小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月25日

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白「うーん。」悩。


シロ「ん? 何だ真面目に珍しい
手紙か?」



白「読めない。
バカラス パス。」ぽいっ

彬羽「だろうな。」


シロ「もはや学べとも言わんのだな」哀れみの目。



彬羽「んなもん言っても無駄だろが。
一体誰から何の要件・・・」

シロ「ん?どうした?」



彬羽「蒼月は居るか?」

シロ「は?
そりゃ暇人なので常にその辺おるが?」

彬羽「そうか。
魄哉の仕事は今どんな感じだ?
書類関連なら蒼月で代用可能な感じか?」手紙じーっ

シロ「いや。それの見分けつくのはお前くらいだろうが
ちょっと待て何が書いてあるのだそれ」


彬羽「聞くまでもねえだろが
粋の奴は居

粋「なんで聞くまでもねえの?

つか、その面子って何とケンカする気だよ」


白「何か解らないけど 暇そうなの片っ端から集めるか?」

彬羽「Σお前はうろちょろするな!!大将だろが!」くわっ



千様(大変そうなのに毎度緊張感無いわねー)お茶ずずー。




白「で、誰が何した?」

彬羽「大江山酒呑童子から 宣戦布告だ。」眉間にシワ


粋「Σこの前苦労して腕返したのに!?」


彬羽「腕が戻って本調子になったんで本気で暴れたくなったとかそんなだろ

あの山の奴等馬鹿で有名だしな」ため息。



シロ「相当嫌いなのだな」

粋「聞いてたら脳筋みてえだし
そりゃ理屈カラスとは合わねーよなあ」納得。



白「あいつら解ってるのかな?

じじいに押し付けられたとは言え 一応俺この国の化け物大将なんだけどな」はて。

彬羽「おそらく酔っぱらってノリでやらかしたとかそんなだろ

見ろ このきったねえ字を」手紙ぺろんっ


粋「Σもはや字じゃねえ!!」

シロ「Σよく読めたなこんなの!!」

彬羽「そりゃ眉間にシワも寄るってもんだろ」


シロ「Σ待てい!深刻な感じだったのはそっちか!?」




彬羽「そりゃあな。

言わば 山賊と国1個のケンカだぞ?
梁山泊でもない限りまともなケンカにもならねえだろ」

粋(Σ梁山泊って何っ!?)



白「?」

シロ「すまん。こっちも説明求めとるので例えは子供向けくらいの感覚で頼む。」


粋「えっと。
つまりは山に立てこもってる 鬼の一派が勢いでケンカ売ってると」

彬羽「恐らくな。
酔いが冷めたら血の気が引いてるパターンだ」

シロ「どれだけアホなのだ そいつら。」うわあ



千様「ねえねえ、
酔っぱらいの戯言なら 相手しなくていいんじゃないの?
さっき彬羽君 真っ向からケンカする感じだったけど、別に事を荒立てなくていいんじゃないかしら?」





白・彬羽「甘い。」きっっぱり

千様「Σなんで毎回こんな時だけ意気投合なの!?」



白「ここで何もしないで無視してたら 『あ。びびってる』とかって調子に乗るんだよな こいつら」

彬羽「だな。引き際を知らねえと言うか
墓穴を掘るのが上手すぎると言うか」


一同(酒呑童子一派 絶対初犯じゃないなコレ)うわあ。





彬羽「という事で 仏の顔も三度までって言うだろ

今回は 徹底的に逆らう気を叩き折って踏みにじる!!」くわっ


白「仏の顔って 阿修羅みたいだな」

千様「あら。白君阿修羅知ってるの?
お勉強したのねー」にこにこ。


粋・シロ(まさかの三度目かっ!!)





白「んじゃ うろちょろしないで大体お前に任せといて、
ケンカする時に加減なしで暴れればいいのか?」

彬羽「加減はしとけ。
お前が好き放題やると関係ねえのまで消し飛ぶだろ」


粋「あのー。流れ的にひょっとして俺も?」

白「数でも泣かすからな」うん。

粋「Σ巻き添えで痛い目に合う気しかしねえ!!」ひいいっ


彬羽「お前も頼むぞ
消火班は要るだろ」

シロ「Σ待て待て待て!こいつの火なんぞ消せるか!!」




石燕(与一)「出番か?」わくわくいそいそ

彬羽「・・・・まあ。間違っちゃいねえが」


白「鬼とケンカするのに 体が石燕なのはなあ。」うーん



石燕(与一)「だああこれだから貧弱な宿主はっ!
頑丈なお前ら!ちょっと体を貸せ!!」くわっ

粋「Σオバケも見えない奴に無茶言うな!!」

シロ「石燕でも馴染むのに時間かかったろうが!
そもそもお前は存在がプライバシーの侵害だろが誰が貸すか!!」












家康「あれ?石燕ちゃんどしたの?」


千様「今は与一さんよ。
ちょっと拗ねてるだけだから放っておいていいわよー」



彬羽「さて。
どこから切り崩すか」大江山の地図ばさっ

粋「お前結構ノリノリじゃねえ?」

白「真面目ぶってるけど やっぱ根っからのテロリスト「黙れ。」








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飛天「ちゃーす。

いやー参った参った 遠出してたら変なのに絡まれてさ
とりあえずシバいといたけど。こいつどっかで見た事ねえ?」

どっこらしょ


魄哉「Σ大江山酒呑童子ーーッ!?」お茶ごふっ




挿音「お前こんなもんどうやって仕留めたよ」

飛天「今ツボ治療にハマってんだよ

んで、ケンカ売られたからつい3日は食事不可になるツボに全力で一撃を」


魄哉「カラス天狗の腕力でですか。」うわあ

挿音「3日どころか 2度とまともにメシ食えなくね?」

飛天「Σう
や、やっぱ お宅の黄龍サマに怒られるかなあ?」どきどき


魄哉「成る程。
やっちゃった気持ちは解りますが 江戸城に鬼持ち込まないで下さい」けほっ





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