小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月16日

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千様「うー。さっむう
まーた冷えたわねー」

家康「だねー。冬へのカウントダウンだねえ」あくびっ


蒼月「ジジイ、コレ欲しいんだけど」カタログっ

魄哉「落ち着いてください。それ白君の猫グッズカタログです。」

蒼月「Σうっそ! 最近の猫贅沢だな!」


千様「ちなみに何が欲しかったの?」

蒼月「この床全面フカフカ掘りコタツ」指差しっ

家康「Σう。人サイズなら欲し過ぎるっ!」



魄哉「掘りコタツ新調するなら家の工事も必要になりますが?」

蒼月「だから家主にねだってんじゃん。」

家康「本体は自分で買うの?」

蒼月「は?バカじゃないの? 俺無職だよ?」はあ?




挿音「良し。一発殴らせろ」キセルすっぱー

蒼月「Σまさかの怖い人来たああ!!」ひいいっ


家康「そりゃ大工仕事となりゃ 押し付けられるの一人だからねえ」

千様「てか。熱血体育会系にその発言はアウトよー」



魄哉(心底猫グッズで良かった)ほっ。



襖がらっ



白「おはよう」ぼーっ

ねこ「にゃーん」あくびっ


一同(Σ首に猫巻いてきた!!)



白「今朝冷えたな。」寝癖っ

千様「そうね。首寒かったのね」納得。


蒼月「どっちもホッカホカだねコレ。」

家康「絶対コタツ要らないよね」うん。



白「コタツ?」はて。

千様「あら? 本人が見てないのー?
ほら 毎月来てる猫グッズカタログ届いてたのよ」

家康・蒼月(Σ定期購読!!)



白「ふーん。
あ、コレの事か」ぺらっ

家康「そうそう 蒼月が勘違いして面白かっ Σあだっ ちょ今髪毟った!?」ひいいっ

蒼月「老化じゃないの?」けっ

魄哉「生えて来なくなったら悲惨です。
やめてあげなさい。」真顔。


家康「Σ味方っぽく追撃すんのやめて!まだまだ大丈夫だからっ!!」



白「んー。猫のコタツなあ」ふむ


千様「あら? 意外と食い付き悪いわね」



白「こんなの買ったら、冬の楽しみが無くなるのにな」ふっ

ねこ「にゃんっ」ふふんっ


挿音「コレがマジモンの猫好きか。」引。

家康「毎年寒い日のいちゃつき凄いもんね」引。



蒼月「ふーん。そういうもんか。

俺ならどうせいちゃつくなら女の子がい

魄哉「君は蛇だから冬場外に出れないでしょうが。
あ、連れ込んだら雪の中に捨てますからね」 きっぱり

蒼月「希望ぐらい言わせろよ クソ坊主!!」

魄哉「はいはい。色即是空色即是空」投げやりっ




挿音「ま、何でもいいか
掘りごたつ作らされそうに無えし。」キセルぷこー。

千様「えー。でもコレ良いわよ?
アンタなら人サイズにして作れ
挿音「余計な事言うなお前の頭は空洞かコラ」





粋「うー。さっむ!
ほらほら カイコふわっふわだから冬場結構暖か
って何かもめてんの?」あれ?


家康「大丈夫、空気読まないファンシー野郎の登場で 険悪ムードがぶっ壊されたよ」うん。

粋「へ?」


蒼月「つかカイコってデカくて可愛くても虫だろ
前から気になってたけど 虫モフるの抵抗無いの?」

粋「は? なんで抵抗あんだよ。
コイツは普通の虫じゃねえし そもそも虫が不衛生なのって何でも食って何処にでも入り込むからじゃねーの?

コイツの食い物俺だし ちゃんと自分で風呂入るし問題ねえだろ!」どやっ

挿音「お前 ちょいちょい凄えわ。」うん

粋「Σえ?」



魄哉「普通なら カイコちゃんの食事1回分の生体エネルギー吸われたらミイラになるんですよねえ」うーん。

白「てきざいてきしょ? だな。」うん。




千様「けど やっぱこういう所兄弟よねー
まさか行動かぶるとは思わなかったわー」にこにこ。

白「カイコは首に巻いてないぞ?」

粋「いや。長さ足らねーから。
つか兄貴 猫巻いてたのかよ」






蒼月「・・ペット欲しいな」しみじみ。

家康「いや、お前自身が蛇だよね?」


魄哉「そこは小太郎君辺りで我慢して下さい。
もう飼えません」

蒼月「Σちょい待て! もう飼えませんを何で俺見ながら言うの!?」


挿音「無職蛇なんざペットじゃなきゃ何なんだよ」


蒼月「Σまさかの犬と同ランク!?」ガーン。




粋「小太郎がペット扱いなのは誰もツッコまないんだな」

白「毎日散歩散歩ボール投げってワンワン言ってるだけだしな」うん。



挿音「ん?そういやその小太郎はどこ行ったよ
冷えてんのに外か?」きょろっ

千様「あらー。 お散歩かしら」





だだだだだだだ!


襖すぱーん!!


シロ「おい!消毒薬有るか!?
小太郎の肉球が血まみれになった!!」

千様「Σなんでえええ!!」ひいいっ


シロ「解らん!早朝の散歩の後 何もしておらんはずのなのだがっ」あたふたっ




魄哉「ん?昨日の晩 雨降ってましたよね?」ふむ。

家康「降ってたけど 関係有るの?」


魄哉「朝の散歩の時 かなり地面悪かったんじゃないですか?
あ、ちょっと肉球に絆創膏は貼っても無駄です落ち着いて。」

シロ「へ?ああ。 確かに地面は泥々でだ

水溜まりに足を突っ込んで遊ぶのはやめろと「はい。それです」



一同「?」




魄哉「ぶっちゃけ酷い手荒れみたいなもんです。

犬の肉球は寒い時期は水分しっかり拭いてやらないと荒れるんですよ
一揆に乾燥と寒さが来た上 走り回るからあかぎれが一気に裂けたって感じですかねえ」


一同「Σうわ 痛あああ!!」ひいいっ





小太郎「痛いいいっ!」ぎゃいんぎゃいんっ


彬羽「成る程。やっぱりそうか。」げんなり。

魄羽「あ。既に足拭いて貰ってますね。 良かった良かった」小太郎よしよし。


石燕「足拭いた手拭いは血まみれなんで捨てとくっすよー。

んであの、今年いきなり寒くなったり乾燥したりややこしいんで 早めに座敷犬にした方が良いんじゃないっすかね?」

魄哉「ですねえ。蒼月君とダブルで 早めに仕度ですかね」ふむ。

蒼月「何が何でも犬と同じ扱いかよ」


小太郎「外 思ったより冷えるよおおっ」ぎゃいいいんっ





千様「あら?どしたの?」



挿音「手前ら、 1日程 居間に入んな邪魔だからよ」

千様「Σなんで臨戦体制!?」




魄哉「あ。成る程。
じゃちょっと冷えますが 皆さん自室に居ましょう
なんなら火鉢出しますからねー」にこにこ。

粋「へ?え?」

白「やる気スイッチ入ったみたいだ。」うん。

彬羽「?

じゃ。とりあえず小太郎は一二三と遊んどけ
大人しくな。」



家康「あー そういう
頑張ってねー」へらへら

挿音「煩え。頭皮大事にしろや」けっ

家康「Σ私の扱いだけなんで酷いの!?」





千様「ねえ、掘りコタツって1日で作れるの?」

魄哉「さあ? あの子が1日って言ったからには1日で作るんでしょうね
いやー器用な子ですよホント」にこにこ。




蒼月「Σあれ?ひょっとして俺より犬のが重要度上?」


白「お前はねだるの多すぎだからだと思う。」

ねこ「にゃんっ」うんうん。





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