白「疲れた」ぼーっ
魄哉「お互い年末はキッツイですねえ」よれれっ
白「なんだその派手な袈裟 でっかい葬式でもあるのか」
魄哉「いえ生臭ですんで、これは江戸城で年末はしゃいではめハズすんじゃねえぞ的なお話しなきゃいけないんで正装を
蒼月「ねえ、ツッコミ誰か仕事しろよ」
千様「よしよし。お役者業はこの時期大変よねー」
白「何より舞台が寒い 布団に会いたい」ふらふらっ
家康「明日も朝起きないってゴネるねこりゃ」あーあ。
シロ「プロ意識が有るのか無いのか」うーん。
粋「有るから舞台上ではしっかりしてんだよ
けど兄貴って基本ユルいから 終わるとその反動がどーんとよ」
白「ぶっちゃけ フルパワーのバカラスとケンカする方が楽だと思う」 ため息。
一同「Σ役者業えげつなっ!!」ひいいっ
彬羽「人を変なバロメーターに使うんじゃねえ」
蒼月「いやだってお前ほら
基本ダメージ通らないじゃん?
で、カウンターがくっそ重いでしょ? 大概肉塊でしょ?
そんなのとケンカのがマシって」えええ。
彬羽「いやケンカするならあっちのが面倒だからな?
ちょろちょろマトモに当たらねえし人の神経逆撫でする攻撃ちまちまかまして来る上 いきなり大技来るからな? 」
シロ「つまり双方この上無くやり辛い相手だと」ふむ。
千様「そっちのがマシって相当キッツイのねー」
白「とりあえず寝たい
布団」よれよれ
家康「お前の部屋そっちじゃないよ?」
シロ「そっちは厠だぞ どこで寝る気だ。」
魄哉「かいまき便利ですよ。」そっと
白「おお。袖のついた布団」おおっ
蒼月「Σちょい待て 今どこからだした!?」
魄哉「いつでも仮眠できるよう持ち歩いております。」真顔っ
シロ「いや 理由ではなく何処からと もう良いわ」
魄哉「すみませんね。連日書類の山と戦い過ぎて若干脳ミソが」あくびっ
千様「こっちもヨレヨレねー」
白「すやー。」
粋「Σうっお。寝るのはやっ!」
小太郎「子供でもここまで寝付き良く無いよな」わおんっ
彬羽「おい、大丈夫なのか?これは
確か夜にまた出番だろうが」
粋「んー。相当キテるっぼいから一旦休ませようとは思ったけどよ
絶対ゴネるから叩き起こしよろしく」
彬羽「Σやっぱりか!!」
小太郎「また彬羽が鍛えられるんだなあ」
シロ「どんどん強度が増していくのは自己防衛の為か。」納得
魄哉「さて、白君も頑張ってますし僕も気張りますか
全く 年末年始は変な事する人が多いんですよねえ」しぶしぶ。
蒼月「わざわざ上が注意喚起しなきゃいけないとかさあ、徳川の奴らガキか何かなの?」
魄哉「世が平和だと 人間なんて多少はアホになるもんですよ
トラブルが隣に有ると思わないんでしょうね」
家康「いわゆる平和ボケだね」うんうん
粋「ん?トラブル?」ふと。
シロ「む?」
粋「なあ、妖怪共って この時期は大人しいとか?
兄貴に持ち込まれるそっちのトラブル ここ数日ねえよな?」
彬羽「言ったところで大将がこんな状態で手が回るのか?」指差しっ
蒼月「うん。うちの大将 そんな余裕も体力もないね」
白「ぐう。」すやすや
コマ『幸いしょーもない些事ばかりなので、全て彬羽さんが強引に片付けております。』筆談っ
粋「Σ副官凄え!!」
彬羽「妖怪のトラブルなんて八割腕っぷしでどうにかなるからな。」 しれっ
魄哉「Σえ。君、割烹バイトと瓦版の記事と政務の手伝いに加えそれですか!?」
彬羽「さっきこいつらもネタにしてたくらいスタミナには定評が有るからな。」
家康「いやスタミナ有っても普通無理無理無理っ」
シロ「ふむ、俺も知らなんだが いったい何があったのだ?」
石燕(与一)「私は手伝っておったぞ、弓は色々使えるのでな
えーと確か
コマ『三國で言うところの落鳳破を思わせる地の利を生かした一網打尽策に、相手の心理を逆手に取った正面からの攻めからの休み無しの夜襲。
なお、年末ではっちゃけた大江山の酒呑童子が懲りずに軍勢集めて喧嘩売ってきた模様です』筆談さらさらっ
シロ「Σ総大将寝てる間に偉い事になっとらんか!?」
彬羽「こういう戦術でどうにかなるもんなら俺でも出来るのだがな」うーん。
家康「お前 意外と戦向きだねえ」ほうほう
蒼月「つーか。普段のしょーもないトラブルは苦手なのに何それ ガチ戦してんじゃん。」うわあ
彬羽「今年は特にこいつには借りが出来てるからな。手は抜けねえ」真顔。
蒼月「あ、一二三ちゃんの晴れ着に1票。」
家康「んじゃ 羽子板に1票。」
千様「えー。 正月用品全般に張り込んだはダメ?」
小太郎「一二三絡むと仲良いよなホント」うわあ。
シロ「成る程。それなら稼ぐ方に全力注いで貰った方が良いという事か」ふむ
蒼月「いや皆納得しないでよ。」
粋(兄貴こんなだけど芝居小屋トップだし、気張らなくても買えるんだけどな
助かるから黙っとこ。)
魄哉「よし。では僕も行ってきます」しゃきっ
家康「Σいきなり元気になった」
魄哉「なんかホッコリしたら元気出ました。
僕も負けずに行ってきます」すちゃっ
千様「アンタも大概スタミナ有るわよね」
彬羽「て、事で 俺は殴っていい相手とか喧嘩出来ねえんだ
気張れ大将」
頭べしっ
白「んー。もう起きる時間か」もそっ
粋「年末は戦だよマジで。」うん。