小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月20日

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千様「あら?茨木君 来てたのー?」

茨木童子「いやその 今朝冷えたもんでその」ふっ

白「酒呑童子が緊急入院したんだ。」

千様「Σは!なんで!?」えええっ

彬羽「ここの所の急速な冷えで腹壊し倒してるのに暴飲暴食で胃腸炎起こしたらしくてな」

茨木童子「ほっとくとすぐ酒飲もうとするから入院で強制断酒だよ」遠い目。


千様「え?え?この辺で入院って まさか」嫌な予感っ


彬羽「飛天の診療所で動けない様に一服盛られて監禁されて「Σ病院って何!?」ひいっ


茨木童子「そうでもしなきゃ診療所破壊して逃げるからなあ あの馬鹿」はーやれやれ。

シロ「いや一服とは 腹やられてるのに大丈夫なのか?」

茨木童子「神経毒?だからあんまり胃腸に負担はかからないとか」えーと。

白「思いっきり毒って言ってるな」ああうん。



茨木童子「ちなみにこちら処方箋。どこに出しゃ良いのこれ」ぴらり。

千様「『馬鹿に効く薬』って書き殴ってるわね」あらー

シロ「飛天の奴がキレるとは」うーん。



茨木童子「あ。ひょっとして人の世界にはそういうのあったり!?」はっ

彬羽「んなもん有ったら真っ先にこいつに使ってると思わねえか?」

白「馬鹿につける薬は無いんだぞ
馬鹿でも知ってる」どやっ



魄哉「予想はしてましたが、急に冷え込むとあちこちに被害が出ますねえ」うーん。

家康「だねえ。
うちも今年初の 蒼月冬眠未遂事件起きたし」


蒼月「何処ぞの加減知らずが熱湯にぶち込んでくれたお陰で 目が覚めたけどね。
ホントさっぱりしたよ」けっ

粋「Σ悪かったって! しゃーないだろ俺火加減下手なんだよ!!」

テオドール「白さんの直にあぶり焼きよりはマシでは御座いませんか?」

蒼月「Σ俺そんなされかけてたの!?」ひいっ

テオドール「蒼月さんなら脱皮して元に戻るとか言われてましたが 何か嫌な予感がしたのでお止めしました。」

蒼月「Σ出来ないよ!? うおおセーフ!!」背筋ぞわっ


彬羽「あのな。脱皮はそういう仕組みじゃないからな?」

白「あれ? ダメージ受けたら脱皮して元に戻るんじゃ「完全に化け物だろそりゃ。」





石燕「いや バケモンっすよね?」

彬羽「・・・そうだったな。」気まずっ


白「? ?」混乱っ



茨木童子「えっと、そんな感じで入院費かかりそうだし 何か日雇い的な仕事無いかなー?って」

魄哉「君も大変ですねえ」苦笑。

家康「あれ?診療所って幕府が費用全部持ちじゃ無かった?」



茨木童子「いや 鬼は保険適応外だとかでさ。」

魄哉「人外が入院する事想定してませんでしたので誠に申し訳無いです」

蒼月「えージジイ 権力者なんだからその辺どうにかねじ込めないの?」

魄哉「いえ、戸籍があるのが基本と言いますか
防犯の為に身分が解らないと診れないシステムなんですよ」

千様「偽造したら?蒼月君の得意分野じゃない」えー。


魄哉「そういうのは頻繁にやるとボロが出ますので何か他の手を

茨木童子「いやもう本気で稼ぐから どうどうと不正の相談はちょっと」冷や汗どばっ


家康「あー慣れてないとキッツイよね」あっはっは。

シロ「政治家とは汚いな」しみじみ。


魄哉「しかし日雇いですか

今日すぐのって何かありましたかねえ」うーん。

家康「もうちょい後なら 年末の工事やらの人足募集有るけどね」えーと。


シロ「ふむ、探しておると無い物だな」

茨木童子「貯金なんて最低限で良いと思って貯めて無かったのが間違いか」くうっ

石燕「普通 鬼が入院とかしないんでそれで良いと思うっすよ」苦笑。




魄哉「・・ あ、そう言えば江戸城夾竹桃の具合がちょっと悪いかもしれないですね
ほら植物ならお得意でしょう?ちょっと診て頂けませんか?」

茨木童子「普段はそれどうしてんの? 」

魄哉「Σえ」

千様「無理矢理仕事作ろうとしたわね」ああうん。


茨木童子「ちなみに本当に具合が悪そうならまず葉の裏の虫とか見て、よく人間がやる幹にワラとか撒いてるのは取る事。あれ害虫の巣になるからな
で、場合によっては土から見直す いや案外地中でモグラか何かに根っこかじられ(以下略)」




白「こいつ これで商売出来るんじゃないかな」ふむ。

彬羽「だな。 今すぐ収入に直結は難しそうだが」



茨木童子「しゃーない。町に出て何か探すか」頭かきかきっ

シロ「Σいやお前ツノ! んなでかいの隠せんだろう」

茨木童子「虚無僧的な笠被れば隠れる隠れる」

蒼月「んな不審者誰も雇わないと思うよ」



家康「あの、天海」

魄哉「待ってください えーと人員募集人員募集

Σあ」




挿音「よう。 短期で稼げる仕事探してんだって?」

茨木童子「」

千様「その言い方は完全アウトね」うわー。





魄哉「・・徳川忍軍
常に人手募集中 です。」目そらしっ

茨木童子「Σあんたの部下なのになんでそんな全てを諦めた感じ!?」ひいいっ


挿音「で、どうよ?
調度ちっとややこしいの抱えててよ
腕の立つのが要んだよ」

茨木童子「いや腕が立つ前に俺隻腕なんだけど」


挿音「んなもん問題ねえねえ
何なら何本か指ねえ奴も要るしよ
なんならツノ出しっぱでも 鬼ならそりゃ頼りになるわって奴等ばっかだしよ」わははっ


シロ「Σ徳川忍軍何か悪化しとらんか!? 」ひいいっ

魄哉「おおらかな分 なんぼか良くなったんですよ」ふっ

家康「だねえ。戦国バリバリの頃は修羅だった」うんうん。



挿音「ちなみにこれくらいでどうよ?」そろばんぱちんっ

茨木童子「Σえ。こんなにっ」

魄哉「こら 契約前に仕事内容説明しなさいってば。」ほんとにもー。

石燕「茨木さん 完全にヤバい人に騙されるおのぼりさんっすねえ」あーあ。

一同(Σ人間怖っ)





シロ「その何だ
無事に帰って来るのだぞ。」

茨木童子「あの、そう思うならフラグ立てんのやめてくれる?」





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【幕府公営診療所】

飛天「なんかお宅のNo.2 マジで徳川忍軍が欲しいって言ってるらしいぞー」

酒呑童子「Σはああ!? え?ちょどういう!?」えええっ

飛天「詳しく知らないけど ほら植物使いだろ?
種の1つも持ち込みゃ結構何でも出来るし 忍の仕事に向いてるとかってさ」

酒呑童子「Σまさかの天職!?」

飛天「だな。
さっさと治しちまわないと ぼっちになっても知らないぞー」


酒呑童子「いや 俺なりに頑張ってんだけど
つか この魔よけ札べったり居るか?」金縛りっ

飛天「それは俺じゃなくお前の副官殿から
毒盛ったくらいじゃ逃げるだろってさ」

酒呑童子「Σよく解ってやがるなあの野郎!!」



飛天(早く引き取って欲しいな 煩えよー。 )ため息。







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