小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月17日

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コマ「カタカタカタカタ」筆談書き書きっ急須かちゃかちゃ

テオドール「ふむふむ。」ほうほう





家康「あの子等何してるの?」

千様「なんでもーせめて美味しいお茶淹れられる様になりたくて コマちゃんに手解きお願いしたらしいわよ?
テオ君紅茶しか淹れれないから」

家康「Σえ? 私前に教えたけど
そんな難しくないでしょ!?」



蒼月「さて此処で問題だよ
モヤシの姿が朝から見えないのは何故だと思う?」遠い目。

家康「Σ石燕ちゃーん!」ひいいっ

千様「お腹壊してお便所ね」あーあ。



シロ「極端に言えば茶葉に湯をかけるだけだろうに
何故にそうなるのか」うーん。

家康「ん?ちょっと待って。
コマちゃんって確かっ!」はっ



テオドール「よし!今度こそは!
お味見お願い致します!!」
湯飲みずいっ

ふつふつふつ。


家康「Σ沸騰して無いのに何でポコポコしてるのかな!?」ひいいっ



千様「あら凄い コマちゃんの完コピ」あらー。

コマ『将来有望なり。』筆談っ

テオドール「うわ。照れますねー」にこにこ。



シロ「器用と言えば器用な用だな」うーん。

小太郎「むしろどうやった真似したんだろコレ」

蒼月「つか なんで茶葉から毒ガスみたいなの発生させられんの?」





彬羽「こりゃ呪詛だな」ふむ。

シロ「Σお前何をどうやって淹れた!?」

テオドール「ですからコマさんの真似を。」きょとん

コマ『私元々呪いの人形ですし。』筆談っ

家康「Σ当たり前と言えば当たり前だった!!」ひいいっ


蒼月「いや、なんで呪いの人形の真似出来るんだよお前。」

テオドール「さあー?」はて。





石燕「作品生み出してる時って陰々鬱々とした記憶甦るんで その辺じゃないんすか?」よろろっ

千様「お腹大丈夫?」

蒼月「お前 そんなドロドロしながら絵描いて いやうん。だからあの画風なのか そだよね」納得。

石燕「お分かり頂けて何よりっす」




テオドール「本当に申し訳ありません。 水分不足ですよね
今度こそは大丈夫ですので こちらをお飲み下さ

家康「Σトドメやめたげてえええーー!!」





間。






白「ただいま。リンゴ飴大漁だ 」ほくほくっ

粋「買いすぎ買いすぎ 溶けるってのー」荷物持ちごっちゃり。


千様「お帰りなさい
あら?まだ七夕祭やってたの?」

白「ん? 毎年七夕祭から 盆祭までぶっ通しで
その後も秋祭りまで追加でぶっ通ししてるぞ」

千様「Σえ」


粋「暑い間ずーーっと何なりやってるから中弛み酷いんだよなあ
甘いもん目当ての兄貴くらいしか行かないっての」ふーやれやれ荷物どさっ


シロ「屋台の連中 商魂逞しいな」ふむ。

粋「屋台のおっちゃん等もダレてきてその辺で座り込んでダラダラ駄弁ってるけどな」

蒼月「誰だよそんなアホみたいなスケジュール組んだの

て、許可出てるならうちのジジイか」うわあ。


彬羽「経済回したいんだろ。

ほれ!こうしてこうだ!こう!!」



白「ん?バカラス何してるんだ。」

彬羽「死人が出る前に叩き込んでんだ。」

粋「へ?何を?」



テオドール「成る程!
こうしてこうして こうですね!」


どん!


ふつふつ くつくつ。

彬羽「何でだ。」



テオドール「?」



白「ん?何でぐつぐつ煮えてるんだ?」あれ?

粋「お前 それ沸かし過ぎなんじゃねえ?
茶葉は熱過ぎてもダメなんだぞ」

テオドール「そこは紅茶と同じですから 沸騰してないはずですし
彬羽さんと同じお湯なんですが
何故ふつふつしてしまうのでしょう?」うーん。

彬羽「透明な湯が茶葉に触れた途端どす黒く変わる。
何の科学反応だ」困惑っ





千様「てか白君?リンゴ飴齧りながら帰ってきた?」

白「解るか?」あれ?

シロ「そりゃな 口の横赤くなっとるわ
何歳児だお前は。」



テオドール「あ。甘い物の後は渋いお茶ですよね

見た目はふつふつしてますが如何で







襖がらっ



挿音「ん? どしたよこれ。」



千様「白くーん。怖くないからタンスから降りてー」

シロ「Σこら威嚇するな!どうどうどうどうっ!!」


テオドール「あの 怖いですか?これ。」ふつふつ。

挿音「いや 怖いつか
本気で何だそれ。」







間。







魄哉「何なんですかね ホントに」うーん。

家康「お前でも解らないの?」えええ

魄哉「古今東西 各種呪術は学んだはずなんですがねえ
世間は広いと言うか」


テオドール「あのー。特に何も呪って居ないのですが」

魄哉「尚更謎ですね。
料理は普通にめちゃめちゃ上手いので更に謎です」困惑っ

蒼月「Σえ。ジジイまさかカタツムリ食べたの!?」

魄哉「あの、ドイツ料理=カタツムリじゃありませんよ?」

テオドール「今日昼間 江戸城の皆さんに御披露目して参ったのです

それで喜んで頂けたので よっしゃ!と気合い入れたらこちらです」お茶ふつふつ。


魄哉「暑さで江戸城の皆さんへばってたんで
食欲増進の為 珍しい異国の料理をとお手伝い頼んだんですよ」

千様「成る程ね。ホント徳川のオカンだわアンタ」うん。


蒼月「えーじゃあコイツの作ったの普通の人間が問題なく食べれたんだよね?
何でお茶はこんななるの?」

魄哉「何でですかねえ。」うーん。



テオドール「そもそもふつふつしているだけで毒性は無いと思いますが お茶ですし

どれ試しに。」くいっ

一同「Σあ」




灰ざらああああっ


小太郎「だろうな。」うん

シロ「ふつふつしとる時点で異常しか無いからな」うむ。







またまた間。







粋「おーい大丈夫かー?」背中さすりっ

テオドール「煮しめたドブの味がしました」うええっ

家康「どんな味それ」




白「んー。茶葉が腐ってるとかじゃないよな?」茶葉くんくんっ

彬羽「俺も同じの使ったが 異常なさそうだぞ。」

魄哉「ふむ。確かに美味しいです」ずずー。



テオドール「ホント何故でしょう」うぷ。

石燕「何気に頑丈っすね Σう!また腹痛がっ」

蒼月「そりゃドブじゃあね。」





白「よし。作る所から見てみよう
こいつに飲ませるつもりでさっきの手順でやってみろ。」

粋「Σ毎度毎度生け贄俺ーっ!?」ひいいっ


テオドール「・・頑張って下さい」目伏せっ

粋「Σお前も自信無いならやる気になんなよ!!」



小太郎(飲んだふりして出せば良いのに。それも嫌だけど)うーん。

千様(出された物は絶対飲む子だものねー。)うんうん。



テオドール「では 参ります!粋さんすみません
多分ホント駄目なパターンですごめんなさい!!」くわっ

粋「Σだったらやめろ! マジでやめろおおお!!」





白「ん? この音何だ?」ぴく。

一同「へ?」




千様「え?何か聞こえる?」

家康「えー?何も?」はて。



白「ほらこの みーーー。みたいなの」

小太郎「Σあ!セミかと思ってた」わおんっ

シロ「ふむ。確かに聞こえるな」

彬羽「言われて見れば 何だこりゃ」




粋「へ?へ?

何 なんか起きてんの?
Σうわ!これかっ」びくっ

家康「え?何聞こえないよ!?」えええっ



挿音「あ。ギリ聞こえるわ
これ トシ食うと聞こえなくなる系じゃね?」

魄哉「Σモスキート音ですか!!」はっ



白「なんだそれ?」

彬羽「超音波の1種だ。

主に人間の子供や獣には聞こえるが そこそこの年齢になると何故か聞こえなくなるってシロモノだな。」


蒼月「あ。 そっか
吸血鬼って超音波使うよね? コウモリだし」手ぽん。



テオドール「Σえ。私そんなの使えたんですか?」びっくり。

一同「おい。」



テオドール「Σええええ!だって 吸血鬼らしい特技1個も無いですし!
そんな真似出来るはずが無いとっ」えええええっ


白「じゃコレは
さあ茶を淹れるぞって力んだから うっかり超音波出て それで出来たって感じかな?」

ふつふつ。

魄哉「でしょうねえ

ハチャメチャ理論ですが 吸血鬼の超音波なら何ぞ魔力が隠っているでしょうし。」うーん。

家康「成る程 頑張り過ぎてお茶っ葉呪っちゃったのか
ホント不器用な」苦笑。



コマ『つまり 力まなきゃー美味しいお茶が淹れられるという事ですね』筆談ぺろんっ

魄哉「そういう事だと思われますが
まずはコマも淹れ方勉強しましょうね?」

コマ『すみませぬ。』筆談っ

蒼月「そっか コマちゃんは素で地獄汁なんだっけ。」うわあ。





白「皆に飲ませるのは普通の淹れれるようになってからな
石燕みたいになるからな。」

テオドール「頑張ります!」キリッ

白「うん。頑張るな」即答。



家康「そいや石燕ちゃん帰って来ないね」

千様「診療所連れてく?」うーん。




粋「うわ。助かった
俺まで腹下したら厠足りねーての」ほっ

彬羽「どんな心配だ」

粋「だってよー

ん? 何悩んでんだよ まだ何かあんの?」

彬羽「いや

モスキートってのは 確か蚊の事だったような とな。」



一同(Σ吸血鬼って蚊!?)はっ

テオドール「確かにどっちも血は吸いますね」手ぽん。


白「お前 蚊の妖怪だったのか」




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