小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月14日

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千様「あらー。また雨」

蒼月「んっとにシトシトうざいよねー
遊びに行けないじゃん」むすーつ



魄哉「水不足の夏になるよりはマシですよ。
今の内に程よく降ってて貰わないと

あー 袈裟あっつ」ばっさばさ!


蒼月「この時期に好んでんなもん着るなよ」

魄哉「しゃーないでしょう 『天海』って言ったらコレで定着してんですからっ」ばっさばさ


家康「確かに緩め着流しステテコで江戸城行っても追い返されそうだねえ」うーん。

魄哉「Σんなもん着ませんよ!!」



粋「えー。祭とかじゃ結構普通じゃね?」

千様「昔似たような格好してたわね。そいや」あー。

蒼月(修羅ってた時そんなだったなあ)うん。




彬羽「嫌なら着なきゃ良いだろうが
顔隠したいなら着流しに虚無僧みたいなデカいザルでもかぶっとけ

バイト行ってくる」よろろっ


千様「あらやだ。彬羽君がムシ暑さで瀕死だわ」

白「今年は何回倒れるかな 暑がり。」むう

シロ「その為に俺が雇われとるのだ
最悪店ごと冷やしてくれるわ。」冷気ひゅおおっ



魄哉「Σあ!シロ君 今のもちょい下さい」ひんやりっ

シロ「Σ出勤させんかああ!」びゅおおっ


小太郎「めっきりシロの季節だなー」わおんっ

蒼月「本人的には霜柱バンバン出せる冬のがありがたいらしいけどね。冷え性だけど「そこ煩いぞ!」




一二三「あれ?お外雨だべか?」ひょこっ

千様「そうなのよー 子供は外出れないと辛いわよねえ」


一二三「わーい。この前買って貰ったアジサイの傘使えるだー!」たたたっ

千様「Σ準備万端!?」



家康「さすがと言うか何と言うか」苦笑。

粋「まさか一緒に買いに行ったのかよ あのカラス」うわあ。

白「あのデカイのが一人で買いに行く方がキツイと思う」

一同「Σ確かに!!」


一二三「ほらほら見てけろー。

とっても綺麗な柄だべー?」庭で傘くーるくる

家康「だねえ。こらこら濡れない様にささなきゃダメだよー」


魄哉「あの絵柄 うわー
いい値したでしょうねえ。」ばっさばさ。

蒼月「あのバカラス ガキに高級品与える系かよ」うわあ。

小太郎「一二三が気に入ったのが思ったより高かったけど 無理して買ったに1票。」わんっ

シロ「だな。 すまん そろそろバイトに行っても良いか?」ひゅおおおおっ

魄哉「あ、すみません。快適だったもので
気をつけていってらっしゃいませ」



家康「遅刻になったら ちゃんと変な坊主に絡まれたって言うんだよー」

魄哉「普通にオーナーに絡まれたでお願いします」むっ

シロ「絡まれたのはそのままで良いのか

まあ良い 行ってくる」すたすた。

魄哉「さて、じゃあ僕もそろそろ江戸城


がしっ。


魄哉「・・・何です?」



千様「アタシも新しい傘欲しいわ」きりっ

魄哉「バイトでも何でもして買ってください ではお仕事行ってき「Σ洗い物1つ出来ないのにどこで稼げって言うのよおおお!
たまには良いじゃない!アンタ稼いでんでしょ! 約束するまで剥がれないわよ!!」きいいっ

魄哉「Σ剥がれなさいはしたない!!
何がたまにはです! この前買い物に着いてきてアホみたいに夏用下駄やら何やら買わせたでしょうがっ!!」

蒼月「袈裟ってピラピラしてるから 掴み所多いよね」あーあ。


家康「てか買わされたんだね やっぱ」うん。

魄哉「この人生活能力無いんですもん!たまには仏心くらい出しますよ!」
千様「じゃ。傘も買って「Σ去年のが有るでしょう!!」




白「知ってるか
飼う気がないなら野良猫に餌やっちゃダメなんだぞ?」

魄哉「Σぐうの音も出ない正論!!」くっ


千様「アタシどら猫?」えー。

小太郎「集られたくないなら 安易に物与えるなって事だな」わんっ


白「何でもやっちゃうし、やらなくて済むまんま置いてるから皿洗いも出来ないんだと思う」

魄哉「その、確かに正論なんですが
やらないと片付かないですし」しどろもどろっ

家康「勝ち目なさげだけど言い負かされないでー お前徳川の軍師だよ」



魄哉「それに、ある程度僕が緩和してないと 他に問題発生するんです」



千様「もういいわよー 挿音にタカるから。」すたすた。

粋「Σとんでもねえ奴にねだる気だ!!」ひいいっ


蒼月「度胸有るなー」うわあ。

家康「キゲン悪いと女の人にも普通にクナイ投げるよあいつ。
当てないけどさ」わおー




千様「えーだって。去年下駄買ってくれたわよ?」

一同「Σ!!?」

魄哉「飽きて新しいの買って貰ったとか絶対言わないで下さいね!!」冷や汗ぶわっ



蒼月「え?何 千ちゃんって 魔性?」

粋「えーと。ねだり上手なんじゃね?」

家康「そもそも この家にタカってる年数1番長いよねー
初対面で 既に我が家感覚でゴロゴロしてたもん。」

小太郎「それ放置してる魄哉もズレてるけどな」うん。




白「んーとな。今挿音はやめてあげた方が良いぞ
ちょっと色々大変だから」

千様「あら、夜勤続きでバテバテかしら?」



白「今年色々やらかしてるから 給料カットらし Σあいた。」

挿音「お前は何をべらべら喋ってんだ」

千様「あーあ。じゃ可哀想だしやめとくわ」

挿音「は?何の話だよ」

千様「どうせめちゃめちゃ怒られたんでしょ
公務員が減給とかそうそう無いものねー」うんうん。


一同(財布事情把握してるぽいのは気のせいだろうか。)うわあ


白「人に刃物投げるの良くないぞ」クナイすぽっ

挿音「お前人間じゃねーだろ。」きっぱり

白「確かに。」うん。

粋「いや生物に投げんなよ」




蒼月「つかさ、安い無地の買ってきて モヤシに絵付け頼んだら?
あいつ絵描きじゃん」

千様「石燕さんの絵柄で可愛くなると思えないんだけど」うーん。

家康「いや石燕ちゃんプロだし売れっ子だからね
頼むなら 最低コレくらいはかかるよ?」ソロバンぱちんっ

蒼月・千様「Σ高あああっ!!」ひいいっ

家康「コレはねだっちゃダメだよー
親しき仲にも礼儀ありってね。」

千様「Σこの金額の仕事 タダでやれとは言えないわよっ!!」



粋「姉ちゃんの価値観よく解んねえな」

蒼月「細かくちまちましたの貰うならセーフなんじゃない?
高いのねだらないだけマシだよ」

小太郎「お前また店の女に騙されたな」わおんっ

蒼月「えー騙されて無いしー。直にねだられたんじゃないもん、俺が買ったげたいから買ったんだしー」

家康「カモられてるねえ」うん。




白「えっと。つまり花柄で派手な奴か?」

千様「そうねー。やっぱり華やかなのが良いわねえ

ん?まさか白君買ってくれるの?」わくっ





間。







白「ちょうど芝居小屋の大道具小道具が練習で作ったのがあった
紙はちゃんと水弾く奴だし使えるだろ」


千様「あ、ありがとう。めちゃ華やかだわっ」手ぶるぶるっ


粋「舞台のって基本クソ重いんだよな」ふっ

小太郎「強度命だろうしなあ」うん。


一二三「わー綺麗だなあ
あれ?千様さん 重いんだべか?」ひょいっ

千様「あ、うん。ムキムキになっちゃいそうだし力持ちの一二三ちゃんのが良いかも「おらはアジサイのがあるだ」きっぱり。



千様「えっとそのー ほら、アタシよく考えたら雨の日タルくて祖と出ないのよねー

どうせ家でゴロゴロしてるから 傘使わないかも
せっかくなのにごめんねー」

白「そうか。確かにゴロゴロしてるな」うん。
千様「否定はしないのね」




粋「Σすっげ あの姉ちゃんの心が折れた!」おおっ

家康「今回のおねだり騒動はこれで終わりかな
あれ?天海?」きょろっ

蒼月「ん、あのジジイまだ出勤して無かったの?」




魄哉「虚無僧の人達のあの傘?ザル? どこに売ってるんですかねえ?」尺八ぶおー。

家康「夏場そっちにするの?」わお。

魄哉「イメージ近くありません?」ぶおー。

挿音「それで江戸城入れると思ってんのかよ」





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