小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月24日

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粋「ひょっとして コイツらって実在する?」


絵本 ももたろう。


シロ「気は確かか。」




蒼月「あ。居るよ。
つか居たよ」あっさり

シロ「Σうっおう おかしいのは俺なのか!?」

粋「おおおおお!やっぱり!!」おおっ



家康「伝説が残ってるのは大概居たと見て良さそうだよね」

千様「ヤマタノオロチとか 妖怪温泉常連だし
織姫彦星も焔さんの知りあいらしいものねえ」うんうん。



粋「ん? 過去形?」

蒼月「いやそれ室町時代の話だし

桃太郎って桃から生れたけど基本は人みたいなもんだったらしいからとっくに寿命だよ」


シロ「桃から生まれて基本人間てどういう事だ」

千様「桃から生まれる時点で哺乳類じゃないわよね?」


蒼月「そこまで知らないよ。会ったこと無いしー」ごーろごろ

粋「へー。意外と色々知ってんだなお前」

蒼月「現在のならアンタのお兄ちゃんのが確実だけどね
今生きてるモノノケ達大半の名簿持ってんだから」




粋「兄貴は名簿持ってても微塵も覚えてねえもん。」きっぱり

蒼月「うん。言いながら気がついたよ」ふっ


家康「そうなると一寸法師とか 金太郎とかも居たかもねー
ちょっと会ってみたいかも」わくっ


挿音「ん?
金太郎なら 子孫が江戸城勤務してんだろ?」

家康「Σうっおう! めちゃ身近に居た!?え?どれ?どの人!?」

挿音「えーと部署どこだ。
なんか資料の山に埋もれてる所のあの地味なの」




粋「江戸城って安倍晴明の子孫とかも居なかったっけ?」

千様「濃い所には濃いのが集まるのねえ」納得。





魄哉「人なんて代を重ねれば結構皆どこかで繋がっちゃうもんです

人類皆兄弟ですねえ」



蒼月「うん。人じゃない奴等の話だけどね」

魄哉「ちなみに外国に居た時に床の下の小人も夜中に動き出す石像も確認済みです」

家康「Σ遭遇しすぎっ!!」


魄哉「よく物が無くなるので トリモチしかけてたら小人かかってた時の衝撃と言ったら」ふう

粋「Σネズミ駆除のノリ!?」

千様「うわー。夢がぶっ壊れるわー」



挿音「ちなみに夜中に動く石像 ガーゴイルか?
それはよ」

魄哉「夜中歩いてたら襲ってきたんでシバき倒して滞在中使い魔にしてました。」きっぱり

家康「お前が一番怖いモンスターだよ」



魄哉「で、桃太郎さんですがね

桃の木になってた実と言うよりは
この世に存在する不自然な空洞には何かが入れるようになっている。という考え方があります


つまりは 元から桃 及び空洞がある物にはそういった超常的な子供が入る前提で




白「きゅうっ。」


粋「Σ入ってくるなり難しい話で兄貴が処理落ちしたああ!!」ひいいっ


千様「アンタの話いちいち長いのよ!!」

魄哉「Σそんな難しいですかっ!?」





シロ「冷却。」ぱきーん。

白「冷たい。」むくっ

粋「Σ荒え!!」




白「で、 桃がどうしたんだ?
難しくない感じで頼む」

小太郎「頭凍ったまんまだぞ」わおんっ


家康「すっごい簡単に言うと 桃太郎ってほんとに居たんだ凄いねーって話」

白「成る程」ふむ


挿音「あー。一二三に説明するノリで言えば問題ねえんだな」

粋「うちの兄貴 幼児かよ」





蒼月「あのさ。桃太郎の件を踏まえてちょっと質問なんだけど」

魄哉「はい?」




蒼月「かぐや姫って 実在するの?」くわっ

魄哉「目を爛々とさせながら聞く事ですか?」ドン引き。

蒼月「だってだって!絶世の美女でしょ!?
諦めさせようと無理難題ふっかけてくる めんどくさい美女とか最高でしょ!?」

粋「いや どっちかと言や嫌だろそれ」


蒼月「Σなんで!? 振り回されたい願望とか無いの!?」

粋「Σあってたまるか!!」




千様「だそうよ鏡子ちゃん」

鏡子「あらまあまあ とんだ変態さんなんですねえ」


蒼月「Σ千ちゃんちょっと何チクってるの!?」ひいいっ

千様「ごめんなさい蒼月君
家族同然でも他所の女に興味深々だとぶっ壊したくなるのが女なのよ」ふっ


挿音「そんなのお前ぐらいじゃね?」




白「かぐや姫

一二三の部屋に絵本あったな」ふむ。


シロ「ん?そうだったか?」



白「あのかぐや姫に言い寄ってたの男の一人が
持ってこいって言われた玉持ってたのが ひい婆ちゃんの兄弟のなんかその辺だったらしい。

じじいが言ってた。」

シロ「Σ船沈めたアレか!!」ひいいっ


白「いきなり玉寄越せやとか殴り込んできて銛撃ち込まれたら 反撃するよな。」うんうん

粋「そりゃそうだけど あれ親戚かよ。」うわあ



小太郎「あのさ。実は俺もさっき言いそこねたんだけど」挙手っ

シロ「ん?まだ変な知り合いがおるのか?」




小太郎「桃太郎の連れてた犬。俺の群れの中に居るぞ」わおんっ

粋「Σまさかの御本人!?」


挿音「ん?室町時代の犬がそんな長生きすんのかよ」

魄哉「そもそも鬼に勝っちゃう時点で普通の犬では無いですからねえ

モノノケの類いだったと考えれば辻褄は合いますか。」ふむ。


千様「あら?でも小太郎君 狼じゃないの?」


小太郎「細かい事気にしないっ」わんっ



家康「裏山の狼軍団 狸や狐も混ざってそうだね」

挿音「猿と雉もいんじゃねえ?」

粋「ただの動物王国だろそれ」





彬羽「なお。 かぐや姫は月に帰ったっきりどうなかったか解らんそうだ

期待してもまず会えねえだろ。」

蒼月「Σいい感じに話流れたのに蒸し返さないでくれる!?」


鏡子「あらー 残念でしたねえ」ぷーくすくす

魄哉「鏡子さん。怖いですよ」


蒼月「あの あくまで興味があるだけでー
ほら、好奇心好奇心」ぎくしゃく


鏡子「頑張って月にどうぞ」きっぱり





白「鏡子も結構めんどくさいよな」ボソッ

粋「Σあ。蒼月が鏡子に執着するのそういう!?」



蒼月「Σそこ。変態扱いすんなっ!!」







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