小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月24日

 

 

 

 

晴明「と言う事でな
取り憑かれた奴がなんぞ無体な事をしておるやもしれん 見掛けたら捕獲しとけとの話じゃ」

粋「最近その手の奴多くね?」えー。

晴明「そりゃアレじゃ
先日江戸城の宝物庫が荒らされたからだの。」

千様「Σえ。何それ」

 

晴明「ピー助の奴が封印代わりに管理しとる呪具の類いがの どうも金目の物と勘違いされたらしくてのー」やれやれっ

千様「江戸城の警備どうなってんのよ」うわ。

晴明「平和になると人間たるむ物じゃい

全く 飯たかりに行ったら伝言役に使われてしまったわ」やれやれっ

粋「江戸城の飯考えたら それくらい良くね?」

 

晴明「とにかく私は伝えたぞ

奇行に及んでおる人間がおっても、それは運悪く呪いの何かを購入してしまっただけの普通の人間の可能性も有る
くれぐれも傷付けるで無いとの話で


家康「うん。言ってる傍から不審な火柱が見えるんだけど」ありゃ。

粋「Σアレ兄貴暴れてねえ!?」ひいっ

 

テオドール「Σおわ!いきなりバトルに御座いますか!?
お手伝い致しませんと!」血液アンプルすちゃっ

粋「Σお前話聞いてた!? 戦力になろうとしなくて良いから!!」ひいっ

テオドール「私、その他大勢の人間等どうでも良う御座いますので」真顔


家康「晴明さーん、あの子どうにかしてー。」あーもう

晴明「何故私に頼む
こうすれば早かろ おりゃっ」

背中蹴飛ばしっ!


テオドール「Σどうわっ!?
 Σぎゃー!日光っ」灰ざらああっ

千様「Σ確かに早いけど!!」ひいっ

 

粋「細かい事はもういいや 
兄貴ーっ それ燃やしちゃダメ駄目!!」あたふたっ

 


ーーーーーーーーー

 

 

白「逃げられた」むすーっ

粋「だから燃やしちゃダメだっての」焦げっ

白「向こうから喧嘩売ってきたのにか?」不服っ

粋「ダメだ カラスパス」ああもうっ

 

彬羽「良いか。それは8割本人の意思じゃねえ
呪いの何かに体を乗っ取られてるだけだ
じゃなきゃ誰が好き好んで手前みたいな怪獣に喧嘩売るか」

白「成る程 お前に言われたく無いけどな」ああうん。

 

千様「納得したみたいね」あらあらっ

家康「てか 喧嘩売ってきた時点で相手が何で有れ容赦無しなんだねえ」苦笑。

テオドール「化け物の世界ではそうで無いと生き残れません故。」

晴明「お主はそれでも生き残れるか微妙だがの」

テオドール「Σううっ」

千様「ちょっとー、うちの子虐めないでよー? 」

 


晴明「冗談はさておき

魔の物は己より強き魔に引き寄せられる習性が有るでな
下手に捜すより己等に引き寄せられて来たのを回収するのが早いのだよ」扇子ぱったぱたっ

白「俺等は餌か」

晴明「左様。
ま、拒否した所で向こうから来るでの

諦めろ」しれっ

家康「他人事感凄いねえ」わお。

 


石燕「成る程 そういう事っすか」けっ。

与一「頭撃ち抜かんで良かったな」うむ。


粋「Σまさか人間なのに襲撃された!?」えええっ


石燕「依頼の品を納品しに行ったら いきなり飛びかかられたんすよ。
与一さんの弓スプラッシュからの具現化つるべ落としで仕留めて回収したっす。」

呪いずももも謎の鈴っ

 

晴明「説明しとらんのにさすがじゃの。」ほう

石燕「相手が人間なら手加減する理由無いっすから」きっぱり。

 

千様「石燕さんたまに頼もしいわよねー」あらあら


白「あれ?与一の弓って魑魅魍魎にしか効かない分 人外にはめちゃめちゃ効くんだよな?」えーと。

彬羽「この場合取り憑かれてる人間はノーダメージのはずだ
適任過ぎるな」ふむ。

 

石燕「まあ またしばらく御仕事っすけどね
て、事で人助けの為に納期破る気無いんでガンバっす」すたすたっ

粋「Σああホントに被害者が人間だとドライ!」


与一「すまん。俺も勝手に動くと怒られるのでな」

家康「与一ちゃん 何気に保護者の言う事聞く良い子だよねえ」

与一「アホなのは自覚しておるでな」遠い目っ

 

 

白「じゃしばらくは襲って来られても加減しなきゃいけないのか
面倒だな」ため息っ

彬羽「加減覚える良い機会じゃ


十年早い!!」

床に正拳突きドガッ!

 

取り憑かれた男「Σおうっ!?」ぐはあっ

千様「Σ彬羽君こそ手加減出来てるそれ!?」ひいっ

家康「Σちょっ 生きてるー!?」ひえええっ

 

 

 

 


白「俺等しばらく固まってた方が良いかな?」

晴明「だのう。
死人が出そうじゃわ」やれやれっ

 

粋「俺は狙われないと思うけど
兄貴等の見張り要るよなあ」うーん。

テオドール「何故こちらを見られるので?」はて?
粋「加減しねえ分 お前が一番怖いんだよ」

 

蒼月「とりあえず妖怪組と モヤシ絵描きはしばらく引きこもりだから良いとして
あ、チビッ子侍にも声かけといた方が良いんじゃないの?」コタツから這い出しっ

 

千様「へ?シロ君?
あの子妖怪じゃないけど?」

蒼月「ガキンチョ本人はね

けどほら あいつは装備品がさ。」

彬羽「成る程 鬼切か。」ふむ

テオドール「確か めちゃめちゃ強い妖刀なので御座いますよね
確かに其処らの妖怪より変なの呼び寄せそうに御座います」成る程っ

 


粋「ん? そいやシロはよ?

朝練ならとっくに終わってるだろ?」きょろっ

 

 

 

シロ『何処の誰かは知らぬが 不意打ちとは侍の風上にも置けん!
そこになおれえええええーー!っ!!』うがあっ

 


白「早速呼び寄せてるな」ああうん。

粋「Σヤバい 一刀両断間違いなし!」

晴明「Σあのガキャ何処におるのだ!?
声だけデカくて解らんっ」きょろっ

 

 

 


呪いの刀地面にどすっ!


シロ「甘いわたわけがっ

あの世で後悔するが良

白「子供が物騒な事するな。」


鬼切蹴り上げっ!

シロ「Σうお!? 何をっ!」

 


白「えーとな。
コイツ呪われてただけで
ほら、何が何だか解ってないだろ?」

操られてた男「??」きょとんっ

シロ「Σはああ!?

何だお前また何か 


鬼切ひゅるるるる

脳天に柄ごすんっ!!


シロ「Σぐはあっ!?」


ばたーん!

 


白「Σあ。」

 

彬羽「そりゃ 真上に蹴り上げりゃそのまま降ってくるだろうな」

粋「一発で場所解ったのはさすがだけどよ
やっぱ兄貴だわ」あーあ。

 

 

白「んー。
まあ良いか サツジン止められたし」やれやれ。

テオドール「結果オーライに御座いますよね」うんうんっ


家康「オーライなの?コレ」ええー。


千様「シロ君 ちょっと大丈夫ー?」

シロ「」白目っ


彬羽「Σん?打ち所が悪かったか?診療所に運ぶか?」はっ

粋「Σえ。マジで!?」

 

白「あ。しまった」

家康「うん。危ないから今度から真上はやめ「違う そっちじゃない」

 


再び操られた男「・・・・」

呪いの刀ちゃきっ!!


粋「Σやべ!忘れてた!」はっ

 

白「人間にケガさせない様にって 俺無理じゃないか?」

彬羽「だな。頼むから動くな」

家康「しゃーない 私が」銃じゃこっ!

千様「Σどう考えてもそっちのが危ないでしょ!!」ああもうっ

 

ひゅぱっ!!


一同「Σえ」


呪いの刀 ぴしっ!

 

ぱきんっ

からんからーん。


粋「Σえ。 シロ!?」

テオドール「ご無事で  Σあれっ!?」

 


ばたーん!!


家康「Σまた倒れた!!」ひいっ

千様「Σちょっとシロ君!?」ひええっ

 


粋「え?え? 何?
侍魂? 失神しても闘志だけでって奴?」えええっ

テオドール「Σジャパニーズ侍凄い!!」おおっ

 

 

白(なんか 今シロも操られてたような?)あれ?

 

 

 

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ーーーーーーー

 

 

与一「鬼切によると 確かに精神面で未熟では有るが良い使い手ではあるので 
あそこで終わられては面白く無いそうだ

よって、手助けは今回のみだとの事だ」


晴明「なんじゃそのツンデレ妖刀。」うわー。


彬羽「何でお前は妖刀と会話出来てんだ?」

石燕「与一さんは元々 弓に残ってた『那須与一』の残留思念が形を成した物っすからね

呪われた武器って意味じゃ同類っす」下書き書き書きっ

彬羽「Σそう言う事か!!」はっ

 

 

白「シロ 鬼切に認められてたのか。」へー

粋「元は兄貴が軽い気持ちでやった物なのにな」

テオドール「軽いお気持ちで妖刀を?」

白「西洋のクリスマスっての有るだろ
子供が欲しがる物をやる日だって言うから」しれっ

晴明「とんでもない日にとんでもない物与えおったな」うわ。

 

 

 


彬羽「主を護るのは良いが、万一また乗っ取って悪さしたら もう一度へし折るからな?」

鬼切「Σ!」びくうっ!

 

彬羽「ん?動いた?
ひょっとして普通に会話出来るんじゃねえかお前

おい、実は聞こえてんだろ」

 

 

 

 

 

一二三「彬羽さん。誰と話してるんだべか」心配っ

小太郎「ノイローゼ かなあ?」わおんっ

 

 

 

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