小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月16日

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シロ「うおおお!なんだなんだ!?」

小太郎「こらああ!家の中で暴れるなああ!!」がううっ




彬羽「待てコラこの馬鹿大将があああーーッ!!」ぶちーん。

白「待ったら殴るだろ お。危なっ」ひょいっ




千様「まーた何やらかしたの?」

テオドール「それが、彬羽さんが暑さと戦いながら仕上げた書類の山を 白さんがうっかり倒してしまったらしく」灰から復活ずぞぞぞっ

蒼月「Σげ! バカラス妖怪共の名簿作ってたんじゃ無かったっけ!?」

シロ「順番バラッバラか
そりゃ怒るわ


よし。手を貸すぞ

その阿呆いっぺんびんびんに泣かしてやれ!!」くわっ

粋「Σ室内で氷やめろよおおお!!」ひいいっ


シロ「いや。冷房だ 長時間は出来んがな」氷控え目冷風びゅおおおっ

粋「Σうお 涼しっ」おおっ

テオドール「Σうわ待って下さい 私まだ半分灰ですっ
散る散りますっ!」わたわたっ


千様「あら凄い
彬羽君の素早さが上がってるわ」あらまあ。

小太郎「暑さ相当辛かったんだな」わおんっ



粋(兄貴大丈夫かなあ)うーん。

テオドール「あれ?殴り合いは友の証では?」

蒼月「だから違うっての。
つーか キレたあのカラスとか命に関わるよマジで」あーあ。




だだだだだだっ


白「今日はしつこいな
ん?

石燕退かないと危な

石燕「机の上の描きかけが猫の足跡だらけなんすけどねえ?」

白「Σ!!」背筋ぞくっ




石燕(与一)「すまんが数発食らえ! 私にはこやつのが恐ろしい!!」どろんっ

白「人に向かって弓射るな」

石燕(与一)「喧しい!飼い主なら猫の躾くらいしておけ!!」

なだれ撃ちずばばっ!

ひょいっ


彬羽「Σうおっ!?手前こら何しやがる!!!」 むっかああっ!

石燕(与一)「Σうっぎゃああ!しまったああ!!」 ひいいっ



白「ケンカする時はちゃんと周り見た方が良いぞ」すたたたたっ

石燕(与一)「Σ喧しいどの面下げて「何だ手前もケンカ売ってやがるのか!?」

石燕(与一)「Σ誤解だああ!!」ひいいっ









【居間】



家康「あれ?天海お疲れ?」

魄哉「えーまあちょっと
あー午後から江戸城なんですけどねえ」ため息。



すたたたたっ


家康「ん?」

魄哉「白君?どうしたんです
また何かあっ


弓ずどどどっ!!


家康「Σうっぎゃあああっ!!」

魄哉「Σ!?」





石燕(与一)「ええいちょろちょろと!! 」ぜーぜー。

彬羽「お前はもうやめとけ 体力の限界だ」指バキボキッ


家康「Σあの子今度は何やらかしたの!?」ひいいっ


たたたっ ぴょーん。


石燕(与一)「Σああっ!屋根に!!」

彬羽「煙と何とかか
甘いな」ふっ




家康「あ。今 屋根の上挿音が居るや」


すたっ。


石燕(与一)「Σ無言で降りて来た!!」

彬羽「俺らに捕まる万倍ヤバいからな。」


テオドール「あ、あのー
あまり大事には」おろおろパサパサっ

石燕(与一)「いや今回ばかりは怒って良かろう
あの石燕がガチギレとるので私が押さえ付けとるのだぞ?
で、何故にちょっと粉っぽいのだお前」


粋「ほらあの、書類整理なら俺も手伝うし 家壊れる方が問題だしその な?」

彬羽「ちっ。頭冷えて来たせいで勢いで殴り辛くなったろが

仕方ねえ これで簡便してやる。」屈みっ

粋「へっ?」





彬羽「飛び散れ豆腐野郎!!」

渾身の下駄ぶん投げっ!

粋「Σ全っ然頭冷えて無いよな!?」


テオドール「Σ豪速球にも程が Σあっ!」





バキャス!!

魄哉「Σぐはあ!!」下駄クラッシュっ

一同「」








白「あの、俺こっちだぞ」困惑っ

彬羽「まずい。手元が狂った」冷や汗どばっ


※近眼。



粋「Σえ?ちょ ノーガードで入ったぞ!!」

家康「Σ天海いいい!!!」ひいいいっ







間。







飛天「じゃ とりあえず縫っとく?」針きらーん。

家康「え。えーと それで治るなら」

飛天「はいよー

しっかしコイツも大した物だな。お前の全力の投擲食らって頭パックリだけで済むとかなー」わははっ

彬羽「・・縫いながら余所見すんな」自責の念ずしっ


蒼月「切れてるだけじゃないじゃん?
完全に延びてるじゃんかよ

ったくジジイじゃなきゃ脳ミソ飛び散ってたよ
バカラスほんっとクソバカラスなんだからさっ」けっ

彬羽「Σだから悪かったって言ってんだろが!!」

飛天「はいはい。処置中 お静かに。」しー

彬羽「Σう」



千様「朝から具合悪かったみたいだったものねー
普段なら脊髄反射で叩き落とすのに。
運が悪かったわねー」あーあ。

家康「だねえ。
ここん所色々忙しかった上 今年急に仕事も増えたからね」ため息。

蒼月「ん?なんで急に増えんの?」

家康「ヒント。大雨」

飛天「あー。治水系はホント大変らしいからなー」ちくちく。




白「俺のせいか コレ?」むう。

一二三「素直にごめんなさいすれば良かっただなあ」うーん。

白「暑さに弱い奴は 体動かすと意外とスッキリして回復するって聞いたから
粋「Σまさかのわざとかよ!」

白「書類倒した時に あ、怒らせて走らせようかって

飛天「お前が気を遣うとろくな事にならないなホント」うわあ。

千様「まんまと踊らされちゃった彬羽君が辛そうだからこの辺にしときましょ」


白「なんか 凄くごめん。」むう。

彬羽「Σ今更か!!」





シロ「しかし起きんな
打ち所が悪かったか?」

飛天「いんや。これは
ちょこっと失礼」指先チェック

家康「? 何してるの?」



飛天「あ、やっぱ脱水状態だ 爪見りゃ解る」あーあ。

蒼月「Σこっちも暑さにやられてんのかよ!!」

飛天「そこまで深刻じゃないけど 熱で疲れてる感じかな?」うーん。



千様「えーと。確か朝から具合悪いって言ってたわよね?
昨日の夜はそんな暑くなかったわよ?」

家康「だねえ。年寄りだから若い子程暑がらないし」はて




蒼月「ん?ちょっと待って
今縫った所の下」

飛天「ん?首の辺か?」ぐりんっ

小太郎「荒い荒い 頭もげるぞ」



蒼月「この辺鳥化してない?」指差しっ

ちょっぴり羽毛。

千様「Σえ。何で?」



白「あれ? 確か江戸城今めちゃめちゃ忙しいんだよな?」

彬羽「だな。
確かに疲労困憊だと人型保てなくなるとは前に言ってたが・・ ん?」



挿音「ひょっとして 少しでも体力回復しようとして 寝てる間に鳥化してたんじゃね?」 あちゃー。

一同(Σ夏の夜に羽毛100%っ!!)ひいいっ




千様「そりゃ起きるなり辛いわ」うん。

家康「てかよく無事だったよね」うわあ



蒼月「あれ ひょっとしてコレ 下駄大した事無かったんじゃない?」

シロ「下駄の方は粉々に砕けたが?」

家康「いやー天海だし
鉛玉数発撃ち込まれても そのまんま相手殲滅出来るくらいだし」うん。




飛天「一応聞くけど 生物だよな?」えーと。

白「医者がそこ自信無くしちゃ駄目だ。」





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魄哉「いやーすみませんねえ
何か心配おかけしたみたいで。

あの、大丈夫ですからね?」




彬羽「本っ当にすまん。」

白「浅知恵ごめん。やってて楽しかっ Σあいたっ」

魄哉「挿音 もう良いですから
小突くのやめたげて下さい」



挿音「あ? 怪我した本人が言うなら良いけどよ」キセルすぱーっ

小太郎・家康・テオドール(Σ怖っ)がくぶるっ




魄哉「あの子等僕が寝てる間にめっさ怒られました?」

蒼月「一二三ちゃんが泣くくらいには 怒鳴られてたね」うん。

魄哉「成る程」うわあ



石燕(与一)「全く 悪い事は重なる物だな
今回はタイミングが悪すぎたか

しかしお前、猫はどうにかしろ猫は
暑いとは言え作品出しっぱで開け放してた石燕も悪いがな
完成間近を台無しにされてはな」むう。

魄哉「猫?」はい?

粋「兄貴の猫が 石燕の絵足跡だらけにしたんだとよ」

魄哉「へ? 朝もうちょいっすーって言ってたアレですよね?

朝以降なら 具合悪いの誤魔化そうと 僕が膝に乗せてひたすら撫でまくってましたよ?」


石燕(与一)「Σへ!?」



小太郎「くんくんっ

あー コレ狸だな。 机に茶菓子でも置いてたんじゃ無いのか?」

石燕(与一)「へ? Σあ。ああああっ!!」



千様「にゃんこちゃん 濡れ衣だったみたいねー」あらあ。

白「こっちに関しては俺悪くないぞ」むう。

シロ「いや おちょくって彬羽射らせたろが」



石燕(与一)「石燕の分もすまなかった。」土下座。

魄哉「いえあの 僕じゃなくてそこはこちらに」

猫「にゃんっ。」頭ぺしぺしっ







挿音「暴れた三人『ケンカする時は表出ろ』
1000回ずつ書き取りな?」

白・彬羽・与一「Σ!!」



彬羽「ん? いや俺は書き慣れてるからそんなにか」ほっ

石燕(与一)「Σおおおおい!コレは石燕の体な上にあやつは締め切りがっ!!」

挿音「じゃ締め切り終ってからな。
ちゃんと見るから手抜くなよー」

石燕(与一)「Σガキの宿題かああ!!」ひいいっ




白「・・千回?」指折り数えっ

粋「うん。今回は兄貴が一番キツイかもな」あーあ。

挿音「平仮名無しな
読めなかったら何回でも書き直させんぞー」


白「Σ!!」



テオドール「あの、終るんですかこれ」おそるおそるっ

シロ「おそらく終らんな 惨い。」うむ。






魄哉「何でしょう
反省しなきゃいけないレベルに応じての見事な罰ですねえ」うわあ。

千様「今回は怪我人出てるもの

あいつ自分あんなのなのに躾に厳しいわよねー」うんうん。







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【芝居小屋】



粋「って事で
兄貴しばらく楽屋では宿題やってるかもしれねーから静かにな。」しーっ


皐月「どういう事やねん」

つつじ「なんや あの人机に着かせるって、あの家のお人等凄いなあ」うわあ






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