無いんは同感や

あっきー確か 晩御飯の献立やら子供でも解る犬猫の飼い方やら 本出して売れとるやろ?
そっち持ってったらどうや」

彬羽「いやアレは 石燕が知り合いの版元に勝手に持って行ってだな


皐月「らしいな。そんでガッツリ印税入っとるらしいやん」

彬羽「なんで知ってんだ」
皐月「シナリオ台本書いて貰とんや。書き手の腕前くらい把握しとらなアカンやろ」

 


つつじ(皐月はん。ちょいちょい怖いわあ) 苦笑。

 


皐月「ちゅー事で 余所に知られる前に出版してまい
普通に読み物としておもろいわ こんなん埋もれさせたらアカン」にかっ

彬羽「そうか?」ふむ。

 

つつじ「要するに 余所にネタ取られるくらいなら 先にバラ撒こうと?」

皐月「1件だけでやられたら話題になってまうやろ?」ふっ

つつじ「えげつないわあ」うわ。

 

 


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石燕「と言う事で 即効ベストセラーになったそうっす。」


家康「Σうお!何この招き猫の軍団!!」びくっ

彬羽「貯金箱だ」

粋「Σ貯蓄は良いけど もうちょいマシなの無かったのかよ!!」ひええっ

 


テオドール「すみません。調度私が町の福引きで 貯金箱セット当ててしまいまして。」頭かきかきっ

家康「Σどんな景品!?」

テオドール「私だとこの量を使える程の貯蓄が御座いませんので調度良う御座いました」にこっ

粋「Σいや怖えよ!!」

 

一二三「彬羽さん 猫派だから調度いいべ。」うん。

千様「猫派でもキツくない?」えー。

 

 

蒼月「で、これも一二三ちゃんの将来の為の貯金かよ」

彬羽「子育ては何が起きるか解らんからな。」きっぱり。

家康「完っ全にパパだ」うわあ。

 


白「お前 作家1本にした方が良いんじゃないのか?」

彬羽「そうなると手前の副官がまず居なくなるわけだが「今の無しだ。」


テオドール「物書き、割烹板前、日本の魔王様の副官と」うわあ。

粋「見事に三足のワラジだなあ」ひええっ

蒼月「年末はジジイの手伝いで政務もしてるよ。
4足だよ」

家康「よく体持つなあ」しみじみっ

 

 


焔「えっと。
俺としちゃあ ちっさい嬢ちゃんの応援つか そう言う方向に持ってきたかったんだけどな」困惑っ

一二三「しゃーないべ
今はおらまだ子供だべ。
もうちょいあちこちボンボンなってから 嫌でもレディー扱いさせるだよ」うん。

 

家康「あの、 一二三ちゃんの年齢で女性扱いしたらヤバくない?」

千様「完全アウトよねえ」うーん。

 


焔「いや 前田の殿さんはこれくらいがストライクゾーンで
家康「利家さんは特殊だから。」

 

 

白「誰だ?」

テオドール「流れ的に おそらく歴史に残る有名人 かと?」はて?

 

石燕「家康さんと焔さん、共通の知り合い多いんすねえ」へー。

粋(見事に変な知り合いしか居ねえ。)

 

 

 

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