小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月3日

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粋「ってえええ」頭ずきずき

千様「Σぎゃ!頭どしたの!?」

小太郎「うわー。パックリ行ってる」

シロ「コレは酷いな」うわ




千様・小太郎「で、今度は何要らん事言ったの?」真顔。

粋「いや。兄貴じゃねえから
つかさすがに頭カチ割らねーから」



シロ「Σ違ったのか!?」

粋「Σお前もか!!」




家康「庭の池の魚に餌やろうとして コケに滑って転んで庭石に頭打ち付けたらしいよ」ガサゴソ包帯用意


小太郎「Σうわどんくさっ!!」

千様「前から思ってたけど 受け身覚えた方がいいわよ?」

粋「いやー 転んでもいいと思うとコケ倒しそうで」うーん。


シロ「いや。受け身取れんと今回のように頭打つからな
そもそもあれだけ暴れてて出来なかったのが驚きだ」




挿音「いっちょ指南してやろうか?」

粋「Σせっかくですが結構ですっ!!」ひいいっ



家康「ちなみに徳川忍軍鍛練初歩
受け身習得は自力で出来るようになるまでひたすら投げ飛ばされるよ。」

粋「Σ忍って何!?」ひいいっ


千様「そんなだから人手足りないんじゃないの?」

挿音「これくらい自力で出来ねーと後々命に関わるっての」キセルふー。

小太郎「俺 犬で良かった。」※忍犬の特訓済狼。






魄哉「血止まりました?」ひょこっ

粋「んー。止まったけど なんかまた噴射しそうな」

魄哉「あ。じゃいっちょ縫っときます?」

粋「Σ繕い物感覚!?」頭おさえっ!


家康「あの。その子回復早いから大人しくしてれば別にいらないんじゃないかなーって」


シロ「Σあの家康が助け船を!!」おおっ

千様「Σえええ!うそっ」ひいいっ

挿音「来客用の茶菓子食ったの粋のせいにしようとか思ってんじゃね?」キセルすぱー



家康「見てて痛いの!!傷口見ると下腹気持ち悪くなるでしょ!

てかそこ!さりげにバラさないっ!!」




一同(傷口って。 戦国武将・・。)




魄哉「口縫います?」縫い針きらーん

家康「Σぎゃー!ごめんなさい!!」ひいいっ




粋「あのー
縫うの無しだと俺はこのままパックリでウロウロしてていいのかな?」挙手。

魄哉「あ。忘れてました。

そのままだとバイ菌が入りますので清潔な布で保護しときましょう」ぐるぐる。





千様「口縫われなくて良かったわねえ」

家康「うん。両袖縫われて手が出せないけどね。」ふっ

挿音「おー。すっげえ早技。」

シロ「動くとろくな事せんからな。」うむ






魄哉「はい。今日一日は大人しくしてて下さいねー」

粋「へーい。部屋で大人しく寝とくか」


小太郎「お。処置終わった」




魄哉「さて。と」にやり。



蒼月「あの。居間入るなり悪魔が

え?何?」びくびく








魄哉「粋君の細胞ゲットです!!」よっしゃあ!


千様「Σ細胞って!!何!?え? 今ちょろまかしたの!?」ひいいっ

シロ「Σ何か知らんがエグいぞお前!!」




家康「んなもん何に使うの?」おそるおそる

魄哉「さあ。何でしょうかねえ?

では、ちょっと 部屋に籠りますねー」うきうきすたすた。



挿音「またしょーもない物作ってるに1票。」

蒼月「じゃ、うっかり呪いのアイテム作っちゃうに一票。」


挿音「あ。いっそ賭けっか?」


シロ「どっちでも大差無かろうが。」








ーーーーーーーーーー









魄哉「やっぱり!!

ほらほらこれちょっと見てください!!」



彬羽「Σワケの解らん肉塊を持ってくるな!!」びくっ

魄哉「大丈夫です。粋君の細胞を見やすいようにちょっと培養しただけです。」きっぱり

彬羽「Σ殖えたらどうすんだ!! 始末忘れるなよ!!」




魄哉「そんな事より見てください
ほらほらっ これ使うと拡大して見えますよ」

彬羽「いや。何となく見たくないんだが。

そもそもこの機材何処で仕入れてくるんだ」


魄哉「手製です。

ほらほら良いから見てください!!」わくわくっ


彬羽「何だってんだ。

ん?やたら元気な細胞にしか見えないが?」覗きこみっ





魄哉「驚いた事に 人間の細胞と全く同じなんですよ」くわっ

彬羽「ちょっと待て。 その人間のサンプルは
魄哉「殿がよく怪我する物で」きっぱり



彬羽(家康 家康か・・

アレを人間と言っていいものか
いや種族的には人間なんだが 何かこう。)うーん。



魄哉「悩む気持ちは解りますが
細胞レベルで頭おかしくは無いと思います

そして、こちらをご覧下さい」

彬羽「ん?まだあるのか」




魄哉「こちらは白君の細胞になります。」

彬羽「Σお前はどれだけ細胞をコレクションしてんだ!!」

魄哉「ちなみに彬羽君のはこちら「Σいつだ!?いつちょろまかした!?」


魄哉「えー確か。

彬羽君がゴリゴリのテロリストしてて、飛天君とガチバトルして 袈裟懸けにザックリいかれた辺りですか?
いやー あの状況で急所外してくれる子で良かったですよねえ」にこにこ

彬羽「初対面で細胞くすねるな。
後、その辺りの話やめろ。」


魄哉(やはり黒歴史。)


彬羽「で、アホの細胞を見ればいいんだな。」そそくさっ


魄哉「めちゃ元気がいいでしょう?

そして 何かに気がつきませんか?」





彬羽「すまん。何だコレは?」真顔。

魄哉「顔色悪いですよ

だから白君の細胞ですってば。」


彬羽「ちょっと待て。弟の細胞がコレだろ

なんで兄貴は・・ 何だこりゃ」



魄哉「粋君のは完全に人の物なんですよねえ

あ。ちなみに
こちらの彬羽君のも見てください。」


彬羽(Σ俺のも大概何だこりゃ!)びくっ




魄哉「自分の細胞見る機会ってそうそう無いですよねえ。」うんうん




彬羽「えー。つまりだ


あの兄弟は 兄貴は100%魑魅魍魎の類いで 弟はほぼ完全に人って事か?」

魄哉「通常時はそのようですね

ただ粋君も火を出す時等は瞬時に細胞が変化して居るとは思うのですが
いやー。面白いです。」うんうん



彬羽「ん?
それなら兄貴が100%バケモノなのは極端過ぎないか?」

魄哉「お。良いところに気が付きましたね」






彬羽「複雑な家庭か。」はっ


魄哉「そっち行きましたか。
違いますから。 DNA的にそれありませんから」









ーーーーーーーーーー







蒼月「ーーーんで、

新事実って何?」


挿音「ちっ。人造人間作ってたんじゃねえのかよ」


家康「あはは。私の勝ちー。儲け儲けっ」

蒼月「ちぇー
ま、その袖じゃ掛け金取れないだろけど」

家康「Σはっ!」





魄哉「何かギャンブルが」

シロ「知らんでいい。

で、 何が解ったのだ?」



魄哉「ふむ。では」こほん

千様「? 勿体ぶるわね」



魄哉「ぶっちゃけ 粋君と白君 兄弟逆の可能性が出てきました!」びしっ



粋「Σはいいいいい!?」

白「ボケたのか?」きょとん。


魄哉「ボケてません。
粋君の細胞を調べたところですね
粋「Σちょい待て!細胞って何!?いつ「その話は終わりました。」きっぱり



白「兄弟逆って
こいつがオギャー言ってた頃の記憶あるし
オシメ代え「Σ兄上ストップストップ!!」ひいいっ


千様(今度ゆっくり聞きましょ) ほほう。




彬羽「その何だ。

解りやすく言うと 犬猫みたいなもんだ」


シロ「ん?どういう事だ?」


彬羽「犬猫の年齢を人に置き換える際

はじめの一年のみ人間で12~18歳くらいとカウントするんだが

これは生後一年は人間で言えばそれくらいの成長をしている。つまり人を基準とすると成長が以上に早いから というわけだ」

蒼月「ん?
そんならどんだけ早くても 別に弟が兄ちゃん追い抜く事無いんじゃないの?」




彬羽「いやそれが



こいつの場合。幼児期は動物と同じく成長が早く
ある程度からは 人外として成長、老化が異常に遅くなってるぽい」

魄哉「つまり今現在 肉体年齢的には粋君のが歳上です。」


一同「Σうっわ ややこしっ!!」



彬羽「以上。理解できたか」

白「なんと無く?

成る程。考えたらそんなトシ違わないのにオシメ換えてるのも変だな」ふむ。

小太郎「Σ言われてみれば!!」


家康「あ、そっか。 離れててもせいぜい3つ差?とかだったっけ?
多分それ以下だと思うけど 仮に2歳の子が弟のオシメの取り換え?
んー。難易度高いよねえ」



粋「え?つまり
俺のが早くトシとんの?」

魄哉「あーいえ。
粋君は最近急激にモノノケ化進んでますし
これから妖怪として体も出来上がって行くはずです
肉体年齢と言っても個人差ありますしね

ですので せいぜい今ある差のまんまって事ですか」




千様「へー。人とのハーフって色々複雑なのねえ」ほう


シロ「弟はほぼ人なのに 兄はほぼモノノケと言うのも不思議な話だがな」




魄哉「それなんですが、
白君の場合 見た目がツノあるだけで人ベースじゃないですか?
そっちで人成分使い果たしたらしく 内側はもうそりゃ」ごにょごにょ

シロ「Σ配分下手過ぎんか!?」




粋「じゃ。 結局兄貴は兄貴でいいんだよな?」

彬羽「そりゃ先に生まれて 長く生きてるのは変わりねえからな。」



蒼月「だってさ。 良かったね」


白「ん? うーん」


挿音「お?どしたよ
弟に追い抜かれてショックか?」

白「いや違う その辺は結構どうでもいい」むう。


家康「いや、どうでも良くなくない?」



白「なあ


それなら 俺はまだ背延びるのか?」※165㎝


魄哉「Σどっ どうでしょう?」




白「今のだと まだ成長期の可能性あるよな?」真顔っ

魄哉「はあ。まあ無いとは言い切れませんが

ひょっとして気にしてたんですか?」たじっ





シロ「普段人が背丈気にするのを散々からかっておきながら
自分もかっ」ふんっ

千様「再会したら弟に追い抜かれてたのショックだったのねえ」

粋「俺悪くねーもん。」







白「よし。体質のせいなら仕方無い。
そのうち追い抜くから見てろ」びしっ

粋「あ、うん。 プライド保てたみたいで良かったっすね兄上。」



魄哉(仮にまだ成長期だったとしても 伸びる保証は無いんですがねえ。)うーん。






挿音「親父のお守り毎度お疲れ

つか偉い顔色悪くね?」

彬羽「ああ。グロい物を見たからか。」ため息



魄哉「えー。人の細胞見て気分悪くならないで下さいよ」

蒼月「あーうん。 スッゴいグロそうだね。」







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