小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月17日

f:id:t00c:20210815093036j:plain





家康「誠に言いにくいんだけど。
とある漁村で 人魚の肉で村おこしとかって話が持ち上がって
シロ「人間えげつな過ぎんか」ドン引きっ


粋「人魚の肉って 何で?」えええっ

蒼月「知らないのかよ
人魚の肉食べたら不老不死になるって伝説があるんだよ」

粋「Σマジで!?」

家康「俗説だけどね。
ほら、 人間って珍しい物は体に良いって思いがちでしょ?」



白「あれ?でも八百比丘尼って Σもがっ」

彬羽「そうだな。それで水銀飲んだ皇帝とか居たな」しれっ

粋「あの、カラス? 兄貴窒息しそうなんだけど。」


蒼月「あながち迷信でも無いんだ」へー。

魄哉「彬羽君 嘘つくの下手すぎます

8割と言うか9割以上失敗して知性も理性も無い化け物と化すのでオススメ出来ませんがね。
全く お盆明けた途端に生臭いお話し中です」やれやれ。

千様「ふーん。 伏せてる辺り それでも挑戦する奴が居るのねー
まっとうに生きて成功する方が確率高そうだけど」

魄哉「そもそも不老不死なんて1人時間持て余して悲惨なだけでしょうねえ」遠い目。


シロ「千年妖怪が言うと説得力有るな」うむ。




魄哉「という事で せっかく妖怪側が大人しくしてくれてるのに申し訳ありません

容赦なく 計画ぶち壊してやって下さい」中指びっ。

蒼月「坊主がそれやんな。」


シロ「いや言っても話題作りであろう?
勝手にやらせておけば「いえマジで人魚狩りツアーとか計画してんですよ」

千様「Σまさかの妖怪漁!?」ひいいっ


魄哉「今現在人間と妖怪の関係は良好なので 幕府としてもバランス崩したくは有りません
しかし僕らが直にあれやこれやすると 民衆の怒りが幕府に向きかねませんので お手数をおかけします」ため息

彬羽「お前も大変だな」


千様「つまりー その村の人達が人魚の領域侵す気起きない様にしちゃえばいいのね」ふむ。

魄哉「ですね。
地方活性化ならこちらで他の方法考えときますし」




粋「つーか 人魚って実在すんだなそういや」へー

白「なあ、人魚って事は」

家康「うん。海だね」うんうん。




白「あ。スイカ食べすぎて腹痛。」棒読みっ

彬羽「仮にも役者ならもうちょいマトモな演技しろ」きっぱり

家康「スイカ3個は1人で食べれるでしょお前」



千様「あー、今年水難ぷり凄いものねー」

魄哉「水嫌いにはちょっとキツかったですかねえ」苦笑。




彬羽「仕方ない
俺等だけで行くか。また沈まれても何だしな」やれやれ。

粋「だな。晴明にも水難の相出てるって言われてたし」うんうん。




蒼月「ふむふむ。 人手足りなさそうだし俺も手伝うねー」わくわくっ

家康「うわ解りやすい」



白「よし。皆頑張ってこい
あーいたたた腹が割れる」棒。

粋「もう騙す気ねーよな兄貴」ああうん。




ーーーーーーーーーーーー





石燕「いやーホント 人間はろくな事しないっすねえ」ふっ

一同(Σヤバイの着いて来た!!!)ひいいっ


粋「Σなななんで人間がやらかしてるのに石燕連れて来たんだよ!こいつ怖えよ!!」

彬羽「Σ連れて来てねえよ!!」


石燕「勝手に朧車乗り込んで来たっす
妖怪虐める人間はびんびんに泣かさないと気が済まないっす」ふんっ

蒼月「お前 人間なのにマジで人間嫌いだな」うわあ。

石燕「自分等が生物の頂点とか思い込んでるひ弱な猿なんて 好きになる理由ないっしょ」きっぱり。


一同(コイツ どの立場で物言ってるんだろう)困惑っ



シロ「ま、まあ良いでは無いか
今回は化け物にちょっかい出す気が起きんようにすれば良いのだろう?
ならば 下手な妖怪より石燕のが適任

石燕「毛有毛現の筆 いつでもオッケーっす
大型妖怪いつでも具現化可能っすよ」筆と紙スタンバイっ

彬羽「落ち着け。やり過ぎるとお前がくたばるぞ」


粋「Σそなの!?」えええっ

彬羽「Σ熟練の陰陽師、術者でも難しい高等技術だぞ!?
連発したら目鼻口耳から血吹いて絶命するに決まってんだろ!!」

粋「Σうおお怖えええっ!!」ひいいっ

石燕「大丈夫っす。んなヘマやんないっすよ」くっくっく。

シロ「見張っておいた方が良さそうだな」うーん。



蒼月「あーもうこのモヤシ鬱々してて嫌だなー

ねえねえ。先に人魚ちゃんに会わせてよ
護る対象愛でてからのがヤル気出るしー」にへらっ

彬羽「此処等の人魚はトビウオベースだが それで良いのか?」

蒼月「待て。マジで何それ」


彬羽「聞いての通り トビウオ系の人魚だ」真顔。

蒼月「Σどういう事!?跳ねるの!?」

彬羽「いや、此処等の人魚は基本トビウオで腕だけが人の物と言う「Σそれ人魚じゃなくて半魚人だろ!!」ひいいっ



シロ「成る程 地元の奴らが何の抵抗も無く人魚狩りしようとする理由はそれか」うむ。

粋「ほぼ漁業なんだな」ああうん。



石燕「最高じゃないっすか!マジで描きたいっす!」おおっ

蒼月「Σ黙れ妖怪マニア!
だああ! ヤル気削げたああっ」足だんだんっ


彬羽「手前は人型のメスなら何でも良いんだろうが
腕はちゃんと人型だ それで満足しろ」怪訝っ

蒼月「Σ腕に欲情出来るか!!」


粋「すっげー会話」うわあ。



蒼月「お前始めから騙す気だったろ!
あーもーカラスも性格悪いし 1抜けたっ」ふんっ

彬羽「騙すも何も手前が自分から着いてくるつったんだろ」

蒼月「こうなるの解ってたら言わなかったよ」
彬羽「そりゃあな。」しれっ

蒼月「Σこいつほんっと腹立つ!!」ぶちーん!





石燕「じゃ、しゃらくさいんでちゃっちゃとダイダラボッチで村襲うっすねー
己の小ささ思い知るが良いっす」

紙からずももももももっ


シロ「Σ待て待て待て待て待てええええ!!」

彬羽「Σしまった!アホに構ってる間に!!」はっ

粋「Σマジでくたばるぞお前!!」ひいいっ





間。





魄哉「で、阿鼻叫喚になった所を蒼月君の集団幻覚で人魚に救われた事にしたと」ほう。

シロ「うむ。一時はどうなるかと思ったがな」げんなり。

小太郎(ダイダラボッチ対人魚ってどんな幻見せたんだろ)うーん。




粋「生きてっかー?」

蒼月「が、眼精疲労がっ」目冷やしぐったり

彬羽「あの数やりゃそりゃあな」


家康「へー。じゃ村の人等にとっちゃ人魚は恩人ってなったわけだ

狩る気も失せただろうね お手柄お手柄っ」にこにこ。

蒼月「おっさんの賛辞より美女の膝枕くれよ」ふんっ

石燕「充分元気っすね」ああうん。


彬羽「まあそういう事だ

思ったよりあっさり片付いたが あのサボり大将はどうした?」

魄哉「いえ、それが」苦笑。






テオドール「お腹が痛いと聞きましたので 飛天さんに良く効くお薬頂いて参りました!
死ぬ程えぐすっぱ苦臭いそうですが 1発で効くそうです!!」お水スタンバイっ

白「えっと その あのな?」困惑っ

テオドール「大丈夫です! 効き目の有る物程クソ不味いと申されておりましたから!!」ずいっ



粋「うわ。天罰当たってる」うっわー


彬羽「・・飛天の奴 わざとやりやがったな。」

魄哉「そもそも白君ほとんどの毒が効きませんので ほとんどの薬も効きません
医者として仮病には厳しいみたいですねえ」苦笑

シロ「しかも粉薬か。
やりおるな」うむ。






テオドール「ささぐいっと。

早く治して元気になって下さいませ!」くわっ



千様「アレ 今更仮病でしたとは言えないわねー」あーあ。

彬羽「文字通り良い薬だろ」

家康「お。上手い!」おおっ

彬羽「大将がワガママ抜かしてんじゃねえって話だ」ふんっ



小太郎「Σあ。 粉薬吹いた」

魄哉「どんだけ不味いんでしょうねえ」あーあ。




>サイトトップに戻る