小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月15日

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彬羽「暑い!」くわっ

蒼月「夏だからね 血圧下げろよだから暑苦しいんだよバカ」

彬羽「Σ黙れ冷血蛇が!」

蒼月「そだよー変温動物だもん、今更何言ってんの?バカ?バカなの?あ、バカでしたー」ははんっ




家康「必要以上に煽るから」苦笑。

蒼月「Σあだだだだ!痺れ札やめろよ!痛い痛いちょ気持ち悪いいいいっ」しびしびしびっ

魄哉「人の嫌がる事をするなって言ってるでしょう。」ぷんすかっ



彬羽「ったく この暑苦しいのに鬱陶しい」髪の毛結びっ

千様「あらー 普通に括ってても暑くない?
白君みたいに三つ編みにしたら?絶対可愛いわよー」のほほんっ


彬羽「いや、大して涼しくなかった」真顔。

千様「Σ試したの!?」

家康「今年はぶっ壊れるの早いねえ」うわあ。



彬羽「切れば切るで半端に伸びた時鬱陶しいしどうしたものか」うーん。

魄哉「妖怪の類いは下手に髪型弄れませんしねえ」

家康「そなの?」

魄哉「種族にも寄りますがね
僕みたいに人型ならこれくらいの長さでも 半鳥の時は伸びるパターンも有りますし」

千様「前から思ってたけど アンタの毛根どうなってんの?」

魄哉「変形する時点で今更でしょうが」きっぱり。



白「つまりバカラスが散髪すると カラスになった時にてっぺんハゲるのか?」

彬羽「Σハゲるか!!」

蒼月「ムキになる辺り怪し Σぎゃー」しびしびしびっ!


小太郎「学習しろよお前」わおんっ

魄哉「悪意に反応して痺れるんですよそれ」

蒼月「地味に凄いもん作ってんなよ 」ぐったり。


粋「あれ?お前も化けてんだっけ?」

彬羽「一応はな。
カラス天狗は人に違い姿で一生過ごすんで、化けてても素みたいな物だがな」うちわパタパタっ

家康「へー。飛天はそのまんまだって聞いたけどね」

彬羽「あいつは人の血入ってるからな」

家康「あ。そっか」



粋「人の血混ざりでも俺化けるけど?」

彬羽「お前らはあの爺さんからして 化け物の中でも化け物じみてるだろ
そこらの混血とは違うんじゃねえのか?」

魄哉「混血自体がウルトラレアなんですがねえ」苦笑。



小太郎「お前 一番化けそうなのに化けないなそう言えば」わんっ

白「俺そんなイメージなのか。」ふむ。

家康「言われてみればそうだねえ」うんうん。


蒼月「たまーに千ちゃんの能力無効化食らうと変な模様浮き出てるけどね
はえーと。 髪の毛の色黒に変えたりツノ引っ込められるくらい?」

白「結構化けれてないか?」あれ?

彬羽「派手に変化する奴が多いとどうしてもな。」うん



魄哉「Σあれ?ひょっとして僕のせいですか!?」はっ

家康「うん。めちゃ派手派手だね。
てか鳳凰って名前からして派手だからね」うんうん。

小太郎「お前も髪の毛ボンって伸びるし 全身模様出るしなあ」わおんっ

粋「金ピカの鳥よりまだ地味じゃね?」えー。





石燕「粋さんて勾陣の時の意識あったんすか?」ひそっ

シロ「会話が可能な時はな。
雄叫び上げとる時は意識も自我も無いぞ
下手に近寄ったら挽き肉だな」うむ。

石燕「あー1番ド派手な時の記憶ないんすねえ」納得





間。






一二三「Σうわ!なんだべ?」ぎょっ


小太郎「えーとな。彬羽が暑いの苦手だろ?
で、魄哉が昔見た海外の室温冷却装置みたいなの作ってんだけどさ」うーん。


シロ「結局俺が冷やすのならワケの解らん装置要らなく無いか?」

魄哉「快適な温度ってのは ただ室温を下げるだけでは無いんです」

千様「部屋狭くなって快適にはほど遠いんだけど「慣れて下さい。」




彬羽(また変な事が始まってしまった。)困惑っ

家康「気にしなくて良いよ あいつがデスクワークでたまったストレス発散に工作したいだけだから」肩ぽん。

彬羽「そもそも政務無視して遊んでて良いのか」

家康「ストレス発散したらガーッと仕事出来るタイプだから大丈夫っちゃ大丈夫。」うん。



魄哉「日本の夏が暑いのは湿度が高いせいです!
日本より昼間の気温が低い砂漠でも 湿度が低ければ日没と共に気温は一気に下がり寒いくらいになるんですよ」

千様「それは凄いけど この装置と何の関係が有るの?」


魄哉「ヒント。結露です

こういうツルッとした容器に冷たいものを入れて置くと温度差で水滴が出来ますよね?
それを利用して 空気中の水分をこれの表面に集めれば?」

粋「カラッと快適?」

魄哉「に、なるはずなんです。」

蒼月「その辺うろ覚えなんだね」ああうん。


魄哉「滅んだ古代文明の事なんて細かく覚えてませんからねえ。 記述も無いですし」

家康「古代文明凄いねえ」へー。

彬羽「おい。さらっととんでもない事言ってないか?」


一二三「えっと。
つまりこの中にシロさん放り込むんだか?」

白「中冷やすって事はそうだろな」うん。

シロ「何の嫌がらせだ
そこそこの大きさの氷ぶちこんどけばよかろうが。」


魄哉「という事で そこそこの大きさの氷お願いします。」にっこり

シロ「Σん!? 中に水を入れたりはせんのか!?」

魄哉「空気中の水蒸気も出来るだけ凍らせといた方が効率的じゃ有りませんか?」はて。



粋「悪気は無いんだろうな」うん。

白「あれにいっぱいって 夏場は大変だと思う」うん。

家康「Σえ。そうなの!?」

彬羽「コイツらみたいにその辺に漂う火でもそこそこ高等なレア能力だぞ
何も無い所に固体とか どれだけ集中力要ると思ってんだ」

千様「意外と皆器用なのね」へー。



シロ「しっ仕方あるまいっ
夏場なので少し時間はかかるかもしれんがなっ」わははっ

蒼月「あのさ、断って良いと思うよ?」



魄哉「?」

石燕「まあ、御自分が能力桁違い過ぎるとそうなるっすよね」しみじみ。

家康「ビーム撃てる軍師だからねえ」苦笑。






数時間経過。





シロ「ふっ。どうだ大した物であろう」ぐったり。

魄哉「Σシロ君!?ちょ どうしたんですかっ!?」ひいいっ



千様「Σまだやってたの!?」ひいいっ

蒼月「Σぎゃっ何この氷山!! 見栄張ってバカじゃないの!?」

家康「あー口悪いけど痺れないって事は 心配の方なんだね」ふむ。

蒼月「Σ分析すんな!
つかこの札剥がせよ 自分じゃ取れないんだよ!!」

家康「面白いからそのまんまでよくない?」えー。

蒼月「Σ嫌に決まってんだろ!」




粋「うわー よく頑張ったなあ」うへえ

一二三「でもこれ 涼しいだか?」あれ?

千様「えー。ほら結露いっぱいついてるしー

ん?でも確かに氷の近くは涼しいけど」あら?



白「外雨だしな。」障子開けっ

魄哉「Σうおいつの間に!」がーん。

家康「うん。日本のジメジメには追い付かないかもしれないね」あちゃー



蒼月「マジかよ ガキんちょ犬死にかよ」うわあ。

シロ「Σ生きとるわ!!」がばっ

小太郎「そういう単語に犬入れるなよ」わんっ



彬羽「その何だ
俺が言える立場では無いかもしれんが

ただ邪魔なだけじゃねえのか?コレ」

シロ「Σぐはあ!!」

家康「Σ間違ってないけど疲れた心にやめたげて!!」ひいいっ



魄哉「あーしかしコレは。
一旦除湿した分の水分が、溜まって暑さでまた蒸発してムシッと うわー。この国を甘く見てましたねえ」うわあ。

千様「あらやだ逆効果?」



粋「Σあ。シロの意識飛んだ」

蒼月「Σどんだけ気合い入れてたんだよ!!」


白「あれ? コレまずくないか?」

石燕「へ?」




白「えっとな。前にシロが氷コントロール出来なくて鍛練鍛練言ってた時にな

限界までそこら凍らせまくって失神した後 意識有る間の万倍辺り凍ったんだ」

家康「あれ? そのパターンどこかで」はっ



粋「Σ前のお前が脱皮でくたばりかけた奴と同じじゃ!?」ひいいっ

蒼月「Σいやいやいや!意識無かったし知らない知らない!何俺そんなだったの!?」


彬羽「と、なると

まさかっ」氷山チラ見。




ぱきっ


一二三「なんか音してるべ?」

パキパキっ



魄哉「あ、ヤバいですねコレ」


バキッ! メキメキメキャッ



白「氷って なんで凍る時 盛り上がるんだろうな?」

小太郎「Σ後で解説して貰え!!」ぎゃいいんっ!!


家康「総員待避ーーっ!!」ひいいっ








千様「Σいやー! 暑いのに冷たいいい!!」ひいいっ

魄哉「家燃やさない様に溶かせませんか!?」簡易結界っ

白「んー。頑張れば出来


粋「Σうお何だコレ! 全然溶けな
Σうっぎゃあああー!!」

かちーん。

一同「Σ負けた!!」ひいいっ



千様「Σいやああ!粋くーん!」きゃあああっ

魄哉「大丈夫です!あの子ならボコられ慣れてるんで凍ったくらいじゃくたばりませんっ」

小太郎「嫌な信頼だなあ」うわあ。



白「暴走のまんまじゃシロも危ないし急ぐか。

バカラス 氷の出来るだけど真ん中に深めの穴開けれるか?」

彬羽「おい、火属性が触ったら凍るのに何無茶言いやがる」



白「お前病的な暑がりなんだから1発くらい行けるだろ」

彬羽「それもそうか。」ふむ。


家康「Σ納得しちゃうの!?」


ばきゃあっ!!



蒼月「Σうおマジで行った!!」ひいいっ



魄哉「一応補足しておくと
単に彬羽君がめちゃ頑丈なだけです」結界維持中。

石燕「あー。成る程 ビビったっす」苦笑。




白「こういうのはな
内側から燃やせば簡単に崩れるんだぞ」

火ぼぼっ

一二三「Σえ 粋さんがへばりついたまんま



白「死なない死なない。」

ごうっ!




石燕「手慣れてるのはありがたいんすがねえ」うーん。

蒼月「ねえ。俺よりこの人達のが万倍酷くない?」




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【割烹 春一】


朱禅「お。珍しい
時間ギリギリじゃねーかよ。何か有ったのかと思っ Σうお!何それっ」びくっ


彬羽「そうか。セーフか
ちょっと色々有ってな

手前ぶるぶるって妖怪を知ってるか?」

朱禅「真夏でも取り憑かれたら凍死する奴な
なんて物つけてんだよお前」


彬羽「コレで適温に感じる辺り やはり病的か。」うーん。

庵「何騒いで Σぎゃ!何くっつけてんの!?」ひいいっ

彬羽「はた迷惑だからいっそ雇った。」

庵「へ?はた迷惑って何が?」




ぶるぶる「あら此方もいい男。」すいーっ

朱禅「Σぎゃー来んな来んな!俺寒いの無理!!蛇っ蛇だから!!」ひいいっ




ひな「彬羽さん毎年大変ですもんねえ
氷水に手突っ込んで暑い暑いって」

彬羽「だな。
シロの氷くらいじゃ案外平気かも Σん?待てよ まさかありゃ比喩じゃなかったのか!?」はっ

庵「またなんか有ったの?」




ひな「て、事でぶるぶるさん。
人の男に手出すと煮込みますよー?」鍋ぐつぐつ。

ぶるぶる「Σひいいっ!」

朱禅「Σそんな人前でストレートな!!」



庵「うわバカップル暑苦しい」けっ。




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