小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月2日






江戸城 門前】



酒呑童子「・・えーーっと?」困惑っ

魄哉「おや酒呑君 うちに御用ですか?」にっこり

酒呑童子「御用じゃねえわ 近所のおばちゃんかお前はよ」引。

魄哉「ジジむさいとかオカンとはよく言われますが おばちゃんはちょっと」がーん。

酒呑童子「Σ論点そこじゃねえわ!
なんで徳川のトップシークレットがその辺うろちょろしてんだ!
アンタ要人だろ!?」



魄哉「基本デスクワークなんでちょいちょい散歩とかしないと足がつるんですよ
トシは取りたくないですねえ」腰とんとんっ

酒呑童子(あ、やっぱジジイだ) ああうん。



門番「あのー天海様?
そろそろお戻りになられた方が」

酒呑童子「ほれ、御付きの奴等困ってんだろ」

門番「いえ普通に昼休みがそろそろ終わりですんで」

魄哉「あ。ありがとう御座います
いやー お時間教えてくれるんで安心してリフレッシュ出来ますよ」あははっ



酒呑童子(徳川っていったい。)ええー

魄哉「? 酒呑君も中どうぞ

そこ居ると色々危険ですよ」

酒呑童子「Σいや俺部外者「この前毒矢とか凄かったんで急いだ方が」

酒呑童子「Σお前なんて所で気分転換してんだよ!!」門の中ダッシュ!!




門番「まあ 天海様は全部打ち落とされるからな」うん。

番兵「だな、あの人に応急処置して貰えればまず死なんし」うんうん


魄哉「あ。こちらのメンタルに来るんで極力ケガはしないでくださいね」ひょこっ

門番・番兵「心得ました。」びしっ


酒呑童子(Σここの人間共頭おかしい!!)






間。





魄哉「さて、では業務に戻りますかねー」

廊下すたすたっ

酒呑童子「あのよ。着いてきちまったけど俺はどうすれば?」困惑っ

魄哉「あ、仕事見学します?
どうせ暇だから ぶらぶらしてたら城前に来ちゃったんでしょう?」

酒呑童子「いや確かにそうだけどよ
見学って アンタの仕事門外不出の物が多いんじゃねえの?」


魄哉「おや。鬼なのに偉く遠慮というか 気を使う人ですねえ」おやおや

酒呑童子「アンタが適当過ぎんだよ」真顔っ



魄哉「これくらいじゃないと 胃が溶けてなくなる立場ですんでね

今回のは別に見られて困る物じゃないんで気にしないでどうぞ」

重い扉ぎいいっ


酒呑童子「ん? なんだここ」




魄哉「拷問部屋です。」

酒呑童子「悪い 急用を思い出したわ」くるり


鉄格子がしょん!!


酒呑童子「Σうお!出られねえ!?」ひいっ

魄哉「脱走防止の為に入ったら一定時間経たないと空かないんですよ

さて、ではお話してくれますかね?」にっこり


囚人「己に話す事など無いわ!」ふんっ



挿音「ずっとこの調子なんだけどよ
根性焼きでもすっか?」キセルふーっ

家康「やめなさいって お前すぐやり過ぎるんだから」苦笑


酒呑童子「Σお前等居たの!?」


家康「まあうん。 怖いから嫌なんだけどね
立場上知っとかなきゃいけない事も有るしねえ」ため息っ

挿音「いい加減慣れろよ」けっ



酒呑童子「お前ら 日常茶飯事感ハンパねえけどよ
何?コイツ何したんだよ」うええっ

家康「退勤中の天海様への襲撃、傷害未遂です」真顔。

酒呑童子「いや何で VIPが襲われる様な退勤してんだよ」

魄哉「健康の為に歩いてますんで」きっぱり。

酒呑童子「Σそりゃ襲われるだろ!アホか!!」




囚人「ふっ。さすがは天海
己を囮とする事で我等反乱分子を炙り出すかっ」

家康「うん。そう考えてた方が幸せだと思うよ」うんうん。


酒呑童子(この国こんなんで大丈夫か?)えええっ

挿音「ま、親父なら襲撃された所で何の心配ねえけどよ」キセルふーっ

家康「あのねえ。
天海だって不死身じゃないんだから

・・だよね?」えーと。

魄哉「自信なくさないで貰えます?」


酒呑童子(お、殿様は比較的マシか。
頼りねえけど) ふむ。




家康「と言う事で

はいごめんね グロいの苦手だからちゃっちゃと行くよ

中身ぶちまけたくなかったら色々吐いてほら」口に銃口突っ込みっ

酒呑童子「Σ落ち着け それが1番グロくなる!!」ひいっ

家康「だからグロくなる前に吐こうねって「殿、それじゃしゃべれません」


家康「Σあ」はっ


酒呑童子(人間はこんなのばっかか) 精神的疲労ずーん。



挿音「だっから俺に任せろっつんてんのによ」

魄哉「君に任せるとお話する前に体力尽きるでしょう?

その辺は亀の甲よりトシの甲 見てなさい」

囚人「Σ!!」ぎくっ


魄哉「人間のかつら剥きって見た事有ります?」菜切り包丁ふふふふふっ

囚人「Σひいいいい!!」


酒呑童子「Σストレートにエグい精神攻撃!」背筋ぞわっ


挿音「もう普通に爪に畳針で良いだろ?」畳針すちゃっ

囚人「Σ!!」冷や汗ぶわっ

魄哉「僕それ嫌いなんですよ
血が出ると痛め付けてるって感じがするじゃないですか」えー。

家康「うん。かつら剥きのが絶対出るよね
ここは1つ 」よいこらせっ

挿音「? 桶なんて何に使うんだよ」

家康「ここに座って貰って 上からムカデとかクモ流し込むとかどう?」


酒呑童子「Σここは鬼の巣か!!」ひいいっ




白「たのもー。迷子来てないか?」

鉄格子がしょん!

挿音「Σてめこら!城の備品壊すなっつってんだろ!! 」

白「あ。ごめん

で、酒呑童子見なかったか?
人魚に追っかけ回されて逃げてから見付からな あ。居た。」


家康「え?お前女の子から逃げて 江戸城に逃げ込んで来たの? 」えー。

酒呑童子「Σ逃げこんでねえし!
つか ぐいぐい来る女は苦手なんだよ!!」うがあっ



白「次からは控えめにするから帰って来いって言ってたぞ。
当社比でって付け足してたけどな」

酒呑童子「Σ前も聞いたわそんなの!!」




囚人「うおお天の助けっ!!」だだっ

挿音「Σあ。待てこの野郎っ!」

家康「Σこら待ちなさい!撃つよ!!」銃じゃこっ



彬羽「ふんっ!」

石灯籠ドコシャッ!!

囚人「Σぎゃああああーー!っ!!!!」




しーん。




家康「・・あの 」えーと。


彬羽「安心しろ 当ててない」ふんっ

挿音「お。マジで 頭のギリ真横だ怖っ」

囚人「」白目っ


家康「よし。今の内に回収回収」よいせっと。





彬羽「お前な 店の用心棒が女に負けて居なくなったら誰が番するんだ」

酒呑童子「お前が居れば何も問題ねえじゃねえかよ」げんなりっ

白「バカラスは厨房に居ないとダメだろ
ほら早く帰らないと 俺の昼休みが終わる」むう。

酒呑童子「Σあ。お前今日芝居小屋か」はっ

白「うん。
昼抜きはキツイ」ぐうううっ


彬羽「そういう事だ
あの町は治安悪いんだ
バイトとは言え適当な事するんじゃねえ」すたすたっ

酒呑童子「いやお前もバイト
いや何でもねえわ

だな。さっさと戻るか」


白「ん? 珍しく素直だな」あれ?


酒呑童子「ここの奴等に比べたら お前等のがまだ癒し系だな。って」ふっ


彬羽「・・Σ癒し系!?」引っ

白「お前どんな怖い目に逢ったんだ」



酒呑童子「いやお前等マジで平和だって

かつら剥きとか大根にしかしないだろ」遠い目。


白「帰りにコイツ 飛天に診て貰おうか?」

彬羽「お前昼飯は「江戸城怖いのよく知ってるから
後で弁当出前頼む」はーやれやれ




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